【広告業界】百貨店販売職から広告代理店の営業職へ転職した人にインタビューしてみた

「キャリアアップを目指して、営業職に転職したい」「未経験で営業職に挑戦できるのか不安」という方の参考になるインタビューを行いました。

今回は百貨店販売職から広告代理店の営業職へ転職した方へインタビューです。未経験から広告代理店の営業へ転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

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百貨店販売職から広告代理店の営業職へ転職したAさんへのインタビュー

Aさんは新卒で百貨店販売職、転職で広告代理店の営業職となりました。今回のインタビューでは、百貨店販売職と営業の違いや広告代理店の社風などについて深掘りします。

▼Aさんのプロフィール

名前Aさん
年代30代
今までのキャリア百貨店販売職

広告代理店の営業職(8年間勤務)
インタビュー目次
  • 前職からの転職理由
  • 働き方
  • 社風
  • 給料
  • キャリア形成
  • スキル
  • 魅力
  • ギャップ
  • 転職エージェントの利用
  • 広告業界を目指す人へ

転職を成功させる方法やおすすめのエージェントサービスは「広告代理店からの転職は可能?おすすめのセカンドキャリアや転職成功を目指す方法を紹介」で詳しく解説しています。この記事と合わせてご覧になってください。

前職からの転職理由

前職からの転職理由

久保Aさん、はじめまして。本日はよろしくお願いします!

はじめまして!こちらこそよろしくお願いします!

久保:早速ですが、前職の販売職(百貨店)から広告代理店の営業へ転職しようと思ったきっかけは何ですか?

Aさん
百貨店の販売職だったので、立仕事が多くて…。シフト制だったりとか年取って長く続けるには大変なんじゃないかな、というのがありました。

販売職だからバイトでもできるようなことを結構長くやっていたので、キャリアとして不安だったというのも大きいです。徐々にバイトではできないマネジメント的なことも任されてはいたんですけど…。

久保:中国地方にお住まいされているのに理由はありますか?

Aさん
中国地方から出たことがなくて不安というか…。

久保:転職の際には中国地方に絞られて進められたのですか?

Aさん
はい!

働き方

働き方

久保:広告営業職はバリバリ働かれているイメージなんですけど、実際の働き方はどうですか?

Aさん
ばりばり働きたい人もいれば、うまく手を抜いてさぼっている人もいるような(笑)

勤務自体は、フレックスタイム制です。直行直帰とかお客様のとこ行って帰りますとかに対応しているので、ゆるいなと言う感じはあります。

久保:フレックスも時間的にゆるいタイプなんですか?11時出勤でも大丈夫みたいな。

Aさん
全然午後に出社する方とか多いですね。

久保:すごいですね…。逆に、転職で労働時間に変化はありましたか?

Aさん
目標を達成すればうるさく言われないので、効率良く働けるのかなと思います。

販売職だと絶対に店頭にいなければいけない時間があって、副業が同時には出来ないです。でも、広告代理店の営業職は移動時間のちょっとしたアポとアポの間に少し副業ができるので、助かっています。

久保:効率良く時間を使われていますね。

Aさん
家族がいる人は子供の学校行事や病気のために時間をとることもできるし、働きやすいです。運動会のために1時間抜けて、1時間残業するという方もいます。

久保:社員1人1人に任されているんですね!基本、出社で働かれているんですか?

Aさん
基本的に出社です。

久保:コロナの影響で、オンラインでの営業は増えているんですか?

Aさん
コロナ前よりは増えましたが、基本的には対面で営業しますね。

久保:営業に行かれる時はtoB(法人向け)が多いですか?

Aさん
一応toBですが、個人事業主のお客様が多くて、がちがちの法人営業ではないです。

社風

社風

久保:現職の社風はどんな感じですか?

Aさん
すごい自由というか、フリーダムな社風です。百貨店はお堅い感じでしたが、しゃべり方とか身だしなみとかが全然違います。THE 広告代理店と言う感じです。

久保:広告代理店の営業にはどんな方が多いですか?

Aさん
ノリで生きているような方が多いです(笑)

久保:THE 広告代理店という感じですね!新卒と中途だと、入社はどっちの方が多いですか?

Aさん
弊社はそんなに規模が大きくないので、新卒の方が人数的には多いです。中途は、滅多に採用しないかな?

給料

給料

久保:転職で給料はどう変化しましたか?

Aさん
ちゃんと残業代がつくので、その分は給料が上がりました。ボーナスも上がりましたね。

久保:営業職の方のボーナスは、すごいですよね!

Aさん
百貨店の販売職は私が就職した時からきつい状態で、ボーナスとか期待できないという感じだったんですけど…。

広告代理店はコロナの影響をあまり受けていなくて、むしろ上がっているくらいです。おかげさまで、ボーナスはかなり上がりました。ここ数年は5カ月分とか6カ月分とかです。

久保:破格のボーナスですね…!

Aさん
弊社は営業成績に応じてとかではなく、できる人もできない人もあんまりボーナスが変わらないんです(笑)

会社全体の業績が良いんだと思います!

キャリア形成

キャリア形成

久保:現職ではどんな業務をされていますか?

Aさん
雑誌を中心に媒体営業をしています。

久保:Aさん自身、どんなキャリアを考えていらっしゃいますか?

Aさん
社内でやれることを増やしていくとか、マネジメントする立場にたつとか、そういう方向のキャリアを考えています。

もう転職は考えていないです。県内で弊社が一番大きい広告代理店なので、県内で転職してもこれ以上お給料が上がることは期待できません。

久保:周りの方は、キャリアについてどんな感じで考えられていますか?

Aさん
私より年上の人は、「この会社でどんどん出世していきたい」「新しい仕事を取っていきたい」という志向の人が多いです。

私より年下の人や新卒の人は見切りつけるのが早くて、離職率が高いと思います。

久保:二極化していますね。

Aさん
辞める人はすぐ辞めて、仕事に好きな人は仕事に打ち込んでいます。

特にコロナ前は接待飲みがすごい多くて、それで家庭が維持できないとかはよくあるみたいでした。「家庭よりも仕事が大事」な人も多くて、離婚率も高いです。

久保:仕事が好きな人が多いとそうなるんですかね。

スキル

スキル

久保:そもそも広告業界・営業は未経験でしたか?

Aさん
業界も職種も未経験です。

久保:転職時に何か特定のスキルは必要でしたか?

Aさん
何もないです。広告関係の資格がそもそも何もないと思うんです。

百貨店の販売職で言葉遣いやビジネスマナーは厳しく叩き込まれたので、現職でとても役に立っています。販売や接客のノウハウ、スキルなどは営業に近しいところがありますね。

久保:営業に役立つスキルが販売職で身についていたんですね!

Aさん
弊社の営業はフリーダムなので、最初は堅すぎるといわれたくらいです(笑)「丁寧すぎる、もっとラフでいいよ」とか言われてました。

あとは、学生時代の営業バイト経験が活きています。

魅力

魅力

久保:現職の魅力と言えばなんですか?

Aさん
ゆるいから楽ですね。自分の采配で何でも決められるというのはやりやすいです。でも、ゆるいぶん自分で自分を律しないと成果は上がらないというのはあります(笑)

家賃補助もちゃんと出るし、お給料が上がって満足です。

久保:福利厚生が充実した会社に転職されたんですね。

Aさん
今のところは福利厚生が手厚いです。販売職は実家住まいの女の子が多くて。家賃補助が出なかったですね。

久保:現職に転職しての苦労はありましたか?

Aさん
営業未経験なので、自分の売る商材に自信がなかった時期は抵抗がありました。あと、最初は広告代理店の社風がゆるすぎて手ごたえがないというか、「これは仕事といえるのか?」と思っていましたね。

久保:前職からのギャップが大きいんですね。

ギャップ

ギャップ

久保:広告代理店の営業職に対するイメージギャップはありますか?

Aさん
元々、陽キャの仕事みたいなイメージでした。確かに合コンのセッティングするウェイウェイな男性は多いですが、女性はそうでもないです。

久保:体育会系のウェイなイメージでしたが、意外と違うんですね!他にもギャップは感じますか?

Aさん
ビジネス的な意識高い人が多くて、最初は業界用語やカタカナ用語を使う人に驚きました。

部下をちゃん付けで呼ぶとか、業界人だなって思います(笑)

久保:仕事が好きな人はビジネス用語とか意識高い言葉使いますよね~!良ければ、現職ならではの前職とのギャップを教えてください!

Aさん
前職と比べて知り合いとか人脈は広がったかな?協力会社とか外注先とか取引先とか1個1個が深い繋がりで色んな人と触れ合うので、人脈は増えたと思います!

販売職の時はその場限りの関係で、会社と家の往復ばかりなので知り合いは増えなかったですね。

転職エージェントの利用

転職エージェントの利用

久保:転職エージェントは何社利用しましたか?どこを使いましたか?

Aさん
3社利用しました。リクルートエージェント、doda、ランスタッドです。

久保:転職エージェントのどんなサービスを受けましたか?

Aさん
面談・カウンセリング・紹介などのサービスを受けました。最終的にリクルートエージェントの紹介企業に決定し、大満足の転職です。

久保:利用した中で1番良かったエージェントはリクルートエージェントですか?

Aさん
はい!

久保:転職エージェントの選定基準はどうされましたか?

Aさん
やっぱりリクルートエージェントは1番求人件数が多くて、希望に合う求人案件を紹介してくれました。

dodaは電話カウンセリングをしましたが、対応者の態度が悪くやめました(笑)

ランスタッドは件数がなくて、あまり他で掲載されていないような地元企業が多かったかなとは思います。

久保:3つのエージェントの中で、リクルートエージェントの紹介求人が希望にあてはまったんですね。

Aさん
求人件数が多かったし、レスポンスも早かったです。メールを送ったその日に返信がある、という安心感がありました。

販売職をしながら転職活動をしていたので、連絡の早さはありがたかったです。

久保:在職中の転職活動に合わせて、時間も柔軟に対応いただけたんですか?

Aさん
仕事終わりでも対応いただけました。

久保:それは助かりますね!転職エージェントの利用に抵抗はありませんでしたか?

Aさん
抵抗は、特になかったです。転職は初めてだし、新卒就活はまともにしていなかったし、自分1人では不安がありました。

久保:転職は不安ですよね。何社応募しましたか?

Aさん
実際に応募したのは7社くらいかな?業界を絞っていたので、決め打ちでした。印刷会社の企画営業も受けていて、企画営業がいいなという思いはありました。

条件に合うところはどんどんメールいただいていたので、紹介自体は沢山ありましたね!

久保:応募から内定までの流れはどうでしたか?

Aさん
内定も確度高くいただけました。結果的に、納得のいく転職ができたと思います。
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広告業界を目指す人へ

広告業界を目指す人へ

久保:未経験から広告業界を目指すにあたって今からできることありますか?

Aさん
コミュニケーション能力が高い人・口が上手い人・ノリが良い人など、コミュニケーション能力さえあれば何とかなります!

久保:営業は人当たりの良さも大事ですよね!

Aさん
良い意味でプライドがない方がよくて、人なっこいとかかわいがられるタイプはうまくいきますね。

個人のお店を開いている方への営業が多いので、女性はかわいいと優遇されます(笑)

久保:本当にコミュニケーション能力が大事なんですね!

Aさん
社内営業も大事なので、上司に媚びれる人は強いです(笑)

久保:社内の人間関係も重要ですね~!ちなみに、自身の転職活動が成功した要因は何だと思いますか?

Aさん
自分でキャラを作ってキャラになりきって演じることが学生時代から得意でした。販売職や学生時代の営業バイトなどで演じるのが楽しかったです!

プライベートの自分は暗いのですが、面接とか商談とかでは別人を演じています。演じるスキルは、転職で活きたスキルかなと思います。

久保:ありがとうございます!最後の質問ですが、正直転職して良かったですか?

Aさん
良かったと思います!!

広告代理店への転職を目指す人は下記記事を参考にしてみてください。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

杉田陸のアバター 杉田陸 キャリアクラス編集者

宮崎県宮崎市生まれ。福岡大学経済学部を卒業。新卒でVC工業株式会社に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。現在はキャリアクラスのディレクターとして、キャリアに関するニュースでの情報収集や転職成功者へのインタビューを行い、キャリアや転職への知見を増やしている。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。プロティアン・キャリア協会が行うプロティアン検定資格を取得
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