無職になると、何故なかなか行動(就職活動)できなくなるのでしょうか?
最初のうちはやる気があるのだと思います。でも無職期間が長くなると、面接の際など「ブランクがある期間はどうしてましたか?」など答えづらい質問をされることがどうしても多くなります。
それが「転職がうまくいかない自分はダメな人間だ」と自分を卑下する感情に繋がり、私の場合は就職活動へのやる気が削がれていってしまいました。無職になれば、その気になれば1日中ぼーっとして過ごすことも出来てしまいます。
ものすごく忙しい会社を退社した直後などは、回復のためにそれも良いと思いますが、元気があるのにその状態が続く場合は要注意だと思います。1日何もしなかったり、何かしてもだらだらと行ったりしてしまうと、余計なことを考える時間が増えてしまいます。
人間は体を動かさないでいると、頭の方がごちゃごちゃと考えが増えてしまう傾向があるので、落ち込みやすくなってしまいます。とりあえず図書館だけでも行ってみるなど、行動をすることで余計な思考が減って前向きになれるかもしれません。
無職が今行動しなければ、社会にとり残されてしまうでしょう。社会人として積むべき経験も積めずに、仕事を辞めた時のまま止まってしまいます。1人で家にこもってしまうと、世間とのズレが大きくなり社会復帰が大変です。
復帰できたとしても、その後の生活を続けるのに労力がかかります。お金が底をつくともっと大変になるでしょう。就職活動にもお金がかかりますので、ある程度余裕のあるうちに活動しないとやばいのです。
無職の期間が長くなってしまうと、無職から抜け出すことは本当に大変になります。普通に就職するよりも困難でしょう。しかし、行動しなければ何も変わりません。行動しなければ、脱出することは不可能です。でも、行動することによって、わずかではありますが可能性が出てきます。
ですので、まずは行動することがとても重要です。あれこれと考える必要はありません。考えることで行動が妨げられてしまうからです。「何でもいいので動く」、このことが大切なのです。
無職なのに行動できない6つの理由とは?
無職なのに行動できない…あなたはそのように悩んでいませんか?
- 行動しないといけないと頭ではわかっているのに、やる気がでない。
- このままではダメだと分かっているのに、行動に移せない。
そんな状態に陥ってしまうのは、どうしてなのでしょうか?ここでは、無職なのに行動できない理由を紹介していきます。
無職なのに行動できない理由1.脳が思考停止してくるから
無職になって、脳の思考が停止してしまうと、行動することが億劫になってきます。そのため、新しい就職先探しだの面接へ行こうだの思ったとしても、全てを後回しにする癖が出来上がり「明日やろう、今度やろう」という良くないサイクルになっていきます。
働く気はあったとしても、求人サイトや情報を見るだけで行動してしまった錯覚に陥り、肝心の第1歩に関してはいつになっても踏み出せないままです。
これは「行動すること」によって「面倒くさいこと」になるというのが分かっているがために、無意識に脳が安全地帯(現状のまま)に逃げてしまうからです。また、自分へ自信のなさや成功体験の少なさから、「自分なんかが・・・」とネガティブな思考になっている方も少なくありません。
無職なのに行動できない理由2.トラウマがあるから
何かトラブルがあって前職を辞めた場合は、そのトラブルがトラウマになって「もう同じ思いをしたくない」と行動に移せなくなってしまいます。
またそのような生活を続けていくうちに、無職の「なにもしなくていい」という環境が居心地良くなって「行動したくない」と思い始めてしまい、行動しなくなるのです。
なにもトラブルがないけど無職になった場合は「働くのが面倒くさい」と思うか、「就職活動をきちんとできるのか?」「面接で無職である理由を聞かれることが辛い」という思いから、なかなか行動に移せないこともあります。
無職なのに行動できない理由3.何から手を付けたらいいかわからないから
無職になって時間がたっぷりあるのに行動できない理由は、何から手をつけていいのかわからなくなるからです。学校や会社では大抵は次に何をすればいいのかを誰かが教えてくれますが、無職ななったら自分で考えなくてはなりません。
就職活動ひとつをとっても方法は複数あって、その中から自分で選ばなくてはなりません。この切り替えがなかなか出来ずに、次に何をすればいいのかわからなくなり途方に暮れてしまいます。
また朝何時に起きるか、何を食べて何を着るかなど生活の細かい所も全部自分で決める必要があり、馴れないうちはそういったことも負担になってしまうからです。
無職なのに行動できない理由4.無職に慣れてきてしまうから
会社で日々、時間や仕事に追い詰められてストレスを抱えていたのが辞めたことで、心身的に楽になり行動に移せない場合があります。このような場合には直ぐに行動には入れないでしょう。
大抵の人は精神的に病んでいると感じずに次の行動を始めますが、上手く行かないと無職でいることの生活に慣れてしまいなかなか行動ができなくなるのが普通です。誰もが直面する課題でもあります。解決策は様々なケースがあり一言では表せないかもしれません。
無職になると、行動する必要が目前にないことは、大きな要因だと思います。行動しなくても明日 (文字通り翌日) の生活は約束されているような状態に陥ります。
無職なのに行動できない理由5.「どうせ~」と思ってしまうから
就職することを思ったときに、その就職後の自分の姿を思い浮かべてしまいます。「どうせ~」という発想が湧いてきて意欲を削がれてしまうことが多いです。これも過去の経験からクセのように思ってしまうところが多いです。
「どうせ~」という発想の中には他の人の評判もあります。他の人からの評価ということを考えたときに、自分の評価についても客観視してしまいます。今の自分に対する評価です。現在の自分を思ったときに、とても変なことが起こります。
例えば、自分が無職だからダメだと思っていた場合、無職でなくなった後の評価にも無職であるが故のダメさをイメージしてしまいます。本来であるなら、無職という前提を除いた自分をイメージすべきですが、そのイメージが湧かないことも多いかと思います。
それに実力不足や年齢といった点も、多くイメージに湧いてきます。年齢の割にモノを知らないなどという人の評判を思ってしまいます。ですが、これも変な発想だと自分で気付いています。
働くからには失敗や勉強はつきものになってきます。ただ、勉強してモノを知った後の自分というものが現時点ではイメージできないのです。そのため、現状のモノを知る前の自分に対して、モノを知らないという当たり前の評価をしてしまって行動に移せなくなります。
無職なのに行動できない理由6.生活リズムが乱れるから
生活のペースが乱れてしまい、朝から行動を起こすのが難しくなってしまいます。夜型に移行してしまい、朝起きられず一日のスタートが遅れる為就職活動の時間が短くなってしまうのです。
だんだんと自分に甘くなり、さらに生活が荒れます。働いていた時よりも体力が落ち、さらに動くのが億劫になるでしょう。
体重増加や顔に締まりがなくなったりと、外見に劣化がおこります。外に出なくなり人目がないので、身だしなみも乱れてきます。
ここまでくると以前着ていた服が合わなくなり、外出がしづらくなってくるでしょう。悪循環が重なり、自信喪失し人目や社会が怖くなるのです。
無職が行動しないとやばい3つの理由とは?
最初に断っておくと、自分で覚悟を決めた無職であれば「やばい」とは言えないかもしれません。生活するお金が十分にあったり、人生の小休憩や、次のステージやステップアップの為の意味合いの無職期間であれば、一定理解は得られるのではないでしょうか。
問題は「なんとなく」続いている無職や、働く気力のない無職です。働くためには身体が必要なのは当然ですが、それよりももっと大事なのが「情熱」です。
例え今は出来なくても、出来るようになりたいと強く思うことが大切ですし、常に工夫していくことが大事です。その根本となるのが「情熱」なのですが、無職期間が長ければ長いほど、どの情熱の火はどんどんと小さくなっていきます。
そして1度消えてしまった火をまた付けるのはとても大変になってくるのです。それでは、そんな無職が行動しないとどうなってしまうのでしょうか?ここからは、無職が行動しないとやばい理由を紹介します。
無職が行動しないとやばい理由1.収入がないこと
収入がありません。それが大きな点です。ひょっとしたら、他に思い付くやばい問題は、すべて無収入だということに起因するかもと思うくらい、全ての問題の根幹だとも思います。
当たり前ですが、お金は使えば減ります。預金もいずれ尽きます。無収入なこともあり、結婚なども既に諦めています。幸いに安い物品を扱うスーパーがあるので生活はまだ続けられますが、そのうち成り立たなくなります。
行動を後回しにすると、今は貯金があったとしても、近いうちに生活に困窮する可能性が高いです。ご飯が食べられなくなったり、電気・水道・ガスといったライフラインも使えなくなるでしょう。
栄養が取れなくなったり、エアコンが使えないと熱中症の危険もあり、命に関わります。また行動しないと人間としての成長がありません。人間的にも気力がなくなったり感情が乏しくなってしまいます。
この、今ではないいつか来る危機を無視しようと思えば無視できるという点も大きな問題です。私はネットゲームなどをしないように心がけています。
(偏見かもしれませんが) 他の無職の方のグループに紛れてしまったりすると、他の人との関わりの中で、将来的に約束された危機から目をそらし続けることが可能だと恐れています。
無職が行動しないとやばい理由2.生活が不規則になること
生活が不規則になることがやばいです。体を動かさないし、日中に外出をしないため、体内時計が夜型になっていくでしょう。朝起きる時間が遅いと外出もおっくうになるため、人と会ったり社会との繋がりが希薄になります。
人と会わず家の中にこもるため、就職活動へのやる気も失われていくのです。就職活動期間が長引けば長引くほど転職の機会が失われていきます。
また、再就職したとしても、無職時代が長いと気楽なゴロゴロ生活が恋しくなり、仕事中にちょっと嫌なことがあっただけで、すぐ辞めたいと思うようになるかもしれません。
無職が行動しないとやばい理由3.引きこもりになる可能性がある
外に出る理由もお金もなくなってしまい、やがては引きこもりになるでしょう。引きこもれば見た目に気遣う必要もないのでセルフケアをどんどん怠ってしまい、運動もしなければ髪もボサボサ、肌はガサガサ。
そんな状態で外出なんて…と悪循環になり、最終的には働く気力どころか生きる気力さえも奪われてしまいます。無職は自分を甘やかしてるどころか、逆にセルフネグレクトして痛めつけているだけに過ぎません。
生きるという事は誰かと関わりを持ち、自分をケアしていくという事です。自分を大切にする為にも働くことは重要でしょう。
無職でも行動できるモチベーションを高める8つの方法
無職が行動するためには、とにかくモチベーションを沸かせなければいけません。では、どうしたらモチベーションが沸いてくるのでしょうか?ここでは、そのための方法をお伝えします。
無職が行動のモチベーションを高める方法1.勉強する
転職活動の際の面接対策も兼ねて、何かしらのスクールに通って勉強するのが良いと思います。自宅学習もいいですが、自宅学習だと意思が弱い人だと続かない可能性もあるので、勉強するなら何か資格を取るのが良いと思います。
ハローワークを通して失業保険をもらいながら学習できる講座などを利用するのも良いと思います。とにかく計画的に1日を過ごすのが自信ややる気につながります。
スクールに通うとなると、1日の始まりに身支度を整えることになるので、スイッチが切り替わるでしょう。また、転職活動の際に、なぜ前職を退職したか聞かれるので、「何々に興味がわいたので資格を取るために勉強しました」と無職になったことをポジティブに答えられます。
無職が行動のモチベーションを高める方法2.とにかく外出する
無職でもうつ病でも、引きこもってしまったらおしまいだと思います。確かにネットでも求人情報はありますが、家にこもってパソコンの前に向かってると気が散る事だらけなので、求人情報を漁る時間や可能性がぐっと下がってしまいます。
なので無理矢理でも理由を付けて外出するようにしたほうがいいです。ただし、「働いてないのにぶらつくなんて…」とか後ろめたい気持ちで外出するのはナシですよ。職安に行かなくとも身体を動かす事や通行人や働いてる人を見るだけでも十分な刺激に繋がります。
特に本屋に行って自分の好きな趣味の雑誌を立ち読みしたり、友達と飲みに行ったりする事がオススメです。趣味や人付き合いにはお金が必要になってきますし、「仕事を探そう!」という気になるかもしれません。
家にいるとだらだらしてしまうので、なるべく外に出ることです。インターネットで仕事を探したり、資格の勉強をしたり、書類を書いたりといったことは、図書館やカフェなどでやることがオススメです。外に出ると準備も必要なので、1日の中に緊張感も生まれてメリハリが付きます。
外に出るとお金がかかると思うかもしれませんが、お弁当を持って公園で食べたり、クーポン券で食事をしたりすれば節約できます。節約のための行動も小さなことですが、続けるとノウハウも溜まります。
無職が行動のモチベーションを高める方法3.脳を騙すこと
仮の話ですが、もし今日が人生最後の1日だとするなら、自分はそのような行動をするのでしょうか。十中八九そうではないと思います。しかし、そういうことが頭では分かっていても、次の行動に移せないという方は多いです。
ですが、有事の際や、非日常的なことが起こってしまうと、自分でも思わぬ行動力を発揮することがあります。そこで個人的なモチベーションを沸かせる行動としては、「脳を騙す」ということです。
例えば、ユーチューブやテレビ等で感動的な動画を見て、気持ちを高ぶらせます。そしてその状態で、第1歩を踏み出せるように脳を刺激します。
その後、第2段階目としては、良い意味で周りを巻き込むことです。そうすることで、自分の意思に加えて、周りへの配慮や、周りからのサポートのようなものが生まれます。
無職が行動のモチベーションを高める方法4.エサを用意する
目の前にエサを用意すると、行動できる可能性が上がります。お金に余裕があれば、たとえば面接の申込みの電話をしたらコンビニスイーツを食べていい。面接に行けたら好きな料理を食べに行く。
お金がなければ「面接に行った日は家事をしなくていい」など、「苦手なこと・嫌なことをしない」というご褒美を設けると、少しでも頑張ろうと思えるのでおすすめです。
無職が行動のモチベーションを高める方法5.ポジティブに考える
無職から職に就くためには資格を取ることだったり、どれだけ自分を売り込む方を考えることが成功を勝ち得る糧となるはずです。
無職でも行動できるモチベーションではなく、どのような状況でもポジティブに考えて行動すれば誰もが次のステップに進歩できる行動になり得るでしょう。ネガティブに考えると何もできません。
例え状況が悪くても、ポジティブな考え方を推奨します。チャンスは見逃さずにモノにしましょう。良い結果が期待できます。
無職が行動のモチベーションを高める方法6.副業してみる
就職活動をするときには、目下の基準として収入を考えてしまうものです。私はその傾向があります。過去に職を変えて収入が以前の半分近くに減ったという経験も持っています。
その時のことを思うと、収入というものが、生活のためばかりでなく自尊心を育む一つの指標になっていると気付きます。でも、一つの指標であるだけだと割り切ることができれば、少しでも行動を起こすことができると思います。
例えば、副業として「クラウドソーシング」のランサーズやクラウドワークスでは、少しだけの仕事で少しだけの収入を得られる仕事があります。少しでも仕事をするということ、多少でも社会に関わりを持つということを第一歩とすることは、後の就職活動にもつながる活動ではと思っています。
収入面で言えば、最初の収入は一日で1000円もくらいかもしれません。少しだけでもローギアで行動すれば、速度が付きます。
徐々に自分のペースでギアを上げていくことを目標にして活動することは可能だと思います。これは、後に就職活動をするときにも、胸を張って言えるような活動だと考えています。
「無職が続いていましたが、ローギアから始めようと思い、1日1000円程度でもネット上の仕事をしてきました。今、ようやく通常のギアまで上がったと思うので御社の採用試験に応募しました」などの説明は、きっと面接官の方にもわかっていただけると思います。
今の私の信条は「動けるなら働く、疲れたら存分に休む」です。その程度から始めることです。まずはローギアだと割り切って何かを始める。これをお勧めします。
無職が行動のモチベーションを高める方法7.自分を追い詰める
借金をしている方のブログを読んだり、ウシジマくんのようなお金にまつわる怖いエピソードを読んで自分を脅かして追い詰めます。また貯金残高を確認して、将来を想像して自分を追い詰めるのも良いでしょう。
逆のパターンで、お金が入ったら欲しいものや行きたいところを想像して自分を鼓舞します。二つのパターンを交互に行い、モチベーションを沸かせることです。
無職が行動のモチベーションを高める方法8.成長を記録する
例え無職であったとしても、努力次第で色々な能力を身につけたり、伸ばしたりすることができます。些細なことでもいいので、無職の期間に成長できたことを記録するのです。
そうすると、意外と成長できているということが分かります。そうすれば、自分でもやればできると感じ、モチベーションを上げることができます。
また、無職から抜け出した人の経験談を聞くというのもオススメです。自分と似た境遇から成功した人の話であれば興味が出てきますし、やる気も高まります。