医療機器メーカーの就職って難しいですか?
実はどんな学生でも入れるよ!詳しく解説するね
医療機器メーカーへの就職は、医療や医療機器に関する知識が必要で、高学歴ばかり取られるイメージのある業界ですが、実は思っているほど難易度は高くありません。
特に、新卒は専門的なスキルや知識がなくても採用してもらえる確率は高いため、興味のある人には大きなチャンスです。
本記事では医療機器メーカーへの就職について詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んで目指してみてください!
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新卒で医療機器メーカーに就職するのが難しいと言われる理由
医療機器メーカーへの就職難易度は一般的なイメージほど高くありませんが、なぜ難しいと言われるのでしょうか。
以下では、医療機器メーカーに就職するのが難しいと言われる理由について解説するので、しっかりチェックして対策できるように準備しましょう。
医療に関する専門知識や資格が必要なイメージがある
医療機器メーカーが難しいと思われる理由は、まず医療に関する専門知識や資格が必要なイメージがあり、それだけで「自分には無理だ」と敬遠されてしまうからです。
実際に医療系の学部にいて一定の知識を身に着つけているのが本当は望ましいですが、他の学部でも一から学び、医療系の知識を身につければ問題ありません。
医療は常にアップデートされていく業界なので、入社後も学び続ける覚悟が必要です。
イメージだけで諦めずに、まずは希望求人や企業のサイトを調べてみましょう。
医療系は難しいイメージですよね…
営業職(総合職)は新卒の選考倍率が特に高い
医療機器メーカーの営業職(総合職)は新卒の選考倍率が特に高く、それが難易度が高いと思われる原因になっています。
医療機器メーカーのおおよその選考倍率は以下の通りです。
- 営業職(総合職):50~80倍
- 生産技術職:2~3倍
- カスタマーエンジニア職:2~3倍
- 研究・開発職:数十倍~100倍
営業職は文系でも狙える職種で高収入から人気が非常に高く、上位の人気企業であれば倍率は数十倍から100倍以上の企業もあります。
生産技術職は文系でも狙えますが、理系が圧倒的に有利です。
カスタマーエンジニア職・研究・開発職は専門知識が必要で、ほとんど理系が必須条件なので、文系は営業職と生産技術職を狙いましょう。
文系はより高いコミュニケーション能力が求められるよ
ニッチな領域だから企業探しや選考対策が難しい
医療業界は専門的な業界で、中でも医療機器メーカーとなるとよりニッチな領域になり、企業探しや選考対策が難しくなります。
企業を探す際、ぱっと思いつく企業は少ないのではありませんか?
また、応募するなら、医療機器メーカーに特化したESや面接の対策が必要です。
業務も病院などの医療法人やメーカーとのやり取りが主で、仕事の実態がつかみにくく、就活生が1人で完璧な対策をするのは難しいと言えます。
対策するなら業界に詳しい人や就活エージェントに頼りましょう!
医療機器メーカー就職の実態|職種・出身大学・必要な資格など
医療機器メーカーは主に医療機器の開発・製造をおこない、医療機関やメーカーに販売します。
医療機器は主に人間か動物に使われ、大きく以下の2種類に分かれます。
- 診断・予防・治療に用いられるもの
- 身体の構造・機能に影響を及ぼすもの
診断や治療に用いられる医療機器は注射器やMRIなどがあり、身体に影響を及ぼす医療機器にはペースメーカーや低周波治療器が該当します。
ここからは、医療機器メーカーの職種や出身大学、必要な資格について解説するので、ぜひ業界研究の参考にしてみてください。
新卒採用が実施される医療機器メーカーの主な職種
ここからは、新卒採用が実施される医療機器メーカーの主な職種について、職種ごとに詳しく解説していきます。
それぞれ仕事内容が大きく違うので、よくチェックして自分に合った職種を志望しましょう。
- 営業職
- 研究開発職・エンジニア職
- 事務職
営業職
医療機器メーカーの営業職は病院などの医療機関を訪問して、医療機器を販売する仕事です。
自社製品の説明だけでなくアフターフォローまで一貫してサポートするため、営業に必要な能力はもちろんのこと、医療機器に関する知見が求められます。
年収は450万~600万前後と高いですが、医療機器メーカーの営業職は給与の主流がインセンティブ制のため幅があるのも特徴です。
営業職に必要な資格はありませんが、医療品を専門に扱うMR(医薬情報担当者)はMR認定資格が必要で、平均年収も高くなります。
外資系企業で成績がよければ、若くして年収1,000万もあり得るよ!
研究開発職・エンジニア職
技術職には、細かく分けて以下のような職種があります。
- 研究開発
- 医療機器開発
- 品質管理
- サービスエンジニア
研究・開発職は医療機器の研究開発や設計をおこない、年収は450万~600万前後で、管理職では1,000万以上と高収入を得ることも可能です。
医療機器開発は医療現場で使われる医療機器の研究開発が中心で、医学や人間工学など多くの知識やスキルを求められます。
品質管理は製造現場において安全性や有効性を管理する職種で、年収は研究・開発職と同等のレベルです。
サービスエンジニアは自社の製品を導入している医療現場を訪問し、メンテナンスをおこないます。
どれも幹部クラスになると年収が高いです!
事務職
医療機器メーカーの事務職は一般的な企業の事務職と大きな違いはなく、社内の従業員が快適に働けるように環境整備や資金調達など企業全体のサポートをおこないます。
特に必要な専門スキルはありませんが、事務職に必要なコミュニケーション能力やビジネス系の資格を取っておけばアピールできるでしょう。
医療機器メーカーの事務職の年収は平均400万ほどで、営業職や研究・開発職に比べると高くはありません。
文系でも十分目指せるよ
医療機器メーカーに就職する人の主な大学・学部
医療機器メーカーでは職種によって求められる能力が大きく変わりますが、研究・開発などの技術職では工学系の学部で、大学院の博士号まで専門的に学んだ人がより有利です。
営業職では工学系であることが必須ではありませんが、医療機器に関する知見は必要なので工学部が比較的歓迎されます。
事務職は理系(特に医療系)の大学出身であるに越したことはありませんが、それ以外の大学・学部でも努力次第で十分に内定は勝ち取れます。
また、医療に関して学び続けたり、忙しい仕事もこなせたりする能力を計るための指標として学歴は見られがちです。
専門職は難しいですが、文系でも十分内定はもらえますよ!
新卒で医療機器メーカーへ就職するのに必要な資格
新卒で医療機器メーカーへ就職するのに、資格は特に求められません。
扱う内容によって資格が必要であれば、入社後に学べばOKです。
強いて挙げれば、営業職なら自動車免許、技術職なら臨床工学技士・MDIC・CDRなどがあるとより良い印象を得られます。
また、事務職なら簿記・MOS・日商PC検定があるとほかの業界でも使えるため便利です。
ほかにもビジネスで使える資格を持っている人は積極的にアピールしましょう。
資格があるに越したことはないのは、ほかの企業と一緒だね
新卒就活における医療機器メーカーの就職偏差値ランキング
以下では、新卒就活における医療機器メーカーの就職偏差値を表にしました。
自分の興味のある企業がどのレベルの難易度なのか確認してみましょう。
医療機器メーカーの就職偏差値は高過ぎるほどではありませんが、平均的に高く、入社しやすい企業はありません。
人気企業になると倍率も高いので、この業界を志望する人は入念な対策を練りましょう。
新卒就活における日系医療機器メーカーの年収ランキング
以下では、新卒就活における日系医療機器メーカーの年収ランキングを10位まで表にしました。
自分の志望企業と照らし合わせて見てみましょう。
企業名 | 年収 | 公式HP |
---|---|---|
1.富士フイルムホールディングス | 1,017万円 | https://holdings.fujifilm.com/ja |
2.オリンパス | 922万円 | https://www.olympus.co.jp/ |
3.日本光電工業 | 891万円 | https://www.nihonkohden.co.jp/ |
4.日本ライフライン | 852万円 | https://www.jll.co.jp/ |
5.オムロン | 849万円 | https://www.healthcare.omron.co.jp/ |
6.島津製作所 | 841万円 | https://www.med.shimadzu.co.jp/ |
7.シスメックス | 835万円 | https://www.sysmex.co.jp/ |
8.フクダ電子 | 815万円 | https://www.fukuda.co.jp/ |
9.トプコン | 792万円 | https://www.topcon.co.jp/ |
10.日本電子 | 774万円 | https://www.jeol.co.jp/ |
「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると日本における全業界平均給与は443万円なので、人気の医療機器メーカーの年収はかなり高いと言えます。
管理職になれば年収1,000万円も目指しやすく、業界全体を通して人気が高いのも強みです。
また、この表にある医療機器メーカーは昨期と比較しても全体で年収が上がっており、今勢いがあると言えます。
外資系医療機器メーカーの売上ランキング
以下は、外資系医療機器メーカーの売上ランキングです。
企業名 | 売上 | 公式HP |
---|---|---|
1.カーディナルヘルス | 1,813億ドル | https://www.cardinalhealth.jp/ja_jp.html |
2.ジョンソン&ジョンソン | 949億ドル | https://www.jnj.co.jp/ |
3.GE | 765億ドル | https://www.ge.com/jp/ |
4.シーメンス | 619億ドル | https://www.siemens-healthineers.com/jp |
5.アボット | 436億ドル | https://www.abbott.co.jp/ |
6.メドトロニック | 316億ドル | https://www.medtronic.com/jp-ja/index.html |
7.フレゼニウス | 208億ドル | https://www.fresenius.co.jp/ |
8.フィリップス | 202億ドル | https://www.philips.co.jp/ |
9.ベクトン・ディッキンソン | 188億ドル | https://www.bdj.co.jp/ |
10.ストライカー | 171億ドル | https://www.stryker.com/jp/ja/ |
企業によってそれぞれ手がけているほかの事業もあるので一概に比較はできませんが、外資系医療機器メーカーに入社できれば非常に大きな規模感で仕事ができるのは間違いありません。
世界中の人々に医療を届けたいという志のある人は、日本法人があるのでぜひ応募を検討してみましょう。
新卒は難しいと言われる医療機器メーカー就職を一度検討すべき理由
新卒で医療機器メーカーに入るのは難しいと敬遠されがちですが、すぐ諦めずにまずは一度検討してみましょう。
以下では、医療機器メーカー就職を検討すべき理由について詳しく解説していきます。
理系・医薬系学部に関わらず文系も内定が十分に狙える
文系学部の就活生は「自分は文系だから」と敬遠しがちですが、そう思い込んでいる時点でほかの就活生に情報戦で負けてしまっています。
医療機器メーカーでは理系・医薬系学部に関わらず文系も内定が十分に狙えます。
実際に入っている人の多くは文系出身で、特にコミュニケーション能力が問われる営業職に強い傾向です。
医療機器メーカーに入社するためには特別な資格も必要なく、知識がなくても入社後の頑張りで取り返せます。
興味がある人は臆せずに応募してみましょう。
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医療機器業界は成長し続けており十分な将来性が見込める
医療機器業界は成長し続けており、十分な将来性が見込まれるのも理由の1つです。
特に、日本では以下の理由で医療機器業界が成長しています。
- 少子高齢化が加速して医療機器の需要は伸び続ける
- 感染症の流行によって医療の重要性を日本全体が再認識した
- 美容・ヘルスケア・フィットネスに対する意識の高い人が年々増えている
実際に医療機器メーカー上位の年収は上がっているので、就職を検討する価値は大いにあります。
また、医療業界は流行や景気にも左右されにくく、安定しているのも強みです。
医療の需要はいつまでもなくならないので安定しています!
他の業界に比べて高年収の職種が多い
医療業界へのイメージ通り、高年収の職種が多いという事実もあります。
医療機器メーカーの年収が高いのは、医療費や医薬品が高額なように、それに用いる医療機器も高価だからです。
実際に、「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると日本における全業界の平均給与は443万円、それに対して医療機器メーカーの平均は700万円台、上位10社では855万円にもなります。
また、外資系のメーカーの年収はもっと高いので、高収入を得たいという人はぜひ応募を検討しましょう。
技術・営業職は年収が高いよ
医療や健康に関わり社会的な意義が大きい仕事である
医療や健康に関わり、社会的な意義の大きい仕事のためやりがいを求める人にもおすすめです。
医療機器メーカーに入社すれば新たな医療機器開発・普及に貢献できるため、これまで治療できなかった患者さんを治せます。
また、過重労働になっている医療従事者の負担も軽減できるなど、社会的貢献性も強いのがこの職業です。
人の命を救える素敵な仕事ですね!
専門性が高くキャリアアップにおいて有利になりやすい
医療業界は専門性の高い知識が多いため、キャリアアップにおいて有利になりやすいのも就職を検討すべき理由です。
医療機器を売るには医療全般をまず学び、医療機器の専門知識を身につける必要があります。
また、営業職でも技術職でもそれぞれに専門のスキルも必要なので、それらを活かせば転職でも評価されやすいです。
常に勉強し続けなければいけない業界ですが、その分リターンも大きいと覚えておきましょう。
人気業界なだけあってメリットが大きいんだ
新卒で医療機器メーカーに就職するのが向いている人
新卒で医療機器メーカーに就職するのが向いているのは、以下のような特徴のある人です。
- 医療や健康に興味がある
- 高年収な業界・職種につきたい
- 社会に大きく貢献できる仕事がしたい
- 将来的に海外で働きたい・国際協力がしたい
医療や健康に興味がある人は、常に最新技術の知見が必要な医療機器メーカーに入っても勉強が苦になりにくいでしょう。
医療業界はほかの業界に比べて高収入なので、高収入な業界・職種を狙う人にもおすすめです。
また、やりがいも大きく、社会的に貢献したい・国際協力がしたい人にも向いています。
特に発展途上国は日本と比較して医療機器導入の必要性が高く、市場を海外に広げる貢献が可能です。
そのほか、営業なら人と密に関わって働きたい人、技術開発職ならモノづくりがしたい人など、職種別に特化した人に向いてる人に向いています。
新卒で医療機器メーカーの内定を勝ち取る就活戦略
医療機器メーカーの倍率は高いので、しっかりと事前に戦略を練って就活を成功させたいところです。
以下では、新卒で医療機器メーカーの内定を勝ち取る就活戦略について解説するので、しっかりチェックしておきましょう。
医療機器メーカーに強い就活エージェントに伴走してもらう
医療機器メーカーへの選考対策を万全にするなら、医療機器メーカーに強い就活エージェントに伴走してもらいましょう。
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理系・医療系学部で医療機器メーカーへのつながりがある大学・研究室なら、推薦をもらうのが確実です。
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また、推薦枠の選考は選考過程をスキップできたり、通常よりも早く内定が出るメリットがあります。
ただ、推薦で選考を受ける際は必ず内定が出るとは限らない点、基本的には内定辞退ができない点などに注意する必要があります。
制約はあるものの、使わない手はありません!
まとめ:新卒は医療機器メーカーに就職するチャンス!隠れ優良企業の内定を勝ち取ろう
医療機器メーカーで働くには専門的な知識や経験が必要ですが、新卒は専門知識がなくても入社できるので、志望する人にはまたとないチャンスです。
医療業界全体の就職難易度が高いイメージから敬遠されがちですが、隠れ優良企業もたくさんあるので、しっかり対策して内定を勝ち取りましょう!
初めての就活で入念な対策を1人でするのは難しいので、就活エージェントを頼るのがおすすめです。
就活エージェントなら、長年人材サービスに携わってきたノウハウと独自の選考枠・非公開求人を持つアイデムエージェント新卒(旧:JOBRASS新卒)就活を利用して有利に進めましょう。
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