もしあなたが長時間労働の体調不良で悩んでいるなら、以下のアドバイスを試みてください。
- 会社(人事)、上司に相談する
- 休暇をとる、休職する
- 病院で詳しく調べてもらう
- 労働災害の訴えをおこす
- 退職する
- 転職する
- 転居してリフレッシュする
一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めていいんです。
長時間労働は、他人事ではない社会問題です。もし、あなたの職場の改善が見込めない場合は退職しましょう。
退職によって職場への責任を感じたり、これからの生活への不安を感じたりとするかもしれませんが、根本的に何事も命あっての事なので開き直ってしまった方がいいのです。
一人退職した事でその職場が倒産してしまうわけでもないので、深く考える必要はありません。
長時間労働で体調不良に陥ってしまった7人の体験談
ここでは、長時間労働で体調不良に陥ってしまった人の体験談を紹介します。
なぜそのような状態になってしまったのでしょうか?
残業は月に何時間だったかなど、詳しくお伝えします。
1. 十二指腸潰瘍穿孔になった
私は長時間労働により、十二指腸潰瘍穿孔という病気になりました。簡単に言うと十二指腸に穴が開いてしまいました。
もう辞めてしまいましたが元々私はサービス系の現場作業の仕事に就いておりました。そこでの仕事は忙しく、毎日の残業は毎日当たり前でした。
毎日2~3時間、多いときは5~6時間残業があったので月に換算すると80~90時間くらいかと思います。
当たり前のように毎日残業なので慣れてしまえば問題ないだろうと思っていましたが、ある時からピリピリと胃の辺りが痛むようになってきました。
その職場は長時間労働に加え、人間関係もあまり良くなかったのでただの疲れとストレスだろうと軽く見ていた私は職場の薬箱に入っていた太田胃散を飲み、誤魔化していました。
太田胃散を飲んだところで効いているんだか効いていないんだかわからない感じでしたが、気を紛らわせるような意味合いでも飲んでいました。
そのような胃痛が続いて2週間ほどが経った頃、突然の痛みが腹部に襲い掛かりまともに立っていられなくなりました。
その日も仕事だったので上司に病院に行ってくるという事を告げ、自分の車でなんとか病院に行きました。病院でCT検査やエコー検査などをした結果、「十二指腸潰瘍穿孔」と診断されました。
「穿孔」という言葉は聞きなれずわからなかったのですが、「穴が開く」という意味らしいです。緊急手術と入院が必要との事だったので、すぐ家族に入院の準備をしてもらい麻酔を受けて眠りました。
結果手術は成功したのですが、腹部を切開したために大きな傷跡が残りました。その後は1週間程入院し、仕事は休んで自宅療養したため完全回復しました。
前の職場は退職し、今は別の職場で何事もなく健康的に過ごしています。
2. ギックリ腰になった
私が長時間労働で体調不良に陥ってしまったいくつかある体験談において、一番厳しかったのは、何度もやってしまった「ギックリ腰」です。
最初に体験したのが28歳の時でした。結婚したばかりで、今にして覆えば、何かと腰に負担をかけていたのだと思います。
業務も電気機器の開発業務で、重量の思い発電機や電気機器を無理な体勢で持ち上げたりしていて、事務所の机も柔らかすぎて腰に負担がかかりました。
帰宅すると新婚で子作りに励んでいたので腰に負担が掛かり、結果、深夜の会社の開發品試作室で、気が付いたら「ギックリ腰」になり、腰に激痛が走り、自力で立ち上がれなくなっていました。
因みに、この頃の残業時間は月平均100時間程度で、実際に支払われたのは毎月10時間でした。それから2年後、私は生命の危機を感じ、転職活動を始めました。
3. パニック障害になった
私は、原発関係の仕事をしておりましたが、原発の仕事に大きなトラブルが起きまして、長時間残業長時間残業を余儀なくされ、パニック障害等の精神的な病気になりました。休日、祝日も常に仕事でした。月の残業時間は300時間です。
残業が当たり前どころか、残業するのが絶対!みたいな会社でした。しかも人手はそこそこ居たのに、私の仕事に変わりは居なかったので、とにかく多忙を極めていました。
残業したくなくてもせざるを得ない状況で、月に100時間近くの残業をしていたと思います。30年近く昔の事とはいえ、酷い時代であり酷い会社でした。
ですので、まず生理不順などの婦人科系疾患をはじめ、めまい・吐き気・ふらつきなど、自律神経失調症のような症状、時間に追われる事による不安神経症や、パニック障害に類似する症状、書き上げればキリがありません。
加えて生活習慣の不規則化とストレスにより、体重の増加などもあり、それが今も響いている状態です。
4. 月に100時間以上の残業
海外の事業所に駐在していた時、朝の6時に出社して夜の10時に帰宅できれば御の字といった状況が1年ほど続きました。
新しい事業所の立ち上げで、周りのスタッフも経験が浅かったため、様々な問題が私のところに集中するような形になってしまっていたのです。
また、自部署のスタッフに指示をしても、期待するようなアウトプットが得られることは少なく、データの見直しや手直しに追われ、未完了業務が山積していくような状態でした。
毎日5時間程度の残業でも追いつかず、休日出勤に加えて、会社で徹夜したこともあります。月に100時間以上は容易に超えていて辛かったです。
5. 両耳が突発性難聴になった
長時間労働のせいで、両耳が難聴になってしまいました。仕事の納期がたくさんありました。その納期をこなしていく中で、時間内では無理が来てしまいました。
毎日、始業から翌日に駆る日が続きました。終電には間に合うようにだけ仕事をこなす日々でした。仕事中は誰とも話をしないで、集中していました。
一週間、朝の挨拶くらいしか会話がない日もありました。その月、残業時間は200時間くらいだった思います。そんな中、あるとき呼びかけれられても全く気が付きませんでした。
集中しているからすみませんとその時は対応しました。休憩中に久しぶりに人と話をすると、何度も聞き返さなければ聞こえない状況でした。話をしている知人から、即され、病院に行くと、両耳突発性難聴になっているという話でした。
6. ブラック企業だった
あるサービス業の仕事をしていました。東京の大都会、眠らない街といわれている場所で、新規オープンのメンバーに加わりました。
オープンしたのちは、ありがたい事に大盛況でした。朝8時30分に出勤し、休憩らしい休憩も無く23時30分まで働き、いつも終電で帰宅していました。20代で若かったものの、3ヶ月たった頃から体に不調が出始めました。
休みは週に一度で、体を休めるべくほとんど寝ていました。半年たつ頃に、いよいよ体が悲鳴をあげました。頭痛や腹痛、血尿が出始め、思いきって退社しました。
1日の残業時間は約5時間で、月に約125時間でした。昼の休憩らしい休憩もなかったので、若かったとはいえかなり疲弊しました。今なら立派なブラック企業ですね。
7. うつ病になった
私は、大学院(修士)卒業後、某大手のメーカーに就職しました。就職超氷河期ということもあって、内定をもらったときは非常に嬉しく、就職することに対して、希望しかありませんでした。
就職してすぐのころは、研修等がありましたので、基本的には定時に勤務は終わって、特に大きな残業はなく、半年間が過ぎました。
研修終了後、私は、自社製品を製造する工作課のエンジニアとして正式に配属されました。製品の分野が、自動車関連機器ということもあって、仕事に以下のことが求められました。
・ビジネススピードの速さ
・コスト削減要求
・製品サイクルの短さ
・納期の短縮
そうした環境のもと、自社製品を製造する現場のエンジニアとして、毎日毎日遅くまで、残業をし、忙しい日々を過ごしました。
また、製造現場は夜勤もありましたので、設備トラブル等で、夜中、休日に呼び出されることも多々ありました。さらに、長期休みには、設備の導入、設備工事で生産ラインがとまっている間にしかできない仕事も多くあり、長期休みを取得することが難しい状況でした。
気が付けば、残業時間は100時間/月を超えるようになり、もちろん、十分な睡眠時間も確保できずに、心身ともに疲労の一途をたどりました。
そんなある日、突然、朝、寝床から立ち上がれなくなり、それでも無理して出社しても、激しい嘔吐にみまわれるようになりました。
自分の危機を感じたので、かかりつけの医者に診てもらい、様々な角度から原因究明をしてもらいましたが、特定の原因は、見つかりませんでした。
そこで、もっと精密な検査をするために、大きな総合病院に検査入院することになりました。そのころには、食事も喉を通らない状況でした。
入院して、様々な精密検査を行いましたが、器質的な体の異常はみつからなかったので、心療内科にかかることをすすめられました。
すすめられるがまま、心療内科を受診するとうつ病という診断をうけ、非常に大きなショックを受けたことを覚えています。なぜ、このような状態になってしまったのか。
やはり、務めた企業の体質、配属された部署、仕事の多さ、仕事の質の高さ、解決が容易ではない問題の山積み等が挙げられると思います。
8. 休んでも疲れが取れない
日本人は長時間働くこどか美徳とされていますが、度を過ぎれば健康に支障を来たす原因にもなってしまいます。そんな私も例外なく長時間労働をしていました。
40代に突入してから、それが原因で体調に変化が現れてきたのです。睡眠を取っても翌日に頭や肩の倦怠感が残るようになりました。
その原因には精神的にストレスが溜まりやすい内部管理の仕事が発端でした。所属している部署だけでなく他部署とも関わりが強く年度の切り替え時期は残業続きだったのです。
休んでも疲れがすっかり取れないので仕事に原因があると察知しましたね。症状が軽いうちに対処しなかったのが主な原因にあると思われます。
長時間労働による体調不良から自分を守るための8つの対処法とは?
長時間労働による体調不良から自分を守るためにはどうすれば良いのでしょうか?
体調不良から自分を守ることは、難しいと思いますが、以下が考えられるでしょう。
- 会社人事、上司に相談する
- 病院に行く
- 退職する
- 転職する
ここでは、対処法を具体的に紹介していきます。
1. 会社に要望し続ける
長時間労働による体調不良から自分を守るために、先ず最初にやることは、労働環境を改善してもらうように、上長や会社に対して、要望し続けることです。
この要望をし続けても、1年以上変わらない場合、貴方は、もう限界のはずですから、転職活動を始めましょう。その際には、少しでも大きな組織に入ることをオススメします。
大きい会社の方が、人員にも業務にも余裕があるので、長時間労働からも少なからず解放される可能性が大きいです。
間違っても、万年人員不足で、個々人のマンパワーで乗り切っているような会社に入ったら、人生は地獄だと思ってください。
自分の会社ならまだしも、結局は、サラリーマンであれば、みんな雇われ店長みたいなものなので無理せず、ほどほどが一番です。
もう一度、おさらいしますと、長時間労働による体調不良から自分を守るためにやること1番目、職場環境の改善を上司や会社に訴える。
2番目は、1番目の要望が叶わない場合、転職活動を開始する。サラリーマンは体が資本です。
2. 会社を辞める
長時間労働の少ない部署に配置転換させてもらう事や、病院に行き、ドクターと相談し診断書を書いてもらう事、少しでも休めるように休日は、きちんと休む事が重要だと思います。それでも、解決できなければ、退職するしかないと思います。
とにかく、会社を辞める事です。自分を守る必要があるというのなら、それがベストの方法ではないでしょうか。辞めたくないのなら、医者にかかる事です。
なにがしかの専門医にかかり、今の体調不良がどこから来るのか、はっきりさせた方が、精神衛生上も良いと思います。
辞めたくはないがそれさえもしたくないーというのなら、何事もプラス思考でいけば何とかなる、このくらい大仰な考え方でいる事です。
3. 自分の体調や気持ちの変化に気付く
私自身の体調や気持ちの変化に気づくことが大切だと思っています。
例えば、私の場合、ベットから起き上がるのがとても辛くなり、その後、家から出るのがとても億劫になり、最終的には同僚からの着信に答えるのが怖い余り、携帯電話を持てなくなってしまいました。
もし、体調の変化に気づくことができていれば、同僚に相談し、休暇をとることができていたかもしれません。
また、1日に10分だけ、今の自分の状態を自問自答する時間を設けるのも良いでしょう。私は、シャワーの後に鏡越しの自分に問いかけ、体調がすぐれないと感じた時は思い切って休みを取るようにしていました。
4. ゆっくり休む
限界を感じる前にゆっくり休むことが大事になります。これは、無理と思うことを、無理してやっていくという責任感が間違っていると思うことです。
良く寝て、美味しいものを食べて、一日の疲れを翌日に持ち越さない努力をすることです。残業するくらいなら、定時で帰り、朝一番に職場に来て、すっきりした状態で仕事をするようにしましょう。
そうすれば、一日のパフォーマンスは良いし、定時で帰れるようになります。
また、人生をゆっくり休みたいと感じている方はこの記事と合わせて「疲れたから人生を休みたい方に贈る!休むための対処法と身体の休め方」を参考にしてください。
5. 経営者に伝える勇気
自らがすすんで長時間労働を希望する人は少ないのではないでしょうか。しかし長時間勤務をせざるを得なかったり、他にそれに見合う見返りがあるのならば、それに見合った休養も必要だと思います。
それは雇用主や勤務先の仲間と合意が必要でしょう。労働者が努力してもキャパシティにみあった人員や時間が大幅に足りないのであれば、それを経営者に伝える勇気も必要だと思います。
経営者が偉いという錯覚は、今や昔の話です。人材難に更に拍車がかかる今後を考えると、経営者も雇用主もフェアでなければ、いい職場、いい企業とはいえないと思います。
6. 相談相手を見つける
職場に良き相談相手などがいればまた違ってくるのかな、とも思います。
基本的に上司や同僚にしろ共通の敵(この場合上司や先輩など)、を作ることによって愚痴を言いあい笑い合うことによって心のストレスの方は緩和されていくでしょう。
実質的な肉体の負担の方は上司や幹部に労働環境の改善の直談判しかないのかな、と思います。
しかしそれをした所で厄介者扱いされなあなあに水に流される気がします。職場の体制を変えるというのはとても難しいものです。
7. 早い段階で対処する
長時間働いていると、ふとしたきっかけで体調を崩してしまいます。万が一体調を崩してしまっても誰も助けてくれません。
ですので、疲労を蓄積させないために十分な休養を取ることが効果があると思います。仕事の合間に休暇を取って、温泉に行ったりすると疲労回復効果があります。
普段からの自己管理が大切なので、規則正しい生活を送ることも大切ですね。不摂生な生活を続け長時間労働もしていれば体調を崩してしまうのは目に見えてしまいます。
8. 金銭面と人の繋がり
労働者にも、護られる法律があり、その権利を主張することは一片たりとも間違っていないと強く認識する事が大事だと思います。
しかし、長時間労働から自分を守る事が出来ても、結果仕事を失うことは考えられます。その為には、ある程度の金銭的余裕と困った時に頼れる人の繋がりが常日頃から必要だと思います。
長時間労働による体調不良で限界を超えてしまったときはどうすれば良いのか?
長時間労働による体調不良で限界を超えてしまったときはどうすれば良いのでしょうか?
体調不良で限界をこえてしまったときにとる行動は、以下が考えられます。
- 病院にいく
- 休暇をとる
- 配属部署を変えてもらう
- 休職をする
- 所属の事業部から違う事業部に転属させてもらう
ここで具体的に対策を考えていきましょう。
1. 退職する
長時間労働の根本原因は、最初から無理難題な業務を押し付けて来て、その難しい開発テーマや新規案件を、短納期で低コストで対応しようと努力するので、いつのまにか、長時間のサービス残業が常態化してしまうのです。
仮にその状態を一時的に乗り越えたとしても、そのような会社の業績が上向くこともなく、いつか潰れることは目に見えています。
しかし、日本の会社は殆ど大企業の子会社は、親会社からの天下りで、3~4年程度で交代するので、先ずは自分の時だけ、予算を達成して、黒字になれば良いので、10年後の会社の未来を真剣に考えているサラリーマン天下り社長は皆無です。
日本全体が、この官僚天下りシステムを維持する以上、その繁栄は期待できません。
よって、長くなってしまいましたが、長時間労働による体調不良で限界を超えてしまった時は、所詮、会社にとって、従業員なんてのは使い捨ての駒に過ぎないのですから、労働環境が改善されないのなら、最終的には、自己防衛する(自分の体は自分で守る)しか方法がありません。
\リスクなしで退職するなら…/
2. 転職する
余りにも残業時間が長い会社であるのであれば、私は転職をした方が良いと思います。病気になり、働け無くなれば、生活するなかで色々な支障がでるからです。
辞めます。辞めなければ自分が壊れるというのを、身をもって体験したので。めまいが酷くなり、階段の上り下りが出来なくなり、バスにも乗れなくなりと、めまいの症状ひとつとっても、社会人として生きていくには難しい状況でした。
こうなってしまうと、人格も変わってしまいます。明るく積極的な性格だったのに、引きこもりのように家から出たくなくなり、食事も食べたり食べなかったり、一人暮らしだったので、かえってそれが悪化に拍車をかけたかも知れません。
\ 限界を超えてしまう前に!/
3. 開き直る
開き直ることも必要だと思います。正直なところ、私の会社でもない限り、1人の不在で重要な業務が止まってしまうことはそうそう無いです。
途中で業務を放り出してしまうのは無責任と言われてしまうが、体調不良に陥っていることに気づけたのであれば、同僚や上司に相談を持ちかけ、サポートをもらいながら休むのが良いでしょう。
万が一、それが許されないような厳しい環境にいるのであれば、会社のしかるべき部署に打ちあけましょう。
4. 休む
限界を超えたと思ったら、素直に休むべきです。さらに続くようなら転職もありです。自分の体を優先することを考えましょう。
体調不良には休養が必要だと思います。メンタル面は大丈夫だと思っていても、体に異変や支障が出るのは問題です。
職場に後ろめたさや申し訳ない気持ちが生じるかもしれませんが、いい機会だと思ってこの際存分に休養しましょう。自分だけの責任と思うかもしれませんが、長時間労働をさせた職場にも問題があります。
休んだあとにそのまま退職することも検討しておきましょう。
5. 命大事に
長時間労働で体調を壊してしまった時、この先この職場環境が改善しないなと感じたときは迷わず転職や退職をするべきだと思います。
私の場合は退院した後数か月同じ職場で働きましたが、改善の見込みがなかったので退職しました。
職を失おうが自分の命には代えられません。
職場に良き相談相手などがいればまた違ってくるのかな、とも思います。
6. 相談する
長時間労働が原因で体調的にも限界を超えてしまった場合は、決して無理をしないで相談できる人に助けを求めたり休養することが良いと思います。
疲労が蓄積し限界を超えてしまうと、痛みや倦怠感などがサインとして現れてきます。
体調が万全な状態でなければ、仕事も効率的に捗りません。また、働き方に対する意識改革が必要だと思いますね。
7. 環境を変える
休むしか無いと思います。肉体的だけでなく、心理的にも十分な休息が一定期間必要だと思います。その為には、現実的にはその時の仕事は辞めるしかありません。
また、心理的休息の為にも、住環境を変更する事が良いでしょう。もし、実家に戻る事が心理的休息に繋がらなそうであれば、自由時間が十分にある様な住み込みバイト、ワーキングホリデー等も良いと思います。
長時間労働になってしまう理由とは?
一体、なぜ長時間労働になってしまうのでしょうか。
長時間労働になってしまう理由としては、以下の理由が考えられるでしょう。
- 企業の残業体質
- 配属された部署の忙しさ
- 残業があたりまえになっている職場の雰囲気
- 仕事に求められる質の高さ
- 問題の解決策を見つけ出す難しさ
- 製品サイクルおよび生産設備サイクルの短さ
- 業界のビジネススピード
- 短納期による仕事のアウトプット
- 定時で帰る後ろめたさ
- 仕事量に対する社員の少なさ
ここでは、長時間労働になってしまう理由を紹介していきます。
1. 労働環境の悪化
長時間労働になってしまう理由として考えられるのは、会社の業績悪化に伴う労働環境の悪化が最大の根本原因と考えます。
次に、個々人の性格によるところが大きい要素で、責任感や生真面目さや人に相談できずに独りで抱え込んでしまう性格や職場環境も長時間労働になってしまう理由です。
いずれにせよ、誰も好きで長時間労働しているわけではないはずです。
2. 経営者の自己満足
電力会社の傘下で、国の仕事である為、ほぼ言いなりに仕事をやらなければなりませんでした。上司に解決を求めましたが、無理でした。それと、チームの人材不足もありました。
先の質問にも書きましたが、残業する事がまるで良い事のような価値観の会社でしたので。とは言え、昔はそれが社会全般の認識でもあった時代だったとは思います。
24時間戦えますか?の時代ですから、企業戦士などと謳われて、男も女も残業を厭わないガッツのある社員ーという像が美化されていた時代でもあったと思います。
もちろん、本当にガッツを持って、やりがいのある仕事を頑張っていた人も多いとは思いますし、その成果が日本の発展を支えているのは間違いない事実です。
しかし、それに倣っただけの経営陣の頭では、長時間労働させているという意識よりも、社員が頑張っている風?という絵面により、自己評価がなされていたように思います。
3. 過度な責任感
過度な責任感が原因だと思います。私がしなければ物事が進まない、問題が大きくなってしまうと過信する余り、色々な業務を抱え込んでしまうのです。
もっと任せるところは任せて、重要なポイントを抑えながら業務に取り組めていればよかったのかもしれません。また、帰れるときに帰らず、惰性で仕事を続けていた日もあったと思います。
1日1日、何をどこまでしなければいけないかを明確に定めていれば、ダラダラと会社に残ることもなかったのではと今となってはそう思います。
4. 人手不足
もらった仕事が、人手不足と重なり、未経験の仕事でした。特にその分野で秀でた人もいなくて、一人で抱えることになりました。
納期の目安が分からないまま、取引先の都合で仕事をしていました。その納期に間に合わせる責任感から、残業が増えていきました。
しかも、休日を返上しないと終わらなくなりました。休憩をいれ効率を考えるべきでしたが、その余裕すらなく、作業は返って遅れてしまうという悪循環でした。
仕事量が多い事、業務の非効率などが原因ではないでしょうか。働く場所に人員が足りない理由もあると思います。
業務に終わりがない永遠と続く仕事もあると思いますが、ダラダラ残業をしては非効率です。
5. 仕事量が多すぎる
私のその前の職場に限って言うと、まず人員不足の割に入ってくる仕事の量が多すぎるという事でした。
現場作業系の仕事ですが、サービス系でもあるので常日頃お客さんが訪れます。そうなってくると、あらかじめその日のうちに終わらせておかなければならない仕事の予定を繰り上げて、そのお客さんの応対をしなけれななりません。
そうするとその日の予定の仕事は段々後の時間に押されていき、気が付いたころには夜の9時や10時にその仕事に取り掛からなければならないという事態が度々起きていました。
人員がもっと多ければそのようなことはないのでしょうが、最後まで人員が補充されることはありませんでした。
6. 組織の体質
私が思う長時間労働になってしまう原因には、本人の心構えと組織側の両方に理由があると思われます。
例えば、机の上が書類の山で整理整頓されていないなど業務の効率を妨げてしまう環境にも要因があるでしょう。
そのため、30分もあれば完結しそうな案件でも数時間掛かったりするのです。それらが積み重なっしまうため慢性化してしまいますね。
もう一つの原因には、組織側の体質に原因があります。例えば、モーレツ的に長時間働くことが良しとされている企業風土であったり人手不足が主に挙げられますね。
7. 悪循環に陥る
安い輸入家具の流通が増え、日本国内の小規模事業所はどこも価格を抑える為に、材料の質を下げ、労働単価の安い人間を長時間働かせることで、対応していたと思います。
結果、技術レベルの高い高給取りの職人が去り技術レベルが低下し、材料の質を下げたこともあり商品の品質が下がり、結果お客様からのクレームが増えました。
木製家具は、商品の売りとして長期使用を謳っていましたので、クレームにも真摯に対応した為に、更に労働時間が増えるという悪循環でした。
何故、その様な状態でも働いていたかと言うと、将来自分自身で家具製造所を起業をすることを目標としていたので、その時の糧になればという想いで無理をしていました。
長時間労働で辛いなら、とりあえず休みましょう
とりあえず、休みましょう。たとえ、ずる休みでも気にする必要はありません。仕事の納期が過ぎても、何とかなります。
あなたがいなくても会社は回ります。あなたの心身が壊れたらあなた自身がだめになります。労働よりも自分の心身が大事です。今日はちょっと不調と思うとすぐに帰るべきです。
少しの体調不良はラッキーと思い、家で休みましょう。
限界を超えたと思ったら、素直に休むべきです。限界を感じる前に休むべき、体を休めてこそパフォーマンスは上がります。どんな電池も使い続ければすぐになくなりますが、休み休み使えば長持ちします。
そのことを頭からなくさないことです。まずは何も考えずに休みましょう。
休んで、今までの事を冷静に振り返り、もう一度、長時間労働が改善されるように、上司や会社に要望してみましょう。
しばらく休みたいときの連絡方法については「仕事でしばらく休みたいときの連絡方法をご紹介」で詳しく解説しています。
体調不良になってまでやる必要のある仕事ですか?
今の仕事は、あなたが体調不良になってまでやる必要のある仕事内容なのか、を問いたいです。そしてそこまでの意義が無いのであれば、辞めた方があなたの身のためでしょう。
あなたが真面目で責任感が強いと、仕事を放棄できないで長時間労働したり、そのせいで体調不良に陥りがちです。私もそうでしたので、よくわかります。
だからこそ、今のあなたの状態は、のちのあなたの人生にもかかわることになる、と肝に銘じてほしいのです。辞めたくないのなら、考え方を変えてみましょう。そのプラス思考でも乗り切れないのなら、その時こそ辞めるときです。
私は、長時間労働をした結果、精神的疾患や身体に不調を生じた人をたくさん知っています。家族を養わなければならない人や、3人の子供をかかえて入院を余儀なくされた人もいました。
若いのならば体力でまだなんとか乗り越えられますが、慢性的な長時間労働が何年も続いているのならば、年齢に関係無く、いつどこに支障が出てもおかしくはないと思った方がいいです。
これまでさんざん頑張ってきたのですから、休む勇気、仕事を断る勇気、あなたなら持っていると思います。
\今すぐ会社から逃げる!/
まずは転職エージェントを活用するのがベスト
残念ながら、一人の力では会社組織の制度や性格を変えることは非常に難しいと思います。そして、それを成そうとする労力は更にその人を蝕みます。
長時間労働で体調を崩してしまうと、現職を続けることが困難になるだけでなく、職を変えるなどの選択肢も取れないほどの状態になってしまうことを覚えておいてください。
そのような状態になってしまう前に、今の段階で転職活動を進めておくことをおすすめします。転職先を確保しておけば、いつでも仕事を辞められるからです。
そして、スムーズかつ良い条件で転職するためには、転職エージェントを活用するのがベストです。特にdodaを使うことをおすすめします。
会社はいつ変わるかわかりませんし、待てば待つほど苦しむだけです。転職活動するだけならノーリスクなので、一度話を聞いてみましょう。
\ 内定後のサポートもお任せ!/