無職になると、気力を失ってしまい自宅で寝ている事が多く、色々な意味で辛い日々になりがちです。しかし、無職になってしまったからといって人生がそこで終わるわけではありません。起こってしまったことは仕方ありませんから、現実を受け入れましょう。
ただ、そこからただ堕ちていくだけの人生にするのか、それとももう一度這い上がって自分の人生を謳歌するのかは自分自身の気持ちにかかっています。無職であることは決して恥ずかしいことではありません。
恥ずかしいことはその状況に甘んじている自分自身の生ぬるさです。月並みな言葉ですが、神様はその人に乗り越えられない試練は与えません。さあ、乗り越えましょう。
無職でピンチに陥った私の体験談
私が無職になったのは、リストラされたからです。
勤務10年目に、呼び出されクビを宣告されました。妻と子どもがいたので、早く就職しないと家庭が崩壊すると不安が大きかったです。
自分のせいで最悪な状況になってしまっている情けなさと悔しさで、毎日自分を追い込んでしまいました。職を失った直後は、半月ほどは、積極的に就職活動をすることができませんでしたね。
いざ、就職活動を本格的に開始すると、退職した理由が「リストラされた」というだけに、書類の時点で落とされてしまいます。
面接に進む事ができたとしても「どうしてリストラされたのか分かりますか?」など、自分でも答えられないことを説明することから始まります。
就職をするために面接を受けにいっているのに、なぜ傷口を抉るようなことを言われるのか、私の精神はおかしくなりそうでした。
職を失ってから4ヵ月後に、転職エージェントを通じてやっと今勤務している会社の面接を通過し、正社員として職に就くことができるようになりました。
今の会社は私の経験と実績を評価し、面接時から私の能力が十二分に発揮できる業務を提案してくれたので、自信を失っていた私にとっては経済的な面だけでなく、精神的にも大変助けられました。
就職活動の中で、自分を全否定してくる他人がどんなに恐ろしいか、思い出すだけで胸が締め付けられます。自分を肯定してくれる会社や人がいるというだけで、その後の励みになりました。無職の時の私は、とにかく後ろめたい気持ちで一杯でした。
無職になった方は経験ある方も多いと思うのですが、職業を聞かれた時に無職と答えるのはとても言い辛いことです。
世の中に社会人として認められない状況にあることを恥じていました。正社員として勤めてからは、職業を聞かれてもはっきりと答えることが出来ます。
「無職」というピンチをチャンスに変える方法
無職の間、時間だけ過ぎて「このままで大丈夫なのか」と思い出した時に、私はふっと気づきました。今まで無理して合わない仕事をしていたのかも知れない、と。
これにより少し立ち止まって、本当に自分は何がしたいのか何に成りたいのかを考える時間が取れました。今までの自分を見つめ直し、本当に自分がやりたい事を考えましたね。その結果、昔からやりたかった事を思い出せました。
一度自分の現状と向き合う大事さを学びました。社会人になってからですと、しっかりとまとまった時間が取れないものです。
しかし、私は35歳の時に無職になって、その際にいろいろ勉強も出来るし、いろいろな世界を見たいなとポジティブに考えるようになったのです。
それが、自分自身の今後のステップアップにも繋がりますし、チャンスだと考えるようになりました。職を失うのは不安ではあるけど、人生のターニングポイントになった人も少なくありません。
最初は心が折れそうになりましたが、一念発起、「何もすることがない=時間はたくさんある」と解釈し資格を取るための勉強に充てました。
資格といっても高額なスクールに通うわけではなく、独学で勉強し、最終的に中国語をスムーズに扱うことができるHSK5級を取得しました。
無職のピンチを乗り越えるためには?
ここでは、無職のピンチを乗り越えるための具体的な方法をお伝えします。
- 人生の目標を立てる
- 事業を始めるビッグチャンス
- 年配の方を避ける
- 規則正しい生活をすること
- 「無職」をチャンスに変える
無職のピンチを乗り越える方法1.人生の目標を立てる
1日1日を無駄に過ごすのではなく、事前に計画を立てて、進んでいくことが重要です。
ついつい、家に引きこもりがちになってしまうのですが、こんな時だからこそ、普段会えない人に会ったり、平日になかなか出かけられない場所に行ったりと、自分の家から外に出ましょう。
「いつまでにどうあるべきか?」という、人生の目標を立てましょう。
無職のピンチを乗り越える方法2.事業を始めるビッグチャンス
今の時代、世間は情報社会に突入している時代です。これは私が独断で考えていることですが、無職はこれから独立して事業を始められる最大のビッグチャンスだと思っているからです。
確かに会社勤めがまだ主流になっている現在では、無職時代は周囲から偏見的な眼差しでみられるかもしれません。そんな眼差しでみる事は、いつの時代も人を何も理解しようとしない古い考え方がまだ残っていると思います。
人間、逆境に立った時こそ、信じられないパワーを発揮して成功をかちとるものだと信じております。自分にアイデアがあるのであれば何かビジネスを始めるきっかけになるかもしれません。
無職のピンチを乗り越える方法3.年配の方を避ける
私は無職の期間中、年配の方と会って話すことを極力避けました。というのも、若い人や同年代に比べて年配の方はどうしても「無職=悪いこと」と考えがちです。この考えが良いか悪いかは別として、そういう時代なので仕方がありません。
もし年配の方と会話した際、無職であることを情けないと詰られたり、直接的に非難されなくても憐憫の眼差しで見つめられたりすると、それこそ悲しくて情けなくて恥ずかしくなります。
無職のピンチを乗り越える方法4.規則正しい生活をすること
とにかく、規則正しい生活をするのが大事です。無職だからといって寝てばかりですと周囲にも「だらしない」印象を植え付けてしまいます。
普段から真面目なスタンスで気を付けていれば、無職もそのうちチャンスとなり吉報も舞い込んでくるはずです。
無職のピンチを乗り越える方法5.「無職」をチャンスに変える
「無職」が人生のターニングポイントになった人をTVや本屋で見つけてみませんか?前向きになって、チャンスにつながる気がしませんか?収入を得るために、目の前の仕事をひたすら頑張るのも人生です。
ならば「無職」をチャンスに変えるのも人生です!「プロ野球選手の第二の人生」とか、「オリンピックのメダリストがどうしても勝てなかったかつてのライバルの今」とか、いろいろTV番組があります。
意外と花形だった人がつまづいて、その競技を辞め、まったく違った人生を歩み、納得のいく仕事についてる人が少なくないのです。
むしろその挫折が良かった人もいるという事実を知ると「人生のターニングポイント」ってこういうこと、つまり「無職」になることにも意味があるのかもしれないと思えるはずです。
無職でメンタルが折れそうになったときの対処法
無職で心が折れそうなときには、どのように解決すれば良いのでしょうか?
無職の期間中、これはもうメンタルは何度も折れそうになります。平日、主婦の方やお歳を召した方々しかいないスーパーで昼ご飯を買う時、「あの人若いのに何で平日の昼間からこんなところに」と言われてるようで本当に辛かったです。
どうしても心が折れてしまいそうになった時、私はよく図書館に行っていました。図書館なら静かで落ち着いて自分を見つめ直すことができます。それに新しく仕事を見つけるための資料も揃っていることが多いですからね。
そこで明鏡止水の精神でいると、何だか周りの雑音がどうでも良くなってきます。図書館に行くのは素晴らしい対処法だと思います。その他の方法としては、以下のとおりです。
1、規則正しい生活。
自律神経の乱れは心身ともに不調をきたしますので、あえて毎日決まった時間に寝て起きて、規則正しい生活をします。ポイントは、寝る前にカーテンをあけて寝ることです。太陽の光が差し込む部屋で目覚めることは大変目覚めもよく、朝から前向きな気分になれます。
2、神社へ参拝する。
晴れた日に神社に参拝し、パワーをもらいます。特に早朝参拝は大変すがすがしい気分になりますよ。
3、ハムスターを飼う。
ハムスターでなくても良いのですが、もし動物好きで動物を飼っていなかったとしたら、時間のあるうち動物を飼いましょう!ハムスターは初心者でも飼いやすく、日々のかわいい姿に大変癒されます。
4、今後の夢、目標を常に目に付くところに貼り、自分を奮起させる。
今がチャンスなんだと言い聞かせます。計画を立て、日々行動をして忙しく過ごすのです。
無職から成功を勝ち取るために最も大切なこと
一番大切なことは心の持ちようだと思います。抽象的と言われるかもしれませんが、「絶対に今の状況を変えるんだ!」という強い意志が無ければどんなに素晴らしいスキルを持っていたとしても宝の持ち腐れです。
無職で時間があると誘惑は多いです。そんな誘惑に負けて「明日でいいや」とか「後でやろう」なんて考えて先延ばしにすると、絶対に成功は勝ち取れません。
強靭な意志は夢を叶えるための武器ですから、絶対に挫けてはいけないと思います。根気強いメンタルが必要になってくると思います。タイミングも大事なので、普段から求人サイトなどをチェックする事も重要です。ブランクを感じさせない人間性の充実も必要なのではないでしょうか。
また、成功を勝ち取る為には見た目に対する努力も必要です。スーツは必須のアイテムですし、女性の場合ならビジネスの場に合わせたメイクのスキルもあると尚可です。
無職になってしまって「ピンチだ」と焦っている人へ
ここからは、無職になってしまって「ピンチだ」と焦っている人へ伝えたいことを紹介します。
- 無職は恥ずかしい事ではない
- 焦らない事が大事
- 人生、何が転機になるかわからない
無職のピンチで焦っている人へ1.無職は恥ずかしい事ではない
無職は決して恥ずかしい事ではなく、あなた自身の次のステップに行くための準備期間と捉える事が大切です。そして、決して受け身にならないことです。
積極的に就職活動をすることで、以前の仕事よりもより良い仕事を巡り合うことが出来るでしょう。もし分からないことや不安なことがあれば、周りの人や友達・親にも相談するといいと思います。
無職になり次の職が、中々見つからないとその間、莫大な保険料や税金を納めなければなりません。それだけでも大変な精神的な負担や生計の圧迫になってきます。しかしそこで挫折しては何にもなりません。
誰でも最初は新しい仕事をはじめるには不安があるものですが、失敗は成功のもとと思えばなんとかなるものです。
無職のピンチで焦っている人へ2.焦らない事が大事
焦らない事が大事です。変に適当な考えで面接を渡り歩いていると、交通費や写真代ばかりかかって成功率が低くなってしまうでしょう。ですから、じっくりと作戦会議を練る事も重要です。
慌てたりすると躓いてしまう事も多くなります。転職に失敗しないためには、焦らずコツコツ情報を集めましょう。
今の時代、就職に関して人手不足で人材を欲しがっている企業もたくさんあります。
無職のピンチで焦っている人へ3.人生、何が転機になるかわからない
友人に、海外移住を考え、そのビザ取得を有利にするため、現地でやりたくもない仕事に応募し、その職に就くことになった人がいます。
海外移住が第一のポイントなので、ビザ取得に有利ならなんでもする!がその友人のラインでした。それが今では転職しただけでなく“天職”になって、今までとは違うの人生が開花したのです。何が転機になるかわからないものだと、思ったものです。
『ピンチはチャンス』よく聞きますよね。きっとあなたもそのはずです。ピンチはチャンス!さあ、自信をもって生きていきましょう。