学歴フィルターって何のことですか?
一定の学歴以下の大学の就活生を選考から落としてしまうフィルターのことだよ。
学歴フィルターにより、一定の学歴に満たない学生はESの中身を見てもらうこともなく選考に落ちたり、会社説明会にすら応募できなかったりと、就活で辛い思いをするケースもしばしばです。
では、学歴フィルターでどこまでの大学が落とされてしまうのでしょうか。
今回は、業界の学歴フィルターのラインについて、大学のレベル別にわかりやすく説明していきます。
就活の学歴フィルターはどこまで??①旧帝大・早慶上智編
旧帝大・早慶上智に入学できれば、学歴フィルターにかけられることはほぼありません。超一流企業も喉から手が出るほど欲している層で、書類選考はまず通過するでしょう。
ですが、面接や筆記試験には学歴がほとんど関係がないので、対策を怠ってしまうといつまで経っても内定が貰えません。フィルターにかけられないからといって、気を抜かないようにしましょう。
ちなみに、新入社員の大半を旧帝大・早慶上智からしか採らない企業もいくつかあります。その例を、以下にて一部ご紹介しますね。
総合商社
- 三菱商事
- 三菱物産
- 伊藤忠商事
- 住友商事
- 丸紅
これらの通称「五大商社」の新卒の大学内訳は、8割近くを旧帝大・早慶上智が占め、1割がMARCH及び関関同立、残りがその他となっています。
特に慶應と早稲田の採用割合が高い印象です。
外資系銀行・コンサルティングファーム
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ゴールドマン・サックス
- ボストンコンサルティンググループ
- A.T.カーニー
外資のコンサルティング会社も、高学歴の人が多いです。
マッキンゼー・アンド・カンパニーの内定者の内訳を見てみると、半数が東大生で占められています。早慶すら1割しかおらず、旧帝大・早慶上智ランクの中でも格差があるという少し特殊な例だといえます。
就活の学歴フィルターはどこまで??②MARCH・関関同立編
次はMARCH・関関同立です。この層は、大抵の企業からは学歴フィルターをかけられることはありません。
しかし、旧帝大や早慶上智をメインに採用する上述のような超一流企業だと話は別です。説明会の告知が旧帝・早慶上智に比べて遅く届いたり、書類選考で学歴フィルターにかけられたりします。
また、MARCH・関関同立クラスは、景気変動など外的要因に応じて、学歴フィルターにかかるか否かが変化しやすい層でもあります。そのため、面接や筆記試験にだけ時間を割き、少ないエントリー数で就活を進めると、書類選考で全て落ちてしまうなんてこともあるので、気を抜かないようにしましょう。
それでは、MARCH以上が有利になる業界・企業の一例を見ていきましょう。
メガバンク
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- みずほフィナンシャルグループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
これらの三大メガバンクの新卒採用の内訳は、旧帝大・早慶上智の採用率が一番高く、次いでMARCHです。成成明学以下になると採用数は途端に減ります。メガバンクでは、MARCH在学かどうかがフィルタリングの分かれ目になりそうですね。
とは言え、旧帝大・早慶上智生と内定を争わないといけません。学歴フィルターの後が本当の戦いとなります。
航空会社
- 日本航空(JAL)
- 全日本空輸(ANA)
MARCH・関関同立が最低ラインの学歴フィルターで、一番わかりやすいのが国内の二大航空会社です。採用内訳を見てみると、上位私大が多くなっています。
しかし、日東駒専になると急激に採用数を減らしていて、この辺りで線引きをしていると推察できます。航空会社を志望するMARCH・関関同立生には、嬉しい情報ではないでしょうか。
就活の学歴フィルターはどこまで??③日東駒専・産近甲龍編
日東駒専も、MARCH・関関同立と同じく学歴フィルターのラインが年によって変化します。
しかしMARCH・関関同立と異なるのは、日東駒専・産近甲龍だと大手企業のフィルタリングにかかりやすい点です。就活を始める時期や狙う業界にもよりますが、簡単に内定を勝ち取ることはできません。
ただ、近年では学歴フィルターが薄れつつあり、日東駒専・産近甲龍以上であれば超一流企業にも就職できる可能性はあります。就活イベントや企業説明会に参加して、就活の準備を早めにしておく必要があります。
では、日東駒専・産近甲龍が境界線の業界・企業を確認していきましょう。
専門商社
- メディパルHD
- 三菱食品
- 日鉄物産
これらの専門商社は、日東駒専・産近甲龍のラインにフィルターを設けています。的を絞りすぎず、万遍なく応募すれば、専門商社から内定を勝ち取れるでしょう。
総合商社と違い、専門商社は大手だけでもかなりの数が存在するため、学歴フィルターのレベルは中位まで下がります。上位校の採用率が目立って高いという感じもなく、面接での勝負です。
大手企業の子会社
大手企業の子会社も、日東駒専・産近甲龍以上の学生が有利です。子会社となってくると、中位大学の応募者がメイン層になります。企業側は日東駒専に学歴フィルターを設けることで、少しでも効率の良い採用を目指すのです。
ただし、上位大学の就活生も滑り止めとして応募するため、気を抜いてはいけません。
就活の学歴フィルターはどこまで??④Fランク大学編
最後はFランク大学です。Fランク大学は、大手・メガベンチャー以上の企業からは必ずと言って良いほど学歴フィルターにかけられます。大手の出身大学の内訳に、そもそもFランク大学が入っていないことから、大手への就職が厳しいのは明らかです。
最低でも、早期から就活をはじめたり、資格を取ったりして、常に他の学生の一歩先を行っておく必要があります。
では、Fランク大学が学歴フィルターにかけられない企業をみていきましょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、学歴フィルターをもうけている企業が少ないといえます。多くのベンチャー企業では、学歴でなく、どういった理由で会社を志望しているのか、入社して何を成し遂げたいのかなど、人となりを重視する会社が非常に多いです。
ベンチャー企業は、採用する人数も大手に比べて少なく、会社自体が社風の形成の過渡期にあることが多いため、入社する一人一人が会社に与える影響が大きいです。そのため、ESの内容も見ずに学歴だけで落としたり、低学歴層の説明会への参加を拒んだりといったケースは少ないです。
とはいえ、学歴フィルターが他業界に比べてないだけで、Fラン大学でも受かりやすいというわけではありません。人となりをしっかりと見られる分、自己分析や企業研究はしっかりと行う必要があるでしょう。
エージェントを利用したり、セミナーへ参加したりすることで、早めに対策をしましょう。
地方中小企業
Fランク大学の就活生は、超大手や大手企業はもちろん、一部の中小企業の説明会からも学歴フィルターにかけられる可能性があります。しかし、地方の中小企業には、学歴フィルターがゆるめの企業も多く存在します。
業績も良く安定した経営の優良企業でも、その地域に住む就活生にしか認知されていないことも多く、別の地域に住む就活生はあまりエントリーしません。また、一般的に高学歴な就活生は、自分の地元以外の地方の企業にエントリーする傾向が少ないことも、学歴フィルターがもうけられていない理由の1つです。
しかしこちらもベンチャー企業と同様、Fラン大学でも選考ルートにのれるチャンスがあるというだけです。自分が就活をする年に、たまたま高学歴の就活生からの応募が多ければ不利にはなるでしょう。
それを踏まえて、就活の対策は早めに行うようにしましょう。
低学歴の学生が就活で成功するには?
今回は、学歴フィルターの現状について解説しました。自分の大学は志望業界だとフィルタリングされるラインと分かり、落胆した人は少なくないはずです。学歴フィルターをもうけている企業への新卒入社は、割り切って諦めることも必要です。
しかし、全ての企業が学歴フィルターをもうけているわけではありません。また、就活解禁してからの本エントリーでは学歴フィルターではじかれてしまっても、早期選考ルートでは、選考に臨める可能性もあります。
では、低学歴の学生が、学歴フィルターの壁に負けず、就活で成功するには、何をしたら良いのでしょうか。
就活エージェントに企業を紹介してもらう
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また、キャリアアドバイザーとの面談で、自分に合う企業を見つけてもらえれば、ESやグループディスカッションなどが免除される特別選考ルートの紹介を受けられることもあります。
ESなど、選考の序盤でフィルタリングされやすい低学歴層の学生の方にとっては、特別選考ルートはかなり有利にはたらくでしょう。
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学歴フィルターをもうけていない企業は、学歴フィルターがない代わりに、基本的な学力をWebテストや筆記試験ではかっているところも多いです。
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自身の学歴を必要以上に悲観することなく、抜かりなく準備して就活に臨みましょう。
また、学歴フィルターで落とされる可能性がない高学歴層の方も、有利なのはあくまで選考序盤までであるということを念頭に、就活に取り組みましょう。
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