「月の残業時間は200時間超!しかし手取りは20万円……」「23日働いて給料月6万円」
上記は極端ではありますが、実際にある零細企業の実例です。
こんな劣悪は企業への転職は絶対避けたいですよね。
両者には実は共通点があり、それが零細企業なのです。
零細企業は、労働環境や待遇が悪いブラック企業である可能性が高く、転職先としてはおすすめできません。
本記事では、零細企業が転職に向かない理由から、悲惨な零細ブラック企業の実例、転職を成功させる方法をお伝えします。
零細企業はやめとけ!転職に向かない4つの理由
零細企業の中には優良企業もありますが、会社の構造上、ブラック企業化しやすい傾向があります。
そのため、零細企業は待遇や労働環境が悪い企業が多く、転職はおすすめできません。
ここでは零細企業が転職に向かない4つの理由をお伝えします。
待遇が悪いブラック企業が多い
零細企業は待遇が悪く、ブラック企業である可能性が高いため、転職はおすすめできません。
零細企業の中には待遇の良い企業もあります。
しかし、零細企業で待遇の悪いブラック企業であれば、下の口コミのように賃金カットが日常茶飯事で行われているかもしれません。
ブラックはブラックでもやっぱ中小・零細のブラック度は想像を絶する。
平気で給料10万カットとか…とりあえず早めに辞めたほうがいいとアドバイスしました。
— 楓@社会不適合者 (@kaede_shigure) February 19, 2021
コンプライアンス遵守意識が低い企業が多い
零細企業はコンプライアンスを守る意識が低い企業が多い傾向にあり、働く上での不安定感や信頼度が低いといえます。
【ブラック企業エピソード】大手企業と違って、うちは中小企業、零細企業だしって、法律をやぶっていいわけないじゃん。何を開き直ってるんだか。
— マーーーーーーーヴィン (@Maaaaaaarvin) February 17, 2021
法律遵守意識がない零細企業は、トラブルも生じやすいため注意が必要です。
もちろん何かトラブルがあった際、弁護士や社労士など、外部に頼れる人はたくさんいます。
しかし、それでも泣き寝入りになってしまうこともあるかもしれません。
社長のワンマン経営でパワハラ・セクハラの恐れが高い
零細企業は従業員が少なく、社長のワンマン経営である可能性が高いです。
すると、組織の構造的に社長に権力が集まりやすく、パワハラやセクハラがはびこっている企業も多いのです。
理不尽な思いで悩まないためにもおすすめはできませんが、零細企業の転職を検討する際は慎重に行いましょう。
理不尽なルールがある
零細企業の中には、独自の理不尽なルールがある場合もあります。
例えば以下のように、他の企業ではほとんど考えられないようなルールです。
今日から在宅ワークという大企業みたいな事してますが、俗に言うブラックの零細企業です。
ブラックなので家でもスーツ、上司とテレビ電話を1時間毎にしてスーツ着てるか確認します。
3回目のテレビ電話でシャツとネクタイ変えて伊達メガネかけてやりましたが全く触れられずに寒さだけが残りました。— セブン (@sebs_bar) April 9, 2020
こうしたルールを行う企業の多くは「ルールで従業員をしばらないと仕事が進まない」と考えている傾向が高いです。
仕事を行う上でプラスであれば問題ないですが、守ることが目的となっていれば本末転倒です。
企業風土からしても、生産性が高まりにくく、あまり良い環境とはいえないでしょう。
【実例】零細企業はやめとけ!悲惨な労働環境
では実際に零細かつブラック企業は、どのような労働環境なのでしょうか?
ここではリアルな事例を2つご紹介します。
月の残業時間は200時間超なのに手取り20万円
まず紹介するのは、月の残業時間は200時間を超えているにもかかわらず、手取り20万円というブラック零細警備企業に勤めていた人の実例です。
今日見た夢は前に勤めていたブラック零細警備会社になぜか再び入社する事になった夢なのだ。当時は手取り20万円で残業代無し、月間の残業時間は200時間を超えていたのだ。タクイさんは心身の健康を崩し、人生はめちゃくちゃになってしまったのだ。2度と警備業とは関わりたくないのだ。
— タクシー運転手のアライさん (@Taxi_arai) April 27, 2020
零細企業は人員が少ないことから、慢性的な人不足に陥っているケースも多く「自分が辞めたら会社が回らない……」と、ついついギリギリまで無理をしてしまいがちです。
しかし、仮に興味があり成長できる環境であったとしても、残業時間が200時間を超えていれば、自分の時間はほとんどなく、心身を崩してしまうのも時間の問題です。
アライさんのように人生がめちゃくちゃにならないためにも、零細企業への転職はやめておきましょう。
23日働いて給料は月6万円
また零細企業の中には、23日働いて給料がわずか6万円、という恐ろしい会社もあるようです。
零細ブラック企業あるある
・23日働いて給料6万円
・営業車の修理代半額負担
・給料未払金一人につき200万円
・確定申告の返金をピンハネ
・集金したお金を会社に入金せず小遣いにする社長の息子
・「消費税8%になったから給料8%カットや、今までサービスしとったんや」まぁ僕のいた会社なんですが
— 9浪はまい【30歳大学生】 (@hamaishogo1111) September 8, 2020
給料もさることながら、会社の体制がそもそもおかしいですよね。
特にオーナー社長の力が強い会社では、よく起こりがちの事例だといえるでしょう。
零細企業を避けて転職を成功させる3つの方法
零細企業への転職は原則おすすめできませんが、ではどのようにして転職を成功させたら良いのでしょうか。
ここでは零細企業を避けて転職を成功する、3つの方法をお伝えします。
口コミサイトや四季報で事前に企業の評判を調べておく
零細企業を避けるには、Openwork、エン ライトハウス、キャリコネといった、といった企業の匿名口コミサイトの活用をおすすめします。
それぞれの口コミは一個人の主観であるため、鵜呑みにするのはよくありません。
しかし、悪い評価・口コミが多ければ、企業の構造的に問題が多い企業である可能性が高いです。
また就職・転職活動の定番である『会社四季報』を活用するのも、有効な方法です。
『会社四季報』は、企業研究の鉄板本であり、平均給与や社員の平均年齢、3年以内の離職率、企業の基本情報、ボーナスの情報など、さまざまな情報が網羅されています。
こうした情報をもとに、企業の評判を事前に確認しましょう。
有料キャリア相談サービスを活用する
求人を探すのにくえ、有料キャリア相談サービスを活用するのも良いでしょう。
最近は転職がより普及していることもあり、ポジウィルキャリアのように、さまざまな有料キャリア相談サービスが開発されています。
有料ではあるものの、専任のサポーターがキャリア設計から面接対策・書類添削まで、一貫したサポートが充実しています。
自分が受ける企業が零細ブラック企業なのかの相談にも乗れる可能性が高いため、気になる人はカウンセリングに申し込んでみてはいかがでしょうか。
転職エージェントに登録する
自分ではなかなか会社を見極めるのが難しい、零細ブラック企業をプロに見極めてもらいたい人には、転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントは原則無料で利用できるため、コストをかけずに転職を成功させたい人にもおすすめです。
転職エージェントでは、エージェント側が会社を精査しているので、零細ブラック企業はあらかじめ省かれている可能性が高いです。
また転職のプロと一緒に転職活動をすることで、面接対策や書類添削なども合わせて行えるため、転職の成功率を飛躍的に高められます。
優良零細企業に出会いたいなら下記記事で紹介する転職エージェントがおすすめです。