会社を辞めるにあたっては、人それぞれの事情があるでしょう。会社を辞めることはけっして悪いことではありません。しかし、何も考えずにいきなり会社を辞めてしまうのは、賢い選択とは言えないかもしれません。
今すぐにでも会社を辞めないと、メンタルをやられて心身に支障をきたしてしまうような極限の状態に置かれている場合は別として、会社を辞めるのは、しっかりと準備を整えてからのほうが良いでしょう。
この記事では、あなたが会社を辞めたいと思ったとき、どのような準備が必要なのか、会社を辞める前に知っておくとためになる情報をわかりやすく解説します。
- 会社・仕事を辞める前にやっておくべき10の行動
- 会社を辞めたいと思った時の準備
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会社・仕事を辞める前にやっておくべき10の行動
会社を辞めることに伴うさまざまな変化は、誰にでも同様に訪れます。会社を辞めるということは、これまで守られていた会社というバリアから飛び出すことです。このバリアから飛び出すには、ある程度の覚悟が必要です。
会社を辞める前に絶対にやっておいた方が良いことは何でしょうか?ここでは、会社を辞める前に知っておくとためになる情報を具体的に紹介していきます。
家族に理解してもらおう
会社を辞めようと思っているあなたは、「家族に相談したら、会社を辞めることを反対されるし、心配をかけるから転職が決まってから話しをしよう」と考えていませんか?しかし、家族に何も話さないまま、一人で事を進めようとするのは、賢い選択だとは言えません。
あなたは転職活動をし、厳しい選考を勝ち抜いて、やっとのことで採用通知を受け取ります。そして、いざ家族に会社を辞めることを話すと、猛反対を浴び、転職を断念・・・なんてことが多くあるのです。
突然会社を辞めたいと打ち明けられたら、家族が不安に思うのは当然のことでしょう。
「家族は、絶対に理解してくれる、反対なんてしないはず」そんな風に思わないことが大切です。
実際に会社を退職し、転職するまでにはさまざまな手続きが必要になります。そしてその影響は自分ひとりの問題ではなく、家族にも影響を与えます。
家族の理解を得るためには、自分はなぜこの会社を辞めたいのか、辞めたあとはどのような会社に転職したいのかをしっかりと打ち明け、丁寧に説明するしかありません。
それとともに、毎月の家賃やローン、光熱費、子供の学費を把握して、会社を辞めたらそれらをどのようにして払っていくかということを説明し、納得してもらうことが大切です。
家族を納得させることができないのに、応募先の面接官を納得させることができるでしょうか?
賛成、反対に関わらず、家族はあなたのことを思って言ってくれています。家族とともに会社を辞める決心をするというのが賢い選択です。
会社を辞める前に、家族にあなたが「どういう理由で辞めたいのか?」をしっかりと話しましょう。ストレスで突然下痢に襲われたり、パワハラをされているなど、具体的にも話すのが大切だと思います。
クレジットカードだけは作っておこう
最近では、インターネット上で買い物をする際にクレジットカードが必須なサービスが増えてきており、クレジットカードがないと、大変不便な世の中になりました。
クレジットカードは、Web上で明細が見れるために管理が楽、盗難のリスクが低い(不正利用されても必ず返金される)、ポイントが貯まる、とメリットが多いです。
会社員ならば、クレジットカードの審査に簡単に通りますが、会社を辞めてしまうと、クレジットカードの審査に通らなくなります。また、転職した直後にもクレジットカードが作りづらいです。
クレジットカードがないと困ることも増えてきています。海外旅行に行く際にもクレジットカードが身分証代わりになりますし、携帯電話の料金を見直して格安SIMを契約するときにもクレジットカード必須の会社が多いです。
クレジットカード選びのコツとしては、以下の条件に該当するクレジットカードを選ぶことです。
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が高いもの
- 保証内容が充実しているもの
- 入会特典があるもの
この条件に当てはまるおすすめクレジットカードは、エポスカードです。
- 年会費永年無料
- 即日発行が可能(マルイ店舗にて最短で当日にカード受け取れる)
- 全国約7000店舗で優待を受けることができる
- ETCカードも年会費無料で所持できる
- 海外旅行傷害保険が自動付帯など・・・
「年会費永年無料で海外旅行傷害保険が自動付帯」というカードはなかなかありません。また、全国約7000店舗での現金値引きなどの実質的なメリットが非常に大きく、持っているだけでお得なクレジットカードです。
ローンの申請をしておこう
在職中に、ローンの審査やクレジットカード作成などは済ませておくのがベストです。
退職後では、サラリーマンであったときより金融機関の審査が厳しくなり、ローンを組めないこともあります。会社に勤務しているということは、それだけで社会的な信用があるし、在職期間が長いほど信用は厚いのです。
退職することによって、それまでの信用は薄くなります。
会社員という信用があるうちに申し込めば、融資が受けやすくなります。実際にローンを組んでしまえば、その後会社を辞めたとしても問題はありません。
すぐに再就職出来る人はそれほど問題はないのですが、職探しで働くまでに空白期間がある人、また、独立開業をする人は住宅ローンの長期の借入金の返済については、安易な借り入れは避けるべきです。
もっとも、中途退職者に限らず、現役のサラリーマンもローンを組む際には無理をせず、月給の4分の1から5分の1くらいに返済金額を設定しておくべきでしょう。
賞与をあてにしたローン返済は考えものです。返すあてのない借金はすべきでないことは、当然のことでしょう。
住宅の確保をしておこう
社宅などに入っておられる方は、会社を辞めたあとの住居はどうするのかをしっかりと考えておきましょう。会社を辞めてしまったあとでは、肩書きが「無職」となり、家を貸してもらえないケースがあります。
UR賃貸住宅ならば、1年分の家賃を一括で払うことで無職でも部屋を借りることができますが、できれば会社員のうちに家を探して賃貸契約をしておくのがベストです。
必要なら記録を残しておく
何かあった時の為に、記録を残しておきましょう。もし今までパワハラ等のハラスメントを受けていたことがあれば、時系列でどんな時に何をされた、言われたなど事細かく残しておきます。(日記などでも良い)
有給の扱いや退職金などの話をする際にも記録を残しておきましょう。可能であれば、ボイスレコーダーなどで録音をすると有利です。
円満退職を目指そう
会社を辞めるということは、「会社員ならではの信用」を失うということです。会社の中で「優秀」だといわれていた人が、会社を辞めたあと、実は会社というバックグラウンドに支えられていたから「優秀」だったのだと初めて気づくものです。
いくら辞めようと決意した会社だとしても、会社という存在は大きいものです。辞めると決めているあなたに友好的に接してくれる上司や同僚は多くはないかもしれませんが、辞める会社とはケンカ別れをするのではなく、惜しまれつつ退職していく方法を選択するべきです。
会社を辞めるときには、それなりの手順を踏んで辞めるのが大人のルールです。「どうせ辞める会社なのだから、どうでもいいや」と考えているのなら、もう一度考え直してください。
退職時期はいつごろが良いでしょうか。現在就業中の会社の繁忙期はなるべく避けるべきでしょう。
特に、同業種への転職の場合、悪い噂はあっという間に広まりますから、全力で引き継ぎをおこなって、気持ちよく退職できるようにしましょう。
また、別の業種の会社であっても辞める手順をきちんと踏んできたかどうかを、次の会社の採用担当者はみることでしょう。”立つ鳥跡を濁さず”のことわざのとおり、去り際はきれいにしたいものです。
そのため、早めに退職する旨を相談することは非常に重要ですね。上司に退職の意向を伝える際に、予定している退職日より早めの退職日を打ち出すことで、引き伸ばしを受け入れて円満退社を演出できるでしょう。
信頼できる上司がいれば、早めに退職する旨を伝えてください。
有給休暇を最大限使い切ろう
有給休暇が残っているのであれば、全て使い切ってから辞めることをおすすめします。上司と退職日の相談をする時に、有給消化の期間も考慮して引継ぎ準備を始めましょう。有給を使うのは、あなたの労働者としての権利です。
在職中は、忙しくて有給を使う暇もなかったかもしれません。または、有給を簡単に取れるような雰囲気ではなく、ほとんど使ったことがないという人もいますよね。
沢山の有給が残っているのなら、それだけ退職後に貰えるお給料も上がります。
そのために退職に至るまでのスケジューリングをしっかりと決めた上で、上司に伝えると良いと思います。人間関係に悩んで転職となるケースは、モチベーションも低く既に嫌な気分になっている状態が多いです。
しかし、そこは最後と思い踏ん張り、会社の制度を最大限活用した上で退職する事が何よりの得になります。ボーナスをもらってから辞めることも、退職後の金銭的余裕のために必要なことでしょう。
また、会社の就業規則についてはよく読んでおいた方が良いですね。(退職金など勤務年数によって違うため、退職するタイミングを見計らえるため)
勢いで感情的に辞めてしまうのは絶対に損をします。病気などで急を要するわけではないなら、会社の就労規則や退職する場合の条件を穴が開くほど確認した方が良いです。
「退職金は何年働いたらだいたいいくら支払われるのか」「有給休暇の取りこぼしはないか」など、しっかりチェックしておきましょう。
最低3ヶ月間は暮らしていける貯金をしておこう
あなたは会社を辞めた後の生活費として、失業保険が支給されるのを当てにしているかもしれませんね。失業保険は、無職になった人にとって、非常にありがたい制度ですが、知っておかなければいけない落とし穴もあります。
あなたが自己都合で退職した場合、3ヶ月間の待機期間があるということです。つまり、3ヶ月間は無収入になってしまうということですね。もしあなたが貯金0円の状態で会社を辞めてしまうと、すぐに生活費や転職活動資金が底をついてしまいます。
いくらやりくりしても、貯金がないとどうしようもありませんよね。ですから、会社を辞める場合、最低でも3ヶ月間は生活していけるだけの貯金を確保しておかなければいけません。
逆に言えば、それだけ貯金があれば、辞めても何とか大丈夫ということですね。一般的には、転職活動の期間は「6ヶ月」が目安とされていますから、3か月分の貯金+3ヶ月間の失業保険で、半年間の転職活動費用をまかなえるというわけです。
活動計画を立てよう
転職活動をすると決めたら、活動計画をたてましょう。会社を辞めてから転職活動するのか、仕事をしながら転職活動をするのかなど、状況によっても変わってきます。大雑把でもいいのでまずはスケジュールをたてることが大切です。
会社を辞めるタイミングは、転職先が決まってからがベストですが、もしも事情があって、会社を辞めてから転職活動をおこなう場合は、月々の生活資金をしっかりと計算しておくことが大事です。
今の収入に対して毎月いくらの出費があるのか、無駄な出費はいくらあるのか、住宅ローンはどれくらい残っているのかということを把握し、失業期間中の生活のシミュレーションを立てましょう。
失業期間中の収入としては雇用保険(失業保険)の基本手当がありますが、雇用保険(失業保険)は、自己都合退職では、待機期間が3ヶ月あり、実際に口座に振り込まれて受け取るのが約4ヶ月後になります。
また、退職後の健康保険を「任意継続」にするか「国民健康保険」にするかも考えておかなければいけません。
会社を辞めてから転職活動をする場合、失業生活が予想以上に長くかかる場合もありえます。転職活動は、半年かかる場合があることも覚悟しなければなりません。そのことを頭に入れて、活動計画を立てましょう。
できれば、在職中に転職活動を行っていくことです。ある程度見通しができたところで、家族に話し、また引き継ぎ等の時間も十分にとり、有休もきちんと消化して、次の仕事への準備をし終わった段階でやめるのがベストでしょう。
在職中はスケジュールの都合などで実際面接まで進むのが厳しくても、きちんと転職サイトなどを利用して企業をしっかり見て研究しておくことが大切です。
その後がとても楽になるし、気持ちの余裕も少しはできると思います。
転職のプロに相談しよう
なぜ転職するのか、転職において譲れない条件は何か、どのような仕事に就きたいのか、どのような会社へ転職したいのか。自分の希望をはっきりさせることで、やみくもにではなく、目的をもって転職活動を進めていくことができるでしょう。
とは言っても、転職をすることはとても大変な作業です。情報の渦の中から応募したい企業を見つけるだけでもかなりの時間が必要ですし、職務経歴書を完全に仕上げるのには数日はかかります。
仕事をしながら転職活動をする場合、会社にバレないように内密におこなう必要がありますし、夜遅く帰宅して求人を探すのはとても疲れる作業です。
ハローワークや転職サイトなどでは自分自身で求人情報を集めなければなりませんが、転職エージェントに登録すると、転職のプロであるコーディネーターがあなたに合う求人を探して紹介してくれます。
また、応募書類の添削や選考スケジュール(面接日程)の調整、条件交渉(内定後の年収交渉)など、自分ひとりではできないことを調整してくれるので、会社を辞めようと思っている転職志望者にとって、転職エージェントはメリットが多いです。
最新の業界の動向や、企業の採用担当者のことを直接知っている転職のプロが、マンツーマンでサポートしてくれるというのは、非常に心強いです。
特に仕事をしながら転職先を探す人は、転職エージェントをうまく活用すれば、効率よく転職を成功させることができるでしょう。
「転職サイトは登録したことはあるが、転職エージェントは使ったことがない」という人は多いものです。転職者は無料で使えるので、転職するなら必ず使っておくべきサービスといえるでしょう。
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