周りから「小売業界はやめとけ」って言われて迷ってます
業界特有の厳しさがあるから、よく調べてから決めるといいよ
小売業界とは、スーパーやコンビニ、アパレルや家電量販店など一般消費者に物を売る業界のことです。身近な業界なので、アルバイト経験がある人も多いのではないでしょうか。
一方で、新卒の就職先となると「やめとけ」「ブラックだ」という声も聞かれます。この記事では小売業界の現状や、向き不向きについて解説します。
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小売業界とは?新卒で就職はやめとけって本当?
メーカーが商品を製造し、消費者に届くまでに関わる企業を総称して流通業界と言います。流通業界は大きく分けると、メーカーから仕入れて店舗に販売する「卸売業」と、仕入れたものを一般消費者に販売する「小売業」の2つがあります。
経済産業省のデータによれば、2022年の小売業の販売額は74兆8,110億円で、前年比1.5%の増加でした。ここでは、小売業界の仕事内容についてさらに詳しく解説します。
用語の意味を正しく理解して、ミスマッチを防ごう
仕入・物流
仕入・物流は、職種で言うとバイヤーや在庫管理、物流と呼ばれる人たちが担う仕事です。
中でもバイヤーは、顧客のニーズを分析してトレンド商品の仕入・発注・検品などを担当するため、小売業界では花形とされています。流行を察知する能力の他に、データ分析力やメーカーとの交渉力も必要です。
また、物流や在庫管理はIT技術の進歩とともにスピードと効率化が強く求められており、多くの企業が力を入れている分野です。
アパレル業界のバイヤーって憧れます
販売
販売を担当するのは、店長や店舗運営、マネージャーといった職種の人たちです。小売業の販売員にはアルバイトスタッフが多いのが特徴ですが、新卒社員も最初は販売員として配属されることが多いです。
まずは現場で接客や仕入れ、店舗運営の経験を積んでから、店長やマネージャーへと進んでいきます。管理職になると売上管理の他に、スタッフの教育やマネジメントをする能力も必要です。
販売の仕事はイメージしやすいよね
販売支援
販売支援の仕事には販売促進や店舗企画、運営企画などがあります。代表的な職種はマーケターです。
どうすれば商品が売れるかを考えて、広告戦略やイベント・キャンペーンの企画、店舗のレイアウト作成などを担当します。マーケターにはデータ分析力や新しいアイデアを出す発想力、関係部署と連携する高いコミュニケーション力などが必要です。
店舗で販売職を経験してから販売支援の職に就くことが多いよ
小売業界で就活生に人気のある企業一覧
小売業で就活生に人気が高いのは、以下のような企業です。
- 株式会社セブン&アイホールディングス(コンビニ・スーパー)
- イオングループ(スーパー・銀行)
- 株式会社ニトリホールディングス(家具・インテリア)
- 株式会社ファーストリテイリング(アパレル)
- 株式会社良品計画(雑貨・アパレル・食品)
これらの企業はいずれも商品を売るだけでなく、自社で企画・製造できるメーカーの機能も持ち合わせているのが特徴です。
参考:小売業界 売上高ランキング(2021-2022年)|業界動向サーチ
身近な企業ばかりですね
正直ブラック?小売業界へ新卒就職はやめとけと言われる理由
新卒で小売業界はやめておいた方がいいと言われる理由として、次のようなものが挙げられます。
これを見るとキツそうですね…
残業や土日出勤が多くなりがち
小売業界は土日に買い物に来るお客さんが多いため、休みがとりにくいのが特徴です。店舗に配属されると、土日が休みの家族や友人とは予定が合わせにくくなる可能性が高いです。
また、人手が不足していたり、アルバイトスタッフが急に休んでしまったりすると、社員が穴埋めとして出勤することになります。特に繁忙期には残業が増える傾向にあります。
平日休みには平日休みの良さもあるんだけどね
労働量に対して給料が安い
小売業は労働量に対して、給料が安いのが特徴です。残業や休日出勤も日常的に発生するため、固定残業代としてあらかじめ月給に含まれている企業もあります。
小売業界の給与水準が低いのは、利益率が低いという業界の特性も原因の1つです。経済産業省の統計調査によると、小売業の売上総利益率は27.6%でした。飲食業の55.9%と比べても、低いことが分かります。
小売業は在庫や店舗が必要だから、どうしても人件費が削られるんだよね
現場配属は体力仕事が多くなりやすい
小売業で店舗や在庫管理の職種に配属されると、体力仕事が多くなりがちです。店舗では1日中立ちっぱなしになりますし、商品の陳列では重い物を運ばなければなりません。
そのため、身体への負担が積み重なって腱鞘炎や腰痛などに悩まされる人が多いのも事実です。
また、接客ではお客さんから怒られたり、クレーマーに遭遇したりすることもあるため、精神的なタフさも必要になります。
1日中デスクワークをするのが苦手な人には向いていそうですね
スキルがつかずキャリアアップ(転職)しにくい
小売業界に就職すると、将来的に他の業界への転職は難しくなる可能性があります。小売業では、接客や商品管理など業界に特有のスキルは伸ばせますが、ITスキルのようにどの業界でもやっていける「手に職」をつけるのが困難なためです。
20代のうちは未経験の求人も多くありますが、30代・40代と年齢を重ねるにつれて、他の業界へのキャリアチェンジは難しくなります。
マネジメントの経験があると、転職のチャンスが増えるよ
【人生終了?】小売業界に新卒入社して後悔した先輩のリアルな声
ここでは、小売業界に就職して後悔した先輩たちのリアルな声をご紹介します。
SNS上では「小売業でスキルが身につかず後悔している」「転職したら普通に有給が取れることに驚いた」などの投稿が寄せられていました。もちろん企業によって待遇は異なりますし、置かれた環境でスキルを身につけるかどうかは本人次第です。
ただ、実際に企業選びに失敗して苦労している人が多い業界だと言えそうです。
みなさん、結構追い詰められている感じですね…
実際、小売業界の離職率・退職率は高い?
上記のグラフは、厚生労働省が新卒の3年以内の離職率を産業別に調査した結果です。小売業の3年以内の離職率は2020卒で38.5%となっています。
ちなみに全業種の平均は32.3%で、最も離職率が高いのは宿泊業・飲食サービス業の51.4%、次に高いのが生活関連サービス業・娯楽業の48.0%でした。
小売業の離職率は平均に近いものの、3年後には3人に1人以上が辞める計算になります。
転職は悪いことではないけど、年収が下がったり条件が悪化したりするリスクもあるよ
小売業界に新卒で就職する強み・メリット
ここからは、小売業界に新卒で就職する強みやメリットについて解説します。
新卒入社は特に丁寧に教育してもらえることが多いよ
きつい営業・販売ノルマがない|仕入・物流
小売業の中でも仕入や物流に関する職種では、ノルマがあまりきつくないのがメリットです。
もちろん、納期や一定の数値目標などは守る必要があります。しかし、営業職や販売職のように個人の成績で順位がついたり、それによって給与が大幅に変わったりする可能性は低いです。
ノルマ達成のために常にピリピリした状態で働くのではなく、ある程度自分のペースで働きたい人に向いています。
正社員にはみんな何かしらのノルマがあるけど、売上ノルマは特に大変なんだよね
接客・営業スキルが身につく|販売
販売職の場合は、接客や営業スキルが身につくのがメリットです。
基本的な言葉遣いやマナーはもちろんのこと、顧客のニーズを読み取る力や、相手に合わせた提案をする力などもつきます。また、小売業ではクレーム対応をすることもあるため、トラブル解決のノウハウも習得できます。
「物を売る」という技術はあらゆるビジネスで必要とされるので、身につけておくと転職にも有利です。
飛び込み営業と違って、買う気がある人に営業するから売りやすいよ
顧客のニーズやトレンドを汲んだ販売戦略を立てる力がつく|販売支援
小売業で販売支援の職種に就くと、マーケティング思考が身につきます。具体的には、相手の立場に立って求めているものを考え、そのニーズを満たすものを作り、効果的な方法で宣伝するという考え方です。
マーケティング思考が身につくと、物を売ることだけでなく「上司は自分に何を求めているのか」や「どうすればアルバイトをたくさん採用できるか」など、あらゆる場面で応用できます。
世の中の仕組みが分かって面白そうですね
【やめとけ】小売業界を目指すのが向いていない人の特徴
小売業界を目指すのが向いていない人の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 土日休みで定時退社の企業に勤めたい
- 接客・販売が苦手
- トレンドに疎くて最新情報を追うのが苦手
- 結果を出した分だけ稼いで昇格したい
- 将来的に転職やキャリアアップを考えている
小売業界ではほとんどの場合、新卒は店舗配属からスタートします。将来的に裏方の職種を目指すつもりでも、最初は接客の仕事が避けられないため、極端に苦手な人は挫折してしまう可能性があります。
また、小売業界は構造的に大幅な賃金アップが難しい業界です。バリバリ営業成績を上げてインセンティブを稼ぎたい、という志向の人には向かないと言えます。
やっぱり商品やトレンドに興味が無いと厳しそうですね
小売業界を新卒で目指すのが向いている人の特徴
以下の項目に当てはまる人は、小売業界に向いている可能性が高いです。
- 携わる商品が好きで他の人にも良さを知ってほしい
- 豊富な商品の知識を活かして仕事がしたい
- トレンドを追うのが好きで新しいもの好き
- 細かい部分への配慮が行き届く
- 人と接するのが好き(販売)
小売業界にはスーパーマーケットやアパレル、雑貨などさまざまな分野がありますが、扱う商品を好きであることや、トレンドに興味があることは重要な資質です。また、人と接するのが好きで、人の役に立つことに喜びを感じる人も向いていると言えます。
性格的な部分が合っていれば、スキルは後からでも身につけられるよ
小売業界の将来性はやばい?実態を解説
小売業界の将来性について、懸念される点としては以下のようなものがあります。
- AIやロボットの発達で自動化が進み雇用数が減る
- EC(ネットショッピング)の台頭で採用枠が減っている
- コロナ禍で実店舗の売上が落ちた
ただし、小売業界は私たちの生活と密接に関係しているため、業界自体が衰退することは考えにくいです。今後は時代の変化とともに、IT系のスキルを持つ人が重宝されたり、システムを管理する職種が増えたりと、求められる人材も変化していくことが予想されます。
コロナ禍の行動制限が緩和されてきたことで、業績が回復しつつある企業も多いよ
小売業界への新卒就職で後悔しないための就活戦略
ここからは、小売業界への就職で後悔しないための戦略について解説します。
それぞれ詳しく見てみよう
就活のプロに相談して自分に合ったホワイト企業を探す
数ある企業の中からホワイト企業を選ぶためには、就活のプロに相談するのが一番です。ここでは、おすすめの就活エージェントを2つご紹介します。
- JobSpring(ジョブスプリング)
- キャリアパーク就職エージェント
それぞれに違った強みを持つエージェントだよ
JobSpring(ジョブスプリング)
名称 | JobSpring(ジョブスプリング) |
運営企業 | HRクラウド株式会社 |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | AI×プロのエージェントによる高精度なマッチング |
利用しやすさ | 対面面談が東京のみ(オンライン対応) |
求人 | 内定まで最短2週間の求人を紹介 |
紹介実績 | 1000社から厳選された3~4社を紹介 |
サポート | 早期離職率0.1%を誇る手厚いサポート |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://jobspring.jp/ |
JobSpring(ジョブスプリング)は、徹底したカウンセリングとAIを駆使したマッチングが強みのエージェントです。
丁寧なカウンセリングをもとに、あなたに合った企業を3~4社厳選してくれます。自分が本当に小売業界に向いているのかが分からない人も、一度相談してみてはいかがでしょうか。
また、Jobspringはスピード内定にも定評があり、登録から最短2週間での内定も狙えるのもメリットです。
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キャリアパーク就職エージェント
名称 | キャリアパーク就職エージェント |
運営企業 | ポート株式会社 |
対象学年 | 25卒 |
強み | 最短1週間で優良企業へスピード内定ゲット |
利用しやすさ | 全国対応でエリアも広く、丁寧なヒアリングが好評 |
求人 | 厳選された全国各地の優良企業300社から求人を紹介 |
紹介実績 | 年間1,000人以上の就活生がスピード内定獲得 |
サポート | 選考対策やセミナーなどで選考通過率が大幅アップ |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://careerpark-agent.jp/ |
キャリアパーク就職エージェントは、就活生の3人に2人が利用するという実績豊富なエージェントです。ブラック企業を排除して、全国各地から厳選した優良企業を紹介してくれます。
またキャリアパーク就職エージェントでは、小売業界と関係の深い、メーカー業界の求人も豊富に取り扱っているのが強みです。最短1週間のスピード内定も狙えるため、効率良く就活を進めたい人はぜひチェックしてください。
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合同説明会や内定直結イベントに参加して持ち駒を増やす
名称 | ミーツカンパニー就活サポート |
運営企業 | 株式会社DYM |
対象学年 | 25卒 |
強み | 1度に2~8社と出会えるイベントを開催 |
利用しやすさ | 60秒の簡単登録、初回面談までスムーズに設定 |
求人 | 東証一部上場企業からベンチャーまで幅広く企業を掲載 |
紹介実績 | オリコン2019満足度No.1 |
サポート | オンライン面談可能で全国をカバー |
総合得点 | 17.0/20.0点 |
公式HP | https://www.meetscompany.jp/ |
小売業界で内定を獲得するためには、多くの企業説明会に参加して持ち駒を増やすことも大切です。しかし、1社ずつ説明会を予約していると、スケジュール調整に手間がかかるばかりで活動量がなかなか増やせません。
効率良く多くの企業と接点を持ちたい人は、就活イベントを多く開催しているMeets Company(ミーツカンパニー)に登録するのがおすすめです。1回のイベントで2~8社程度の社長や人事と出会うことができ、座談会形式で企業のリアルな情報が得られます。
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適性診断を受けて本当に合う小売業界の企業を見つける
名称 | OfferBox(オファーボックス) |
運営会社 | 株式会社i-plug(アイプラグ) |
対象学年 | 25卒・26卒 |
強み | 学生利用率が非常に高く圧倒的な安心感を誇る逆求人サイト |
独自性 | 自己分析診断ツールAnalyzeU+をもとに正確なスカウトマッチング |
求人 | 大手からベンチャーまで9,411社以上が掲載 |
実績 | オファー受信率93.6%(※プロフィール記入率80%以上) |
使いやすさ | 1分で無料登録、SNSでもログイン可能 |
総合得点 | 18.5/20.0点 |
公式HP | https://offerbox.jp/ |
一言で小売業界と言ってもさまざまな企業があるので、自分に合った企業を見つけることが大切です。そのためには、適性検査で自分の特性を客観的に知ることが欠かせません。
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知らないと恥ずかしい小売業界の仕組み|流通業界・卸売業との違いは?
就活で失敗しないためには、業界の仕組みを正しく理解しておくことも大切です。ここでは、小売業界と関係の深い「流通業界」や「卸売業」との違いについて解説します。
【商品が消費者に届くまで】
メーカー → 卸売業者 → 小売業者 → 一般消費者
一般的にメーカーが製造した商品は、まず卸売業に販売され、次に小売業者、一般消費者という順で販売されます。この卸売業者と小売業者をまとめた呼び名が「流通業界」です。
最近は、中間コストを削減するために商品の企画・製造・販売までを全て自社で行う「製造小売業(SPA)」も増えています。例えばユニクロやニトリ、無印良品などが代表的な製造小売業です。
卸売業の顧客は企業、小売業の顧客は一般消費者と覚えておこう
まとめ:本当に小売業界が新卒入社したい業界か見極めて後悔しない就活をしよう!
小売業界は私たちの生活に身近で、トレンドのものを扱えるなどの魅力がある業界です。一方で、土日に休みが取りにくかったり給与水準が低かったりと、厳しい一面もあります。
小売業界を目指す場合は、デメリットも理解したうえでホワイト企業を見極めることが重要です。業界選びに迷っている人や、自分に合った企業が分からない人はJobSpring(ジョブスプリング)で就活のプロに相談して、後悔のない就活をしましょう!
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