人が辞めていく会社の末路とは?退職ラッシュで崩壊する職場の特徴やその後!

『人が辞めていく会社の末路ってどうなるの?退職ラッシュで崩壊する職場の特徴についても詳しく知りたい!』

新人が数ヶ月ですぐに辞めたり、同時に複数人や勤務歴の長い人まで退職するなど、立て続けに人が辞めていく会社は意外と多いものです。

そんな退職ラッシュの結果、仕事が回らなくなって職場が崩壊してしまう事例も決して珍しい話ではありません。

  • 人が辞めていく会社の末路は?
  • 退職ラッシュで崩壊する職場の特徴はなに?
  • 退職連鎖する職場で働いていていいのか?

など、次々と人が辞めていく会社に対して不安になっている人も多いのではないでしょうか?

そこでで今回は、人が辞めていく会社の末路について詳しく紹介していきます。

さらに、退職ラッシュで崩壊する職場の特徴についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください!

この記事のまとめ

・退職ラッシュの職場では『残った社員の仕事量が増大』『休日出勤』『倒産』が発生する。

・そのため『給料が安い』、『残業時間が多い』、『パワハラやセクハラがある』会社は注意。

・崩壊していく職場で取り残されないためは、転職活動で逃げ遅れる前に退職しても良い

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人が辞めていく会社の末路!退職ラッシュで職場崩壊したその後はどうなる?

人が辞めていく会社の末路!退職ラッシュで職場崩壊したその後はどうなる?

早速ですが、人が辞めていく会社の末路についてお話ししていきます。

結論から言うと、次々と人が辞めていく会社に何の疑問も持たずに残っていると、以下のような状態に陥る可能性があるので注意が必要です。

ということで、これらの末路についてさらに詳しく見ていきましょう!

人手不足で倒産する

人手不足で倒産する

退職する人が数人ほどであれば、残った従業員でなんとか業務を振り分けて対処することも可能です。

しかし、退職ラッシュで辞める人がドンドン増えていくと、通常通りの仕事ができなくなってしまいます。 

その結果、取り引き先に迷惑をかけたり、社会的な信頼を失うことになり、業績も悪化して経営状態は急速に悪くなっていくでしょう。

そうなれば、行きつく先は倒産しかありません。

ただし、業績の悪化が先で人が辞めていくケースもあるので、どちらが引き金になるかは状況により異なります。 

基本的には、立て続けに退職者が出た時点で何らかの手を打たなければならないのです。

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大切な従業員を守り切れるかどうかが、会社の存続のための重要な別れ道だと言えます。

残った社員に仕事がふりかかる

残った社員に仕事がふりかかる

退職ラッシュで残された社員が最も心配しているのが、辞めていった社員の仕事が自分にふりかかることです。 

すでに手一杯の仕事を抱えている状況でさらに仕事を増えると、残業するしかないという状態になります。

さらに業績の悪化が深刻な場合は、労働の対価に見合った給与が支払われる保証もありません。 

毎日長時間の残業を続けながら会社に居残りたいと思う社員はいないでしょう。

人手不足が深刻になった職場ではさらに人が辞めていき、退職ラッシュは止まらなくなってしまいます。

やむをえず休日出勤させられる

やむをえず休日出勤させられる

人手不足になった職場では残業が増えるだけではありません。

最悪のケースでは、これまでになかった休日出勤までさせられる可能性が出てきます。

平日も遅くまで残業し、加えて休日出勤までさせられると体力もストレスも限界になってしまうでしょう。

自由な時間がなくなれば、気分をリフレッシュすることもできません。

このような会社に長くいると気分が滅入って鬱のような症状が出てしまってもおかしくありません。 

冷静に自分の体調や生活のことを考えられる人は、休日出勤まで強いられる会社は異常だと判断します。

なので、症状が悪化する前に退職を決断する人が多くなるんです。 

その結果、さらに人が減ってしまうという悪循環を生み出すので、一度退職ラッシュが起こると状況を立て直すのはとても困難と言えます。

残っている社員のモチベーションが下がる

人が辞めていく会社では、残った社員のモチベーションが下がる可能性があります。

モチベーションを維持して仕事に取り組めるのは、仲の良い同僚や尊敬できる先輩がいるからです。一緒に仕事を頑張れる仲間が辞めてしまっては、社員のモチベーションが下がってしまうでしょう。

モチベーションの低下は、やがて業績の悪化にもつながります。人が辞めていく会社は将来的に業績を下げる可能性があるので、注意してください。

新しい社員が入らなくなる

人が辞めていく会社は、新しい社員の獲得を見込めなくなるかもしれません。

離職率が平均よりも高い会社は、インターネットで悪評が広まりやすい傾向があります。求職者は評判を見たうえで入社を決めるため、悪評があると候補から除外されてしまうでしょう。

また新人が入社しても職場の雰囲気が悪ければ、すぐに離職してしまいます。

お客さんが離れていく

将来的にお客さんが離れていくことも、人が辞めていく会社によくある末路です。

人手不足で仕事が回らなくなれば、生産性が大幅に低下します。顧客のニーズを満たせる商品・サービスを提供できなくなれば、ほかの企業へと移ってしまうのは避けられません。

商品・サービスを提供する相手がいないと、最悪の場合には会社が倒産してしまいます。

人が辞めていく会社の特徴とは?退職ラッシュで崩壊する職場の共通点

人が辞めていく会社の特徴とは?退職ラッシュで崩壊する職場の共通点

ここからは、退職ラッシュで崩壊してしまう職場の特徴についてご紹介していきます。

仕事ができる優秀な人たちはその兆候を敏感に感じ取るので、真っ先に職場を退職してしまいます。

優秀な人がドンドン辞めてしまった後でようやく「この会社はヤバいかも。」と気付くことになるんです。

そのような事態を避けるためにも、以下の特徴には当てはまる場合は要注意です。

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「人は入れ替わるものだから仕方がない」という考えが浸透している

「人は入れ替わるものだから仕方がない」という考えが浸透している

次々と人が辞めていく会社ほど、「人は入れ替わるものだから、誰かが辞めるのは仕方がない」という考えが組織全体に浸透しています。

これは一見正しそうな考えですが、少し問題のある考えなのです。

そういった会社では残っている社員で頑張ろうと、一致団結しているようにも見えますが、実は思考停止で目の前の業務をこなしている傾向があります。

いつも人手不足なので、残った社員が大変な思いをしてしまうでしょう。

新しく入ってきた新人に教えてもすぐに辞めてしまうことも珍しくありません。

たしかに、現代では終身雇用制度が崩壊しているため、キャリアアップや転職などさまざまな目的で一定数の人が退職していくのは仕方がないと言えます。

とはいえ、その職場が健全なら人が抜けても新しい人が定着してくれるので、活気がある状態で仕事ができるもの。

そうでない場合、残った人たちの負担がどんどん増えるため、会社でも愚痴が増えてネガティブな雰囲気が充満していくでしょう。

給料が安い

給料が安い

退勤ラッシュで崩壊してしまう職場ほど、「給料が安い」という特徴があります。

業務内容や量を考えると割に合わないような安い給料しか支払ってくれない場合は、早々に見切りをつけられて退職するケースが多いです。

また、働いている途中で労働条件などが変わる場合も要注意です。

たとえば賃金カットやボーナスカット、その他のさまざまな手当てがカットされるケースもあります。

さらに会社の業績が悪化すると、従業員への福利厚生が減る、社内保険・社内貯蓄制度が廃止されるといった大きな変更がある場合も多いです。 

このように徐々に従業員のメリットが減っていく会社も、退職ラッシュが起こるのも時間の問題といえます。

将来的に待遇改善が望めない会社は、優秀な人ほど「長居すべきではない」と感じてしまうのでしょう。

残業時間が多い

残業時間が多い

また、退勤ラッシュで崩壊してしまう職場ほど「残業時間が多すぎる」という特徴があります。

一般的な繁忙期になると忙しいなどの職場は別ですが、時期に関わらず毎日残業しなければいけない会社はだと、やはり注意が必要です。

基本的に残業が多くなる理由は、人手不足だったり仕事の生産性の低いことが原因であることが多いです。

職場によっては昔からの名残りで、「寝る間も惜しんで」という態度が美化されていて、残業が当たり前になっている会社もあります。

いずれの理由にしても、残業が多い職場は疲れやストレスが溜まりやすく、快適な職場とは言えません。

しかも、このような職場では残業代が出ない「サービス残業」も発生しやすいという特徴もあります。

会社に改善を提案してもなかなか残業がなくならない場合は、見切りをつけて退職する人も出てくるでしょう。

パワハラやセクハラがある

パワハラやセクハラがある

働く人たちの中には、給料が安くて残業が少し多い職場でも、「人間関係が良い」という理由で定着しているケースもあります。

人と関わって仕事をしていく以上、職場の雰囲気を重視するのは当然のコトといえるかも知れません。

しかし、上司から部下に対してパワハラやセクハラがある職場も少なくありません。

最近では、パワハラやセクハラが横行している職場はモラルや秩序のない会社と言われています。

このような問題行為を行っている場合は、通常会社が加害者に注意を促して対応してくれます。

ですが、人手不足などを理由にしっかり対応してくれない会社なら、やはり退職ラッシュに陥ってしまうでしょう。

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人件費を必要以上に削ろうとする

人件費を必要以上に削ろうとする

人が辞めていく会社の特徴4つ目は、人件費を必要以上に削ろうとする組織です。

人件費とは、経営者目線で言うと採用にかかるコストや従業員に払う報酬のことを指し、従業員目線で言うと「給料」になります。

人が次々と辞めていく会社は、まず人件費を何よりも「コスト」と考えて、できる限り増員などを避ける傾向にあります。

もちろん、人件費に多くのコストをかけている会社が良い組織というわけではありません。

実際に企業にとって最も大きいコストが人件費であることは事実ですが、人件費を極力切り詰めようとする会社もまた、崩壊の一途をたどります。

なお、人件費を切り詰める組織には以下のような特徴があります。

人件費を削る会社の特徴
  • 業務量が多く、常に人手不足
  • 先輩や上司の給料がその他の社員と大差ない
  • 退職者が出ても追加採用がない
  • 現状のメンバーのみで業務を回そうとする

とはいえ、部署によって少数精鋭で行わなければならない業務が中心の場合は、会社全体がこのような方針ではない可能性もあるのです。

そのため、あなたの部署だけでなく会社全体でこのような特徴がないかを見極めるようにしてください。

連鎖退職で職場が崩壊する前に退職すべき?

連鎖退職で職場が崩壊する前に退職すべき?

ここからは、退職ラッシュで崩壊する前に職場から逃げる際の注意点をご紹介していきます。

繰り返しますが、退職ラッシュで人がどんどん辞める職場は労働環境が悪くなっていく一方です。

大幅な業務改善や人事異動、人員の大量補充などがない限りは崩壊を止めることはできません。

そして、今の職場から逃げるときに忘れてならないポイントとは、以下のとおりです。

逃げ遅れると辞めづらくなる

逃げ遅れると辞めづらくなる

退職ラッシュで崩壊直前に追い込まれている職場は、逃げ遅れた分だけ辞めづらくなるものです。

なぜなら、人手が足りなくなるので職場側としては残っている社員に辞めさせないよう必死になって説得してくるから。

中には、昇給や昇進の話を交渉材料に出して辞めさせないようにする会社もあるでしょう。 

また職場内でリーダーなどの責任ある立場に就かされてしまうと、そう簡単には辞めることもできなくなります。

部下が辞めれば自分の責任になる恐れもあります。

退職ラッシュが起こっている会社では自分も決して逃げ遅れないように、早めに決断することが大切です。

エースが辞めたら黄色信号

エースが辞めたら黄色信号

冒頭でもお話ししましたが、問題の多い職場では仕事ができる優秀な社員がいち早く退職します。 

なぜかというと、優秀な社員は職場の雰囲気や会社の経営状態などに広く関心を持ってアンテナを張り巡らせているからです。

少しでも違和感や不審な動きがあればすぐに見切りをつけて会社を退職します。

なので、職場内で一番仕事ができる優秀なエース社員が、ある日突然会社を辞めたら黄色信号だと思ってください。

その会社は先行き不安な状態に陥っている可能性がありますが、まだエース1人が辞めた時点なら手遅れではありません。

他の人たちも動き始める前に退職を決断した方が良いでしょう。 

他の社員の動向にも注意を払いながら決断のチャンスを逃さないように注意してくださいね。

永続勤務したくないならお早めに

永続勤務したくないならお早めに

退職ラッシュは巻き込まれる前に自分が辞めてしまうのがおすすめですが、タイミングをうっかり逃してしまうこともあるでしょう。

気付けば主要メンバーはみんな辞めて自分だけが取り残されてしまった…という人もいるかもしれません。

だからと言って、諦めて過酷な職場に残り続ける必要はありません。

人が減った後では確かに辞めづらくなりますが、最後に決断するのは自分ですから。

その会社に残って心身ともに疲労を積み重ねながら永続勤務したくないのであれば、やはり1日でも早く退職することが大切です。 

労働基準法では、退職の申し出は従業員が2週間前に行えば、会社の意向は関係なく辞められます。

上司が退職届などを受理してくれないなら、『退職代行サービス』を利用して強硬手段に出る方法もあります。 

退職代行とは、労働者本人に代わって代行業者や弁護士が会社に退職の意向を申し出るサービスのことです。

退職代行サービスでは、退職に関する事務手続きから有給消化の相談なども請け負っていますし、アルバイトやパートでも利用可能です。

多少の費用はかかりますが、トラブルになりやすい話し合いや面倒な退職の手続きをすべて丸投げできる非常に心強いサービスになります。 

そして代行会社が手続きをしてくれている間は、自分は次の転職に向けて行動を始めることもできるんです。

未来の無い会社で一生を終えたくない人は、勇気を出して退職の決断を行ってください。

人が辞めていく会社にいる人は転職すべき

人が辞めていく会社でこのまま勤め続けても、明るい将来は期待できません。人手不足が解消されなければ、業務の負担がどんどん大きくなります。

職場の問題があなたのキャパシティを超えてしまう前に、快適に働ける企業に転職するのがおすすめです。

転職活動を始めたい方は、転職エージェントに相談してみてください。手厚いサポートを受けられるので、あなたの条件に合った転職先を見つけられます。

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まとめ

人が辞めていく会社の末路とは?退職ラッシュで崩壊する職場の特徴やその後!

退職ラッシュの起こる会社はすでにさまざまな問題やトラブルを抱えています。 

真っ先に退職していく社員は、自分自身のために早急に正しい判断をした優秀な社員たちです。

できればその波に乗って自分もさっさと退職してしまうのがベストです。 

そして万が一、他の社員よりも退職するのが遅れてしまった場合も、まだ手遅れではありません。

もうダメだと思った時点ですぐに退職を決断すればまだ間に合います。 

辞めづらくなった職場は民間の退職代行サービスなどを使えば嫌な思いをすることなく退職することも可能です。

自分の生活や未来を守るために、ダメな職場はなるべく早く見切りをつけて、次の会社への転職を検討していきましょう!

編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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