30代無職で辛いあなたが再就職を果たすために必要な5つのこと

あなたは今、30代で無職になって、すごく辛い思いしているかもしれません。

私が無職になった時は30代も半ばを過ぎた時でした。特に35歳以上は再就職が難しいと言われています。それまで家庭も仕事も順調にいっていたので「クビ」を言われた時は、この先どのように生きてけばいいのかと思いました。

ハローワークに行って求職をする日々。なかなか思うような仕事が見つからず、見つかっても落ちてしまう日々でした。私自身を否定された気分になり、何もかもが嫌になってきました。

あなたが私と同じように、30代で無職ならば、今のあなたの気持ちが痛いほどわかります。30代の無職は、本当に本当に辛いですよね。

まずは「失業給付金」など国や市町からの補助を出来る限りすべて受けるよう、調べるところから始めてみると良いと思います。税金の支払いや、健康保険、国民年金など、払うのが厳しい場合は役所で相談することです。

市役所などでの相談は正直心が重いので相談したくないと思うのが普通でしょう。手元にあるPCやスマートフォンで調べて、自分が対象になっているのかどうかを市役所には確認しに行くという感覚で行動してみてください。

一番無職になって心配するのがお金の問題の場合が多いと思うので、まずはそこを解決できるよう動きましょう。その後は体調や人間関係、自分の気持ちの整理など、心身ともに回復しつつ、次の職場探しを行う形が良いと思います。

ただ、会社が倒産したなどの場合はなるべく早く次の職場が見つかった方が良いと思います。すぐにハローワークまたは転職サイト転職エージェント、または会社の人のつてを使い紹介を受けるなど、人脈を使う手もあることを忘れないでください。

いちばんおすすめなのは転職エージェントに相談することです。転職エージェントを利用すれば、スピーディかつ効率的に自分に合う仕事に出会えます。

30代に特におすすめなのは、「doda」「タイミーキャリアプラス」です。dodaは一般転職、タイミーキャリアプラスはキャリアにブランクがある30代向けです。自分に合うサービスを利用し、いち早く無職から抜け出しましょう。

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30代で無職になって辛かった3つのこと

30代で無職になると、気持ちが沈み、表情も暗くなるかもしれません。実際に私がそうでした。まずは、30代で無職になって一番辛かったことを紹介します。

人の目線

30代で無職になって一番辛かったことは人の目線でした。昼間の平日に私服で歩いていると色端会議をしている主婦たちの声が小さくなるのを感じた時、非常に惨めでした。

コンビニで「いらっしゃいませ」を言われなかったり、女子高生がすれ違いざまになにか言ったのも自分の悪口に聞こえたり。

自意識過剰だと分かっていても、心はどんどん荒んでいき家族でさえ裏でコソコソ悪口を言っているのでは?心ではダメな奴と思われているのではないか?と勝手に思い込んでいましたね。

職業欄が「無職」なこと

様々なアンケートや記入用紙での職業欄の回答が無職となる点です。たまたま妹が入院した際に病院に提出する書類などにも、無職のため私では支払い能力がないと見なされ用紙への記入が出来ませんでした。

他の人が必死に働いているのに自分は何もしてないことへの無力感を、強く感じてしまいます。時間が経つのが遅いと感じる瞬間に、時間を無駄にしていると感じてしまうのです。

借金をしたこと

今まで少ないながらも貯めた貯金を使い尽くし、カードローンなどに手を出してしまい、借金地獄に陥りました。そんな状況になった自分がそれでも働く意欲がなかなか出ず、毎日「なんで働けないのか…」と自問自答していたことです。

寝ても覚めても現在の生活についての不満、不安に押しつぶされそうな気持になり、気晴らしにと外出しても欲しいものも買えない状態。家族や親にも借金していることも言えず、嘘をつきつつ借金のみがかさんでいく現実に心が折れそうになりました。

30代で無職になって変わった生活環境(お金、食生活、生活リズム)

まず、無職になって食事が一日1食~2食になりました。お金がないので、したことのない料理を覚えて、自炊をするように…。

今までは金額などを気にせず買い物をしていましたが、無職になってからは、とにかく値段を気にして少しでも安く済まそうとしましたね。

また、なるべく外出は避け外食をしないように心がけていました。コンビニに行けば栄養ドリンクやお菓子・デザートを買ってしまいます。ですので、コンビ二には行かず家で水を飲んでいました。外出の際は水筒を持ち歩きました。

妻は子供を連れて実家に帰ってしまいましたし、精神的にもズタボロの状態です。生活リズムが完全に昼夜逆転してしまい、深夜~早朝に起きていて、昼間は寝ているという状態でした。

お金の面では、失業手当をもらうまでシビアになっていました。出来るだけ外出や外食を避け、安いものを購入し、友人と約束も断っていました。毎日厳しい状態で、収入はほぼ無い状態でしたので、借金もありとにかく厳しかったです。

30代無職が就職活動のやる気を出すには?

30代で無職になってしまったら、何もかもがイヤになってしまうかもしれません。

  • どんどんお金が減っていく恐怖
  • 周りから理解されない孤独感
  • なかなか決まらない就職先

こんな不安ばかりの生活で、精神的にどん底になり、焦りと苦しみで疲れてしまうでしょう。そんな状態で、就職活動のやる気もなくなってしまうかもしれません。

無職が就職活動のやる気を出すには、自分が今後数年間生活していくのに生活費がいくらかかるのか計算してみることです。無職でいるとあとどのくらいでお金が尽きてしまうのか、またもしも臨時の出費があったらどうなるかを考えてみましょう。

お金が尽きるまでに、就職しなければ、待っているのはさらなるどん底です。お金の計算をして、実状を把握することで、強制的にでも動かざるを得なくなります。

私の場合は、借金があって追い込まれていたので、それはもう必死で就職活動を行いました。「やる気」とは少し違うかもしれませんが、自分を追い込んで強制力を働かせるというのは、行動するためのひとつの方法です。

30代で無職になってしまった人が絶対にやるべきこととは?

30代で無職になったのなら、普段やれないことをすべきです。

普段やれないことの例
  • 図書館に行く
  • 散歩をする
  • 掃除をする
  • プールに行く
  • 筋トレをする
  • ハローワークに行ってみる
  • 無駄を全て省くために収入と支出を全て精査する
  • 読書をする
  • 勉強をする
  • 保険の切り替えをする
  • 今後のライププランを考える
  • たくさんの人に会う
  • 親孝行をする
  • 御墓参りをして先祖を敬う
  • 凝った料理を作る

無職になった理由にもよると思いますが、お金にあまり困っていないなら、これまで時間の制約のせいでできなかったことをしておくべきでしょう。

趣味に没頭するとか、これまで行けなかった長期の旅行に出るとか、この時期を逃したら、いつできるか分からないことや、人生の中でやっておきたいことをやってみる。「そんな気力もお金もないし、何も思いつかない」とあなたが思うなら、私のオススメの一つは筋トレです。

私は、なかなか再就職ができないと負い目を感じ、生活リズムが狂ってきました。そんな生活に慣れてしまった時に読んだ本が筋トレの本です。ジムに行くお金もない私は、なけなしのお金でダンベルを買って自宅で筋トレをしました。

暗くなってしまう時は筋トレ、自暴自棄になりそうになったら筋トレ、とりあえず体を動かして現状を無視しました。筋トレをしていると、「自分は頑張っている」という実感が少しだけ持て、前向きな気持ちになれます。

30代無職が再就職を果たすために必要な6つのこと

どうすれば30代無職でも再就職を果たせるのでしょうか?ここでは、再就職するために必要なことをお伝えします。再就職が厳しいと感じている無職の方は、参考にしてみてください。

生活リズムを取り戻すこと

まず、絶対にやるべきことは、早寝早起き、日光を浴びる、適度に散歩する、3食何でもいいから食事を取ることだと思っています。病は気からと言いますが、生活リズムを整えることを怠ると体がだるくなります。

身体がだるいとやる気もそがれますし、運動もしたくなくなるので不健康になり、その結果引きこもるのです。無職になった経緯は人によって違うと思います。そのため、これをしたら絶対に再就職できる!といった魔法は存在しません。

ただ、無職になって長期化すると、働く意欲がどんどんなくなっていくのは事実です。お金もどんどんなくなっていくのに、やる気が出ずに動けないという状態に陥ります。その結果、自己否定的になって引きこもり、ますます再就職が難しくなるという悪循環になってしまうでしょう。

無職になりたての時は心が疲れている場合も多いので、休むことも重要です。ですが、少し休んだら、ハローワークや市町村窓口で絶対に早めに書類を出して、すぐに就職活動を始めるべきだと思います。

外に出て、仕事をしてる人を観察してみてください。案外みんなそんなに頑張ってません。接客のひどい店員さんもザラです。ヨレヨレのくたびれたスーツの冴えない人でも、正社員で働いています。

そんな人でも仕事してるんだと思えば、あなただって大丈夫なはず。仕事をすることを重く考えず、軽い気持ちで就職活動を行いましょう。

将来を描くこと

やはり自分の将来を描けるかどうかが重要です。自分は一体どうなりたいのかの強い気持ちがあれば、行動が伴ってきます。行動を起こし人脈や出会い・運が巡って道が切り開かれるでしょう。

ただ考えるだけではなく、実際に紙に書いてイメージをすることも大事です。いろんな人の意見も聞いて参考にしたり紹介してもらったりして糸口を広げる活動も大切になるでしょう。

難しいかもしれませんが、なるべくポジティブな想いを持ってください。負のオーラが漂っていると、なかなかうまくいきません。せっかく時間があるのですから、ジムに行って筋トレをして、体から溢れ出るアドレナリンとみなぎるやる気を出しましょう。

情報を得る努力をする

やる気、意欲が出ない状態でも、情報を見る・得ようとするということだけは諦めずにやっていた方が良いと思います。「そろそろ動かなければ、本格的にマズイ」と思うなら、とにかく、身だしなみを整えて転職サイトを閲覧し、片っ端から行ける範囲の会社へ応募すること。

必要最低限の受け答えと身だしなみを整えておけば、自分の経験からですが、採用担当者は「30代で無職」という部分にさほどマイナスイメージを持たないでいてくれると思います。

失業手当などをもらえない時期になってしまったとしても、焦ってブラック企業に入社するようなことは避けましょう。

何とかなる精神が大切

再就職をする職種や雇用形態は人によって違うでしょう。でも、出来ない、やれない、どうしようもないと悩むのは最初だけにしましょう。後は「何とかなる」と開き直るのです。

なかなか再就職が決まらず焦っているなら、「すぐにフルタイム勤務に戻る必要は無い」と考えましょう。とりあえず派遣業や契約社員、アルバイトで細々と死なない程度に動けばいいのです。そして「働いている」という自信が付けましょう。

資格があればそれを生かして、正社員に戻る。無ければに何かしら資格を取って、それを生かし正社員または正社員雇用してくれそうな企業に契約社員として働いてみると良いでしょう。

とりあえずバイトでもなんでも、職業につけばそれは再就職した事になります。お金がなくて困っているなら、何もしないよりはバイトでも収入を得たほうが精神的にずっと良いです。

無職になってまだ心のダメージが少ない方は、働く意欲がなくなる前に早めの就職活動したほうが再就職できる可能性が高まります。

30代の壁を突破する

30代で車の運転免許くらいしか資格がない人は、再就職が難しいかもしれません。特に、日本では30歳の年齢の壁は大きいです。未経験の新しい仕事に就くのは、30歳以降では難しいのが現状でしょう。

なるべく、前職との間を空けないこと、もし間が空いてしまったら資格を取っておくことが重要になると思います。この資格は次に自分が就きたい職業に近いモノの方がいいですね。転職に役立つ資格の勉強をするとか、スクールに通うとかして、自分のスキルアップを図るべきだと思います。

特に○○士という”士”が着く資格は、面接官にウケが良いでしょう。それに加えて、「なんでもやります」という精神は必須だと思います

転職エージェントに登録する

一人では再就職が厳しいと感じるなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職エージェントに登録すると、就職のサポートを得ることができますし、自分に合う企業を紹介してくれるので手間が省けます。実際に私は、複数の転職エージェントに登録して、相談しまくりました。

「とにかく良い企業を紹介してください!」といった熱意が伝わり、優良企業を複数紹介してくれて、推薦状まで書いてくれたのです。その結果、無事に正社員として社会復帰をすることができました。

30代無職の方は、孤独に転職活動を進めて心が折れるより、転職エージェントのサポートを借りたほうが絶対に良いです。

30代に特におすすめなのは、「doda」「タイミーキャリアプラス」です。dodaは一般転職、タイミーキャリアプラスはキャリアにブランクがある30代向けです。自分に合うサービスを登録し、まずは気軽に相談してみましょう。

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30代で無職になってしまったあなたへ・・・

無職になると誰しもが無気力になり、不安になります。特に、就職が決まるまではずっと不安なままでしょう。でも就職という1つの到達点があるので、まずはそこに向けて登る作業をするしかありません。

人生に遅いスタートというものはなく、やるかやらないかだけです。今まで経験したことを踏まえれば、自分が何をやらなければいけないのかが明確だと思います。一度きりの人生、やらない後悔するくらいならやってみましょう。

ダメだったらまた新たに違う道を進めばいい、ただそれだけだと思います。たくさんの経験をした人間の方が強いです。熱意は力なりです。

私も何にも特徴もない普通の人でした。どん底を経験したから言えるのですが、人間はなんとかできる力が備わっているということです。今の不安の気持ちを取り除くために、一刻も早く就職できるように行動しましょう。

お金は空から降ってきませんし、仕事は誰かが見つけてくれるわけでもありません。「自分は変わるんだ!きっとうまくいく!」という気持ちがあればなんとかなっていきます。

あなたは大丈夫です。きっと、うまくいきます。

編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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