面接で珍回答なんてするわけないです!
本当にそうかな?今のうちに確認しておいた方がいいと思うよ。
面接の準備は万端ですか?面接では面接官からいろいろと質問されますが、どのように回答するかで合否が決まると言っても過言ではありません。
就活生の中には面接官が「何を言ってるの?」と頭を傾げてしまうような珍回答をしてしまう人がいます。
「珍回答なんてするわけないじゃん!」と思っている人!本当に大丈夫ですか?
後悔してからでは遅いので、一緒に実際にあった珍回答を見て自分の回答を見直しましょう。
面接における珍回答とは?
なぜ珍回答は生まれてしまうのでしょうか。それは面接官の立場に立った考えができていないために起こります。
面接では様々な理由で面接官はあなたに質問します。珍回答か否かの判断基準は、ずばり面接官の質問の意図を理解しているかに尽きます。なぜその質問をされているのかを正しく判断できれば、適切に回答することができるはずです。
今回は質問の意図を理解していなかった結果飛び出した、面接官もビックリな珍回答を皆さんにご紹介します。
実際にあった面接での珍回答5選
早速ですが、嘘のようで本当にあった珍回答5選を紹介します。思わず嘘だと思いたくなるようなトンデモ珍回答ばかりなので、心してご確認ください。
就活生の皆さんは、自分の回答が珍回答の類になっていないかチェックしてくださいね。
自己紹介編
まずは自己紹介編だよ。面接の冒頭で「簡単に自己紹介をしてください」と促されることは良くあるね。
自己紹介に対する珍回答がこちら。
A:〇〇(父親)と△△(母親)の次男としてこの世に生を受けました、△△(自分の名前)です。
就活生の皆さん、この回答を見てどう思いましたか?
「いやそうではなく、あなたの学歴や経験について教えていただきたかったのですが…」と面接官は思ったはずです。
確かに場面によってはこのような自己紹介をすることもあるのかもしれません。ですが、言うまでもなく就活の場ではこの回答は立派な珍回答です。
面接官はあなたの両親の名前や次男であること等に興味はありません。面接官が知りたいのはあなたがどんな大学でどのようなことを学んできたのか、学生時代にどんなことに取り組んでいたのか等です。
自己紹介は自分の学歴や経歴について簡単に1〜1分半程度でまとめてくださいね。
学生時代に頑張ったこと編
続いて紹介する珍回答は学生時代に頑張ったこと編だよ。
あなた独自のエピソードを引き出して、あなたの良さを確認したいと面接官が思った時に聞かれる質問だね。
早速この問いに対する珍回答を見ていきましょう。
Q:学生時代に努力したことは何ですか?
A:はい!いかに楽して単位を取るかばかりを考えていました!〇〇という授業に一度も参加せず単位がもらえた時はガッツポーズしましたね!
楽して単位を取りたいという気持ちはよくわかります。ですが、それを堂々と自慢するのは褒められることではありませんね。
この珍回答を聞いた面接官はこう感じたはずです。
- 「頑張るところ間違えてるよ…。大学生なんだから、勉強頑張ろうよ。」
- 「一度も出席しなくても単位がもらえる授業って意味あるの?」
このような情けない自慢話は友人同士の中だけに留めておきましょう。
無人島に持っていきたいもの編
無人島に1つだけ持っていけるとしたら何を持っていくかという質問も、就職面接ではありがちな問いだよ。
これはあなたが大切にしている考えを聞き出すための質問なんだ。
この質問に対しても、とんでもない珍回答がありましたので紹介します。
Q:無人島に1つだけ持って行くとしたら、あなたは何を持っていこうと思いますか?
A:〇〇少年(テレビ番組)スタッフを連れて行きます!あの番組、大好きなんですよ。テレビに出るのが子供の頃からの夢だったんです。
思わず目が点になってしまいそうな回答ですよね。面接官の意図とは全く異なる返答です。
「ならテレビ関係の仕事を志望しなよ…。うちは全然別の業界だよ?」だいたいの面接官はこのように思い、呆れてしまうことでしょう。
長所と短所編
自分の長所と短所を的確に把握することで、自分の良いところや短所の改善に向けて努力していることを面接官に伝えることができるんだけど……。
長所と短所を聞かれた場面でも珍回答は起こり得るのです。
Q:あなたの長所を教えてください。
A:私の長所はトラブルが起きても悩みすぎず『ま、いいか』と楽観的に考えることができるところです。アルバイトで重大なミスをした時も『もう起きてしまったことだから仕方がない』と深く考え過ぎないようにしたことで、すぐに気持ちを切り替えられました!
とても明るく話しているのが印象的ですが、言っていることはズレたことばかりです。面接官はこの珍回答を聞いて、思わず下記のように助言してしまったそうです。
「そこは深く考えようよ。あなたが気がついていないだけで、裏で大変だった人がたくさんいたと思うよ。失敗するなとは言わないけど、失敗から何か学ぼうよ。」
長所と短所に関する質問は絶好のアピールポイントですが、アピール内容を誤るとあなたへの評価は上がるどころかドン底まで落ちてしまいます。
最後の質問編
最後に紹介するのは、面接の終盤によく質問される「何か質問はありますか」という問いに対する珍回答だよ。
この質問はあなたにとって最後のアピールチャンスです。素直に疑問を尋ねるのも良し、自己PRとしてあなたの熱意を伝えるのも良しです。
ただし、何でも思ったままを伝えてはいけません。相手がどう思うかを意識しながら質問をすることが重要です。
そのことを考えずに質問をしてしまうと、とんでもない珍回答に繋がります。
Q:これで面接は終了になりますが、最後に何か聞いておきたいことや確認しておきたいことなどはありますか?
A:御社はコネ入社が多いって聞いたんですが、本当ですか?実は私にも御社でアルバイトしている知り合いがいるんです!選考に有利になりますか?
いろいろとツッコミどころが満載の珍回答ですね。
面接官は冷静に「コネ入社はありませんよ。身辺調査などはしていないので、選考過程でコネについて確認することはありません」と回答したそうです。
それでも内心は「どこの情報だよ。コネとか関係なく全員しっかりと選考してるから。だいたい幹部クラスならまだしも、アルバイトをしている知り合いがいる程度でコネ入社できるわけないでしょ。」と感じたとのことです。
この珍回答が飛び出すまでの就活生の印象はとても良く心の中では採用を決めていたそうですが、この珍回答によって評価が一変し、不採用となってしまいました。
まとめ
内定を目指す就活生の中には、面接官に覚えてもらえるようにワザと珍回答をする人もいます。ですが、それは諸刃の剣です。普段のあなたが仲間内で人気者だったとしても、それは気の置けない仲だからこそなのです。
面接官とあなたは面接日が初対面なので、面接官はあなたのことはほとんど知りません。初対面の真面目な場で発せられた珍回答はあなたの評価を著しく下げるだけです。
面接の空気次第ではありますが、基本的にはどんな質問に対しても真面目に答えるようにしてくださいね。