中途採用や転職で学歴フィルターってあるの?大手企業採用担当が解説

後輩ちゃん

新卒採用の時には学歴フィルターをすごく感じた。中途採用の時にも学歴フィルターってあるの?新卒の時に不合格だった私にも、憧れのあの企業に入社するチャンスがあるか知りたい!


そんな疑問を解決します。

これから転職活動をしようとしているが、自分の学歴で希望の会社に転職できるのか、学歴フィルターで希望したところに入れない、無駄な労力だけかかかって結果が得られ合など不安になられる方も多いでしょう。

結論から言うと、中途採用の現場では学歴フィルターはほとんどありません。

「自分では学歴が足りないからからやめておこう。学歴を見られると挑戦もできない」

こうやって諦めるのは少し早いでしょう。

新卒で入れなかった憧れの企業に入れるチャンスは十分にあります。

キャリア先輩

何を隠そう、私も新卒だと入手が難しい企業に中途入社することができています。

ただ、転職活動をうまく進めないと、新卒の時に憧れていた会社への転職のチャンスが台無しになってしまいます。

転職活動は個人で活動するのではなく、企業情報や過去の面接での質問内容を保有している転職エージェントを利用するのが一番です。

転職エージェントは相談も利用も無料なので、転職エージェントに協力してもらいながら新卒の時に入れなかった憧れの企業に転職しましょう。

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キャリア先輩

本記事では、新卒採用と違って中途採用で学歴が重視されていない理由を解説していきます。

なお、ここでいう学歴フィルターとは、「職務経歴書を見ずに学歴だけを見て、書類選考合否判断を行う事」を意味しています。

但し、会社によって採用基準や採用方法が異なっている可能性がありますので、その点ご留意下さい。

転職時の学歴フィルターの重要性や突破する方法について「転職時に学歴フィルターはあるの?学歴が見られるのか、有利に働くのか解説」をぜひ参考にしてみてください。

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中途採用や転職活動で学歴フィルターってあるの?

転職活動に学歴フィルターってあるの?

冒頭で説明した通り、中途採用や転職活動の現場では学歴フィルターはほとんどありません。

実は、私も転職活動の際に自分の学歴で希望する企業に入れるのか凄い不安になりながら転職活動をしていました。

結果的に、私の学歴で新卒では絶対入れないような企業に転職できています。

中途採用における学歴フィルターは新卒ほど厳しく見られていません。

それは、私が実際に大企業に入れたという事実もありますが、自社の採用を担当することになってから学歴が採用基準に入っていなかったためです。

キャリア先輩

私はほぼ学歴気にせずに書類選考を進めています。時価総額10位以内の企業ですが、高卒でも関係なく書類選考を通します。

他の会社の方と中途採用のお話しをする時も、学歴だけを見て判断しているという会社はあまり聞いた事がありません。

ただし、全く学歴だけで判断することがないわけではありません

中途採用でも学歴フィルターを利用するパターンについて解説していきます。

ポイント
採用基準は企業によって変わるため、学歴フィルターを行なっている会社はありうることにご留意ください。

中途採用で学歴フィルターが発生するパターン

先ほど申し上げた通り、中途採用の現場でも学歴フィルターを利用するシーンがゼロでは無いのは事実です。

中途採用で学歴フィルターを用いて判断する可能性があるのは以下の2パターンです

中途採用で学歴フィルターが発生するパターン
  • 短い期間で大量の応募者を捌く必要がある
  • 業務遂行能力を判断する情報が少ない未経験者第二新卒採用

これは新卒採用の場合が該当し、採用効率化の為に学歴フィルターを実施している企業もあります。

また、中途採用でもセミナーを開いて大量に募集がかかっているような場合では、ある程度学歴を加味しながら判断することが考えられます。

どのようなフィルターを掛けるのかは、その企業で活躍している人材(統計的に活躍人材が高学歴であれば高学歴フィルターは効率的な評価項目になる)から導き出されていることが多いと考えられます。

中途採用の現場では、一度に捌けないほどの応募が有る事はほぼなく、あったとしても貴重な即戦力を見逃す可能性のある学歴フィルターは少し考えづらいです。

ただし、未経験者や第二新卒採用など業務遂行能力で判断できない場合は、学歴を用いて判断することがありえます。

未経験者や第二新卒採用はポテンシャルで見る以外に選考基準を持ちづらく、やはり学歴が参考になるためです。

キャリア先輩

とは言いつつ、新卒みたいに学歴だけで落とされるというのはほとんどないので、ビビらずにどんどん挑戦するべきです。

中途採用で学歴フィルターがないとしたら何を評価基準としているの?

転職活動での評価・採用基準は?


中途採用面接で評価するポイントについてですが、中途採用ってそもそもなぜ実施しているのかをまずは振り返ってみましょう。

ポイントは2つあります。

①新しい事業やプロジェクトを開始するのに不足した人材を補う

新しい事業やプロジェクトを開始するにあたっては、自社で保有しているスキルやナレッジでは対応が困難である事が多いです。

その為、外部から中途採用として調達します。

また、スキルやナレッジ・経験を保有していたとしても、そもそものリソースとして不足しているため、リソース増強という観点で中途採用を実施するシーンも存在しています。

キャリア先輩

プロジェクトを遂行するために必要なのがスキルなので、保有しているスキルがマッチしているかが重要です!

②退職が発生しメンバーが不足している

退職はどうしても発生するものです。

退職した社員が担っている業務を回せる人を採用しないと、組織として継続的な品質・成果が担保できなくなってしまいます。

対象業務に当てはまるスキル・ナレッジ・経験を保有しているメンバーを、中途採用で補強したいというシーンが考えられます。

キャリア先輩

これも業務を回すためにはスキルがあっている人を採用する必要があります。

転職活動で学歴以外で評価・重視するポイント

見て頂いてわかる通り、企業側が中途採用で必要としているのは、結局その状況に必要なスキル・経験・ケイパビリティです。

当然人物面なども見ている部分はありますがが、経験がマッチしていないと、そもそも中途採用する意味がありません。

逆を言うと、それ以外の要素(学歴や年齢)で評価すると、必要なスキルや経験を持った人を逃してしまう可能性があるため、実施する意味が無いと言うことです。

そのため、冒頭で説明した通り、中途採用において学歴だけを見て判断を下すという事はほぼありません!

キャリア先輩

因みに、私は東大や京大、慶應、早稲田やその他難関と言われるような大学を卒業していません。

新卒だと書類で確実に落とされるような学歴ですが、中途で経験やスキル、実績を評価頂いて大企業に採用されています。

また、私が実際に採用の現場で選考を行う時にも、大学の偏差値どころか、最終学歴が高校卒業でも選考を通過させた事もあります。

その方は、ご家庭の事情で若くから働かざるを得ない状況でしたが、ご自身でかなり努力されたみたいで、元々の優秀さもあったのですが、スキルやスタンス含めて素晴らしいものがありました。

一方で、スキルやナレッジ・経験を確認した後に、それだけで合否を出すかというと、そういう訳でもありません。

当然、論理的思考能力、自社のカルチャーや雰囲気に合うか、周りのメンバと協働して仕事ができるコミュニケーション能力を備えているか等の観点でも評価しますので、その点ご留意ください。

第二新卒だと学歴フィルターはあるの?

第二新卒だと学歴フィルターの有無は変わりうるのかと疑問に持つ方もいるでしょう。

結論から言うと、第二新卒だと学歴フィルターが利用される可能性はあります。

第二新卒は、企業側の視点から言うと以下の通りの特徴があります。

第二新卒だと学歴フィルターはあるの?
  • 経験やスキルが身についていない
  • 職種自体を変更したい(新しい職種に挑戦)と考えている人が多い

つまり、新卒と変わらずポテンシャル採用になるんですよね。

キャリア先輩

そのため、経験やスキルで判断ができず学歴フィルターをかけられてしまう可能性はあるかと考えます。

中途採用の学歴フィルターを気にする方が転職活動を行う上での注意事項

学歴フィルターを気にしているということは、優良企業や大企業への転職を検討されているのでしょう。

優良企業・大企業への転職を狙う際には、大手の転職エージェントを必ず利用するべきです。

中小企業から大手企業への転職方法を解説した記事にも書きましたが、大手の転職エージェントの方が大手の求人を数多く取り扱っているためです。

前提として転職エージェントの仕組みを理解しておく必要があるのですが、転職エージェントは採用された人の提示年収の20~40%を報酬として受け取ります。

仮に年収600万円で採用が出た場合報酬支払い比率40%だとすると、採用した企業は240万円支払う必要があります。

この報酬支払い比率は大手転職エージェントほど割高な傾向にあります。

この割高な報酬がきちんと支払えるのは、大手企業や経営状態がよい優良企業くらいですよね。

「大手転職エージェントの求人」 = 「大手企業 or 優良企業の求人」と言うことになります。

そのため、大手転職エージェントを必ず利用しておく必要があります。

キャリア先輩

大手企業を目指すなら、中途半端な転職エージェントの利用はやめておきましょう。

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基本的には転職エージェントは複数利用が原則なので、両方登録しておいて提案された求人をそれぞれ見ながら転職活動することをおすすめします。

リクルートエージェントに憧れの会社の求人がなくてワークポートには憧れの会社の求人があると言うことも十分起こり得ます。

転職という人生の一大チャレンジなので、多少の登録の面倒さは許容して複数の転職エージェントを利用しておくのをおすすめします。

キャリア先輩

どちらか一つだけ選べと言われたら、転職決定人数No.1のワークポートを使った方が転職成功確率はグッと上がるでしょう。

なお、転職スカウトを使う方法もあるのですが、初めての転職の方には転職スカウトはおすすめしません。

理由など詳細が気になる方は、転職スカウトに関する記事をご確認ください。

中途採用で学歴フィルターはほとんど関係ない!あこがれの企業にどんどん応募しよう!

中途採用で学歴フィルターはほとんど関係ない!あこがれの企業にどんどん応募しよう!

中途採用は、経験・スキルのマッチが非常に重要です。

また、新卒で学歴フィルターでチャンスの無かった会社でも、経験・スキルをちゃんと身につけて中途で応募すれば、内定につながることもあります

私も実際そのパターンで、新卒時代では到底辿り着けないような会社・職務に従事する事ができております。

中途採用に非常に力を入れている会社も多く、チャンスは無限です。

ただし、優良企業や大企業の求人は人気がとても高く早いもの勝ちです。

あなたが悩んでいるうちに、あこがれの企業の求人がライバルに取られてしまうかもしれません。

後悔する前に転職エージェントに相談して、ライバルより先に優良企業や大企業の求人を勝ち取りましょう!

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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