エントリーシート、頑張って書いても落ちてしまいます……。
ESで落ちるのは、何か原因がありそうだね。
多くの就活生が直面するES(エントリーシート)落ちの課題ですが、実は何度も落ちる人には共通点があります。
ではそこで本記事では、「一体何が理由、原因なの?どこを改善すればESが通過するようになるの?」という疑問にお答えします。
他にもESが落ちる確率や企業が注目するポイント、通らない傾向の人が今やるべきことも解説していきます。落ちやすいと感じている人は、本記事のアドバイスを参考にして通過率を改善し、充実した就活にしていきましょう。
エントリーシート(ES)で落ちる確率は?
現在エントリーシートの通過率で苦しんでいる人もいると思いますが、その通過率は一体どのくらいなのでしょうか?
通過率を知ることで就活に対する向き合い方が変わるはずです。
平均通過率は約50%
一般的に、エントリーシートの平均通過率は40~50%の間であるとわかっています。
ということは2社出せば1社通るのかと思ってしまいますが、そんな単純な計算ではありません。
ここで気をつけなければならないのが、50%というのは、エントリーシートの提出を求めている企業全体の平均通過率ということです。その中には、ほぼ通過させる企業もあれば、かなり絞る企業も存在します。
みなさんが一度は耳にしたことがあるような企業や、誰もが入社を憧れるような大手企業などは、倍率がかなり高くなっています。つまり、通過率はさらに低いということです。
たとえば電通のエントリーシート通過率は、なんとわずか11%しかありません。応募者が10人いたとしたら、そのうちおよそ9人もの人が、面接に進む前に落ちてしまうという厳しい現状が見えてきます。
通過率の割に提出しているES数が少ないと感じている人はいませんか?数を出せば良いという訳ではありませんが、少な過ぎると通るものも通りませんので、そう感じた人はESの提出数を増やしていきましょう。
企業がエントリーシート(ES)で見ているポイントは?
厳しいエントリーシートの通過率ですが、面接に進まないことには何も始まりません。そこでまずは、企業がエントリーシート見ているポイントを理解していきましょう。
志望度を確認するため
熱意の無さがバレていないかな?
有名企業ともなると、大した志望理由や入社意欲が無くても、とりあえずエントリーシートだけ出しておこうと考える学生がたくさんいます。
企業側は採用に割ける時間や人員に限りがあるため、エントリーシートの内容から志望度の高さを判断し、面接をする学生を少しでも絞っておこうという考えがあるのです。
ですからエントリーシートの段階で落とされている人は、志望度が高くないことがバレてしまっている、もしくは熱意の高さを上手に文章に落とし込めていない可能性があります。
基本的な文章力・論理的思考力を見るため
読みやすい文章が大切ですね。
エントリーシートでは、自己PRや志望動機など、文章で自分をアピールするところがたくさんあります。
そこでアピールした内容を担当者に納得させるには、起承転結がわかりやすく整理されている必要があります。
ミスのない文章なのか、内容が担当者を引き込むもの且つ論理的に整理されたものかという点に気をつけましょう。
面接の材料にするため
「会いたい」と思わせられるようなエントリーシートを書こう。
面接官はあらかじめ決まっている内容を聞くだけでなく、より学生について知るために、エントリーシートに書いてある内容を参考にした質問もします。
というのも、採用にあたり、企業側は学生にどのような個性があるかを重要視しているからです。
学生の個性を把握することで、入社後にどのように活躍するかを想像するための材料になりますし、どの部署に配属するべきかの判断基準にもなります。
エントリーシートを見て「この人に会いたい」と思ってもらえなければ先には進めませんので、嘘にならない範囲で良い材料になりそうな内容を盛り込んでみましょう。
エントリーシート(ES)で落ちる理由・原因
それでは一体、エントリーシートで落ちる理由や原因はなんなのでしょうか?
実は落ちる原因は割と似通っています。もし自分に当てはまるものがある場合は、しっかりと改善しましょう。
誤字脱字がある
誤字脱字があるのは問題外だよ。
誤字脱字があると、それだけで文章の説得力がなくなってしまいます。さらに雑な性格という印象を与え入社後もミスが多そうなど、悪いことを連想させてしまいます。
当然のことではありますが、エントリーシートを提出する際には誤字脱字がないか必ずチェックしましょう。他の人に読んでみてもらうのも効果的です。
企業とマッチしていない
コーポレートサイトをよく確認して、不一致が無いように気を付けます。
たとえどんなに優秀な学生であったとしても、企業が求めている人物像からかけ離れてしまっていたら、そこでの活躍の場はありません。どれだけ上手に書けていても落ちてしまいます。
極端な例ですが、とても優秀なプログラマーだとしても、商社の採用試験を受けてしまったら、必要とされる能力が違うため内定をもらえないということです。
エントリーシートが通過しない人は、それに書いた内容あるいは自分の能力や性格が、企業が求める人物像とマッチしていない可能性があります。
指定された通りにかけていない
提出前に、指定条件を満たしているか、未記入箇所が無いかを確認しよう。
- 企業が指定した文字数を超えてしまった、あるいは大幅に足りていない
- 質問に適切に答えられていない
- 写真のサイズが違う
- 未記入箇所がある
以上が、よく見られるミスとして挙げられます。
このようなことがあるとエントリーシートが無効になったりする可能性がありますので、気をつけなければなりません。
志望動機が企業の紹介文になっている
自分のことを伝えないと意味がないですよね。
志望動機を初めて書く人や、添削指導を受けていない人にありがちなのが、企業のホームページやパンフレットに書いてある魅力をほとんどそのまま書き写すケースです。
志望動機は「御社の〇〇という部分を魅力的に感じ」と書くことも大切です。しかしそれ以上に、「自分が過去にどのような経験をし、結果的に将来はこのようなことをしたいので志望した」と動機の部分や入社後の希望を書く必要があります。
とはいえ、志望動機がきちんと書けているか確認するのは自分ひとりでは難しいもの。後述する就活支援サービスも、ぜひチェックしてみてください。
結論から書かれていない
最初に結論が書かれていれば、読み手に伝わりやすくなるよ。
採用担当者は限られた時間の中でエントリーシートを確認し、面接に進む学生を選ぶ必要があるので、書かれている内容を細かく読んではくれません。ます。そのため、冒頭部分を少し読み、興味が湧いたり優秀だと思ったりした人以外は落とされます。
また、起きたことをただダラダラと書き連ねるのも良くありません。事象だけ並べられてもわかりにくいので、状況やあなたの想いも必ず入れ込んでください。
書きながら考えることが多いと感じたかもしれませんが、志望動機や自己PRを作成するときにはフレームワークを使うと便利ですし、上記の内容を無理なく盛り込めます。
学歴フィルターに引っ掛かっている
学歴フィルターは本当にあるんですね!
学歴フィルターとは、一定以上の学歴を満たしていない学生をエントリーシートの段階で落とすシステムのことです。
一般的に高学歴の学生の方が社会人として優秀な傾向があると言われています。とりわけ大企業や人気企業などはエントリーシートを全員分確認する暇がないため、効率的な採用活動をすべくこのシステムを利用しています。
学歴フィルターに引っ掛かってしまった時の対処方法はありません。しかし学歴フィルターがない優良企業もたくさんあります。後述の就活エージェントなどを利用してみるのもおすすめです。
エントリーシート(ES)で落ちる人の傾向
エントリーシートで落ちる人には、一定の傾向が見られます。自分もその傾向があると感じたら抜け出せるようにしましょう。
業界・企業研究が不十分
業界・企業研究が不十分だと、志望動機がちゃんと書けないよ。
志望動機は、その会社でないとできないことを書く必要があります。しかし業界・企業研究を十分に行えていないとその会社の特徴が分からず、イメージだけで書いてしまうので、志望動機に書いていることが会社の特色とずれ、他の会社にも当てはまるような内容を書いてしまうことがあります。
このような志望動機を採用担当者が見たら、熱意を感じられないので、この人は会社に対してあまり興味がないのだろうなと思うでしょう。
ですから、業界・企業研究が不十分な人は、急いで進めてください。
エントリー数が少なすぎるor多すぎる
ESをたくさん書きながら、コツをつかむ必要がありますね。
エントリー数が少ないということは、それだけESを書く経験が少ないことを意味しますす。どのような内容にすると通りやすいのかは、何度か提出していくうちに見えてくるもの。企業を絞ることも重要ですが、絞りすぎていきなり本命の企業にESを提出するのは得策ではありません。
逆にエントリー数が多すぎる人も落ちやすい傾向にあります。エントリーしすぎるあまりひとつひとつのESに手が回らず、使いまわすようになるからです。各社とも事業内容や求める人物像が異なるのに、同じESの内容で全てが通るわけがありませんよね。
いくつか提出していくうちに通過率の良いESの構成などが分かってくると思いますので、それをベースに企業ごとにカスタマイズしましょう。
第三者に添削をしてもらっていない
自分では気付けないミスを発見できるよ。
実際にESを読んで評価するのは採用担当者であり、あなたではありません。ESで重要なのは、それを読んだ他者がどのような印象を受けるのかです。
読みやすい文章なのか、あなたの人物像をイメージしやすい内容なのかといったことから、誤字脱字や不適切な言い回しなどのミスもあるでしょう。
自分はそれで良いと思って書いているものでも、他の人が読んだら伝わらない文章になっているケースは散見します。第三者に添削を貰っていない人は、ミスを繰り返していることにさえ気づいていない可能性があるので注意が必要です。
エントリーシート(ES)で落ちる人がやるべきこと
ここまでESが落ちる原因や、落ちやすい人の傾向について解説してきました。少しでも思い当たる節がある人は、そのままにしていてはいけません。
ここからはESが落ちやすい人がやるべきことを解説していきます。自分に足りないなと思ったものについてはすぐに行動に起こすようにしましょう。
エントリーシート(ES)の書き方のフォーマットを学ぶ
エントリー数が少ない人は、フォーマットを学ぶといいよ。
自己PRであれば「結論、理由、社会に出てどう活きるのか」など内容に含むべきものが存在します。そしてこのフォーマットを知っているだけで内容の充足度は大きく変わります。
ESのフォーマットを学ぶには、就活エージェントを利用すると便利です。彼らは就活サポートのプロで、どのような内容をESに込めると良いのかも把握しています。
まずはプロに頼って書き方を学ぶようにしましょう。
社会人含め複数人に添削してもらう
いろいろな人からアドバイスをもらえれば、自信がつきそうです!
社会人の先輩やOB訪問の際に、積極的に添削の依頼をしましょう。彼らはあなたと同じようにESを書き、そして選考を勝ち抜いて今のポジションにいます。せっかく身近にそのような経験を持った人がいるならば、頼らなくては損です。
とはいえ、知り合いに自分のESを見られるのが恥ずかしい人や、OB訪問で悪印象を与えないか不安といった気持ちもあるでしょう。そこで頼りになるのが就活エージェントです。
彼らは元々あなたのことを全く知らない第三者なので、恥ずかしさがそこまでなく、できの良くないESの添削を依頼しても選考に関わる悪印象を持たれません。
しかも就活サポートのプロとしての経験や知識が豊富であり、企業が求める人材像も踏まえて添削してくれます。
JobSpring(ジョブスプリング)
名称 | JobSpring(ジョブスプリング) |
運営企業 | HRクラウド株式会社 |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | AI×プロのエージェントによる高精度なマッチング |
利用しやすさ | 対面面談が東京のみ(オンライン対応) |
求人 | 内定まで最短2週間の求人を紹介 |
紹介実績 | 1000社から厳選された3~4社を紹介 |
サポート | 早期離職率0.1%を誇る手厚いサポート |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://jobspring.jp/ |
JobSpring(ジョブスプリング)はAIを利用した自己分析サポートを通じた、高いマッチング率が強みの就活エージェントです。
また企業向けに採用コンサルも行っており、ニーズの高い学生像や評判の良いESなど、企業目線で情報をもっているのも強みとして挙げられます。
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キャリセン就活エージェント
名称 | キャリセン就活エージェント |
運営企業 | シンクトワイス株式会社 |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | 専任コンサルタントによる時間をかけた個別面談 |
利用しやすさ | コンサル歴10年のプロによるサポート |
求人 | 中堅・ベンチャー企業の求人が豊富 |
紹介実績 | 7万人を超える就活生をサポート |
サポート | 時間をかけた個別面談で就活生にぴったりの求人を紹介 |
総合得点 | 18.0/20.0点 |
公式HP | https://careecen-shukatsu-agent.com/ |
キャリセン就活エージェントは、累計6万人の就活をサポートし、内定獲得へ導いた実績豊富なエージェントです。
約1時間のカウンセリングから始まり、あなたに寄り添った就活サポートをしてくれます。
的確なアドバイスも好評なので、就活のプロに相談したい人はぜひ一度見てみましょう!
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ES免除の選考ルートにエントリーする
就活エージェントや就活イベントを活用するんだ。
ES免除の選考ルートにエントリーする方法には2つの手があります。
1つは就活エージェントの活用です。学生に付いたキャリアアドバイザーはES添削や面談対策だけでなく、自己分析をもとにおすすめの企業を紹介してくれます。
企業にはキャリアアドバイザーから学生をおすすめしてもらえるので、ES免除でいきなり筆記試験や面接に行ける企業もたくさんあるのです。
もう1つは就活イベントを利用する方法です。就活イベント経由でエントリーするとESが免除になるものがいくつか存在します。
イベントの際には企業の説明を聞いたり、社員と話したりする時間もあるので、あらかじめ企業の印象を把握したうえで選考が受けられるのもイベントの良い点です。
以下におすすめイベントを開催する就活サイトを紹介するので、1度参加してみるのをおすすめします。
CLUTCH(旧digmee)
名称 | CLUTCH(旧digmee) |
運営企業 | 株式会社アスナロ |
対象学年 | 25卒・26卒・27卒 |
強み | IT系・ベンチャー企業に特化、LINEで相談可能 |
利用しやすさ | LINEでキャリアアドバイザーや人事と手軽に連絡ができる |
求人 | IT系大手から急成長中の有望ベンチャーまでカバー |
紹介実績 | 人気企業の早期選考や選考スキップも紹介実績が多い |
サポート | LINEで迅速にサポート、IT系で勝つGD対策や模擬面接を実施 |
総合得点 | 17.0/20.0点 |
公式HP | https://clutch-asnalo.com/ |
CLUTCH(旧digmee)の開催する「digmee tryout」では、トップ企業最大7社が集まるイベントが行われます。企業説明、グループディスカッション、フィードバックや座談会など、盛りだくさんのコンテンツが用意されています。
グループディスカッションでのパフォーマンスが評価されれば、企業からスカウトが届く可能性もあります。
CLUTCH(クラッチ)は、最新のイベント情報のチェックから参加申し込みまで、全てをLINEで行う点も大きな特徴です。
気になるイベントがあれば、トーク画面で参加の意思表示をするだけで申し込みが可能なので、まずは友達登録してみましょう!
最近ではIT就活に特化した就活サポートに注力しているので、IT業界志望の方にもおすすめです。
まとめ:ESで落ちるなら対策が必須!
ESで何度も落ちてしまうのは、以下のような原因が考えられます。
- 業界・企業研究が不十分
- エントリー数が少なすぎるor多すぎる
- 第三者に添削をしてもらっていない
書き方のフォーマットを学びながら、たくさんのESを提出するのがおすすめです。ESを添削してもらえる就活エージェントを活用すれば、選考に通りやすいESのコツがつかめますよ。