- 無職のメリット・デメリット
- 無職になる前に考えておくべきこと
- 先に次の職場を決めておきたい方におすすめの転職エージェント
無職の期間は決して悪いことではありません。一度仕事から距離を取って、ゆっくりと体や心を休める時間は大切です。
自分を見直す期間を設けることで、やりたいことが見つかる可能性もあります。
ただし、だらだらと無職期間を引き伸ばし続けるのはおすすめしません。無職になる前に次の転職先を見つけて、社会に戻る時期を決めておくのが良いでしょう。
本記事では、無職のメリット・デメリットについて解説します。次の転職先を決めたい方におすすめの転職エージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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無職のメリット6つ
ここでは、無職のメリットを具体的に紹介していきます。
時間が自由に使える
一番のメリットは、『時間を自由に使える』ことでしょう。フルタイム勤務の人が新しいことにチャレンジしたいと考えても、時間や体力面で限界があります。その反面、無職の人ならば時間の融通が利くので新しいことにも取り組みやすいでしょう。
平日の日中を使える
通常、会社に勤めていると、平日の日中は拘束されます。そして、混んでいる土日にでかけ、待たされるという状況です。
無職状態では、平日に商業施設、銀行、役所、病院などに行け、待たされることがありません。これまでできなかったこと、問い合わせできなかったことなどができるでしょう。
身体的に自由
無職のメリットは、朝起きる時間も夜寝る時間も、お昼を食べる時間も、家に帰ってくる時間も、平日も土日も関係なく自分で決められることです。
身体的に、誰にも強制されることなく好きに生きることが出来ます。
会社員だと、どうしても出社、残業、退社という風に一日の大半の時間を取られてしまいます。無職はそれが皆無です。
趣味が自由
無職では、いつ起きようがいつ昼寝しようが問題ありませんので、趣味の時間を気分次第で動けるとこです。
仕事をしていた時は、満足がいく時間をとれないどころか趣味の時間が全くなかったので、「趣味の時間」を気にせず取れることが最大のメリットになります。
やりたい事や行きたい所など、自分が欲する様に生きる事が出来る事で、新たなエネルギーをチャージする事が出来るでしょう。
勉強の時間が取れる
また、将来に向けて資格の勉強などもできます。私の場合は大学でロシア語を専攻していたので、ロシア語を必死に勉強しました。
そして、近所の短大にロシア語検定を受けに行き、おかげでロシア語検定2級を取ることができました。とにかく時間があるので、自分のやりたいことをできるというのが最大のメリットではないでしょうか。
時間がたくさんある
無職の最大のメリットは、時間がたくさんあるということです。学生や社会人は、時間がそれほどありません。勉強や仕事をしなければならないからです。
それに対し無職は、時間がいくらでもあります。好きなことがたくさんできるのです。ゲームをしてもいいし、好きなことだけ勉強するということもできます。
お金があれば、旅に出るということも可能です。このように、無職には時間がたくさんあり、好きなことを好きなだけできるというメリットがあるのです。
人間関係のストレスが少ない
無職は仕事をしていないので、人間関係でストレスを感じるということもありません。特別な活動をしていない限り、社会に出ている人よりも対人関係に悩む機会が少ないのが無職期間です。
会社員や働いていると、どうしても人間関係というものが発生してしまいます。その中で円滑に出来ればいいですが、人間関係が苦手だったり、職場に嫌な人が居る場合はそれだけでストレスになります。
無職になると、この人間関係のストレスから解放されることが出来ます。
副業ができる
無職なら、副業にも挑戦できます。失業前の会社は「副業禁止」でした。このため、「勤め先の仕事」しか見えていませんでした。
私は、副業でアルバイトをしてみて、前の仕事では気にしていなかった世の中の部分が見えたり、「これまで何気なく受けていたサービスがこのようなことで生まれているのか」という新たな世界を見られ、非常に興味深い体験をしました。
また、倉庫業務では、重いものを運ぶ機会がありましたが、運ぶコツを教えてもらい、その後の引っ越しに応用するなど、様々な新しいことを学べたことが無職であったメリットであったと思います。
日雇労働の禁止規定や、失業保険制度など、お役所的な決め事で、実効性、目的とかい離したシステムが存在することが勉強できました。
これからの人生について計画しなおすチャンスになる
無職になると、時間ができるので一旦立ち止まった状態になるでしょう。その期間に、仕事だけではない、自分の人生をじっくり考えることが出来ます。
会社員で長年働いていると、会社員としての労働というものが人生の大半を占めることになります。これが当たり前になってしまうと、何の疑問も持たず「人生こんなものだろう」という諦めの考え方になってしまいがちです。
諦めの考え方を断ち切ることができるのは、無職生活のメリットといえます。「仕事だけが人生じゃない、自分の人生を楽しむために仕事がある」そんな考え方にシフトチェンジすることが出来るのです。
また、仕事というのは何かということを再定義できる良い機会でもあります。無職だと、考える時間、調べる時間、知る時間は沢山ありますので、仕事についての再定義が出来ることも、無職のメリットだと、私は思います。
通勤ラッシュから解放される
無職のメリットは「自由な時間ができる」「人間関係のストレスがない」「仕事だけではない、自分の人生を考えることが出来る」など、大きなメリットがあります。私は、これに加えて「通勤ラッシュから解放される」というメリットを挙げたいです。
無職になって出勤の必要がなくなったならば、もう、通勤ラッシュの中に身を置かなくても良くなります。満員電車でストレスを溜め込んでいた方には、開放感があるでしょう。
気楽なこと
何といっても無職になるメリットは精神的に「気楽なこと」だと思います。会社に対するストレスがなくなった解放感があります。
上司の機嫌をうかがう必要もありませんし、同僚たちとのライバル関係であるとか、部下にお酒を奢ってやる必要もないのです。
今後の人生をじっくり見つめ直すために、いったん仕事のことは忘れて休息を取ったほうがいいのです。例えば、外で夜遅くまで居酒屋あたりで飲んで帰っても大丈夫です。
無職のデメリット8つ
ここでは、無職のデメリットを具体的に紹介していきます。
お金の不安
無職生活では、収入源が断ち切られるので金銭の不安があります。無職なので給料がもらえなくなるのは当たり前なのですが、やはり、これが一番のデメリットだと思います。こちらについては、切実な問題です。
やはりお金が入ってこない状況というのは、それだけで不安な気持ちになります。家賃や電気代、水道代、ガス代、通信費や食費等、やはり生きていくにはお金が必要です。このお金が入ってこないというのは精神的にかなりストレスになります。
資産がたくさんあるのであればいいかもしれませんが、大半の人はそうではないでしょう。
世間の目・他人からの目が冷たい
無職というのは、やはり人から見られる目は良くありません。「働かずに何をしているんだ」と、言葉で言われなくても、相手の雰囲気で察することも一度や二度ではありませんでした。
他人からの目が冷たいと、これもストレスに繋がります。そして、世間の目も気になります。特にご近所さんの目は最悪です。
日中に散歩に出ようものなら、冷ややかな、「コイツは何してるんだ?」という視線を浴びることになります。もちろん腹もたちますが、無職の人間は税金も払っていない、社会人ともいえない存在なので、黙って耐えるしかないのです。
無職では結婚もできません。無職の人と結婚しようと思う人などいないでしょう。
履歴書に空白期間が出来てしまう
いつまでも無職で居るわけにはいきませんので、再就職をしようとします。この再就職についても、無職では弊害が出てくることは避けられません。それは、職務経歴に空白の時間が出てきてしまうことです。
再就職の際、無職期間があるとどうしても履歴書の職歴欄に空白ができてしまうのです。無職期間というのが、紙面で明白に記載されることになります。
この期間について当然ながら先方企業に問いただされるでしょう。多くの無職期間がある就職活動者が悩む点です。
再就職のハードルが上がる
無職の期間があると、履歴書や職務経歴書の経験年月の表記にズレが生じます。更に、その期間が長くなるにつれて、応募できる案件も減っていきます。
何故なら、求人募集の「ブランク X 年以内」や「直近 X 年以内に当該業務の経験がある人」などの条件を満たさなくなってしまうからです。明確な理由があってのことなら仕方がありませんが、何となくだったら嫌な話です。
業務で使用していたアプリケーションやプログラム言語を、自宅で日常的に使用していたとしても、それはブランク扱いです。
精神的に落ち込んでしまう
無職のデメリットは、精神的にふさぎこみ、行き詰ってしまうことだと思います。いつ、失業状態から抜けだせるかがわからないことはもちろん、「社会から忘れ去られた」とという感覚になってしまうでしょう。
このような状況が続けば、「普通の会話ができない人間」になってしまうのではないかという恐怖感もありましたね。無職が長くなると精神衛生上良くありません。
無職でいると、ストレスを感じることが多いです。普通の人は社会人として仕事に打ち込んでいるのに、自分は無職となると、気が狂いそうになります。
周りと自分をつい比べてしまい焦りを覚えてしまいます。
生活が乱れる
無職生活では、自分を律しないと生活が乱れます。会社勤めのときは、決まった時間に起きていました。(起きざるをえませんでした)
「無職」になれば、「遅刻」がないため、いつまでも寝ていられます。昼まで寝て、夜は夜更かしをするような生活を続けると、社会復帰が難しくなるでしょう。
社会から一度離れると多くの無職の人が視野が狭くなりがちです。
アンケートの職業欄に劣等感を覚える
無職になると、対面のアンケートには答えたくなくなります。ネットのアンケートでも、職業の選択時に「無職」の選択肢がないことがよくありますよね。
経験から言うと、「その他」を選んでテキストボックスに「無職」と入力するパターンが多いのですが、その度に少々の面倒臭さと感じます。
時には、前提条件に「有職者」と示すこともなく、何ページにも及ぶアンケートに答えていった最後に職業に関する問いがあって、そこに「無職」や「該当なし」などの選択肢が存在しない場合もあります。
そのために回答を断念せざるを得なかった時には、随分と腹立たしい気分となりました。
お金が必要になったときに困る
仕事がないので消費者金融を利用できなかったり、クレジットカードが作れないことはデメリットかもしれません。やっぱり仕事がない時ほど預金もないわけで、普段の生活費を工面するだけでも大変なのに、何か急にお金が必要になったときは困りますからね。
特に兄弟とか仲の良い友達の冠婚葬祭などに当たったら大変です。無職の間は、1円でも切り詰めたいものですが、突然予期せぬ出費が必要になることがあります。
無職になる前に考えておくべきこと
無職になる前に、以下3つのことについて考えておくべきです。
考えずに無職になると、あとで困る可能性があるため注意してください。
お金について考える
無職になる前に、まずはお金について考えておかなければなりません。
これまでは仕事をして収入を得ていたため、お金の心配はほとんどなかったでしょう。しかし、無職になると収入がなくなり、貯金に頼って生活する必要があります。
半年~1年ほど生活していけるだけの貯金があれば、お金の心配をせず無職の期間にしっかりと休めるため安心です。
ただし、貯金が少ない場合は、生活していくためにアルバイトをして収入を得なければなりません。
どの程度お金に余裕があるかによって、無職でいられる期間は異なります。会社を辞めてしまう前に、お金についてしっかり考えておきましょう。
期間を設ける
これから無職になる予定の方は、いつまで無職でいるのか期間を設けることが大切です。
人間は楽なほうに流される性質があるため、期間を設けていなければ無職期間がだらだらと伸びてしまうでしょう。
無職期間が長ければ長いほど、今後の転職で不利になる可能性があります。特に目的もなく無職期間が長くなれば、空白の期間について説明するのが難しくなるため注意してください。
無職自体は悪いことではないですが、社会的に見てあまり良い印象はありません。意味もなく無職期間を長引かせないために、あらかじめ期間を設けましょう。
無職期間後どうするか決めておく
無職になる前に、無職期間後はどうするかを決めておくことも忘れてはいけません。
あらかじめ設定した無職期間が過ぎたあとには、転職や独立などさまざまな選択肢があります。今後どのようなキャリアを進むかによって、必要な準備も異なるでしょう。
例えば、無職期間後に転職するつもりであれば、先に次の転職先を決めておくべきです。無職の間に転職活動を始めるよりも、次が決まっているほうが安心して無職期間を過ごせます。
また、独立を目指す方は事業計画を立てたり、開業に必要な手続きを行ったりしなければなりません。
先に今後の予定を決めておくことで、スムーズに社会復帰できます。
無職になる前に転職活動を進めよう
これから無職になる予定の方は、仕事を退職する前に転職活動を始めるのがおすすめです。
先に次の職場が決まっていれば、無職期間が無駄に長引いてしまう心配がありません。経歴に空白期間ができる前に選考を受けられるため、無職が不利に働かずに済みます。
また、転職活動を始める際は転職エージェントを利用しましょう。あなたの希望や経歴を考慮した上で、内定獲得までサポートしてもらえるため安心です。
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