- 42Tokyoは世界的にプログラミング教育を展開するサービス
- 料金は無料で、経歴や年齢に関係なく利用可能
- 学習期間が長く時間も長いため、学習の体力・精神力が必要
良い評判サマリ | 悪い評判サマリ |
---|---|
居心地が良い学習環境 二次試験「Piscine」を終えて達成感がある 解けなかった問題が解けるようになった | 一次面接のWebテストだけでも良い経験になった長期的に考えないとメリットを感じない | 仕事との両立は無理だった
この記事を読めば、42Tokyoの評判が分かり、あなたに合ったプログラミング育成機関なのか判断できます!
未経験者からエンジニアに転職できる方法をまとめた記事も確認しながら、あなたに合ったキャリアを実現しましょう。
42Tokyoとは?
まずは42Tokyoの概要を紹介します。
項目 | 概要 |
---|---|
サービス名 | 42Tokyo |
習得可能なプログラミング言語 | C言語など |
受講料 | 無料 |
応募資格 | 18歳以上 |
運営会社 | 一般社団法人42Tokyo(業務委託:合同会社DMM.com) |
42Tokyoは世界各国で展開するエンジニア育成機関です。
一般的なプログラミングスクールとは異なる点を、本記事で詳しく確認していきましょう。
42Tokyoの特徴5つ
ここからは42Tokyoの特徴を解説します。
次の5つの特徴を紹介していきます。
- 世界各国で展開するエンジニア育成機関
- 入会テストを受ける必要がある
- 受講料無料・経歴不問で学べる
- コンピューターの基礎から体系的に学べる
- 学生同士で学び合う環境
1つずつ確認していきましょう
①世界各国で展開するエンジニア育成機関
42Tokyoは世界各国で教育を展開するエンジニアの育成機関です。
発祥のフランス・パリを始め、22ヵ国で12,000人以上の学生がトレーニングを受けています。
42は世界の大学ランキングである「World Universities with Real Impact (WURI)」で「Global Top 100 Innovative Universities」第10位を獲得した実績があります。
日本に限らず世界的に評価されたエンジニア育成機関です。
②入会テストを受ける必要がある
42Tokyoに入会するためには、2つのテストに合格する必要があります。
2段階のテストの内容は一次試験はWebテストを受け、二次試験では4週間の「Piscine(ピシン)」という実践を組み込んだ入学試験を受けます。
Piscineは他の学生と競争しながら学習を進める刺激的な試験です。
③受講料無料・経歴不問で学べる
42Tokyoは受講料や入学金、教材費など全て無料で学習できます。
無料なのは、42Tokyoの理念に賛同する企業によって運営されているからです。
また経歴不問なので18歳以上であれば学歴や職歴、国籍などは問いません。
どんな立場の方でも平等に学べる環境といえます。
④コンピューターの基礎から体系的に学べる
42Tokyoではコンピューターの基礎から体系的に学べます。
基礎から丁寧に学ぶカリキュラムは一見、時間がかかってしまい不要だと思うかもしれません。
しかししっかりと体系立てて学習すればエンジニアのベースが作られます。
基礎を固めたエンジニアは、42の卒業生によって優秀だと証明されています。
⑤学生同士で学び合う環境
42Tokyoに講師は在籍せず、学生同士で学び合います。
実際の社会では講師の在籍や授業の実施がなく、42Tokyoも優れた仲間たちと切磋琢磨しながら成長していける環境です。
お互いに知見を共有し、助け合って課題をクリアしていきましょう。
42Tokyoの良い評判
ここからは42Tokyoの良い評判を紹介します。
次の4項目を紹介していきます。
- 一次面接のWebテストだけでも良い経験になった
- 居心地が良い学習環境
- 二次試験「Piscine」を終えて達成感がある
- 解けなかった問題が解けるようになった
1つずつ確認していきましょう!
一次面接のWebテストだけでも良い経験になった
一次面接のWebテストが楽しく、良い経験になったと口コミがあがっています。
テスト内容は論理的思考と記憶力を試すゲーム形式のテストとなっています。
所要時間は約2時間10分で、Webテストだけでもハードな印象です。
居心地が良い学習環境
42Tokyoが居心地が良い環境だと口コミがあがっています。
興味のある分野に共通点があり、共に頑張れる同士が集まっているので、学習のモチベーション維持にはとてもよい学習環境です。
二次試験「Piscine」を終えて達成感がある
二次試験の「Piscine」を終えて、達成感のあると口コミを上げられています。
テストとはいえ4週間もの間、他の受講生とコーディングの課題をクリアしていきます。
入学前に貴重な体験ができそうです。
解けなかった問題が解けるようになった
42Tokyoを受講していて、解けなかった問題が解けるようになったと感じている方がいます。
42Tokyoはハードな印象を受けますが、モチベーションを維持しながら学べるので成長を感じられる環境です。
引用:https://x.com/
42Tokyoの悪い評判
続いて42Tokyoの悪い評判を紹介します。
良い評判、悪い評判いずれも確認して、中立的な立場でサービスを判断していきましょう。
- 仕事との両立は無理だった二次試験の1ヶ月間がもっともコーディングをしていた時期だった
- 長期的に考えないとメリットを感じない
仕事との両立は無理だった
42Tokyoを1週間程度受講して、退会している方がいます。
二次試験のPiscineを受験者の滞在時間は1日5~8時間と明記されています。
二次試験だけでも、仕事との両立はかなり難しいといえるでしょう。
長期的に考えないとメリットを感じない
カリキュラム内容に時間がかかり、長期的に考えないとメリットがないと口コミが上がっています。
42Tokyoは受講者全員が未経験者レベルの基礎を学びます。
経験者には簡単過ぎる内容もあるかもしれません。
その点に納得いかない方が辞退されています。
引用:https://x.com/
42Tokyoのメリット・デメリット
ここまでの特徴や口コミを踏まえて、42Tokyoのメリット・デメリットを考えました。
メリット | デメリット |
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意識の高いメンバーが揃っている | 無料で学べる基礎からじっくりと学ばなければならない | 仕事との両立が難しい
メリット①:無料で学べる
42Tokyoは入学金、受講料、教材費などが発生せず、完全無料で学習できます。
エンジニア転職を目指す方の中には、高額なプログラミングスクールの受講料に悩んでいる方がいるかもしれません。
質の高い育成機関を利用して、料金がかからないのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット②:意識の高いメンバーが揃っている
42Tokyoには意識の高いメンバーが揃っているといえます。
入学条件は二次試験まで合格する必要があり、かなりの労力がかかります。
本気でプログラミングを学ぶ方が利用し、入学試験に合格します。
入学後も意識の高いメンバーが揃っていて、本気で学びたい方に適しているでしょう。
デメリット①:仕事との両立が難しい
42Tokyoでの学習はとてもハードだと見受けられます。
二次試験のPiscineや入学後の受験者の滞在時間は、毎日の平均が5~8時間だといわれています。
したがって、フルタイムの仕事と両立するのは困難でしょう。
お金を貯めてから42Tokyoを利用する方が良いかもしれません。
デメリット②:基礎からじっくりと学ばなければならない
42Tokyoでは基礎からじっくりと学ぶ課題が提供されます。
もしプログラミングのスキルが基礎レベル以上あっても、基礎学習は必須となります。
カリキュラムは飛ばせないことを、事前に把握しておきましょう。
42Tokyoと他プログラミンスクールの比較
ここからは42Tokyoと他のプログラミングスクールを比較していきます。
比較して気付くメリット・デメリットを確認していきましょう。
サービス内容が異なるので、参考程度にご覧ください!
サービス名 | 42Tokyo | プログラマカレッジ | ネットビジョンアカデミー |
---|---|---|---|
習得スキル | C言語など | PHP、Ruby、JavaScript | ネットワークやサーバーの知識、CCNA資格など |
メリット・特徴 | 学生同士で学び合う 入学試験が重め | チーム開発あり 400時間以上のカリキュラム | ネットワークエンジニアに特化 上京支援サポートあり |
年齢制限 | 年齢制限なし | 原則20代限定(要相談) | 18~31歳 |
運営会社 | 一般社団法人42Tokyo | インターノウス株式会社 | ポート株式会社 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ここでは無料プログラミングスクールを3社取り上げました。
それぞれに特徴・メリットがありますが、転職サポートを重視するならプログラマカレッジやネットビジョンアカデミーが適しています。
2校とも求人紹介からはじまり、書類添削や面接練習などを丁寧に実施します。
プログラマカレッジやネットビジョンアカデミーは勉強した後に、就職活動をどう進めていけばよいのか分からない方にピッタリです。
一方で42Tokyoには、キャリアカウンセラーが在籍していないので転職サポートもありません。
42Tokyoには学習の講師も在籍していないので、学生同士で相談して自分自身で前に進めていきます。
学習も転職も、自分で考えて行動していく力を身に付けられるでしょう。
しかし未経験で転職活動を1人でやっていく自信がない方は、プログラマカレッジやネットビジョンアカデミーを検討しましょう。
42TokyoのテストPiscineとは
42Tokyoの二次試験の「Piscine(ピシン)」についてお話ししていきます。
42Tokyoの入学試験は、最初に一次試験のWebテストを受けます。
一次試験を受け登録メールアドレスに合格通知が届いたら、二次試験の「Piscine」を4週間受けます。
Piscineの内容は他の入学候補者と協力しながら、コーディングの課題をクリアしていくもの。
Piscine終了後に1~2週間後に連絡が届き、合格すれば晴れて入学が決まります。
”Piscine”の名前の由来は、フランス語でスイミングプールの意味を持ちます。
プールでもがきながら、最後まで泳ぎ切りましょう。
42Tokyoは社会人でも働きながら利用可能か
利用者の口コミにもあるように、42Tokyoは社会人として働きながら利用するのは難しいでしょう。
課題には週平均35時間、毎日5時間程度の学習時間が必要だからです。
また二次試験のPiscineにも毎日5~8時間程度時間を要します。
Piscineは平日の日中にチームプロジェクトのレビューや実力テストを行う場合もあります。
短時間のアルバイトならできるかもしれませんが、フルタイムで働くのは難しいといえます。
42Tokyoの就職先の実態
42Tokyoの就職先は以下の通りです。
- I-O DATA
- エンジャパン
- 大阪ガス
- サイバーエージェント
- AWS
- indeed
- NTT docomo
42TokyoはAWSやサイバーエージェント、メルカリなどの大手IT企業を中心に就職実績が増えています。
42Tokyoの「日本のエンジニアレベルを上げたいという」想いに賛同した企業から、内定が出ている受講生がいるのです。
これだけ有名企業への就職実績が増えているのは、42Tokyoの受講生のレベルが高いからでしょう。
42Tokyoは入学試験の難易度が高くなっています。
開校からの総応募人数は22,010人、Piscineの合格者は870人で、その突破率は3.95%です。
入学試験通過は簡単ではありませんが、将来の自分のために挑戦してみてはいかがでしょうか。
42Tokyoのカリキュラムとは
42Tokyoのカリキュラムは問題解決型学習、コードレビューなどとなっています。
まずはC言語を学び、その後は好きなジャンルを好きなだけ学んでいきます。
獲得できるスキルは以下のような内容です。
- 適応力・想像力
- グループ開発
- UNIX
- セキュリティ
- オブジェクト指向開発
- アルゴリズム・AI
- グラフィック
- DB&DATA
- WEB
この他にも様々なジャンルを選択できますよ。
42Tokyoは用意されたカリキュラムをこなすのではなく、自ら考えて学んでいくものです。
他のスクールと比べても、自ら学習し解決していく力が身に付くでしょう。
42Tokyoをおすすめする人・おすすめしない人
良い評判サマリ | 悪い評判サマリ |
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無料でプログラミングを学びたい人 | 本気でエンジニアを目指す人転職サポートが欲しい人 | 仕事や学校と両立したい人
42Tokyoは世界的に教育を展開するエンジニア育成機関です。
受講料は無料で、年齢や経歴の制限がないので、どんな方でも平等に学習が可能です。
入学後はオンラインで学習が可能なので、居住地のハンデもなく、本気でエンジニアを目指す方ならどなたでも利用できます。
一方で42Tokyoは1日平均5~8時間の学習が必要なので、仕事・学校との両立はかなりハードといえます。
また講師やキャリアカウンセラーが在籍していないので、カリキュラムを教わったり転職支援を受けたりできません。
プロ講師に伴走して欲しい方にはおすすめできません。
42Tokyo利用プロセス
ここからは42Tokyoの利用プロセスを紹介します。
以下の5ステップを踏んでいきます。
42Tokyoを利用するには、難易度の高い入学試験に受からなければなりません。
まずは公式サイトから入学試験の申し込みを行います。
メールアドレスとパスワードを入力し登録したら、メール認証を行います。
その後名前・性別・生年月日・国を入力し、登録を進めていきます。
登録の流れで、一次面接のWebテストを受けます。
以下の2つのテストを受けます。
テスト名 | メモリー | ロジックゲーム |
---|---|---|
内容 | 記憶力を試すゲーム | 論理的思考を試すテスト |
所要時間 | 4分 | 約2時間 |
42の学習があなたに適切かどうか判断されます。
一次面接通過率は52%と難易度が高いので、本気で取り組みましょう。
Webテストに合格したら、42Tokyo校舎で開催される学校説明会・校舎見学会「Introduction Meeting」に参加します。
42Tokyoの受講の詳しい話を聞いたり、実際の校舎の雰囲気を確認したりして二次試験の心の準備をしましょう。
説明会参加後に、Piscineに申し込み入学試験を受けます。
オンラインテストに合格した入学候補者が、全員キャンパスに集まってコーディングの課題を進めます。
4週間の間、毎日5~8時間程度学習を継続します。
ハードになりますが、これを乗り越えて合格した方のみが入学資格を与えられます。
二次試験に受かったら、42Tokyoの入学が決まります。
24時間365日校舎に自分のペースで通い、学生同士でレビューし合い学習を進めます。
オンラインでも受講できるので、地方の方でも利用できます。
決められた基礎学習を終えたら、好きなジャンルを好きなペースで学べます。
興味のあるジャンルを、あなたのペースで学習しましょう!
42Tokyo利用時の注意事項
42Tokyoの注意点を紹介します。
ここでは42Tokyoの第一歩目の、一次試験の注意点を確認していきましょう。
まず一次試験は、募集期ごとに一度しか挑戦できません。
次期のテストは受講できるので、もし不合格の場合は次の募集を待ってから再度チャレンジしましょう。
またゲーム開始後は、休憩をとることはできないので注意が必要です。
ゲームの所要時間は約2時間ですが、携帯電話やタブレットではなくパソコンで行いましょう。
日頃の成果を出せるように、落ち着いてゲームに臨みましょう。
42Tokyoのよくある質問
最後に42Tokyoのよくある質問を紹介します。
Q1.卒業まで何年かかるのか
42Tokyoには卒業という概念がありませんが、多くの方は1~2年在籍しています。
入学後にレベル0から学習を始め、最高のレベル21を目指します。
Q2.授業料以外にお金はかかるのか
入学金や授業料、教材費などは一切かかりません。
ただし事務局に提出する書類作成にかかる費用や交通費、生活費などの補助はありません。
寮の提供もありませんので、42Tokyoのために引っ越す場合は自分で住まいを探す必要があります。
Q3.応募期限はいつまでなのか
WebテストやPiscine受験に特定の期限はありません。
ただしPiscineは人数制限があるため、上限になるとキャンセル待ちや次期開催に応募することになります。
42Tokyoを利用してITエンジニア転職を目指そう!
42Tokyoは条件を問わず、プログラミングに本気の方が学べるエンジニア育成機関です。
学歴や経歴、年齢は関係なく無料で学ぶことができます。
入学後の学習期間は1~2年程度、1日の平均学習時間は5時間程度となるため、プログラミングにとことん向き合いたい方におすすめです。
興味がある方はまずはWebテストを受けてみてはいかがでしょうか。
「Webテストを受けるだけでもためになった」と口コミがあるので、受けてみるとよい経験になるでしょう。
現状を変えたい方へ、まずは一歩から進みましょう!