大手企業に転職した方を見ると、福利厚生やネームバリューが羨ましく感じ「自分も大手企業に転職したい」と思います。
しかし大手企業の働き方や職場の雰囲気をイメージするのは難しいでしょう。
本記事では大手企業のいいところや悪いところを解説します。大手企業の転職が憧れではなく現実的な視点で考えられて失敗しないキャリア選択ができるので、ぜひ参考にしてください。
- 大手企業の特徴
- 中途採用で大手企業に転職する方法
- 大手企業に転職を考えたときの注意点
大手企業に転職したい方は、マイナビエージェントがおすすめです。マイナビエージェントはマイナビグループにしかない独自求人があります。大手企業や高待遇・好条件の求人が手に入ります。
\第二新卒でも大手にいける!/
友達が大手企業に転職して羨ましい!大企業のいいところは?
大手企業が中小企業よりも優れやすい点は以下の3つです。
給料
厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査結果の概況によると、大手企業に務めている人の給料は以下のようになっています。
男性 | 女性 | |
大手企業の年収 | 375.9千円 | 271.0千円 |
中企業の年収 | 328.0千円 | 252.5千円 |
小企業の年収 | 303.6千円 | 235.0千円 |
男女合計 | |
大手企業の年収 | 339.7千円 |
中企業の年収 | 299.8千円 |
小企業の年収 | 279.9千円 |
男女合計で大手企業と中小企業の年収を比較すると、月収で2.5〜5万円の差があるとわかります。データから見ても、大企業が中小企業よりも年収が高いといえます。
教育
大手企業は人材開発に数ヵ月~数年単位と長期間で取り組みます。
研修内容はロジカルシンキングや、プレゼンテーション力といったキャリアアップをしても役に立つスキルが磨けます。また大手企業では高額な費用をかけて有名な外部講師を呼び、大々的に研修やセミナーを行えるのが特徴です。
一方中小企業は人員不足により時間をかける余裕がなかったり、すぐに現場で活躍できる人材を求めていたりするので、教育が短期間で終了してしまいます。大手企業とは異なり研修にかけられる予算も少ないので、企業内での研修に集約されることが多いです。
福利厚生
大手企業は福利厚生が充実しています。
福利厚生には、法定福利厚生と法定外福利厚生の2種類があります。法定福利厚生は健康保険や厚生年金保険など、法律で従業員に負担することを定めている福利厚生です。
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 介護保険
一方法定外福利厚生は、会社独自の福利厚生で具体的には以下のとおりです。
- 住宅手当
- 通勤手当
- 保養所の提供
- フィットネスジムの提供
- 社員食堂の割引
法定外福利厚生は外部と提携して提供するので、自由に設定できます。大手企業は社員の満足度も上げるためにも、法定外福利厚生を中小企業よりも充実させている傾向にあります。
キャリア
大手企業でのキャリアを経験すると、実力が評価されやすいので転職時に有利になります。
まず大手企業に就職している方は有名大学を出ている傾向にあり、履歴書を見たときに目に留まりやすいです。基礎学力の高さや理解力の速さを認識してもらえます。
また大手企業で一定期間の実務経験があれば、採用担当者からは「高いレベルで仕事をしてくれる」と思われるでしょう。
大手企業は、戦略的に業務に取り組んだり上司からの厳しいフィードバックがあったりと、社会人として常に仕事の質の高さが求められます。そのため大手企業で培った経験を自社に持ち込み、仕事に尽力してくれると考えます。
大手企業の悪いところは?
大手企業を羨ましく思う方もいますが、悪い部分をあります。大手企業の悪い点を3つ紹介します。
役職を上げるのに時間がかかる
IT系の大手企業では20代で役員になれることもありますが、伝統的な大手企業は社員数が多く、またライバルも多いため役職を上げるのに時間がかかります。
一定の評価基準を設けている大手企業もありますが、実績が見えにくい環境になっているのが現実です。直属の上司が人事評価に関わらないケースもあり「頑張っても評価されない」と感じる方は多いようです。
万が一仕事で結果を出せたとしてもボーナスは増額されるかもしれませんが、出世にはつながりにくいでしょう。
経営陣へ意見が通りにくい
大手企業には、経営陣幹部〜各部署〜チームと階層がすでに確立されているため、経営陣に意見が通りにくい特徴があります。
自社の商品やサービスに対して意見を伝えても経営陣との距離が遠いため、抜本的な改革は難しいです。大手企業は経営基盤が整っているため、スピード感よりも決められたポジションでコツコツと仕事を続ける方が求められます。
転勤の可能性がある
大手企業は全国に店舗や支店・営業所などがあるため、転勤や出張をする可能性が高いです。会社の規模や職種によっては、海外への出張や転勤もあり得るでしょう。
ただし、一定の地域の就職を条件とした「地域限定社員」や「エリア限定社員」などを設けている大手企業もあります。
地域限定社員として働いているのであれば、転勤の可能性は低いです。募集傾向としては、事務や経理などの職種で多くみられます。
大手企業への転職に羨ましさを感じたときに注意すべきこと
友達や知人が大手企業へ転職し「羨ましい」と感じたときは以下の2つに注意してください。
自分にとって何が大事かを忘れないように注意する
同僚や友達が大手企業に就職して、いいマンションやいい車に乗っていると羨ましく思う方もいるでしょう。
しかし大手企業での働き方や価値観が自分に本当に合うかはわかりません。大手企業に憧れだけで転職活動をすると、社風や業界の知識を知らないまま転職してしまい、結果的にミスマッチしてしまいます。
大手企業への憧れや転職活動をしたい気持ちが生まれたら、自分にとって何を大切にしているかを考えるのが大切です。
もし転職活動を考えているのであれば、自己分析をするのがおすすめです。好きなことややりたいことを書き出したりキャリアアドバイザーに相談したりして、転職活動の目的を明確にしましょう。
あなたの転職したい理由は、大手企業に転職することで実現できる目標ではないかもしれません。
嫉妬にならないように注意する
大手企業に内定をもらった友達や知人がいると、嫉妬してしまうでしょう。自分が入社したかった企業なら、余計に羨ましく思うかもしれません。
まず嫉妬は人間の本能と理解し、妬んでしまうのは当然だと思いましょう。「嫉妬はしてしまうもの」と自覚し、今の自分に取り組めることを考えるのがおすすめです。
たとえば資格の取得や、新しいスキルを身につけることが挙げられます。嫉妬をした勢いで転職活動をすると、ミスマッチした企業に転職しやすく、結果的に時間を無駄にしてしまいます。
大企業への羨ましさを解消する方法
大手企業への羨ましさを解消する方法を3つ紹介します。
副業を始める
大手企業にお金の面で嫉妬をしているのなら、副業で収入を増やせば解消できます。自分の手でお金が稼げることは自信にもつながるでしょう。
近年ではクラウドソーシングサービスの普及もあり、個人で稼ぐことが容易になったのでスキルを身につければすぐに取り組めます。
Webデザインやプログラミングなど専門性の高いスキルを身につけて取り組む副業が人気です。パソコン1台で取り組めるので、本業のある会社員でも休日や帰宅後の時間を活用できます。
副業で月収を超えるほど稼げるようになれば、独立して選択肢の多い人生も手に入ります。大手企業の方への嫉妬をなくすなら、副業がおすすめです。
現職で出世する
大手企業は入社してくる社員数が多いので、ライバルが増えます。また基礎学力やモチベーションの高い社員も多く、役職につくのは難しいでしょう。
しかし中小企業であれば、出世できる可能性があります。入社人数は大企業に比べて少ないですし、社員の退職率も大企業より高いのでライバルが少なく出世しやすいです。
中小企業に残り続けると希少人材になれるので、現在の仕事をコツコツ続けて役職につくのも1つの手段です。
大手企業へ転職する
大手企業に転職することで羨ましさを解消する方法もあります。
ただし大手企業から中小企業は転職できる可能性が高いですが、中小企業から大手企業への転職の難易度は高いのが現実です。
大手企業は人気なので、採用枠に対して多くの方が応募してきます。そのため転職希望者のなかでも優秀さをアピールしなくてはいけません。売上を上げた経験や、プロジェクトリーダーを務めたなど具体的な実績を伝える必要があります。
他の職場でも通用する専門スキルを身につけておくのもいいでしょう。たとえばプログラミングやマーケティングのスキルなど、社外でも通用するスキルで結果を出していると採用されやすくなります。
大手企業へ転職を成功させる方法
大手企業の悪いところを理解したうえで転職を考えるなら、以下の方法で転職を成功させましょう。
転職エージェントにサポートしてもらう
現在の転職活動は転職エージェントを利用するのが必須です。転職エージェントは以下のようなサポートをしてくれるからです。
- 面接対策
- 履歴書対策
- 面接日程の調整
忙しい方でも働きながら転職活動ができるように支援してくれます。
また公式サイトには掲載されていない高年収や福利厚生のいい職場が多い「非公開求人」を紹介してもらえるのも魅力のひとつです。
スカウト型の転職エージェントもあります。スカウト型の転職エージェントであれば、登録をして必要項目を入力するだけで、ヘッドハンターから企業を紹介してもらえるので、仕事をしながらでも転職活動ができます。
現職で結果を出す
現職で実績を出すことで、大手企業への転職活動が上手くいきます。大手企業は即戦力を重視しているため、現職で結果を出していないと選考を通過するのは難しいからです。
中途採用での大手企業の転職はライバルや実力者が多いので、実績は具体的な数字で示せるといいでしょう。「社員〇〇名から社長賞を獲得した」や「売上目標を3年連続達成した」などアピールできる実績があれば大手企業への転職成功率が上がります。
大手企業へ転職を目指す人におすすめの転職エージェント
大手企業への転職を目指している方におすすめの転職エージェントは以下の2つです。
マイナビエージェント
マイナビのプロモーションを含みます
名前 | マイナビエージェント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年10月23日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~30代の若手向け求人が多い ※年齢制限なし |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://mynavi-agent.jp/ |
企業情報を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビ |
拠点 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 20代や第二新卒に強い転職エージェント
- マイナビエージェントの独占求人がある
- エージェントのサポート期間が無制限
マイナビエージェントは「20代に強い転職エージェント」と推しているように、24歳〜29歳の登録が多いのが特徴です。そのため、入社して3年以内の第二新卒でも応募できる求人が豊富にそろっています。
求人数は非公開ですが「マイナビIT転職エージェント」や「マイナビ会計士エージェント」などマイナビグループ全体の転職エージェントを活用できます。マイナビだけに掲載されている独自求人もあるので、多くの求人情報のなかから魅力的な企業を見つけられるでしょう。
また多くの転職エージェントはサポート期間が3〜6ヶ月となっていますが、マイナビエージェントは無制限に対応してくれるのが特徴です。面談も1〜2回の場合が多いですが、マイナビエージェントは無制限です。
\第二新卒でも大手にいける!/
JACリクルートメント
名前 | JACリクルートメント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年10月23日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 管理職クラス、外資系企業、海外進出企業など |
公式HP | https://www.jac-recruitment.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
拠点 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 年収700万円以上のハイクラス求人が多く集まっている
- 幅広い職種がそろっている
- キャリアコンサルタントのサポートが手厚い
JACリクルートメントは、年収700万円以上のハイクラス向け転職エージェントです。保有している求人は日系大手企業、外資系企業のマネージャーや役員クラスの管理職などが多くキャリアアップをしたい方におすすめです。
またJACリクルートメントは、業界別に経験豊富なキャリアコンサルタントがいるため、企業が求めている人物像や必要なスキルセットなどを詳しく教えてくれます。
JACリクルートメントは、キャリアコンサルタントのサポートが手厚いのが魅力の1つです。
\年収700万円以上の求人多数!/
大手企業への転職を目指す人からよくある質問
大手企業へ転職を目指す人からよくある質問を紹介します。
第二新卒でも大手企業へ転職できる?
第二新卒はまだ新入社員のイメージが強いため需要が高く、大手企業へ入社できる可能性が高い傾向にあります。そのため、第二新卒枠から大手企業に入社するの1つの手段です。
第二新卒枠で募集している大手企業について記載した記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
ベンチャー企業から大手企業へ転職はできる?
ベンチャー企業から大手企業への転職はできます。
大手企業は多くの社員のなかでも、新入社員の教育に時間をかけたいと思っています。ベンチャー企業から転職される方は即戦力のある人材が多く、教育に時間を割く必要が少ないため、大手企業に転職しやすいでしょう。
マネジメントやプロジェクトリーダーのなど上流ポストでの経験をしていると、大手企業への転職の確率はさらに上がります。
ベンチャー企業から大手企業に転職を成功させる方法を紹介した記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
未経験でも大手企業へ転職できる?
未経験業界の大手企業への転職はハードルが高いでしょう。大手企業へ転職を目指す方は、すでに業界で実績を出していたり経験がある方だったりするからです。
未経験業界の大手企業に転職をするなら、圧倒的な実績が必要です。営業トップの成績や売上をV字回復させた経験など「他業界でも活躍してくれる」と思われる成果があると、転職しやすいでしょう。
未経験業界の大手企業に転職をしたいなら、現職で一定の実績を作ってから転職してみるのがおすすめです。
大手企業への転職が羨ましいなら転職エージェントに登録しよう!
大手企業に転職を検討しているのであれば、マイナビエージェントがおすすめです。
マイナビエージェントは、ITや会計士など各業界に特化した転職エージェントがいます。マイナビエージェントを活用することで、マイナビグループ全体の転職エージェントから求人が手に入ります。
取引企業が多いマイナビならではの有名企業の求人も取り扱っているので、大手企業に転職をしたい方はぜひマイナビエージェントを利用してみてください。
\第二新卒でも大手にいける!/
[転職難易度]
[主な転職先]
[転職エージェント関連記事]