努力して試験を突破し公務員になったはいいものの、民間企業への転職を検討していませんか。
民間企業に転職する人は、「空気が合わない」「やりたい事がある」などの理由で公務員を辞めていきます。
しかし、実際に公務員という安定を捨てて転職に踏み切るには勇気と覚悟が必要です。
当記事では、公務員から民間企業に転職した人の声や成功させる方法を紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- 公務員から民間企業に転職するメリット
- 民間企業への転職で後悔すると言われる理由
- 公務員が利用すべき転職エージェント
【体験談】公務員から民間企業に転職した結果どうなった?
以下では、公務員から民間企業に転職した人がどうなったのか、体験談を紹介します。
後悔した人、良かった人の体験談をそれぞれ紹介するので、参考にして転職活動を進めましょう。
きつい、後悔している人の声
公務員から民間企業に転職して「きつい」「後悔している」という声が一部存在します。
公務員から民間IT企業に転職して、絶賛後悔中のことが一つある。それは、子供の保育園入園で、送りと迎えのための休みの取りづらさ。夫婦共働きなので、どちらかが迎えに行っているが、テレワークがほぼできないと相当キツイ。公務員なら、楽にできたのになと少し後悔。。
— ふるふる/公務員の就職・転職応援 (@fulful_1991) May 5, 2023
公務員は有休や子育てなどに寛容な雰囲気で、急な休みでも何も言われることはありません。民間では職場によるところが大きく、ほとんどは急な休みが取りにくい環境です。
民間から公務員は楽だけど公務員から民間は結構風当たりがきついのよね
— ま く ろ (@magmagronron) March 10, 2020
また、公務員は民間と違った職場環境で、転職すると風当たりが強いという意見も見られました。
公務員は民間企業とは常識が少し異なる部分があるため、「当たり前のことができない」と思われる可能性があります。
民間に転職して良かったと感じてる人の声
一方、公務員から民間に転職して良かったと感じている人も多く見られました。
公務員から民間に転職して良かった点
— りょう:市役所→県庁→民→民 (@ryo_113_ryo) April 8, 2020
・好きなことが仕事になった
・朝起きるのが1時間遅くなった
・夕方以降、自分の時間が増えた
・カラー印刷し放題
・定時で終わらす意識がある
・無駄な会議がない
今のところ公務員の方が良かった点は、「トイレの照明が自動で付くこと」のみですw
転職しても辛いことはある。嫌なこともある。でも今の仕事は
— ユウキ@30代で技術系公務員から民間へ転職して5年目 (@ex_koumu_yuuki) July 4, 2023
✅ パワハラがない
✅ 普通の時間に家に帰れる
✅ 自分の仕事の意味を感じられる
これだけで公務員から転職して良かったと毎日思う。#公務員 #転職
公務員辞めて民間企業に転職して良かったと思えるのは給料よりも通勤時間かな。多い時は週4日リモートワークなので、仕事しながら子供と遊べるのは幸せですね☺️
— ヘイジ@元市役所職員 (@heijiiii_) August 19, 2022
通勤時間や満員電車から解放されるのもメリットです☀️
年末調整の時期だけど、公務員辞めて転職して、年収が倍になった。
— あると@公務員⇒民間転職 (@alto_FIIJ) October 30, 2022
30歳(国家公務員)600万円ちょっと
32歳(民間企業)1200万円ぐらい
残業は平均100時間から20時間以下になりました。
控えめに言って最高です。
転職して良かったという意見では、無駄な業務や残業が減った、年収が上がった、などの声が多く見られました。公務員は残業が少ないというイメージがありますが、実際は違います。
所属する組織や部署によっては100時間を超える残業をしている場合もあり、嫌気がさしている人も多いです。
転職して良かったと言う人は、自分の時間を有意義に使えるようになり、生き生きと生活している様子がうかがえます。
公務員から民間企業への転職で後悔すると言われる理由
公務員から民間企業への転職で後悔すると言われる理由について解説します。
デメリットについて理解して、転職してから後悔しないように気をつけましょう。
安定性や福利厚生、社会的信用が低くなる
よく言われるデメリットとして安定性や福利厚生、社会的信用が低くなる点があります。
公務員は身分を国が担保してくれるので、安定性・福利厚生・社会的信用に優れているのがメリットです。
民間企業はやや劣りますが、大手企業であれば十分な安定性があり、充実した福利厚生が受けられ、社会的信用も高いです。
公務員で受けられるメリットをできるだけ維持したい人は、大手のような安定した企業を狙って転職しましょう。
仕事の効率さやスピード感を求められる
公務員から民間に転職して「きつい」とギャップを感じる人に多い理由として、仕事の効率やスピード感を求められることが挙げられます。
公務員は仕事さえこなしていれば、それほどスピード感や効率を求められません。むしろ昔からのやり方を踏襲し、効率の悪い業務も多くあります。
非効率でも大丈夫な環境に慣れてしまうと、民間企業に転職した際にギャップを感じやすいです。
会社の利益を追求しなければいけない
公務員は営利目的で働いているわけではないので、仕事のノルマがほとんどありません。利益を求めてはいけないので、良く言えば緩い空気、悪く言えばやりがいに欠ける環境です。
一方、民間は営利目的で運営されているため、利益を上げることを重視しなければいけません。
最近では成果主義を取り入れる企業も増えているため、公務員からいきなり競争社会に放り込まれると「きつい」と感じてしまいます。
公務員から民間企業へ転職するメリット
公務員から民間企業への転職はギャップに苦しむこともありますが、以下のようなメリットもあります。
すべてチェックして、魅力に感じるメリットがあった人は、民間企業への転職を検討しましょう。
実力次第で昇格を目指せる
公務員は基本的に年功序列で、仕事ができなくてもある程度は昇進します。年上なだけで仕事ができない先輩や上司の下で働くのは、モチベーションが下がる人もいるでしょう。
その点、民間企業では年齢ではなく実力が重視される傾向があります。特に最近は実力次第で昇格を目指せる企業も増えており、若者に有利です。
どんどん昇進して年収を上げたい人は、民間企業への転職が向いています。
年収アップが期待できる
公務員は年功序列で、給与も年齢に応じて少しずつ上がっていきます。業績に関係なく年収が上がる安定性がある一方、20代でいきなり収入が上がることはありません。
一方、民間企業は20代・30代でも高年収を目指せます。好成績を残せばボーナスが増え、収入が上がるスピードも早いです。
さらに、実力をつけてキャリアアップ転職をすれば、一気に年収が上がる場合もあります。
やりたい・興味があるなど、仕事の幅が広がる
公務員は事務作業が多い上、大半がルーチン化されています。異動は2年ごとにありますが、自分の希望は基本的に通りません。
対して、民間企業では裁量次第で幅広い業務に携われる可能性があります。そもそも企業の選択肢が多い上、入社して仕事が合わなければ転職という手段も取ることができます。
業務においても自分で仕事を効率化させたり企画を提案したりと、自ら環境を変えられるチャンスがあるのが民間企業です。
公務員から民間企業に転職しても良い人・良くない人の特徴
公務員から民間企業に転職しても良い人と良くない人の特徴についてそれぞれ解説します。
自分がどちらの特徴により多く該当するか確認して、転職を検討する際の判断材料にしてください。
公務員から民間企業に転職しても良い人の特徴
公務員から民間企業に転職しても良いのは、以下のような特徴がある人です。
- チャレンジ精神がある人
- 年齢や役職にとらわれず正当な評価を受けたい人
- マルチタスクをこなすのが得意な人
公務員から民間企業に転職すると、仕事の環境が大きく変わります。安定した仕事を手放してでもチャレンジしたい精神を持っている人は、ぜひ挑戦しましょう。
また民間は成果主義のため、年齢や役職にとらわれず正当な評価を受けたい人にも向いています。業務はマルチタスクが増えるので、こなすのが得意な人は転職しても適応できます。
公務員から民間企業に転職しないほうが良い人の特徴
一方、以下の特徴に該当する人は、公務員から民間企業に転職しても後悔する可能性が高いです。
- 上司から指示を受けてルーチンワークをするのが好きな人
- 収入の高さよりも安定性を重視する人
- 新しいことにチャレンジするのが苦手な人
民間は自分で考えて行動する積極性も求められるため、ルーチンワークが好きな人は公務員の方が向いています。
また、安定性を重視する方、チャレンジするのが苦手な人も民間には向いていません。安定性で言えば公務員を超える職業はないので、現在の環境を捨ててまでチャレンジする必要はないでしょう。
公務員から民間企業へは転職できる?
公務員から民間企業へは転職できます。ただ、そもそも自分が民間企業に向いているのかを確認しましょう。
また、選考対策も必須です。公務員で経験する仕事は、スキルとしてアピールできない事務作業が多いです。
事務で民間企業に就職したい人は事務経験をアピールすると良いです。その他の職種に就きたい人は未経験OKの求人か、有効なスキル・資格を取得しましょう。
公務員経験を活かして、難関資格の優遇措置を受けるのも有効です。
公務員から民間企業への転職を成功させる方法
以下では、公務員から民間企業への転職を成功させる方法を紹介します。
どれも内定獲得には欠かせない要素なので、すべてチェックして実践してください。
自己分析と企業研究を徹底する
転職を検討する際は、まず自己分析と企業研究を徹底しましょう。自己分析の結果、本当は公務員の方が向いていた、という可能性があるかもしれません。
選考対策においては、自分の性格的な強みや公務員で得たスキルをどのような仕事に活かせるのかを明確にしましょう。
公務員しか経験がなく初めて民間に転職する人は、自分の得手不得手を体験していません。自己分析を深めることで、失敗するリスクを減らしましょう。
公務員から民間企業への転職理由をポジティブに伝える
企業の面接で必ずと言って良いほど聞かれるのが、転職理由です。特に、公務員からの転職希望者は珍しいため、理由について深掘りされる可能性があります。
たとえネガティブな理由で転職を選択していたとしても、面接ではポジティブかつ納得感のある話をしましょう。
自己分析を踏まえて、「新しいことにチャレンジしたい」「興味を持てる仕事がしたい」ことをアピールしましょう。
成果を出すために実践したことを洗い出し、アピールする
民間企業は成果を出せるかどうかが重要です。公務員は成果主義ではないので、面接ではより突っ込まれる部分かもしれません。
成果を出した経験は少ないかもしれませんが、可能な限り洗い出してアピールしましょう。民間企業との相性の良さをアピールするきっかけにもなります。
成果をアピールする際は、具体的に数字を出すのが効果的です。
転職エージェントに相談して、相性の良い仕事を紹介してもらう
初めての転職を1人で乗り切るのは大変です。特に、公務員は通常の転職よりもアピールポイントの洗い出しや仕事の実績など、難易度が上がります。
不安な人は、転職エージェントに相談して、相性の良い仕事を紹介してもらうのがおすすめです。
転職エージェントでは自己分析から求人紹介、選考対策など一貫したサポートを受けられるので、大幅に負担を減らせます。
公務員の転職事情や適職についての情報も持っているので、まずは気軽に相談しましょう。
公務員から民間企業に転職したい人が利用すべき転職エージェント
以下では、公務員から民間企業に転職したい人が利用すべき転職エージェントを2つ紹介します。
まずは総合型の転職エージェントに登録して、多くの選択肢から自分に合った仕事を探しましょう。
公務員からの転職におすすめの転職エージェントを詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
doda
名前 | doda |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:259,555件 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://doda.jp/ |
企業情報を見る
運営会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
拠点 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 専任のキャリアアドバイザーが公務員の転職をサポート
- 転職活動を効率的に行うためのコンテンツが豊富
- 20代~60代公務員が利用できる
dodaは、豊富な求人数を誇る大手の総合型転職エージェントです。業界や職種、市場トレンドに精通したキャリアアドバイザーが充実したサポートを提供しており、2022年〜2024年オリコン顧客満足度No.1を獲得しています。
また、dodaは豊富な転職支援実績を活かし、公務員から民間企業への転職に役立つ独自のノウハウやコンテンツが充実している点が特徴です。初めての転職でも、dodaを利用することで効率的かつスムーズに転職活動を進められるでしょう。
dodaは20代~60代を対象とした転職エージェントであるため、転職を検討している全年代の人が利用できます。
▼dodaの口コミ
引用:キャリアクラス独自調査
引用:キャリアクラス独自調査
\登録者数800万人以上!/
マイナビエージェント
マイナビのプロモーションを含みます
名前 | マイナビエージェント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~30代の若手向け求人が多い ※年齢制限なし |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://mynavi-agent.jp/ |
企業情報を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビ |
拠点 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 第二新卒・未経験に強い
- マイナビグループのサービスが利用できる
- オリコン顧客満足度NO.1
マイナビエージェントは2023年オリコン顧客満足度で総合1位を獲得した転職エージェントなので、初めての転職におすすめです。
人材業界大手のマイナビグル―プのため、保有求人も幅広い業界・職種が揃っているのも魅力です。
また、マイナビエージェントの保有求人は未経験OKのものが多いので、未経験職種に転職することになる公務員に向いています。
担当のキャリアアドバイザーは業界ごとの専任制で、各職種の転職事情を熟知しているため、興味のある業界からあなたに合ったものを厳選して紹介してくれます。
\未経験・第二新卒に強い! /
公務員からの転職先ランキングTOP5
以下では、公務員からの転職先ランキングをまとめました。
- IT業界
- 教育業界
- 人材業界
- 経理・事務職
- 税理士などの士業
IT業界は日々市場が拡大しており、未経験でも優良企業に入りやすいのが特徴です。教育業界は、公務員とは違った形で文化に触れられます。
人材業界は、厚生労働省の関連省庁に所属していた方や人事経験のある人におすすめです。経理・事務職は公務員と業務内容に大きな変化がないので、適応しやすいでしょう。
また、公務員には実務経験によって難関国家資格の優遇制度があります。資格があれば安定した職に就きやすいので、該当する人は検討してみましょう。
よくある質問
公務員から民間企業への転職でよくある質問に回答します。
公務員から民間企業に転職しようか悩んでいる人は、決断の際の参考にしてみてください。
公務員から転職するのはもったいない?
公務員から転職する話を周りの人にした際、「もったいない」はよく言われる言葉です。
公務員は「安定している」というイメージが強いため、安定を手放してまで民間企業に転職する事への理解はされにくいでしょう。
さらに、公務員は試験に合格する必要があるので、その努力を無にしてまで転職する必要があるのか、という声も多いです。
ただし、最も大切なのは自分の気持ちです。公務員を辞めても、民間企業で活躍できればもったいないということはありません。
公務員から大手企業に転職できる?
公務員から大手企業への転職は十分目指せます。公務員で培った経験を最大限アピールして選考突破を狙いましょう。
ただし、より内定率を上げるなら転職エージェントの利用が必須です。転職エージェントのアドバイザーは、あなたの能力を最大限アピールできる方法を知っています。
さらに、大手企業の優良求人や非公開求人も紹介してくれるので、納得のいく条件で転職できます。大手企業であれば、公務員と遜色ない福利厚生を受けられるでしょう。
公務員の女性におすすめの転職先は?
公務員の女性におすすめの転職先は、以下の通りです。
- 事務職
- IT業界
- 営業職
- コンサルティング業界
- 教育業界
公務員は事務処理の機会が多く長けているため、事務職の需要は高いです。ただ事務職は求人数が少ないので、勝ち残って内定を獲得するならスキルを磨いておきましょう。
また、ITや営業職、教育業界など規模の大きな業界は求人数が多いので、未経験からの転職におすすめです。
法人と関わる機会の多い方や法に詳しく実務経験のある人は、コンサルティング業界に転職できれば年収アップが狙えます。
公務員から民間企業に転職した結果、満足している人が多数!
公務員から民間企業に転職した結果は、後悔した人は一定数いるものの、満足している人が多数です。
まずは自分の状況や性格をしっかり分析して、当記事を参考に公務員と民間企業のどちらが向いているのか考えましょう。
公務員からの転職を決意したら、転職エージェントを利用して入念な選考対策をおこなってください。利用するのは、未経験OKの求人が豊富で、アドバイザーの手厚いサポートが受けられるdodaがおすすめです。
ぜひ利用して自分にぴったりの求人を紹介してもらい、民間企業への転職を成功させましょう!
\豊富な求人から探したい方におすすめ/