外資系企業は「実力主義・ハード」といった理由から、やめとけと言われることがあります。
しかし、外資系企業は高収入を目指せたり正当な評価を受けやすかったりするので、収入・スキルアップを目指す方にはおすすめです。
この記事では、外資系企業への転職をやめとけと言われる理由から、外資系企業ならではの魅力、外資系企業に向いている人・向いていない人の特徴までを紹介します。
外資系企業への転職を成功させたい方は、外資系企業の求人数を豊富に取り扱っているリクルートダイレクトスカウトの利用がおすすめです。リクルートダイレクトスカウトは、外資系企業の求人を豊富に有しているため必ず登録しておきましょう。
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外資系企業への転職をやめとけと言われる理由
外資系企業への転職をやめとけと言われる理由は、次の5つが挙げられます。
- 人間関係がドライすぎてしんどい
- クビになるリスクがある
- 手厚い教育や引き継ぎが実施されない
- 想像以上にハードワーク
- 業績へのプレッシャーでメンタルがきつい
外資系企業へ転職して後悔しないためには、やめとけと言われる理由を知ることが大切です。ここからは、5つの理由について詳しく紹介します。
人間関係がドライすぎてしんどい
外資系企業は、日系企業に比べて人間関係がドライな職場が多い傾向です。日系企業では、公私ともに過ごす時間を増やして人間関係を作ることに対して、外資系企業では仕事を通して人間関係を構築することがほとんどです。
外資系企業に勤める方の多くは、仕事とプライベートを線引きしています。そのため、職場仲間で飲み会・趣味を楽しみたいという方は、人間関係がドライすぎてしんどいと感じる可能性があります。
ただし、人間関係は職場の雰囲気によって大きく異なります。外資系企業であっても、アットホームな人間関係を構築している職場は少なくありません。
クビになるリスクがある
外資系企業の多くは終身雇用制度がないため、クビになるリスクが一定数存在します。マイナビ転職が2018年に外資系企業に勤める方を対象に実施した調査では、次のような結果が出ています。
調査結果によると、約3割の方が「クビ・リストラが多い」と回答しています。「仕事のパフォーマンス力が低い」「成果が出せていない」という方は、クビの対象になりやすい傾向です。
外資系企業ではクビになるリスクを防ぐために、日系企業に勤めるよりも自己研鑽が必要になります。
手厚い教育や引き継ぎが実施されない
外資系企業では、教育や引き継ぎが実施されないケースが多くあります。即戦力となる人材を採用するため、仕事の進め方やコツなどは自分で見つけることが重要です。
自分に不足している部分は、成功している先輩からやり方を盗んだり、業務時間外に必要なスキルを身に付けたりしながら補う必要があります。
しかし、人材育成に力を入れている外資系企業であれば、社内研修や社外のセミナーに参加する制度が設けられています。新卒には新入社員研修などを用いて、教育する場合がほとんどです。
外資系企業に転職したい方は、自分で学んだり問題解決したりする力が求められることを知っておいてください。
想像以上にハードワーク
外資系企業に対して、華やかなイメージを持つ方は多くいますが、実際は想像以上にハードワークな職場が多くあります。外資系企業に勤めても、残業がなくなるわけではありません。
外資系企業の場合、スピードが求められるため、効率よく仕事をこなすスキルが求められます。そのため、ノルマがこなせない方は、深夜まで残業したり休日を返上したりしながら、与えられた仕事をこなします。
一方で、期間内に仕事をこなせる方であれば、フレックス出社をしたり、長期休暇を取得したりするなど、自由な働き方が可能です。
業績へのプレッシャーでメンタルがきつい
外資系企業は日系企業に比べて、成果にコミットすることが求められるため、業績へのプレッシャーでメンタルがきつくなる方が多くいます。
外資系企業では、個人の業績がそのまま給料に反映されます。そのため、成果が出せない方は勤続年数が長くなっても給料が上がりません。
特に、今まで成果主義の職場で働いたことがない方・自分のペースで仕事をしたい方は、業績へのプレッシャーを感じやすくなります。
外資系企業への転職の魅力
外資系企業には、日系企業にない魅力が多数あります。そのため、日系企業にはない魅力を求めて、外資系企業に転職する方が少なくありません。下記は、外資系企業に転職する魅力の一例です。
- 成果が昇給・昇格に大きく反映される
- 給料水準が高い
- スペード感が早い
- 労働時間・休暇制度に気を遣っている企業が多い
ここからは、外資系企業に転職する4つの魅力を詳しく紹介します。
成果が昇給・昇格に大きく反映される
外資系企業では成果主義の企業が多く、成果が昇給・昇格に大きく反映されます。そのため、成果を上げれば年齢・役職に関係なく、給料アップが見込めます。
仕事の成果を出せる方の中には、日系企業から外資系企業に転職して、大幅な年収アップを実現することが珍しくありません。
成果を継続して出せれば、年収1,000万円以上を得たり、管理職に就けたりすることが若くして実現できるでしょう。
現在の職場で「成果に対して適正な評価をしてもらえない」という方は、外資系企業に転職すると一気に高収入を得られる可能性があります。
給料水準が高い
外資系企業の平均年収は約800万円と高く設定されています。日本全体の平均年収が400万円台であることを踏まえると、外資系企業の平均年収はかなり高いと言えるでしょう。
ただし、外資系企業では退職金制度がない場合がほとんどで、働いている間に老後の資金を貯める必要があります。また、成果主義によって年収の上限と下限の差が大きく開いているため、成果を出せない方の年収は400万円台を下回ることもあります。
スピード感が早い
外資系企業では、短期間で成果が求められる業務が多く、スピード感が重要です。日常業務だけでなく上層部の意思決定も早く、方針が一気に変化するケースも少なくありません。
他にも、外資系企業のスピード感が早い理由として、個人の裁量が大きいことも挙げられます。日常業務であれば、上司に確認を取らず自分の判断で仕事を進める場面も見られます。
そのため、外資系企業に勤めると多くの仕事をこなしたり、責任重大な仕事を任せてもらえたりする機会が多くなるでしょう。
労働時間・休暇制度に気を遣っている企業が多い
「仕事がきつい」というイメージを持たれやすい外資系企業ですが、労働時間・休暇制度に気を遣っている企業が多くあります。そのため、日系企業に勤めるよりも自由な働き方を実現できる可能性があります。
例えば、時期を問わずフレックス・在宅勤務を取り入れられたり、長期休暇を取得したりすることが可能です。成果によっては、1か月ほどの長期休暇も取得できるでしょう。
プライベートと仕事のメリハリをつけた生活を送りたい方は、外資系企業の働き方が合っていると言えます。
ただし、自由度の高い生活を送りたい方は、外資系企業をただ選ぶのではなく、求人情報の「労働時間」「休暇制度」の項目を必ずチェックしてください。
外資系企業では当たり前のあるあるとは?
外資系企業では当たり前の文化が、日系企業では珍しいことが多くあります。下記の内容は、外資系企業で当たり前に起こります。
- 話したことのある人がクビになっていなくなる
- 日経企業よりも外資系企業のほうが有給が取りやすい
- 上司が年下な場合がある
- 本国の方針の変更で大きく変わる
外資系企業に転職したい方は、文化を知ることが大切です。ここからは、外資系企業で当たり前に起こる4つのことを詳しく紹介します。
話したことのある人がクビになっていなくなる
外資系企業では、話したことがある人がクビになることがよくあります。特に、成果を細かくチェックする職場では、周囲の同僚が予期せずクビになることが頻繁に起こる傾向です。
また、外資系企業のスピード感・業績へのプレッシャーについていけず、クビではないものの職場を離れる方も一定数存在します。
外資系企業は、人の入れ替わりが早いという特徴があります。そのため、職場で出会った同僚・先輩と定年まで一緒に働くことはほとんどありません。
日経企業よりも外資系企業のほうが有給が取りやすい
外資系企業には、日系企業よりも有給を取得しやすいという特徴があります。上司・同僚は、有給の取得に対して難色を示しません。
むしろ、有給を取得できない方に対して「仕事の効率が悪い」と判断します。有給の取得状況が評価にも影響するため、外資系企業に勤める方は、すべての有給を消化していることがほとんどです。
ヨーロッパ系の外資系企業では、有給を使って大型連休を作る方が多く、旅行に出かけたり、趣味の時間をしっかりと確保したりしやすいという特徴があります。
上司が年下な場合がある
外資系企業では、年功序列制度が採用されていないため、転職先の上司が年下な場合があります。年下が上司になることは決して珍しいことではありません。逆を言えば、転職後に自分の成果が評価されて、年上部下を持つ可能性もあります。
上司が年上の場合、「仕事のしにくさ」を感じる方もいるでしょう。年下上司と円滑に仕事を進めるためには、積極的にコミュニケーションを取り、距離感を縮めることが大切です。年齢を気にせず接することも、年下上司と円滑に仕事を進める方法として有効です。
本国の方針の変更で大きく変わる
外資系企業では、日本だけでなく本国の情勢によって方針が大きく変わります。日本にある外資系企業は、あくまでも子会社に似た位置付けのため、方針などの最終決定は、外資系企業のある本国で行われるケースがほとんどです。
外資系企業に転職する場合は、本社のある国の情勢を定期的に調べる必要があります。日本の景気がいくら良くても、本社のある国の情勢が悪化している場合は撤退する恐れがあるためです。
外資系企業に転職したい方は、本社のある国の影響を色濃く受ける点を知った上で、転職先を選びましょう。
こんな人は外資系企業への転職はやめとけ!向いていない・合わない人の特徴
外資系企業への転職を検討している方は、「自分が外資系企業で働くことに合っているのか」を知る必要があります。
下記に該当する方は、外資系企業の文化に合わない可能性があるため、注意してください。
- 年功序列を好む人
- 英語ができない人
- 主体的に動けない人
- 失敗を恐れすぎる人
- ゆったりと働きたい人
- ハードワークに耐えられない人
勤続年数が長いことをステータスとする年功序列を好む方は、年下上司と一緒に仕事をする可能性がある外資系企業が向いていません。
外資系企業では本国とのやりとりが必要になります。基礎的な英語ができない方は、成果を上げられずクビになる可能性が高くなるでしょう。
指示を受けなければ仕事ができない方も、外資系企業に合いません。特に、「主体的に動けいない」「ゆったりと働く」という特徴がある方は、外資系企業ではお荷物扱いになる傾向です。
「成果が常に求められる」「短期間の納期に対応する必要がある」など、ハードワークに耐えられない方も、外資系企業への転職は控えたほうが得策です。心身ともに病んでしまう恐れがあります。
外資系企業に向いている人・合っている人の特徴
これまでの職場で働き方がハードだった方は、外資系企業に向いている・合っている可能性が高いと言えます。外資系企業では、自由度が高い反面、タイトな納期・成果へのプレッシャーが常にかかります。
そのため、今までに「長時間労働が当たり前だった」「責任のある仕事を任せられていた」など、ハードな働き方をしてきた方は、外資系企業に転職しても「大変だ」と思うことが少ないでしょう。
外資系転職が地獄と言われる理由
外資系転職が地獄と言われる理由は、甘い気持ちを持って外資系企業に転職して失敗した方が多くいるためです。外資系企業のメリット・デメリットを正しく理解しておけば、転職後に「外資系企業は地獄だった」と思うことはなくなるでしょう。
例えば、自由度の高い部分だけを見て外資系企業に転職すると、想像以上にハードワークだったことを後悔します。外資系企業は自由度が高い反面、求められる成果・仕事量が多いことは知っておいてください。
外資系企業の内部事情を正しく知りたい方は、外資系企業に強い転職エージェントを活用して転職活動を進めましょう。
外資系転職を成功させるために登録すべき転職エージェント
外資系企業への転職を成功させるには、外資系企業に強い転職エージェントを利用しましょう。下記は、外資系企業への転職を目指す方が登録すべき転職エージェントです。
- リクルートダイレクトスカウト
- エンワールド
- ビズリーチ
ここからは、外資系企業の転職に強い3つの転職エージェントの特徴を詳しく紹介します。
リクルートダイレクトスカウト
名前 | リクルートダイレクトスカウト |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人数:- (2024年11月14日現在) ※今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代〜60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | ハイクラス・エグゼクティブに特化 |
公式HP | https://directscout.recruit.co.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社リクルート |
拠点 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
書類添削の有無 | ヘッドハンターによる |
面接対策の有無 | ヘッドハンターによる |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
- 年収800万〜2,000万円の求人を多数保有
- 企業からの直接スカウトがある
- 在籍する3,000人以上のヘッドハンターから自分に合うヘッドハンターを選べる
リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営するハイクラス転職をサポートする転職エージェントです。大手外資系一般消費財企業・外資投資系銀行・外資系自動車部品メーカーなど、さまざまな業界の求人を掲載しています。
リクルートダイレクトスカウトでは、登録するだけであとは企業からのスカウト、もしくはヘッドハンターからの求人紹介を待つだけで転職活動を進められます。求人情報をチェックする時間が確保できない方でも、効率的に転職活動を進めることが可能です。
豊富な求人から自分に合う転職先を見つけたい方は、リクルートダイレクトスカウトに登録しておきましょう。
\ 外資系企業の求人を豊富に掲載/
エンワールド
名前 | エンワールド |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人数:- 非公開求人数:- (2024年11月19日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~ |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 対応 |
得意分野・業界 | ハイクラス・日系グローバル転職に特化 |
公式HP | https://www.enworld.com/ |
詳細を見る
運営会社名 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
拠点 | 東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン12階 |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
- 外資系・グローバル企業専門の転職エージェント
- 国際的な視点から利用者の中長期的なキャリア実現をサポートする
- 正社員だけでなく、契約社員・派遣社員などライフスタイルに合わせた働き方を選べる
エンワールドは、エンワールド・ジャパン株式会社が運営する、外資系・グローバル企業に特化した転職エージェントです。ミドル〜ハイクラス向けの転職サポートを得意としています。
エンワールドでは面談した情報をもとに、業界・職種に特化したコンサルタントでチームを結成し、利用者の転職支援を行います。他の転職エージェントに比べて、専門性が高いアドバイスをもらいやすい点は、エンワールドの強みです。
親身になって転職活動をサポートしてもらいたい方は、エンワールドにも登録しておきましょう。
\ 外資系・グローバル企業に特化/
ビズリーチ
名前 | ビズリーチ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:141,063件 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野 | スカウトによるキャリアアップ |
公式HP | https://www.bizreach.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ビズリーチ |
拠点 | 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F |
書類添削の有無 | ヘッドハンターによる |
面接対策の有無 | ヘッドハンターによる |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
- 保有している求人の3分の1以上が年収1,000万円以上
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ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営している転職サイトです。掲載されている求人の3分の1以上が年収1,000万円以上となっており、高年収求人を見つけたい方におすすめです。
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外資系企業への転職をやめとけと言われる理由まとめ
外資系企業に転職すると、ハードワークになる・クビになる可能性があるため、「転職をやめとけ」と周囲に言われることがあります。
しかし、外資系企業は給料水準が高い・成果が昇給や昇格に反映されやすいという魅力を有しており、決してデメリットばかりではありません。
外資系企業へ転職したい方は、外資系企業に精通した転職エージェントの利用がおすすめです。中でも、リクルートダイレクトスカウト・エンワールド・ビズリーチは、外資系企業の転職に強いことで知られています。
外資系企業への転職を成功させたい方は、リクルートダイレクトスカウト・エンワールド・ビズリーチのいずれかに必ず登録しましょう。
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