会社を辞めた最初の開放感からしばらく経つと、今度は無職の状態に慣れてきて生活が乱れてきます。そして、将来への悩みや不安が押し寄せてきて、周囲の目が気になり始めるでしょう。
よほど自己管理できる人でないと、無職期間は「行動したいのに行動できない」という状態になり、自堕落な生活になってしまいがちです。
そこで本記事では、堕落した生活を送った無職の体験談と、そこから抜け出す方法を紹介していきます。
無職で堕落して昼夜逆転生活になった体験談とは?
無職でどのように生活リズムが崩れてしまうのでしょうか?
無職で堕落して昼夜逆転生活になった体験談を紹介します。
太ってしまった
私は2年間無職でしたが生活が荒れて太ってしまいました。元々痩せ形だったのに無職になって半年で5キロも体重が増えさすがにまずいと思いましたよ。それからダイエットして元の体型に戻りましたが本当に大変でした。
昼夜逆転生活ではなかったけどいつでも眠れるような楽な生活で好きなときに食べ好きなときに眠っていたのがいけなかったのです。生活リズムは大事ですよ。
昼過ぎに起きる
仕事がないといくらでも夜更かしができてので、深夜のテレビやラジオなどをずっと視聴している日も増えました。ストレスから昼間からずっと寝込んで、夜中に目が覚めることもありました。朝は起きられなくなり、昼過ぎに起きて食事をすることも多くなりました。
一度崩れると、元に戻すのがかなり難しかったです。生活リズムが崩れることで、夜に眠れなくなり、昼間に睡眠をとるようになっていきたした。
夜更かしばかり
無職だと、仕事をしていた頃に比べて生活リズムが乱れ、夜更かしすることが多くなったりもします。しかしこれはあまりほめられた話ではありません。
実際無職になって、就寝時間が3時間ほど遅くなった経験があるのですが、仕事が決まってから元通りのリズムに戻すのはなかなか大変でした。
無職の期間中も、できれば12時前には寝て、朝7時頃に起きる習慣を崩さないようにしておきましょう。リズムが乱れると怠けがちになりますし、人間はどうしても楽な方法を採りたがるものです。
生活リズムが修正できない
無職生活がスタートして、最初は毎朝ハローワークに通い始めましたが、だんだん無職が長引くにつれ起床が遅くなったことがあります。特に同居家族がいない場合は特に陥りやすいと思います。
私も無職生活の最後の方は昼に起きてハローワークに行き、夕方は喫茶店で履歴書を書き、朝方寝る生活が続きました。
朝起きるのが難しい
無職になって、昼夜逆転生活になってしまいました。朝は9時に起きるのも難しく、夜は4時~5時に寝るのが普通でした。
昼食が朝食と一緒ということも珍しくありませんでした。朝早く起きるのが難しくなった理由の一つは、ほかの人の出勤時間帯に万一顔を見られたら嫌だと思ったからです。
そのため、ゴミ出しも決まった朝の時間に出すのが憚られ、前の日の夜遅くに出すのが常態化しました。
無職で堕落して無駄な時間を過ごしてしまった体験談とは?
ここでは、無職で1日何もせずに行動せず、無駄な時間を過ごしてしまった体験談を紹介します。
何もせず1日が終わる
無職になったら、あれもして、これもしてなどと思いますが最初だけです。段々昼と夜が逆になり朝ではなく、昼過ぎに起きてきて食事をして、テレビを見て、パソコンをして、後はまた明日と思い、アッと言う間に夜が来てしまいます。
考えてみれば何もせず一日が終わってしまいます。めんどくさい事は、明日やればいいと思う様になります。
ゴロゴロしてしまった
まず朝起きる時間が休日並みに遅くなりました。退職前は時間を有効に使ってできなかったことを楽しむつもりでいたのに、時間があることがかえってマイナスとなり、スマホを見たりゴロゴロしたり日中を無駄に過ごしました。
着替えることもなく、部屋から出ることもなく、当然楽しいこともなく1日が終わりましたが、体も頭も動かしていないため、いつも寝る時間になっても目が冴えて眠れずゴロゴロしたまま夜更かししていました。
ぼんやり過ごした
体調が良いにも関わらず何もやらずに一日ぼんやりパソコンを眺めるだけの日とかは罪悪感でいっぱいになってしまってました。
ただ、それが癖になってきてしまうと最早一日中パソコンをぼんやり見ていても何も感じなくなってきてしまいます。ふとした瞬間に「自分、何してるんだろう」とか「何の為に生きているんだろう」と虚しくなり、とても嫌な気持ちになります。
メリハリがない
無職になると、自宅でゴロゴロしたり、自分の好きなことをしたり、好きな時間に寝たり起きたり食べたりすることに過度の安心感を持ってしまいます。
この時の自分は「これは無駄な時間で良くないな」と思っていたとしても、幾分か心地よいと感じていた面もあったのです。
1日の大半を寝転んだままゲームをしたり、起きてお酒を飲んで眠くなってまた寝ての無限ループを繰り返すこともザラです。病気でもないのに、ずっと寝転んだままテレビを見たりゲームをしたりで過ごし、トイレには行ったものの、食事もとらずお風呂にも入らずで、1日中寝て過ごしたこともあります。
働いていると、少なからず1日のスケジュールというものがありますが、無職の場合は違います。
13時間も寝る
体調の関係もありますが、13時間ほど寝て過ごしたことがありました。前日は動画を見たり漫画を読んだりしながら午前6時に寝ていました。
午後2時くらいに起きて、寝ぼけ眼で昼食のラーメンとおやつを少し食べたらさらに眠たくなってきて、テレビを見ながら寝落ちていました。
気づいたら3時間ほど寝ており、外は日が落ちて真っ暗です。寝過ぎたせいか、少し頭痛もします。それでもお腹は空くもので、夕食も普段どおりしっかりと食べました。
食後は部屋で横になって、重たい頭でインターネットをしたり本を読んでいたら、また急激な眠気に襲われ、2時間ほど眠ってしまいました。
昼に起きる
まずスケジュールが決まっていないので、朝何時に起きればいいのかもわからなくなり、気がついたら昼に起きるという日が増えました。
そうなると、外に出るのも面倒になってしまいます。求人情報を見たり、資格取得の勉強をしたりといったことを何となく始めてみますが、あまり集中出来ずだらだらになってしまいます。
気がついたら夜になっていてテレビを見て過ごして1日が終わってしまいます。
延々とゲーム
会社等を辞めた翌日からは所謂『毎日が日曜日!』です。1日が会社を中心に回っていたのがなくなったおかげで時間に余裕ができました。
最初の1日は楽しかったのですが、その翌日からはすることがなくてテレビがお友達になったような状態になりました。ゲーム機があったのでゲームで時間を潰し本当に無駄な時間を延々と続けていました。お腹が空いたら御飯を食べてまたゲームをするパターンでした。
そして、疲れたら寝てまた翌日からゲームをするという生活です。
アニメを見るだけ
アニメが好きなので、アニメを見るだけで過ごした日が何日かあります。番組を見ているときはとても楽しいものですが、後に残るものは少ないです。
ただ、無駄な時間とは思わないようにしてきました。とても楽しんだ、これまで楽しめなかった分を楽しんだと思うようにしていました。
ワイドショー
朝起きて、今日こそは行動すると決めつつワイドショーに見とれてお昼がきてしまいます。お昼が来ると、お昼ご飯を用意して食べます。
またワイドショーを見てしまい時間が経ってしまいます。慌てて外出するべく身支度をはじめますが、何を着ていいのか分からなくなり時間が経過します。
色々試着しますが、何を着てもダメな気がして落ち込んでいると夕方近くになってしまいます。外出するには遅いかと悩みつつ、せめてネットで求人を探そうとパソコンを開きます。
ネットニュースに目が行き、そのままネットサーフィンをして時間が経過します。気が付けば夜になっており、夜ご飯を食べます。もう開き直って、ネットサーフィンやゲームをしてしまいます。
何も生み出さない時間
無職から脱出するために就職活動をしているものの、結果が出せない状況が続いていました。不採用の通知ばかりが増えていくにつれ、気分が次第に暗くなっていきました。
こうなるとやる気を失ってしまい、何も行動できない日が多くなりました。最初は説明会や面接に行かなくても、就職につながる何かしらの行動をしていましたが、一日中無駄なことだけをしてしまうということがあったのです。
スマホを触っていたり、昔の思い出に浸っていたりしました。
無職になって堕落したきっかけとは?
ここからは、無職になったきっかけについて紹介します。
意欲がわかなくなった
私は体調不良や家庭の事情が重なって退職しました。
最初は就職活動も行いました。前職以外の職種をとりあえずの仕事とすることを試みました。ですが、深夜の長時間労働と、前職からの体調不良が相まって、そのバイトも半年経たずに辞めてしまったという経緯があります。それ以降は何も就職活動をしていません。
以前の就職活動では、ハローワークで相談しながら行いました。ネットを見るとハローワークの評判はイマイチなところがありますが、人員を募集したい企業としては最も手の付けやすいところでもあり、募集件数は確かに多いです。
ただ転職事情によるためか、気になる企業をネットで検索しても口コミなども少ないものです。就職を考えたとき、どうしても過去の悪いイメージに囚われてしまって、再びハローワークで求人広告を見ようという気にはなりません。今は就職することを諦めています。
ただ、ハローワークに行き続けるだけでも何らかの意欲は湧いてくるものです。例えば、調べた企業をネットで検索してみるなどの意欲くらいは湧いてくるのではと思います。私はそうでした。
うつ病になった
無職になったキッカケがうつ病だったので行動出来なくなりました。私の場合は無職だからというよりもうつ病だから「行動できない」部分が多かったです。
うつ病は目に見える病気ではないので掛かった本人ですら治ったかどうか判断がつきません。そろそろ調子が戻ってきたかな?と思って仕事を始めてみたものの、発作を起こして結局仕事を辞める羽目になりました。
何度もそうしていくうちに自信もなくなっていき、仕事をするのが怖くなってしまいました。自己肯定感や自尊心というものを失っていくと全てが、特に他人と関わる事が怖くなってしまいます。
無職になって堕落して分かったこととは?
ここからは、体力が落ちる、夜更かしになる、など無職になって堕落して分かったことを紹介します。
不規則な生活になる
無職になって分かったことは、仕事がないと人というのは毎日が休みとなってしまい不規則な生活を送ってしまいがちだということです。
だからこそ、あえて毎日規則正しく生活をして毎日人に会う予定がなくてもお化粧はナチュラルメイクをして外に出てました。
部屋の中も、いつも誰が来ても大丈夫なようにある程度片付けをしていました。仕事をしないと外に出る理由を見失うため、最初の頃は外に出ずに過ごす事もありましたがそれだと身体も心も病んでしまうのに気づきました。
人と会う機会が大幅に減る
無職になると人と会う機会が大幅に減るということです。元から、毎日顔を合わせるのは会社の上司や同僚と、家族ぐらいでしたが、無職になったことで人との交流が、家族以外はたまにネット上の知り合いと通話チャットする程度になってしまいました。
周りの人は皆、何かしら働いているということも、実感したことの一つでした。無職の期間が長くなればなるほど、自信も失われていくということです。無職であっても自分の好きなことをしれいれば、日々を充実させることができます。
しかし、それは長くは続かないのです。最初はとても楽しいのですが、だんだん苦しくなってきます。周りの人は成長し続けているのに、自分は何をしているのだろう、何も身についていないのではないかと自信がなくなってしまうのです。
私の場合、読書によって新しい知識を取り入れ、日々成長を実感していましたが、それはあくまでも知識が増えただけに過ぎません。仕事の能力が上がったわけではないのです。
何もしなければ何も起きない
無職になった時は絶望しました。生活環境が仕事していた時とガラッと変わってしまって、運動をせず体重が増え、夜遅くまでオンラインゲームに没頭した昼夜逆転の生活が当たり前となりました。無職という後ろめたさから友達と会うことも少なくなります。
しかし何もしなければ何も起きないということが、私にはやっとわかりました。今は無職の期間を体験できてよかったです。おかげで充実した日々を過ごしています。
お金が増えずに減っていく
お金が増えずに減っていくというのが、とても精神を不安定にするということがわかりました。その分、無料で使える施設や安い外食などが思っていたより沢山あることを知りました。
またテレビとの付き合い方が変わりました。無職になったはじめの頃は不安から、成功している芸能人をやっかんだり、社会の問題点を指摘するようなワイドショーを沢山見てしまいました。
社会との接点がなくなる
無職になって堕落して分かった事は、社会との接点がなくなる点です。働いていた時には、職場の仲間と旅行に行ったり、ランチしたり、飲みに行ったり、休日には一緒にレジャーに行くといった楽しいイベントがたくさんあったのですが、無職になった途端に昔の仕事仲間との縁も切れてしまいます。
世間との接点がなくなってくると、今度はライフスタイルも朝起きて、仕事に行って夕方戻ってくるといった生活パターンからずれてくるので、生活のサイクルも乱れてきます。
それで自然と夜更かしになって、電気代がかかってしまう生活を送ってしまいがちです。
太ること
無職になると堕落してまず太ります。生活のリズムが崩れること、間食が多くなることがその最大の原因です。
しかも夜遅く間食をするようになると耐久増加につながり、就活用のスーツがきつくなったということもありました。
またストレスが多くなると、やはり太る傾向があります。
このような時は、ウォーキングなどの運動をしてみるといいでしょう。ダイエット効果だけでなく、体を動かすことでリフレッシュもできます。
怠惰な生活になること
無職になるとだらだらと生活しがちです。早起きして朝ご飯を食べることもなくなって起きたいときに起き眠りたいときに眠る生活になるんだと思いましたね。無職になると収入が無くなって困るけれど、それより何より困るのは怠惰な生活になることです。
怠惰な生活になると入浴も疎かになります。体の手入れもいい加減になり病気にかかりやすくなります。
堕落した無職から脱却して社会復帰するための解決策とは?
無職から脱却して社会復帰するためにはどのような行動をするべきでしょうか?
効果的な行動を紹介します。
資格を取る
色々な資格を取ってみるのも良い行動だと思います。資格を取るために勉強して受験をするだけでも、結果よりもそのプロセスが以降の自信に繋がってくる事もありますから、良い方法だと思います。
また資格を取ることで有利な立場にいるんだと前向きな気持ちで面接や試験に臨めることが最も良い事です。
生活リズムを整える
生活リズムをゆっくりでいいので整えることです。そして毎日決まった時間に決まった場所に行くことを繰り返します。職業訓練を利用することもおすすめです。
生活リズムに問題のない人は、就労に関する相談に乗ってくれる公共窓口に行ってみるとよいと思います。一人では堂々巡りの考えも新たな視点が見つかるかもしれません。
そのうえで、求人検索や面接会に行きましょう。
就職活動をする
やはり就活だと思います。しかし今すぐ就活をしたくない、やる気がおきないという場合は、1週間だけ休んでやる気を起こすという選択肢もあります。
その代わり、1週間休んだらすぐに就活を始めるようにしましょう。また無職になる原因とか、どのくらいの生活費があるかは人様々です。
このまま3か月ほどなら、仕事をしなくてもどうにかなるという人は、インテリアを変えてみるとか、家の大掃除をしてみるというのもいいでしょう。
無職で辛いと感じているあなたへ…
あなたが無職で辛い気持ちは分かります。しかし、無職で辛いと思っているだけではダメなんですよね。
あなたの人生を変えられるのは、あなたの行動だけなのです。生活がかかっている場合無職はほんとうに辛いです。甘えずに、自分で立ち上がってください。
無職を辛いと考えるのではなく、今は仕事を探す時なのだと考えるようにしてみてください。また短期間のアルバイトなどがあれば、それに応募するという方法があります。外に出て仕事をし、報酬を受け取ることがモチベーションになったりもするものです。
無職で家にずっといて、とにかく何もしないというのは、気が滅入りがちになりますし、ストレス解消でお金を使ってしまったりするようになります。それよりも定収入を得ることで何ができるか、考えてみる方がいいでしょう。