- フリーターから正社員に就職できたリアルな体験談
- フリーターを脱出したきっかけ
- 転職を成功させるポイント
フリーターから正社員になりたいと考えてはいるものの、実際になれるか不安に感じている人がいるのではないでしょうか。
本記事ではフリーターを脱出したいけど、どのように動けば良いかわからない方に向けて、実際に正社員に就職できたリアルな体験談を紹介します。
リアルな体験談を知ることで、どのような考え方で動けば良いのか明確になります。正社員になりたい思いはあるけど、きっかけがないから動いていなかったという方は、他の人の体験談を参考にしてみてください。
また、体験だけではなく正社員になるためのコツや実際になるメリットも紹介します。これからの就職活動の参考にしてみてください。
フリーターから正社員を目指すならハタラクティブがおすすめです。ハタラクティブは未経験OKな求人が8割を占めるため、フリーターから正社員になれる企業が見つかります。
\フリーターの就職支援に特化/
フリーターから正社員になる方法
フリーターから正社員になる方法を紹介します。実際に正社員に向けて動く際は、参考にしてください。
それぞれの方法について解説します。
現在の職場で正社員登用してもらう
フリーターから正社員になる方法は、現在の職場で正社員登用してもらうことです。正社員登用とはパート・アルバイトなどの従業員を正社員として採用する制度です。
現在の仕事をそのまま続けられるので、就職活動をせずに正社員になれます。また、新しく仕事を覚える必要もないので、労力は少なくてすみます。
ただし、正社員登用を利用する場合は、今の仕事が本当にやりたいことなのかどうかじっくりと考えることが大切です。また、正社員登用を願い出ても必ずなれるわけではありません。
「なんとなく正社員になれるならいいや」と考えるのではなく、将来も続けたい仕事と思えるかどうか、冷静に考えてから判断しましょう。
求人サイトで探す
フリーターから正社員を目指す方法は、求人サイトで就職先を見つけることです。求人サイトでは自分で企業を検索し、選考を受けたいと思った求人に応募します。
求人サイトでは希望する条件を絞って企業を探せるため、「勤務地」「給与」「職種」など、自分の希望に合う企業を見つけやすいです。
ただし、条件を絞りすぎてしまうと、求人の幅が狭くなってしまうので注意が必要です。就職活動において1番大切にしたい条件はなにか決めておき、他の条件は緩めておくことで、求人の幅が狭くならずに探せます。
フリーターから正社員を目指す人向けの就職・転職サービスを利用する
正社員を目指す場合は、フリーター向けの就職・転職支援サービスを利用することです。フリーターから正社員を目指す場合に1番おすすめの方法です。
- 自分にマッチした会社を紹介してもらえる
- 正社員になるために必要なマナーやスキルを教えてもらえる
- 書類添削や面接対策のサポートをしてもらえる
- 求人サイトにはない非公開求人にアクセスできる
就職・転職支援サービスを利用することで、効率的に就職活動を進められます。求人紹介だけでなく、履歴書添削や面接対策なども行ってくれるため、正社員になれる確率が上がります。
フリーターから正社員を目指す人におすすめの就職・転職サービス
フリーターから正社員を目指す人におすすめの就職・転職サービスを紹介します。
気になるサービスがあれば登録してみてください。
ハタラクティブ|未経験職種を目指したい20代フリーターにおすすめ
名前 | ハタラクティブ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人: 4,674件 非公開求人:- (2024年11月20日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | LINEビデオ面談可 |
得意分野・業界 | フリーター・既卒・ 第二新卒の支援に特化 |
公式HP | https://hataractive.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | レバレジーズ株式会社 |
拠点 | 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア24F・25F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 4
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- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
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- 5
- 利用者満足度
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- 5
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 未経験OKの求人が約8割を超える
- 性格や経歴を踏まえた適職を提案してくれる
- 丁寧な選考対策で書類通過率96%以上の実績を誇る
ハタラクティブは、未経験者職種への就職支援に強いエージェントです。保有求人の約8割が未経験OKのため、経歴に自信のない20代のフリーターの方でも就職先が見つかります。
サポート力には定評があり、性格・経歴を踏まえたうえで適職を提案してくれるので「やりたいことがわからない」という方でも気軽に利用できます。
ハタラクティブは内定まで最短2週間というスピーディーな就職活動が行えるため、すぐにでもフリーターを脱出したいと考えている方におすすめです。
また、マンツーマンで選考対策をしており「書類通過率96%」「内定率80%」の実績を誇ります。学生時代に就職活動を経験せずにフリーターになったから選考がうまくいくか不安な方でも安心です。
- 学歴に関係なく求人を紹介してくれる
- 求人票にない情報を提供してくれる
- 幅広い職種への採用実績がある
- 取り扱う求人の勤務地が限られている
- 求職者が自分で求人を検索できない
- ハイクラス転職には向いていない
▼ハタラクティブの口コミ
キャリアクラス転職独自調査
\正社員を目指すなら/
JAIC(ジェイック就職カレッジ)|社会人として必要なスキルやマナーが学べる
名前 | ジェイック就職カレッジ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 18~35歳 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 20代、女性、中退者の転職支援 |
公式HP | https://www.jaic-college.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ジェイック |
拠点 | 東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 3
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- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
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- 4
- 利用者満足度
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- 5
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 未経験・キャリアなしの転職に強みがある
- 就職した企業への定着率は91.5%を誇る
- 書類選考なしで企業と面接できる
ジェイック就職カレッジは、フリーターや既卒を対象とした就職支援サービスです。ジェイックでは「ビジネスマナー」「コミュニケーションスキル」を学べる研修プログラムを実施しています。
「学生からすぐにフリーターになったからビジネスマナーに自信がない」という方もいるかもしれません。ビジネスマナーに自信がない方でも、研修を受けることで正社員採用後に会社で失礼な人材だと思われずにすみます。
選考においても1人ひとりに専任の就職アドバイザーがつくため、キャリアに自信のないフリーターの方でも安心です。
実績として就職した企業の「定着率91.5%」を誇るため、採用後に長い期間正社員でいられる確率が高いです。
- 正社員としての基礎力を学べる
- あなたに合った優良企業の求人を紹介してくれる
- 内定に直結する面接対策を受けられる
- 高収入の求人は少ない
- 研修がきついと感じる場合がある
- 紹介される求人が少ないときがある
▼ジェイック就職カレッジの口コミ
引用:みん評
\社会人力が鍛えられる/
マイナビジョブ20’s|大卒1〜3年目までのフリーターにおすすめ
名前 | マイナビジョブ20’s |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対象エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界全業種 |
公式HP | https://mynavi-job20s.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビワークス |
拠点 | 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー27F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 5
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- 取り扱い
業種数 - 5
- 取り扱い
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- 4
- 利用者満足度
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- 5
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 大卒1〜3年のような若い世代の支援に特化している
- 20代に向けた応募書類の添削を受けられる
- 取り扱い求人の70%以上が未経験歓迎している
マイナビジョブ20’sは20代の就職・転職支援に特化したサービスです。大卒1〜3年目のフリーターの方でも、第二新卒歓迎の優良企業の求人が見つかります。
若手の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーが、はじめから終わりまで徹底的にサポートしてくれます。そのため、新卒で入った会社を辞め一時的にフリーターになったという方でも安心です。
「初めての転職で何から手を付けるべきかわからない」「自分の適正に合った企業を紹介して欲しい」といったキャリアに自信のない方に向いている転職エージェントです。
- 面接対策・書類添削などサポートが手厚い
- 未経験OK求人75%以上保有している
- 20代の転職市場を熟知している
- 20代以外の求職者は使いにくい
- 地方求人が少ない
- 希望に合う求人がない可能性がある
▼マイナビジョブ20’sの口コミ
キャリアクラス転職独自調査
\20代の就職活動なら/
フリーターから正社員に就職できた5人のリアルな体験談
まずは、フリーターから正社員になった5人の体験談を紹介します。
【体験談1】25歳男性:Oさん
私がフリーターになったきっかけをお話します。当時は就職氷河期という事もあって、大学卒業時にも就職活動はあきらめて、当時働いていたバイト先をそのまま続ける事にしました。
また、バンド活動に力を入れていて活動に時間を割きたかったので、時間に融通が利くフリーターでいる事を決めました。当時一番やりたかった事に時間を費やす事ができたので、悔いの無い時間を過ごす事が出来たように今では思います。
「フリーターの人生は悲惨?」とよく友人に聞かれることがあります。金銭面ではフリーターが悲惨な時もあるかもしれません。
人生の充実度で考えると、本当にやりたい事があるのであれば、フリーターでも決して悲惨ではないと思います。しかし、お金が必要な時に無いのは困ってしまう事が多いので、貯金をしておいたりなどお金に対して計画的な使い方を考えていく必要があります。
バンド活動が解散により終わってしまったため、フリーターから抜け出して、会社員として働こうと決意しました。当時はパソコンのスキルを上げたかったので、バイトをしながらパソコンスクールに通っていました。
そこで得たスキルを活かすために、バイトから正社員になれる職場を探して就職活動を行いました。バイトからのステップアップであったため、最初から会社員で探すよりもハードルが低く、その上働きながら実践的なスキルを身に着ける事ができたので良い選択だったと思います。
自分が好きな事をどうやったらお金にしてゆけるのかを考えてゆくと、楽しみながらスキルアップできたり、自分で稼いで生きてゆく方法を見つけ出す事ができると思うので、新しい技術や情報にアンテナを張っておくと良いと思います。
仕事の他に時間を割きたい事があるのであれば問題ないと思いますが、もしダラダラと惰性でフリーターを続けているのであれば、あまりおすすめしません。
フリーターである事の利点は時間に融通が利きやすい点であると思います。自分のやりたい事がある場合は時間を費やす事が出来るので人生を充実させるために必要な事があるのであれば、フリーターでいる選択肢はアリだと思います。
しかし、そうではなくて目的が無くフリーターをしている場合には、20代後半ぐらいには区切りを付けた方が良いと思います。
30代で未経験可能な正社員の募集はもの凄く少なくなってしまうので、目的が無い場合には何かスキルを身に着けておくか、バイトから正社員を目指せる仕事を探していくべきでしょう。
【体験談2】27歳女性:Jさん
まずは、私がフリーターになったきっかけをお話いたします。私は高校三年生のとき、周りは皆就職や進学に向けて就職活動や面接の練習、受験勉強等を頑張っていたにもかかわらず、特に何もしませんでした。
部活をするために高校に進学したようなものだったので、ここからさらに何かを勉強する気も起きません。かといって就職する気にもならず、将来のビジョンがないまま大事な時期を何もせず過ごしてしまいました。
その結果、フリーターの道しか選べなくなってしまったのです。実家暮らしだったため、フリーターとしてとりあえず働いてさえいればそれほど肩身も狭くなく、住む家もあるし、最悪収入が足りなくても食べてはいけます。
さらに、私の地域は高校卒業後フリーターになる人が多く、私の友人にも、何人か自分と同じような生活をしている人がいました。そのため、その頃はあまり焦りや危機感といったものは感じていなかったように思います。
フリーターをしていることに対する「周囲の反応」「周りの目」は気になりました。しかし、両親は、私が就職も進学もしなかったことについても何も言わず、フリーターとなってからも、バイトさえしていればよしといった様子だったため、とりあえず両親には何も言われませんでした。
今思えば、どうせ就職したとしても、女性は結婚すれば仕事を辞めて家庭に入るから、というような考えがまだあったのだと思います。ただ、近所からどう思われていたかはわかりません。
結局フリーターから完全に脱出したのは、20代後半になってからでした。まず、社会に通用する力を得るために、雇用保険の失業手当を受給しながら職業訓練校に通い、必要な資格をいくつか取りました。その傍ら、ずっと気になっていた、行政書士の資格取得の勉強も始めました。
その後、失業手当が受給されているうちに、資格を活かせる職場を探しました。就職活動を始めてすぐに、行政書士事務所での採用が決まりました。
私も最初は高校時代何もしなかったことを後悔しましたし、就職すれば良かったと何度も後悔しました。
でも、あのとき就職していたら、行政書士になろうと思わなかったはずです。確かにフリーターになって苦労はしましたが、それは必要なことだったように思います。
ただ、ずっとフリーターのままというのはおすすめできません。女性の場合であってもです。始めのうちはフリーターでも良いと思いますが、「これだ!」というものを必ず見つけて、それに向けて頑張った方が人生は楽しいはずですから。
【体験談3】30歳男性:Kさん
私がフリーターになったきっかけは、リストラです。
勤めていた電気機器製造会社の現場で働いていましたが、業績悪化で外資に売られて、外資は工場を海外に製造移管するということで、工場ごとリストラされました。もう安定の時代は終わり、何でもありを身をもって体験しましたね。
リストラも管理職やコネがある人は近隣の関連会社に転職の世話をしてもらえました。しかし、私を含めて、何の力もない現場の社員は、有無を言わさず希望退職に応募するまで面接が続き、結局辞めるしかありませんでした。
リストラ後はしばらく人間不信、社会不信に陥ってしまいました。そんな状態で、次の定職も見つからず、フリーターを数年間はしていました。
フリーターになっていた時は毎日ブルーな気持ちでしたね。フリーターのデメリットは不安定さだと思います。経済的な問題、信用問題、精神的な問題、それら全てにおいて不利なのですから。
リストラされて半年後ぐらいから就職活動を始めましたが、会社面接も落ちまくりでした。その間にアルバイトを色々やってみて、結局は自分の好きなのは電気関係の物作りだとわかったのが、一番フリーターしてて良かったことかもしれません。
それが分かるまでに2年ほどかかりましたが、それでも、自分を良く分かってからの動きは早かったかと思います。近所のパソコンショップや秋葉原に通いまくりました。
あなたも、早く自分の得意なものを見つけてください。何でも良いです。やってると時間を忘れてしまうくらい没頭しまうものを見つけて欲しいです。
それさえ見つかれば後はそれを磨いていきましょう!フリーター経験者だから言えることですが、嫌なアルバイトで時間を過ごすのはやっぱり時間の無駄です。これからは、嫌な時間より好きな時間を探すようにしてください。
【体験談4】23歳男性:Kさん
私がフリーターになったきっかけについてお話いたします。
博物館の学芸員を目指しており資格も取っていたのですが、私が就職活動をしていた年には求人がほとんどありませんでした。
途中から民間企業への就活へ切り替えましたが大学の卒業までに内定を得られず、進路未定という形で卒業しました。
親はコネで就職先を用意しようとしましたが、自分の納得いく形で仕事を見つけたかったため、卒業後も就職活動を続けることにし、その間はバイトをしてフリーターとして生活することにしました。
就職が困難である場合には留学やワーキングホリデーなど、海外への道も視野に入れていたので、まずはバイトで生活費とは別に若干の貯金を始めました。
具体的に個人で留学を受け入れてくれる大学を調べたり、ワーキングホリデーのセミナーに参加したり、また経験者に話を聞きに行ったりもしました。
大学時代からの語学の勉強は独学ながら続けることにし、語学の能力試験を受けるために過去問や問題集をやっていました。一方、大学時代はリクナビを通した就活しかしていなかったのですが、海外企業の求人を斡旋してくれる人材紹介会社(転職エージェント)の面接を受け、登録しました。
また、自分が目指す業種の会社を調べ、求人を出していなくても働き口がないかなどの問い合わせをしました。大半は今は人手はいらないとの回答でしたが、面接を行なってくれた企業も2つありました。
最終的に、転職エージェントの紹介で外資系企業にて内定をいただくことができました。就職するまでにかかった期間は9ヶ月です。
フリーターで劣等感を感じたこともあります。同級生の将来の人生設計などを聞くと、この先どうなるのか見通しが立たない自分と比べてしまったりしました。
また、仕事内容も、友人が専門知識や技術を活かした仕事をしているのに対し、自分は誰にでも出来る単純労働のように感じてしまいましたね。
高校から続けている習い事があったのですが、子育てを終えた主婦世代以上の人々が生徒の大半だったため、教室や大会などで他の生徒さんに仕事を聞かれるのを億劫に思いました。
特に、上の世代の方には「フリーター=怠け者」という認識も少なからずあったので、具体的な仕事内容は言わず、どういう業種で働いているかだけを答えてお茶を濁したりしていました。
フリーターの劣等感を解消するためには、語学でも資格でも、何か勉強を日課にするといいと思います。新聞を欠かさず読むとか、自分のいる業種や興味のある業界についての企業研究、情報収集などもいいでしょう。
今は経営コンサルタントさんが運営するメルマガや有料サイトなどがありますので、有益な情報にアクセスしやすいと思います。
具体的に役に立つものでなくても、何か一つのものをやり続けていけば、自分に少しずつ蓄積されていくものがあり、自分だけ社会から置いていかれている・停滞しているといった気分からは脱却出来るのではないでしょうか。
フリーターの強みは身軽さだと思います。フリーターだからこそ出来る勉強や活動もあると思うので、現状を活かし出来ることを追求してみましょう。
【体験談5】24歳男性:Rさん
私が就職活動をしていた年は、氷河期と呼ばれる就職難の時でした。私は必死に就職活動を続け、正直どこでも良いから内定をもらいたいという気持ちでした。
しかしなかなか内定はもらえず、30社以上は落ちました。不採用通知が届く度に私の心は落ち込み、自分は社会に必要とされていないのではないかと感じるようになりました。
そんな時、アルバイト先で親しくしていた人からアドバイスをもらいました。その人は私に「世間体を気にする必要はないよ。本当にやりたいことをできるなら、肩書きは関係ない。」と言いました。
その言葉は私に大切なことを気付かせてくれ、就きたいと思う仕事に就こうと心に決めました。私は就職活動をストップし、やりたい仕事に就けるまで今まで通りアルバイトを続けることにしました。
自分で納得してフリーターの道を選んだので、焦り等は感じませんでした。アルバイト先の環境がとても良かったことも、私がのびのびと働けた理由の一つです。和気あいあいと楽しい職場でしたので、マイナスなことは全く感じませんでした。
フリーターをしていれば、「周囲の反応」「周りの目」が気になると思います。私も例外ではありませんでしたが、両親は温かく見守ってくれていました。
何度も話し合った結果、「焦らずに就きたいと思う仕事に就きなさい」と言われたので、私は安心してフリーターの道を選ぶことができたのだと思います。
ただ、友人の一人からはキツイ言葉を言われたこともあります。彼は早くから内定をもらっていて、その内定先が大手企業でした。そのことで気持ちが少し大きくなったのか、なかなか内定をもらえない私に対し、だんだん上から目線で話すようになりました。
私がフリーターの道を選んだ時、友人は「信じられない!」という風に目を丸くしていました。「恥ずかしくないのか?」と聞かれた時、私はなぜか笑ってしまいました。
こんな風に人を蔑むような人間にならなくて良かったと心底思いました。その友人以外は誰からも見下げられる発言はされていません。
私は音楽関係の仕事に関わりたかったので、色んな音楽事務所の採用試験を受けました。転職エージェントにも登録し、自己PRの効果的な伝え方や面接練習をしてもらいました。
フリーターなので、時間に余裕があったのが一番の強みでした。面接の練習は、時間が許す限りおこないましたね。その結果、希望の音楽事務所で内定が決まりました。転職エージェントで面接の特訓を受けたおかげだと思っています。
今、就いている仕事が自分の好きな仕事なら何も問題はないと思います。若しくは夢を叶えるためにフリーターを選んだなら、満足いくまで努力をしてほしいと思います。
私がフリーターを経てやりたいことを見つけたように、フリーターの方には自信を持ってほしいと強く思います。周りからは何を言われても、自分の好きなことをしているなら、周りの言葉は耳に入ってこないはずです。それくらい強い気持ちを持って人生を送っていきましょう。
フリーターから正社員に脱出した10人のきっかけ
ここでは、「フリーターを脱出しよう」と思った10人のきっかけを紹介します。
やりたい仕事と出会ったから
地域のボランティア活動と出逢えたことが、フリーターを抜け出すきっかけです。たまたま役所に行く用事があり、その時に目にとまった地域のボランティア活動でした。
フリーターで無為に毎日を過ごしていた私には、ボランティアが魅力を感じました。それは福祉の仕事に憧れを持っていたからです。
このきっかけのおかげで、フリーターをやめて正社員で働く意欲が湧いてきました。また人との触れ合うコミュニケーションがない生活を送っていたので、ボランティア活動をすると新鮮な気持ちになりましたね。
違う職種の方とも出会い仕事に誘われた事や、同じ境遇の方とも出会えたのが何よりも良かった事です。正社員として働くきっかけは、近くに転がっている事に気がつきました。
自信をつけたかったから
私がフリーターから正社員になろうと決意した理由は、自分に自信をつけたかったからです。フリーターをしていたときは、劣等感が強く自分に自信が持てませんでした。
同年代の友人が正社員として一人前の社会人になっていくのを背中で感じながら、「自分は何をしているんだろう」と自身の現状を責めるようになりました。世間の目も自身からの評価も、最低のレベルでしたね。
今になって思えば、そんなに落ち込まずに、さっさと正社員になってキャリアを積み上げていけば良かったと感じています。正社員になってからは、自信が持てるようになりました。
世間的にも経済的にも地位的にも、堂々と生きられています。お正月で親戚と集まったときにも、仕事の話ができるようになりました。フリーターのときは、仕事の話題を避けていましたから、大きな違いですね。
世間体を良くしたかったから
フリーターは世間体が悪いです。このような世間の目を変えたいために、正社員になりました。
正社員になってから大きく変わったことは、世間体で「しっかりしている」と見られるようになったり、安定した収入を得られるようになって安心感・安定感を手にしたということが一番大きいと思います。
周りの目も大きく変わり、格上げしてもらえたように見てもらえたりします。正社員の信頼感は安定しているものと思います。近所では、正社員になったと知れた途端に、「偉いねえ」と言われるようになりました。
また、気のせいかもしれませんが、お店で会員カードを作成する際に職業を選ぶ欄があったのですが、フリーターを選ぶとまじまじと書類を眺められ、明らかに正社員を選んだときとは異なる反応でした。改めて、正社員になったことは間違いじゃなかったと感じています。
https://careerclass.wpx.jp/freeter-public-body/
仕事にやりがいを感じなかったから
フリーターの仕事にやりがいを感じないようになっていったため就職しました。
フリーターの仕事は大体誰にでも出来るような単純作業が多いため、徐々に時間を無駄にしているような感覚になっていったのです。そのため、早く就職してスキルを身に付けたいと思うようになりました。
フリーターは使い捨てだから
フリーターは、はっきり言って「使い捨ての存在」です。使い捨てとして見られているため、仕事に就いたのにもすぐに首を切られたり、仕事に慣れてきているのにも拘らず、辞めさせられたりと、首を切られやすい点です。
長く仕事を続けることが出来ないので何のスキルも身につかず、貴重な若い時間をドブに捨てることになります。普通の会社で正社員として働いている人と比べると、圧倒的にスキルが付きません。
自分にとってプラスとなる技能が身につかないということです。年齢を重ねていけばいくほど、フリーターは悲惨になります。
それが躊躇に表れ企業も年齢が高くなると、「何かスキルを持っているのか」ということで判断されます。フリーターでは何のスキルも無いため、ますます正社員への道が狭くなるのです。
彼女と結婚したいから
私は現在は結婚しているのですのですが、当時は現在の妻とは交際中で、そろそろ結婚したいなと考えている時期でした。ただその頃はまだフリーターだったので、プロポーズしたところで絶対に無理だと思いました。
彼女は社会人で、私はフリーター…。
彼女が友達にも彼氏の仕事をごまかしていると知ったときは、自分が情けなくなりました。確かに「彼氏がフリーター」なんて、恥ずかしくていえませんよね。
それを知ったときに、フリーターから脱出する決意を固めました。「正社員になって、プロポーズしたい」それが、フリーターをやめるきっかけです。今は正社員になり、彼女とも結婚して充実した毎日を送っています。
収入が安定しないから
フリーターを脱出するきっかけは、収入が安定しないことです。フリーターでは、家賃こそ支払えていますが、生活をするのがやっとで安定した生活を送ることが出来ません。
ちょうどそのとき、体を壊して入院してしまいました。入院すれば、収入は全くなくなります。フリーターは何の保障もないので、そのままクビになってしまいました。
その瞬間に、初めて「フリーターを脱出しなければやばい」「正社員にならないといけない」と改めて感じましたね。退院してすぐにフリーターを脱出しました。
逆に生活費に困らず、体を壊さなければフリーターという立場で働き続けていたかもしれません。あのとき、フリーターはヤバイと気付くことができてよかったです。
将来が不安だから
フリーターはいつ仕事がなくなるかわからないので、将来が不安だと思い正社員になろうと思いました。給料の面でも、フリーターにはボーナスもなく、福利厚生もなく、マイナス面が多いと感じていました。
仕事内容が同程度であっても、待遇の面でフリーターは損をすることが多いです。フリーターのままでは不安なことが多く、正社員になった方が、気持ちの面でも、金銭的な面でも、モチベーションを高くもって仕事を続けられると思いました。
また、フリーターの給料では貯金が出来ず、将来が不安です。フリーターだった時は1番多い時でも月に1万くらいしか貯金できず、大体は赤字になっていました。そのため、金銭的にフリーターのままではやっていけないと思うようになりました。
努力が正当に評価されないから
アルバイトとして一生懸命に働きましたが、努力が正当に評価されていないと感じました。任せてもらえる仕事の範囲が狭く、正社員から「そこまで仕事を頑張らなくてもいいよ」と言われたこともありました。
仕事へのモチベーションも下がり、自分の労力を無駄にしているような気がして、正社員を目指すようになりました。自分の力を精一杯試してみたくなったのです。
親からの言葉がプレッシャーになったから
父親に、そろそろ安定した生活をしてほしいと言われた事がきっかけです。
フリーターでも、食べるにも遊ぶにも、贅沢をしなければ生活はできていたのですが、家族で食事をしている時に、父に「それでも、結局フリーターはフリーター。将来が心配だ」と言われました。
自分の将来を改めて考え直した時、フリーターはたしかに保障がなく、「もし、何かあったら…」と考えたら不安になり、安定している正社員を目指すことにしました。
https://careerclass.wpx.jp/unworthy-parent/
フリーターから正社員になるのは難しい?
フリーターから正社員になることは、いくつかの課題があるため難しいといわれています。難しいといわれる課題は、主に下記の3つです。
- 経歴の不足
- 社会人経験の不足
- スキルや経験の不足
フリーターは、経歴を積みにくい働き方のため、正社員を目指すことが難しい傾向です。仕事においての役職・肩書きがないケースが多く、就職活動時にアピールできることが少なくなります。
社会人経験が不足している点も、フリーターから正社員になることが難しいといわれる理由の一つです。フリーターの場合、アルバイトやパートを通じて仕事をしているものの、社会人経験には含まれません。卒業後にフリーターの経験しか持たない方は、社会人経験がない人だと世間的に認識されます。
フリーターが正社員になりにくい理由として、スキルや経験が不足していることも挙げられます。フリーターが行う仕事は、言葉を選ばずいうと責任の軽い業務がメインです。特殊なスキルを持たなくてもできるため、経験年数を積んだとしても、就職活動の際に評価してもらえません。
正社員に必要なさまざまな項目が不足することから、フリーターが正社員を目指すのは難しいといわれます。
フリーターから正社員を目指す人が就職を成功させるためのポイント
フリーターから正社員を目指す人が就職を成功させるためのポイントを4つ紹介します。
それぞれのポイントを取り入れ、就職を成功させましょう。
社会人としての最低限のマナーを守る
フリーターから正社員就職を成功させるポイントは、社会人としての最低限のマナーを守ることです。
フリーターから正社員に採用される場合は、経歴・スキルよりも人柄を見ています。即戦力ではないけれど、お客様の前に出ても恥ずかしくない人材であることが重要です。
最低限のマナーをアピールするためにも面接では内容よりも、「言葉使いが変ではないか」「コミュニケーション能力に問題ないのか」などをみられています。
働く意欲をアピールする
フリーターから正社員就職を成功させるためには、働く意欲をアピールすることです。就職活動は求職者だけでなく、企業にとっても労力がかかり大変です。
求人を掲載したり、多くの求職者と面接したりするため、時間とお金がかかっています。そのため、企業側は長く戦力になってくれる人材を採用したいと考えています。
フリーターから正社員を目指す場合は、スキルがあるかどうかよりも、働く意欲があり戦力になる人材だと思われることが大切です。
面接で「入社後に自分はこうなりたい」と、明確な目標を伝えられると、働く意欲をアピールでき採用確率が上がります。
なぜ今フリーターなのかを説明できるようにする
フリーターから正社員就職を成功させるためには、なぜ今フリーターをしているのか説明できるようにすることです。
フリーターになった理由が「なんとなく」「就職したくなかった」とネガティブな場合でも、ポジティブに変えようと嘘をつかない方が良いです。
良くみられようと嘘をつくと、面接での他の回答と矛盾が生まれてしまい、ばれてしまいます。嘘がばれてしまうと「入社後もミスがあったときに隠しそう」と、マイナスなイメージを持たれてしまい採用されない可能性が上がります。
フリーターになった理由を正直に答えた後は、「なぜ就職しなかったのか」「入社後どのようにしていくか」まで伝えましょう。
原因と今後のビジョンまで伝えられると、深く考えられる人材だと判断され採用確率が上がります。
フリーター時代の経験でアピールできることを探す
正社員を目指す場合は、フリーター時代の経験でアピールできることを探しましょう。選考が進み面接を受けるときは、フリーター時代の経験を聞かれる可能性が高いです。
フリーター時代の経験を振り返り「なにを頑張ってきたか」「どのような働き方をしてきたか」を考えておくことが大切です。
振り返った内容から、選考を受けている企業が大切にしていることと当てはまる経験を伝えられると、良い印象を与えられます。
また、20代前半の若手の場合は、フリーター時代だけではなく学生時代のことを話してもアピールになります。
履歴書や職務経歴書の内容を充実させる
フリーターから正社員を目指す方は、履歴書や職務経歴書の内容を充実させることが重要です。履歴書や職務経歴書は、採用担当者とのファーストコンタクトになるツールです。
内容が充実していない履歴書や職務経歴書を送ると、採用担当者の目に留まりません。特に、フリーターは就職活動で不利になる傾向にあるため、履歴書や職務経歴書をしっかりと埋めて熱意を伝える必要があります。
履歴書や職務経歴書には、学生時代から現在までの経歴・社会人経験などを中心に書くことが基本です。直近のできごとからアピールできる内容をいくつか抜粋して書きます。フリーター経験が短い方であれば、学生時代に頑張ったことが中心の内容になっても問題ありません。
志望動機や転職理由を明確にする
フリーターから正社員を目指す際は、志望動機や転職理由を明確にすることが大切です。明確な志望動機や転職理由を持たず面接に臨むと、面接官にやる気がないことが見抜かれてしまいます。
例えば、「フリーターよりも正社員のほうが安定する」といった薄い内容で志望動機や転職理由を伝えてしまうと、面接官に与える印象が悪くなる一方です。
「フリーターよりも正社員のほうが安定する」と話す場合であっても、「安定するから仕事に集中してキャリアを伸ばせる」というように働くことに関連づけることをおすすめします。
面接官に好印象を与えるためには、就職希望先のビジョン・ミッション・バリューに紐付けて、志望動機や転職理由を話すことが大切です。ネガティブな情報をポジティブに言い換えることも重要になります。
面接対策などを徹底的に行う
面接対策などを徹底的に行うことも、フリーターから正社員を目指す方に欠かせないポイントです。面接官は面接を通じて求職者の経験や能力はもちろん、人柄や面接に臨む態度から、自社で働くことが相応しい人材なのかをチェックしています。
そのため、面接の立ち振る舞い次第で、内定を得られるか否かに大きく影響することが珍しくありません。
面接対策では、面接における正しいマナーを身につけたり、受け答えの仕方を練習したり、逆質問を考えたりするなどさまざまなことに取り組む必要があります。個人で進めることは難しいため、面接対策は転職エージェントを活用して取り組むことがおすすめです。
スキル獲得に励んでいることをアピールする
フリーターから正社員を目指す方はスキル獲得に励み、アピールすることもおすすめです。一般的にフリーターは、スキルが乏しいと世間から見られています。アピールポイントが少ない場合、努力をせずに正社員として就職することが難しくなります。
スキル獲得に励んでいることがアピールできれば、「入社後に仕事を頑張ってもらえそう」だと面接官から評価されやすくなるでしょう。
スキル獲得を目指すときは、資格取得を選ぶことがおすすめです。資格を取得すれば、特定の領域に関する専門的な知識を持っていることを証明できます。就職活動する際にアピールできるほか、即戦力で活躍できる可能性もあります。
フリーターから正社員になるメリットは大きい!
下記は、フリーターから正社員になる主なメリットです。
フリーターでい続けるよりも正社員になったほうが、生活の充実度は高まります。ここからは、フリーターから正社員になるメリットを詳しく解説します。
安定した収入により生活費や将来の計画が立てやすくなる
フリーターから正社員になると、安定した収入により生活費にゆとりができたり、将来の計画が立てやすくなったりするメリットを得られます。
フリーターと正社員で給料形態を見ると、フリーターは時給制、正社員は月給制になります。フリーターの場合、シフトや勤務時間を確保しなければ安定した収入を得られません。一方で、正社員であれば出勤日数に関係なく、毎月一定額の収入が得られます。繁忙期で残業が多いときは、その分、収入が上がる仕組みです。
正社員になれば、日々の生活でちょっとした贅沢をしたり、老後に向けて資産形成を進めたりすることが容易となります。
社会保障制度の利用ができる
正社員になるとフリーターのときには適用されなかった、社会保障制度を利用することが可能です。社会保障制度とは、「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「保険医療・公衆衛生」から成る、国民の安心や安定を支えるセーフティーネットのことです。
(出典:厚生労働省「社会保障とは何か」)
社会保障制度が利用できると、例えば、病気やケガをした際に保険金を受け取れたり、失業保険へ加入できたり、職業能力開発の支援を受けられたりします。
フリーターの場合は、収入的な部分から、社会保障制度が適用されない場合がほとんどです。正社員として働ければ、いざというときの備えが充実しており、いきなり生活できなくなるといった心配がなくなります。
さまざまな福利厚生を提供してもらえる
フリーターから正社員になるメリットのなかには、さまざまな福利厚生を提供してもらえることもあります。なかには、フリーターにも福利厚生の一部を提供している企業がありますが、正社員へ向けた福利厚生と比較すると充実度に大きな差が見られることが事実です。
福利厚生が充実している企業の正社員になると、月々の出費を抑えられるほか、キャリアアップしやすくなります。例えば、本田技研工業株式会社では、次のような福利厚生を用意しています。
- 社内研修
- 語学資格取得支援
- 余暇施設
- 厚生制度
- 食堂施設・食事補助
- 独身寮・転勤社宅
- 育児・介護手当
- リモートワーク手当
- 通勤手当
- 短時間勤務制度 など
(出典:本田技研工業株式会社「待遇・福利厚生」)
正社員になると福利厚生が手厚くなる分、目には見えない部分も充実し、生活しやすくなります。
社会的な信頼性が上がり生活しやすくなる
フリーターと正社員を比較すると、正社員のほうが社会的な信用が高く、生活しやすい傾向です。普段の買い物では、フリーターと正社員で大きな違いを感じることは少ないものの、各種審査となった場合、フリーターは不便に感じる機会が多くなります。
フリーターは、主に次のような審査に通過しにくいといわれています。
- クレジットカードの審査
- 住宅ローンの審査
- 自動車ローンの審査
- 賃貸物件を借りるときの審査
収入面に不安定さがあるフリーターは、生活に必要な大きな買い物ができません。そもそも、クレジットカードを作ることが難しいため、ローンの契約も困難です。賃貸物件を借りる際は、「収入が不安定であるため物件を貸せない」と門前払いされる機会が多くなります。
一方で、正社員として真面目に働いている方であれば、上記の審査で引っかかることはほとんどありません。フリーターは、生活における選択肢を狭める働き方といえるでしょう。
昇給や昇進が目指しやすくなる
正社員になるとフリーターのときよりも、昇給や昇進が目指しやすくなります。正社員として働く場合、経験を積んでいくにつれて、責任のある仕事を任せてもらえる機会が増えます。常にスキルを伸ばせる環境にあり、仕事を通じて自己成長を図れるため、意識しなくてもキャリアアップすることが可能です。
働くなかで常に昇給や昇進の機会に恵まれており、20代・30代の若手の正社員は、数年勤めるだけで年収が数十万円アップすることが珍しくありません。
一方で、フリーターは任せてもらえる業務の幅が狭く、歳を重ねても大幅な収入アップを期待することは難しいでしょう。
フリーターから正社員になるデメリットはあるのか?
フリーターから正社員になるデメリットは、いくつかあります。とはいえ、正社員になるメリットのほうが大きいため、こだわりがない限りは、フリーターで働き続けることを卒業したほうがよいでしょう。
下記は、フリーターから正社員になるデメリットです。
ここからは、フリーターが正社員になる2つのデメリットについて詳しく解説します。
フリーターのときよりも働き方に自由がなくなる
正社員になると、フリーターのときよりも働き方に自由がなくなる点がデメリットになります。正社員として働く場合、就業日・就業時間が厳密に決まっています。そのため、シフトによってプライベートを重視しやすいフリーターと比較すると、働き方に制限が生じることが事実です。
しかし、近年は働き方改革によって、多様な働き方を受け入れる企業が増えている状況です。フレックス制度やリモートワーク制度、時間短縮勤務などが普及しているため、フリーターまではいかないものの、正社員も自由な働き方が実現しやすくなっています。
責任の大きい仕事も任されるようになる
フリーターから正社員になるデメリットとして、責任の大きい仕事も任されるようになることが挙げられます。正社員は経験年数が長くなるにつれて、プロジェクトリーダーになったり、管理職に就いたりするなど、仕事に求められる責任が大きくなる傾向です。
責任を負いたくないことが理由でフリーターをしている方にとっては、正社員の働き方に魅力を感じない人もいるでしょう。
しかし、将来的に収入を増やしたいと思っているのであれば、正社員になり、責任が伴う仕事をすることが避けられません。給料は携わる仕事の責任の大きさによって変わります。フリーターは責任が小さく気軽に働けるものの、収入アップを目指せる働き方ではないことを知っておいてください。
フリーターか正社員か迷ったときはどうすればいい?
そもそも、フリーターでも正社員でも自分が納得して生活できているのであれば、どちらの働き方でも問題ありません。しかし、自分のキャリアを考えるなかで、フリーターか正社員かを迷っている方は中長期的な視点を持ち、どちらの働き方を選ぶべきなのかを比較することが大切です。
フリーターか正社員か迷ったときは、次の方法を実践してみましょう。
以下では、フリーターか正社員か迷ったときに取るべき行動について詳しく解説します。
今ではなく将来のキャリアを考える
フリーターか正社員か迷っている方は、今ではなく将来のキャリアを考えてみましょう。将来どうなっていたいかをイメージすることで、フリーターと正社員のどちらが適しているのかを判断することが可能です。
例えば、責任のある仕事をしながら後輩に恵まれる環境に身を置きたいのであれば、正社員を目指すことが適しています。一方で、責任の軽い仕事を自分のペースで淡々と繰り返すことを求める場合は、フリーターとして働くほうが合っているかもしれません。
将来のキャリアを考えたときに「今のままではいけない」と思う場合は、どのような求人があるのかをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。
就職するにあたり譲れない条件を洗い出す
フリーターと正社員のどちらを選ぶべきか迷っている方は、就職するにあたり譲れない条件を洗い出すこともおすすめです。特に、フリーターの働き方は気に入っているものの、将来を考えると正社員になったほうがよいと考えている方は、譲れない条件を洗い出して希望条件にマッチする企業で正社員になると悩みを解決できます。
譲れない条件を洗い出す際は、譲れない条件を思いつく限り紙に書き出していくと頭のなかを整理しやすくなります。書き出したあとは、そのなかから特に譲れない条件を3〜5つほどピックアップしてください。
ピックアップした条件を求人サイトへ入力すれば、希望条件に合う求人を見つけやすくなります。
フリーターから正社員になるのにやっておくべきことは?
フリーターから正社員になるときには、まず、必要となる書類を手元に準備することから始めましょう。正社員になる際に必要となる書類は次のとおりです。
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 住民票記載事項証明書
- 健康保険被扶養者移動届
- 給与振込先の届出書
- 源泉徴収票
- 扶養控除等申告書
上記の書類は、入社するタイミングで企業から求められます。事前に用意しておけば、慌ただしく準備する必要がなくなります。
実際に正社員になったあとは、国民健康保険を解約することを忘れないでください。正社員になると健康保険に加入するため、国民健康保険が不要となります。
国民健康保険を解約するときは、住んでいるエリアを管轄する市役所や区役所へ行きます。解約手続きでは、次のものが必要です。
- 国民健康保険証
- 印鑑
- マイナンバーカード
- 就職先でもらった健康保険証
- 運転免許
- 返金がある場合は銀行口座
国民健康保険の解約は、就職してから健康保険に加入して14日以内となっています。就職したら忘れずに、国民健康保険を解約してください。
フリーターから正社員就職しやすい仕事
フリーターから正社員を目指す場合、就職しやすい職種があります。就職しやすい仕事は、以下のとおりです。
- 営業職
- 販売職
- 介護職
- IT企業
フリーターから正社員に就職しやすい仕事では、人手不足な業界や特別なスキルがいらない仕事が当てはまります。
営業職や販売職はお客様に、自社の製品やサービスを売る仕事のため、専門的なスキルよりもコミュニケーション能力が求められる仕事です。
介護職やIT業界では特別なスキルが求められますが、人手不足な業界のため採用確率が比較的高いです。また、介護職とIT業界どちらも選考を受ける前に、仕事で有効な資格を取得しておくことで、より採用確率が上がります。
フリーターから正社員への就職実績が豊富なプロにサポートしてもらおう
実際にフリーターから正社員になった方の体験談をみて、自分でもできるのではないかと自信を持てたのではないでしょうか。
正しい方法で就職活動をすれば、フリーターから正社員への就職はできます。ただし、個人の力で就職活動を成功させるのは難しいです。
正社員を目指すなら、フリーターの就職支援実績が豊富なサービスを利用しましょう。数ある就職支援サービスのうちハタラクティブを利用するのがおすすめです。
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