「仕事を辞めてもなんとかなるって言う人は多いけど、本当に大丈夫なんだろうか?」
仕事を簡単に辞めることができないのは、収入がゼロになると生活が困るからと言う人がほとんどだと思います。
たとえ貯蓄はあったとしても、収入が途絶えてしまうのはやっぱり不安ですよね。
- 仕事を辞めてもなんとかなるって本当なの?
- 思い切って仕事を辞めると、どんな良いことがあるんだろう?
- 仕事を辞める前にできることって何かあるの?
このように、今の仕事を辞めたいけど辞めれない葛藤があるのではないでしょうか。
そこで今回は「仕事を辞めたいけど、今後の生活が心配」という方に、仕事を辞めても意外となんとかなる理由をお話ししていきます。
さらに、仕事を辞める不安を少しでも拭うための『下準備』もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
・仕事を辞めても『失業保険』、『就労支援』があるので、飢え死にする心配はない。
・退職後の不安を少しでも減らしたいなら、『キャリア診断』や『転職サイト』を活用する。
・まずは転職活動がおすすめだが、本当に辛いなら自分優先で退職した方が良い
・どうしても退職を切り出しづらい方は、退職代行の『無料相談』の色々聞いてみるのがおすすめ
仕事辞めてもなんとかなる3つの理由とは?案外大丈夫!
果たして、仕事を辞めてもなんとかなると言われるのにはどのような理由があるのでしょうか。
結論から言うと、仕事を辞めてもなんとかなる理由とは以下です。
- 失業保険が貰えるから
- 就労支援が受けれるから
- 正社員の他にもいろんな働き方があるから
このように次を決めずに仕事を辞めたとしても、今の日本では飢え死にする恐れはありませんので安心してください。
では、それぞれの理由をさらに詳しくみてきましょう!
理由1:失業保険がもらえる
仕事を辞めてもなんとかなる理由1つ目は、失業保険がもらえるからです。
失業保険とは、仕事をする意欲があるのに仕事がない状態の人が受け取れる手当のことで、いわゆる「お金」が貰えます。
ただし、誰でも失業保険はもらえるわけではありませんので注意が必要です。
そう、受け取るためには『条件』があります。
その条件とは、自己都合による退職の場合は仕事を辞める日以前の2年間に雇用保険に通算12ヶ月以上加入していること。
また会社からの解雇、倒産、介護のために仕事を辞めるなどの特別な理由がある場合は、12ヶ月が6ヶ月に短縮されます。
言い換えると、基本的に雇用保険に加入しながら1年以上働いてれば失業保険の受給対象となり、お金がもらえるというわけです。
わかりやすく言えば、今の会社に最低でも1年は勤めていなければなりません。
ちなみに失業保険でもらえる日額は、それまでにもらっていた給料の金額などで変わります。
基本手当の日額を知りたいなら、以下の計算式から算出してみてください。
基本手当日額=賃金日額(退職前6ヶ月の賃金合計÷180)×給付率(50~80%)
簡単に言うと、給料が良い会社で働いていた人は失業保険の日額も高くなるということです。
とはいえ、当然ながら失業保険はずっともらえるわけではなく、受給期間が決まっています。
失業保険の受給期間は原則として離職してから1年間です。
ともあれ、失業保険があれば仕事を辞めても完全に収入がゼロになってしまうことはありませんので、安心して転職活動ができるでしょう。
理由2:就労支援が受けられる
さらに失業保険を受けている期間は、ハローワークなどでさまざまな就労支援を受けることもできます。
就労支援制度の内容は市町村などによって異なりますが、PC関連のスキルや特別な技能を習得できる講座が充実しているところが多いです。
最近だと、将来を見据えて介護関係の資格が取れる講座も人気が出ています。
これらの就労支援は無料の講座もありますが、一部の費用を負担しなければいけない講座もあります。
ですが、費用がかかる場合もハローワークで申請すれば援助が貰えるのでかなり受講しやすいのが魅力的。
つまり就労支援を利用することで、今までの仕事とはまったく異なる業界の仕事に再就職することもできるというわけです。
もしこれまで「資格がない」「知識がない」「時間がない」と諦めていた仕事があるなら、ぜひ就労支援制度を利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、うやむやに就労支援へ行くことは避けましょう。詳しくは「職業訓練は行かない方が良い?やめとけと言われる8つの理由と行くべき人・行かないほうが良い人の特徴を徹底解説」で解説しています。
理由3:正社員のほかにも色んな働き方がある
仕事を辞めてハローワークなどへ通い出すと、実にさまざまな種類の仕事を知ることができます。
とくに収入が安定しているのはやはり正社員という働き方ですが、他にも契約社員や派遣社員などで働くという考え方もあります。
期間限定でたくさんの経験をして自分に合った仕事をじっくり探すのも賢い道かもしれません。
また雇われるのではなく自分で起業したり、自営業で働く道も今では珍しくないです。
それに市町村や自治体では新しい事業を始める人のために、あらゆる支援制度を設けているところもあるので、ぜひ調べてみるといいでしょう。
また起業に関するセミナーや説明会なども頻繁に行われていますので、興味があれば参加してみるのもおすすめいたします。
自営業に関しては自分の持っているスキルを活かしたオリジナルの働き方を追求することができます。
起業する場合も自営業の場合も、自分の努力次第で大きく稼ぐことも可能です。
収入が安定するまでには厳しい道のりでもありますが、やる気があるならぜひチャレンジしてみるのも良いでしょう。
仕事は辞めてもいい!辞めることで得られるメリットとは?
ここからは、思い切って仕事を辞めることで得られる意外なメリットをご紹介していきます。
結論から言うと、仕事を辞めることで得られるメリットとは以下です。
- ストレスから解放される
- やりたいことに時間を注ぐことができる
- 転職活動にガッツリと集中することができる
そう、仕事を辞めれば今よりも明るい未来が待っているかもしれません。
という事で、それぞれのメリットを詳しくみていきましょう!
メリット1:ストレスから解放される
今の仕事で大きなストレスを感じている場合は、仕事を辞めることでストレスから解放されます。
これが何よりも一番のメリットではないでしょうか。
上司から怒鳴られたり、厳しいノルマに必死になったり、煩わしい人間関係に悩まされることもなくなります。
それぞれ小さなストレスだとしても、いくつも重なると心も体も疲れきってしまいます。
ストレスは万病のもとであり、ひどくなると鬱病などを発症してしまう人も決して少なくありません。
だからこそ、思い切って仕事を辞めることでさまざまなストレスから解放され、穏やかな日々を取り戻すことができるでしょう。
メリット2:やりたいことに時間を注げる
また、仕事をしていると基本的に自由に使える時間は減ります。
それに仕事がある日は疲れて帰ってくるため、後はお風呂に入って寝るだけという日も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事を辞めると自由な時間がたくさんあります。
今まで時間がなくて諦めていたことにも時間を使えるようになるでしょう。
これも非常に嬉しいメリットだと思います。
たとえば趣味に没頭したり、資格試験の勉強をしたり、家族サービスをしたり、やりたいことは何でもできるんです。
実際に、その自由な時間を使って得た知識や経験によって、次の仕事が見つかったという人も少なくありません。
そうなれば人生がますます充実していくことでしょう。
メリット3:ガッツリと転職活動できる
仕事を辞めると時間的な余裕ができますので、ガッツリと転職活動できるようになるのもメリットです。
時間がない中で転職活動をするのはやはり難しいと感じる人は多いと思います。
そもそも忙しい仕事の場合は体力も気力も持たないため、他のことを考える余裕はありません。
しかし仕事を辞めればゆっくり転職活動ができます。
必要であれば資格を取ったり講座を受講したりしながら、次に向けてしっかり準備することも可能です。
すでにやりたい仕事が決まっているならきっぱりと今の仕事を辞めて、失業保険をもらいながら準備することを考えてみてはいかがでしょうか。
仕事が決まってない状態で辞めるメリットやリスクについては「次の仕事が決まってないけど辞める?仕事辞めたいけど次がない時の対処法」で詳しく解説しています。
仕事を辞める前にできることは?即実践できる下準備を紹介!
ここからは、仕事を辞めることへの不安を少しでも解消できる下準備をご紹介していきます。
仕事を辞めるメリットもたくさんあるとしても、まだ不安な方もいますよね。
結論から言うと、仕事を辞める不安を拭い去るには以下の方法をオススメいたします。
- キャリア診断をしてみる
- キャリアコーリングを受けてみる
- 転職サイトを活用して転職先を探す
こういった下準備をしておくことで再就職が楽になったり、精神的に余裕を持つことができるんです。
という事で詳しい内容をみていきましょう!
できること1:キャリア診断をしてみる
仕事を辞めてからの方向性がまだ決まっていない人は、辞める前にキャリア診断をするのをおすすめいたします。
キャリア診断とは、いくつかの質問事項に回答していくことで自分に向いている仕事などをチェックできる診断です。
これは性格や過去の職歴、資格、希望のワークスタイルなどを総合的に分析するので、その結果をもとにして次の仕事を探すことができます。
ネットで気軽に実施できる無料のキャリア診断もありますので、気になる人はぜひ調べてみてください。
キャリア診断にはASSIGNがおすすめです。詳しくは「AI転職診断アプリ「ASSIGN」の評判は?良い・悪い口コミや特徴について徹底解説!」で解説しています。
できること2:キャリアコーチングを受けてみる
キャリアコーチングとは、プロが一人一人に寄り添って専門的な仕事の知識や技術を教えてくれるサービスです。
言わば、仕事に関する個別の家庭教師のようなものです。
次にやりたい仕事が決まっている場合は、転職活動を始める前にキャリアコーチングを受けて、知識や技術をしっかり基礎から身につけることができます。
そうすれば、転職活動も有利に進めることができて、転職後は即戦力として現場で活躍できるでしょう。
ただし、個別指導のキャリアコーチングは内容によっては高額になる場合が多いので、金額と内容をよく確認してみてください。
おすすめのキャリアコーチングについては「キャリアコーチングおすすめサービス比較12選」で解説しています。
できること3:転職サイトで転職先を探しておく
どんな仕事に転職したいのかある程度決まってきたら、次は転職サイトを活用して転職先を探しておくことも重要です。
退職の日が決まっているなら、新しい転職先へ面接に行くこともできます。
まだ退職日までは決まっていない場合でも、いくつか転職先の候補を探しておくとスムーズに行動できます。
いくつか候補がある場合は、それぞれの採用条件について時間をかけて、しっかり比較しながら検討したほうが良いでしょう。
また企業や職種によっては採用時期や人数が決まっています。
なので、チャンスを逃さないように今の仕事を辞めるタイミングを上手く調整しなくてはいけません。
転職サイトは無料で使えるものがたくさんあるので、複数のサイトを利用して自分に合った仕事を探してみてください!
おすすめの転職サイトについては「おすすめの転職求人サイトランキングを公開|年代別・業種別のおすすめ転職サイト解説」で解説しています。
まとめ
仕事を辞めてもなんとかなるという人は多いですが、そう言われる理由とは以下です。
- 失業保険が貰えるから
- 就労支援が受けれるから
- 正社員の他にもいろんな働き方があるから
このように、今の日本であれば次の仕事が決まっていない状態で退職しても、飢え死にすることはありませんのでご安心ください。
とはいえ、辞めたあとの計画を立てておくのは大切なことです。
なので、少しでも仕事を辞めた後の不安を拭いたいのであれば、下記のような行動を起こしてみましょう。
- キャリア診断をしてみる
- キャリアコーリングを受けてみる
- 転職サイトを活用して転職先を探す
仕事を辞めるのは勇気がいりますが、ストレスが多い職場や自分に合っていない職場で働き続けるのは、長い目でみて幸せなことではありません。
それよりも、希望の仕事に転職した方が仕事もプライベートも充実した日々を送れるようになります。
なので、仕事を辞めても失業保険をもらいながら転職活動すればすぐに生活に困ることはありません。
キャリアアップを目指すなら転職は早い方が良いという考え方もあります。
実際に仕事を辞めるかどうかは人それぞれなので焦る必要はありませんが、本当の自分の幸せを考えて後悔しない選択されることを祈っています!