転職ドラフトの評判は?指名なしを回避する方法を解説

本記事の結論
  • 転職ドラフトは年収提示方の転職スカウトサービス
  • 年収2倍を提示されたなど良い評判もあった
  • スカウトが来ないなどの悪い評判もあるため、自分に合ったサービスをしっかり確認しよう
良い評判サマリ悪い評判サマリ
過去最高の評価をいただいた
900万円のスカウトがきた
年収の2倍で指名された
登録がめんどくさい
なかなかスカウトが来ない
落とされるとメンタルにくる
転職ドラフトの特徴
【公式HP】https://job-draft.jp/
  • 現年収提示不要
  • 業務内容を聞いてから選考を受けられる

年収提示不要

※30秒で登録完了

キャリアクラスが信頼できる理由

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転職ドラフトとはどんなサービス?

項目概要
運営会社株式会社リブセンス
サービス名転職ドラフト
サービス内容競争入札型転職サービス
代表者代表取締役社長 村上 太一
評価★4.2

転職ドラフトとは、プロジェクト経験やスキルをもとに、企業が年収付きで指名を行う競争入札型転職サービスです。

利用者は自分のスキルを登録して、企業から指名されるのを待つような形となります。

通常の転職だと、大体「現年収」もしくは「現年収に少しプラス」することが多いです。

転職ドラフトはあなたのスキルや経験だけを見て年収を提示するため、現年収にとらわれません。

キャリア先輩

現年収低いけどスキルは高いからもっと高く評価されたい!という人にはうってつけのサービスとなります。

転職ドラフト3つの特徴

転職ドラフト3つの特徴
1.現年収非公開
2.選考前に業務と年収がわかる
3.参加企業が厳選されている

転職ドラフトの特徴は3つあります。

どれも転職サービスとしてはかなり特徴であり、利用者にとって価値の高いものになっています。

キャリア先輩

現役で自部署の採用をしている視点で、わかりやすく解説していきます。

①現年収非公開

転職ドラフトは現年収が公開されません。

通常の転職エージェントや転職サイトを利用した転職活動では、年収を公開して書類選考などを進めます。

年収を公開する理由は以下の通りです。

・現年収+職務経歴書である程度実力が測れる
・現年収の範囲内で提示年収を検討するため
・採用後の組織の年収バランスが崩れないか確認する

転職ドラフトを利用するメリットで大きそうなのですが、2つ目の「現年収の範囲内で提示年収を検討するため」です。

ケースによっては大きく上がったり(市場価値と比較してとても低い)下がったり(実務未経験転職)することはあるものの、おおむね現年収と同等かそれより少し多く提示して内定を出している会社がほとんどではないでしょうか。

そのため市場価値とよほど乖離がある状態ではない限り、大きな年収アップは見込めません。

転職ドラフトだと現年収が提示されないため、想定以上に高い年収が提示される可能性があります。

②選考前に業務と年収がわかる

転職ドラフトの特徴2つ目は、選考前に業務と年収がわかることです。

私は3回ほど転職しましたが、結構困るのが「内定をもらわないと年収が提示されないこと」です。

もちろん、求人に想定年収の記載はありますが、500-1,000万円などかなり幅があり、実際に提示されないと自分の年収がいくらになるのかわかりません。

わざわざ書類選考から会社研究・面接対策を行い、内定をもらうまでに至っても「えー、こんな年収かよー。だったら最初から受けないわ」というようなこともしばしばあります。

転職ドラフトは、そういう不整合が発生しません。

「この年収が提示されているから、選考を受けてみよう」と、判断することができます。

普段の業務がある中、複数企業の選考を並行して受けるのは正直体力的にも精神的にもきつい部分があります。

転職ドラフトは、効率的に転職活動を進めたいと考えている方にもおすすめできます。

③参加企業が厳選されている

参加企業の一例

転職ドラフトに参加する企業は、独自の基準で厳選されています。

常時100社以上が転職ドラフトを利用しています。

企業の中には、有名企業のCyberAgentやDeNAなども含まれています。

転職エージェントを利用するとよくわからない企業をたくさん紹介されて、対応に困ることもあります。

その点転職ドラフトでは厳選された企業から指名を待つだけなので、効率的に転職活動を進めることができます。

転職ドラフトは過去炎上したこともある

転職ドラフトは、過去炎上したこともあります。

原因は、「提示年収と内定時の年収に差が合ったこと」です。

実際はてなに投稿された内容は以下の通りです。

転職ドラフトでは、内定時年収が提示年収の90%以上に抑えることが規約に決まっています。

実際にはてなに投稿された内容は以下の通りです。

内定通知と同時に提示された年収が想定していた額とかなり違っていた。

Y社からのドラフトでの指名額は550万で、転職ドラフトのルールでは指名額の9割以上を保証という事だったので、最悪でも495万以上のはずであると思っていた。

実際に提示された金額は4,288,000円、月給では268,000円。

人事担当者の説明では、この金額にみなし残業時間25時間分が付き実際には4,912,228円になる。

更に社員の月平均残業時間30時間の場合なら5,037,064円、参考までに月45時間残業した場合には5,411,608円になりますとの事。

わざわざ45時間残業した場合の金額まで細かく教えてくれるなんて、まるで「ね?これでほぼ指名時の金額になったでしょ?」と言われているような気がした。

※もちろん実際にそう言われたわけではない。

いやいやそれは転職ドラフトのルール違反ではないのか?と思い、転職ドラフトに問い合わせた。

すると、転職ドラフトからは「各社員一律に必ず支給される報酬は年収額に含めることができるという基準のため、みなし残業分が指名額に含まれているのはルール違反ではない」という回答が来た。

みなし残業分を含めても9割の495万に届いていない事のみ問題なのでそれは指摘しますとの事。

なるほど…そういうものなのか…?
つまり転職ドラフトとしてはたとえ600万(別途残業代を全額支給)という指名と600万(実際にはみなし残業45時間を含む)という指名が判別できずに並んでいたとしても問題ないという認識なのか。

「各社員一律に必ず支給される報酬」とは言っても、両者では実際に月45時間残業した場合の収入額は大きく異なるため、みなし残業制による残業手当というのは役職手当や住宅手当などとは全く性質が異なるものに思える。

これはみなし残業制を採用していない優良な企業にとって非常に不利な状態なのではないか。

(ちなみに「一律に必ず支給される報酬」というのが指針であるならば、提示額は標準的な評価だった場合の金額であり賞与について人事評価や事業部の予算によって基準額を下回る場合もあると説明されたのは問題がないのか)

Y社では私が提示されたものよりもう一つ上の役職になるとみなし残業時間が45時間になると説明されたので、一見かなり高額な年収で指名された方でも、9割以上ルールと合わせると実際には数百万単位で少ない基本年収の場合もあるという事になる。

Y社は第2回ドラフトで参加者493名中90名もの大量指名を出しており、大手企業がこのような形で他の企業と登録者のマッチング機会を失わせるような行為を行っているのはどうかと思う。

はてな

転職ドラフトが炎上した理由

転職ドラフト炎上の理由
  • 転職ドラフトは、指名時の提示額に対して内定時は90%以上で提示するルールがある
  • 年収提示額550万円に対し、内定時提示年収は491万円(年収428万円+みなし残業25h/月)
  • (提示)550×0.9=(内定)495=4万円不足しており、90%提示ルール違反
  • 固定ではない残業代が提示年収に含まれていたこと
  • 転職ドラフトが提示年収のルールを曖昧にしていたこと

わずか4万円ではありますが、ルール違反を犯していることになります。

更に、残業代の含め方(発生するかわからない通常の残業代を年収に含めていた)に関する定義も曖昧であることも転職ドラフト側の運営問題でした。

転職ドラフト側が事実確認結果として発表した結果は以下の通りです。

■転職ドラフト側
・提示年収についての定義が、曖昧な状態にあった
・提示して良い年収の内訳について、説明文書等を用意していなかった

■当該企業側
・下記、当該企業よりいただいた内容について、変更を加えずに記載いたしております。

・年俸制を採用していない当該企業が、見込み年収で提示する必要があり、基本給と賞与に加えて、(見込まれる)残業代を加味した

・上記をもとに算出すると、ブログの方とお問い合わせいただいた方(1件)ともに、提示見込み年収の90%を超えていた。

転職ドラフト広報内容

炎上後の転職ドラフトの対応

まず、転職ドラフトとして問題をどのように認識していたのかを確認します。

転職ドラフトとしては、以下の点により、ユーザー様・企業様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

・提示年収に含めて良い内容について、定義が曖昧であったこと
・みなし残業代の有無、またその詳細を確認できない状態において、提示年収にみなし残業代を含めて良いとしていたこと
・ブログのユーザー様から問い合わせをいただいた時点では、「みなし残業代を詳細説明なく、提示年収に含める行為」に問題がないと認識し、対応を行ったこと
・各社の給与体系の詳細把握が不足していたこと

これまでにも提示年収に関するトラブルがあったにもかかわらず、定義見直しやルール整備が遅れてしまったことを深く反省するとともに、重ねてお詫び申し上げます。

転職ドラフトの見解

上記のように、提示年収の定義や残業代の含め方について曖昧であったことに運営上の課題があったことを認めています。

それを受けて、以下のように明確に定義した運営が行われています。

第3回開催からは、提示年収に対して、画面上で以下を明示する仕様に変更いたします。
・ 固定残業代(定額残業代・みなし残業代)の有無、およびそれに準ずる情報
・ 固定で支給される賞与の有無、およびそれに準ずる情報
・その他手当の有無、内容、およびそれに準ずる情報

また、提示年収の定義を以下と設定します。
・提示年収は、内定時に無条件で支給確約できる金額に限る

転職ドラフトの対応方針

ルールを守らない企業に対しては、以下の通り是正勧告を行っています。

現在開催中の第2回転職ドラフトにて、指名時の指名メッセージ内に、

「提示年収はあくまで参考。実際のお力に見合う形で提示」

という旨の文章を載せた企業がいらっしゃいました。

転職ドラフトでは、レジュメを見た上で、最初に年収を提示をしていただきます。(※)
この提示年収に対して、あらかじめ実態との乖離があることを想起させる表現は、サービスの信頼性に関わります。

今回、冒頭に記載した内容は、この「最初に提示した年収」が信頼出来ないものとなる可能性があったため、当該企業に連絡し、是正を促しました。また、該当部分の文面削除、サイト上での是正告知、他の参加企業への連絡も実施いたします。

転職ドラフトは、今後も、サービスポリシーに抵触するような行為には、しっかりと対応していきます。

転職ドラフトの是正対応
キャリア先輩

この炎上事態は2016年の話であり、現在は大きな問題なく運営されているため、心配なく利用ができます。

転職ドラフトの良い評判・口コミ

転職ドラフトの良い評判・口コミを調査しました。

主に以下のような良い評判・口コミがありました。

キャリア先輩

1つずつみていきましょう。

過去最高の評価をいただいた

900万円のスカウトがきた

年収の2倍で指名された

転職ドラフトの悪い評判・口コミ

転職ドラフトの悪い評判・口コミを調査いたしました。

主に以下のような悪い評判・口コミがありました。

なかなかスカウトが来ない

落とされるとメンタルにくる

転職ドラフトのメリット・デメリット

メリットデメリット
高い年収UPが見込める
効率よく転職活動ができる
スカウトが来ない
現実を見せられる

転職ドラフトの一番のメリットは、現年収よりも高い年収が見込めることでしょう。

他の転職サービスでは見られない特徴です。

当然マーケットの中で高い市場価値を持っていることが前提ですが、「もっと自分は評価されてもいいはず!」という人は、転職ドラフトに登録してみることをおすすめします。

一方で、転職ドラフトのデメリットは、スカウトが来ないこと・現年収より低い年収を提示されるなど現実を見せられることです。

エンジニアには技術にプライドのある方も多いため、現年収より低く提示されたりスカウトが来ないとショックを受ける方もいらっしゃいます。

ただ、自分の市場価値を測ることはできますし、向上のきっかけとポジティブに捉えることもできるため、大きなデメリットではないでしょう。

転職ドラフトをおすすめする人・おすすめしない人

おすすめする人おすすめしない人
大幅な年収UPを狙いたい人行きたい企業が明確な人
年収以外の価値観がある人

転職ドラフトをおすすめする人は、大幅な年収UPを狙いたい人です。

このサービスを利用する大きなメリットでもありますので、それ以外の希望がある人はおすすめしません。

例えば、行きたい企業が具体的になっている人やリモートワークを希望や働き方など年収以外に価値観が明確な人です。

そういった方は、転職エージェントを利用した転職活動がおすすめです。

おすすめの転職エージェントは以下の3つです。

正直どこもIT専門性が高く求人数が多いため、どこを利用しても良いでしょう。

全国の求人があるのはワークポートとRecruitAgentです。

一番ITの専門性が高いのは社内SE転職ナビです。

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転職ドラフト以外の転職サービス

転職ドラフト以外の転職サービスで一番のおすすめは、ビズリーチです。

TVCMでもお馴染みですよね。

ビズリーチなら、企業から直接オファーを受けることができます。

ただし、転職ドラフトと違って現年収を開示する形となりますので、高い年収を狙うなら転職ドラフトがおすすめです。

転職ドラフトで指名なしを回避する方法

転職ドラフトで指名なしを回避する方法について解説します。

私もビズリーチなどでスカウトすることがあるため、どのような人をスカウトしたくなるのか採用の感覚で解説します。

キャリア先輩

1つずつ解説していきます。

①丁寧に記載する

まず、登録の際には面倒ですが丁寧に記載しましょう。

中には時間がないため、一旦エイやで記載して公開してしまう人がいます。

スカウト利用している企業もそんなに多くないため、中途半端に記載しているとNGエンジニアとしてもう声が掛けられなくなってしまいます。

その後、丁寧に記載し直したとしても一度スルーされると再度見直しされる可能性があるため、最初から公開する際は丁寧に記載する必要があります。

②スキル名ではなくやってきた具体的な内容を記載する

レジュメを記載する際には、「Java/Python」や「Webアプリ開発」など、とてもシンプルに記載されている方がいます。

これだと具体的に何ができるのかは分かりません。

時間がなくて一旦シンプルに記載しているだけかも知れませんが、それだとスカウトは来ません。

相手が「この人だと仕事をお願いできそう!」という記載を心がける必要があります。

③熱意をアピールする

しっかりと熱意をアピールする必要があります。

・自分の技術を活かして価値貢献したい
・自己研鑽して技術向上を心がけている

など、採用したくなるような人材として熱意をアピールしましょう。

中には、「年収を上げたい」「良い環境で仕事したい」など、自分が嬉しいことしか記載していない人がいます。

こういう人は「会社や社会に貢献する気持ちがなさそう」と評価され、当然指名を受けることができません。

自分の技術力に自信があるのは分かりますが、それが価値として活かされるイメージが湧かないと評価されないことは認識しておく必要があります。

転職ドラフトを利用して、高い年収を目指そう!

転職ドラフトの特徴
【公式HP】https://job-draft.jp/
  • 現年収提示不要
  • 業務内容を聞いてから選考を受けられる

年収提示不要

※30秒で登録完了

転職ドラフトは、今より高い年収を目指す人におすすめのサービスです。

通常の転職活動では得られない年収を提示される可能性があるため、積極的に活用しましょう。

編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

プロフィールを見る

新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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