就活で滑り止め企業に行きたくないときはどうすべき?行くべきかの判断方法や対処法を徹底解説

本記事でわかること
  • 滑り止め企業に行くべきかどうかの判断方法
  • 就活を続ける場合にするべきこと
  • 滑り止めはいつまでキープできるのか

就活では、第一志望以外にも滑り止めとして複数の企業に応募するのが基本です。

しかし、いざ滑り止め企業に入社するとなると「本当にこの企業で良いのだろうか」「あまり行きたくない」と感じることがあります。

中途半端な気持ちで入社すると、仕事に打ち込めなかったり、早期退職してしまったりするかもしれません。そこで本記事では、滑り止め企業に行きたくないときの判断方法や対処法を解説します。

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就活で滑り止め企業に行くべきかどうかの判断方法は?

滑り止め企業に行くべきかどうかを判断する際は、次の2点についてよく考えることが大切です。

自分のキャリアプランに合致しているか

1つめのチェックポイントは、滑り止め企業が自分のキャリアプランに合致しているかどうかという点です。

目先のやりたい仕事だけでなく、5年後・10年後にどうなっていたいのか、そのためにはどのようなスキルや経験が必要なのかも考えてみてください。

最近は雇用が流動化していて、1つの企業で定年まで働き続ける人は減っています。

そのため、必ずしも新卒入社の企業でキャリアプランを実現できなくても、方向性さえ合致していれば、経験を積んでから転職するという選択肢も考えられます。

もし、理想のキャリアプランと滑り止め企業が全く関係ないと感じるのであれば、入社はやめた方が良いでしょう。

就職活動をやりきったと言えるか

2つめのチェックポイントは、就職活動をやりきったと言えるかどうかです。

企業研究や選考対策に全力を尽くしたうえで、第一志望に受からなかった場合、「これが自分の実力だった」と納得して次の道に進めます。

一方で、妥協して就職先を決めてしまうと、後になって「本当はもっとできたのに」や「挑戦だけでもすれば良かった」と後悔する可能性があります。

このような未練が残っていると、滑り止め企業に入社しても、なかなか仕事に身が入りません。

滑り止め企業に行くかどうかを決める際は、就職活動に対する納得感を確認することも大切です。

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行きたくない滑り止め企業に就職するリスク

行きたくない滑り止め企業に就職すると、次のようなリスクがあります。

それぞれ詳しく解説します。

働くモチベーションが沸かない可能性が高い

行きたくない滑り止め企業に就職すると、働くモチベーションが沸かない可能性が高くなります。

新卒1年目は覚えることが多く、慣れない仕事で失敗してしまう場面も珍しくありません。

学生時代とは環境が大きく変わるため、たとえ第一志望の企業に入社できたとしても、それなりに気分の浮き沈みは経験するものです。

もし、行きたくない企業に入社すると、なおさらモチベーションの維持は難しくなることが予想されます。

モチベーションが低い状態では学んだことが身に付かず、成果も出にくくなってしまうので、その後のキャリアにも大きく影響します。

就活を続けておけばよかったと後悔する

行きたくない企業に入ると、「就活を続けておけばよかった」と後悔するかもしれません。

例えば、学生時代の友人と集まって近況報告をするときに、活き活きと働く友人の姿を見て落ち込む、というのはよくあることです。

また、人間関係に悩んだときや、会社に対して不満を感じたときなど、ことあるごとに「やっぱり就活に失敗した」と考えてしまうこともあります。

本来なら、目の前の問題を解決するために努力すべきですが、何でも「行きたくない企業だった」ということのせいにして、後悔ばかりしてしまいます。

短期離職してしまう

行きたくない企業に入社してモチベーションが下がったり、後悔する気持ちが強くなったりした結果、短期離職につながることもあります。

転職自体は悪いことではありませんが、新卒入社の企業をすぐに辞めてしまった場合、転職のハードルは高くなりがちです。

企業側は若手社員に長く働いてほしいと考えているため、「なぜ前職を短期で辞めてしまったのか」「またすぐに辞めてしまうのではないか」と、採用にはかなり慎重になります。

中途採用では新卒ほど手厚くフォローもしてもらえないので、特権の多い「新卒カード」は大切にしましょう。

滑り止め企業に行きたくないなら就活をやり直したほうがいい!

滑り止め企業に行きたくないと感じている人は、思い切って就活をやり直すことをおすすめします。

確かに、就活は後になればなるほど応募できる企業が減り、状況も厳しくなります。

ただ、卒業までにまだ時間があるのなら、一生に一度の新卒就活で悔いを残さないためにも、今からできることをやってみるべきです。

実際、多くの就活生が大学4年生の後半でも就職活動を続けています。厚労省の調査によれば、24卒の内定率は10月1日時点で74.8%でしたが、2月1日は91.6%まで上昇しました。

参考:令和5年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査

万一、今より良い企業で内定が獲れなかったとしても、やらずに後悔するのと、やってみてダメだったのとでは、納得感が違います。

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滑り止め企業に行きたくない就活生が就職活動を続ける上でするべきこと

滑り止め企業に行きたくない就活生が、就職活動を続ける上でするべきことは次の5つです。

どうして滑り止め企業に行きたくないのか整理する

就職活動を続けるなら、まずはどうして滑り止め企業に行きたくないのかを整理することが重要です。

例えば「創業して間もない会社なので制度が整っていない」「全国転勤に対応するのは現実的に無理だと思った」などです。

行きたくない理由が分かったら、「創業から10年以上は経っている会社が良い」や「転居を伴わない転勤なら対応できる」のように、自分の判断基準を具体的に決めましょう。

漠然とした不安や不満だけで就職活動を続けていると、また同じ失敗を繰り返してしまうため、就活の軸を明確にすることが大切です。

いつまでに就活を終わらせるかを決める

就活をやり直す場合は、いつまでに終わらせるかを先に決めておきましょう。

妥協せずに理想の企業を探し続けることは素晴らしいことですが、そうは言っても入社してみないと分からない部分があるのも事実です。

また、希望条件を全て満たす完璧な企業に出会うことは難しく、もし出会えたとしても相当な競争率になります。

そのため、自分の中で「何月までに内定が出た企業の中から選ぶ」のように期限を決めて、その間に集中して取り組むことが大切です。

期限を決めて逆算することで、今やるべきことも明確になります。

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無駄な時間を使わないために志望度が低い企業は受けない

滑り止め企業に行きたくなくて就活をやり直すのなら、志望度が低い企業に応募するのはやめましょう。

もし志望度が低い企業で内定が出た場合に、また同じように悩んで断ることになり、面接の時間や悩む時間が無駄になってしまいます。

就活の初期であれば、志望度が低い企業も受けることで「場数を踏める」「視野が広がる」などのメリットがありますが、就活をやり直す段階で、これらに時間をかけている余裕はありません。

少なくとも、今までの滑り止め企業よりは「行きたい」と思える企業に応募しましょう。

就活エージェントに登録してサポートしてもらう

卒業までの限られた時間で、納得のいく内定を獲得するためには、就活エージェントに登録してサポートしてもらうのがおすすめです。

就活エージェントは多くの学生の就活を支援してきているため、プロの目で、あなたに合う企業を見極めてくれます。

また、エージェント経由で応募することで、特別選考ルートを案内してもらえたり、推薦状を書いてもらえたりする可能性があるのもメリットです。

以下で、効率よく就活を進めたい人におすすめのエージェントを2つご紹介します。

おすすめの就職エージェント
  • 最短1週間で内定がもらえる『キャリアパーク就職エージェント』
  • 丁寧なサポートが好評な『JobSpring』

最短1週間で内定がもらえる『キャリアパーク就職エージェント』

名称キャリアパーク就職エージェント
運営企業ポート株式会社
対象学年25卒・26卒
強み最短1週間で優良企業へスピード内定ゲット
利用しやすさ全国対応でエリアも広く、丁寧なヒアリングが好評
求人厳選された全国各地の優良企業300社から求人を紹介
紹介実績年間1,000人以上の就活生がスピード内定獲得
サポート選考対策やセミナーなどで選考通過率が大幅アップ
総合得点18.5/20.0点
公式HPhttps://careerpark-agent.jp/

キャリアパーク就職エージェントは、最短1週間以内のスピード内定獲得を目指せる就活エージェントです。

キャリアパーク就職エージェントには、一部の選考が免除になる「特別推薦ルート」があるのが特徴です。条件に合う企業があれば、書類選考や一次面接を免除して、いきなり二次面接から挑戦できるため、最短コースで内定を狙えます。

もちろん、通常の選考ルートで応募する場合も、キャリアアドバイザーがしっかり選考対策をサポートしてくれるので、突破できる確率はぐっと上がります。

また、運営元のポート株式会社は、東証グロース市場に上場しており、社会的な信用があることもポイントです。企業選びにおいても、全国417万社から厳選した優良企業だけを紹介してくれるので、ブラック企業が回避しやすくなります。

効率よく優良企業と出会いたい人におすすめのエージェントです。

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丁寧なサポートが好評な『JobSpring』

ジョブスプリング
【公式HP】https://jobspring.jp/
名称JobSpring(ジョブスプリング)
運営企業HRクラウド株式会社
対象学年25卒・26卒
強みAI×プロのエージェントによる高精度なマッチング
利用しやすさ対面面談が東京のみ(オンライン対応)
求人内定まで最短2週間の求人を紹介
紹介実績1000社から厳選された3~4社を紹介
サポート早期離職率0.1%を誇る手厚いサポート
総合得点18.5/20.0点
公式HPhttps://jobspring.jp/

JobSpring(ジョブスプリング)は、徹底したカウンセリングとAIを駆使したマッチングが強みのエージェントです。

カウンセリングでは、希望条件だけでなくこれまでの経験もヒアリングして、あなたの価値観や志向まで明確にしてくれるため、自分でも気付いていない「本当の自分」を見つけられます。

やみくもに企業を紹介するのではなく、自分に合う企業を3~4社に絞って紹介してくれるのも、JobSpringの魅力です。

実際に、JobSpringを通して就職した人の早期離職率はわずか0.1%に抑えられており、マッチング精度の高さがうかがえます。

利用した人からは「自分の大事にする価値観をベースに企業を選んでもらえた」「自分が持っていた不安や希望に、しっかり向き合ってくれた」と好評です。

就活の悩みにも寄り添ってサポートしてくれるので、ぜひ相談してみましょう。

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スカウトサービスを利用して効率的に就活を進める

offerbox
【公式HP】https://offerbox.jp/
名称OfferBox(オファーボックス)
運営会社株式会社i-plug(アイプラグ)
対象学年25卒・26卒
強み学生利用率が非常に高く圧倒的な安心感を誇る逆求人サイト
独自性自己分析診断ツールAnalyzeU+をもとに正確なスカウトマッチング
求人大手からベンチャーまで9,411社以上が掲載
実績オファー受信率93.6%(※プロフィール記入率80%以上)
使いやすさ1分で無料登録、SNSでもログイン可能
総合得点18.5/20.0点
公式HPhttps://offerbox.jp/

スカウトサービスとは、自分のプロフィールを登録しておくことで、興味を持ってくれた企業からスカウトが受けられる就活サービスのことです。

プロフィールを登録して待つだけなので、他の就活サービスと併用することで、効率よく就活を進められます。

数あるスカウトサービスの中で特におすすめなのは、OfferBox(オファーボックス)です。就活生の3人に1人が利用する人気のサービスで、大手からベンチャーまで17,000社以上が登録しています。

OfferBoxでは企業のオファー送信数に上限があるため、1人ひとりのプロフィールをしっかり見たうえでオファーが送られてくるのが特徴です。

プロフィールを8割以上埋めた場合、93.6%の人がオファーを受信できているというデータもあり、自分がまだ知らない企業との出会いが期待できます。

就活も後半戦となると、自分が興味を持った企業の選考は一巡してしまい、これ以上どこを受ければ良いのか分からない、という声もよく聞かれます。

そんなときこそ視点を変えて、「自分を必要としてくれる企業」を受けてみるのもおすすめです。

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※93%の学生がオファーを獲得

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就活はいつまでに終わらせるべき?

就職内定率
引用:就職プロセス調査(2024年卒)

就職活動を終わらせる時期に絶対的な正解はありませんが、できれば大学4年生の12月までには終わらせておきたいところです。

上記は、リクルートが就職内定率を調査した結果です。この調査によれば、24卒では12月1日時点の内定率が95.1%、3月卒業時点が96.8%となっています。

つまり、12月から卒業までに内定が決まった人は1.7%しかおらず、就活の動きはかなり鈍いことが分かります。

卒業間近で内定が無いと、精神的に相当なプレッシャーがかかるため、焦りから行きたくない企業を選んでしまうかもしれません。

ある程度の選択肢があるうちに、冷静に就職先を見極めるためにも、12月までには就活を終わらせることを目標にしましょう。

就活の滑り止めについてよくある質問

ここからは、就活の滑り止めについてよくある質問にお答えします。

滑り止め企業について悩んでいる人は、チェックしておきましょう。

滑り止め企業の探し方は?

滑り止め企業を探すときは、「志望業界」や「選考時期」を基準にするのがおすすめです。

志望業界で探す場合、大手は選考時期が早くて倍率も高いため滑り止めには向きませんが、中小企業であれば後からでも優良企業を狙える場合があります。

また、選考時期については、今から応募できること、選考期間が短いこと、他社の内定承諾のタイミングを考慮することなども大切です。

いずれにしても、自分の「就活の軸」に合った企業を選ぶことも、忘れないようにしましょう。

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滑り止め企業は何社あるといい?

滑り止め企業の数は人によって異なりますが、1~2社程度の内定をキープするのがおすすめです。

最近の就活生のエントリー数は、本命と滑り止めをあわせて平均で20社前後と言われています。

あまり多くの企業を狙っても選考対策がおろそかになりますし、進捗管理や絞り込みの作業も大変になるのがデメリットです。

また、仮にたくさん内定をもらえたとしても、最終的には1社しか入社できません。したがって、20社程度のエントリーと1~2社のキープが目安と言えます。

内定をもらってからいつまで回答を待ってもらえる?

内定をもらってからいつまで回答を待ってもらえるかは、企業によって異なります。大手企業の多くは、内定通知の際に回答期限も伝えています。

期限が伝えられていない場合にも、1週間以内に返事をするのが一般的です。

ただ、事情があってすぐに回答できない場合は、あらかじめきちんと相談すれば、期限を延ばしてもらえる場合もあります。

期限を過ぎても何も連絡しないのは、信頼を損ねることになるので注意しましょう。

後悔のない選択を!滑り止め企業に行きたくないなら最後まで就活を続けるべき!

滑り止め企業に行きたくなくて悩んでいる人は、思い切って就活をやり直すことをおすすめします。

一度きりの新卒入社で妥協すると、仕事のモチベーションが保てなかったり、短期離職をしてしまったりする可能性があります。

就活をやり直す場合は、卒業までの限られた時間で効率よく動くことが大切です。

キャリアパーク就職エージェントなら、就活のプロがあなたにぴったりの企業を見つけてくれ、選考対策もサポートしてくれるため、スピード内定が狙えます。

就活全般のアドバイスももらえるので、ぜひ一度相談してみてください。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

大学卒業後は会社員として14年ほど人事の仕事をしてきました。現在はフリーのwebライターとして活動しており、プライベートでは一児の母です。ベンチャー企業から上場企業まで、いろいろな会社で採用や人事評価に携わってきたので、現場のリアルな情報を発信していきたいと思います。

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