行きたい企業に内定を貰ったら、退職交渉をしなければいけません。今の上司に言うのも緊張するうえに、「退職する人」と見られるのは、想像しただけでも気まずいのが本音です。
実際に私も、応募先の企業で内定を貰ってから、1ヶ月間退職を切り出せませんでした。そこで今回は、私が勇気を出した退職の切り出し方をご紹介します。
自分で退職を言い出せずに悩んでいる方には退職代行がおすすめです。低価格で即日から出勤しなくてよくなります!
相手別の退職交渉法を知りたい方はこちら。
\職歴を傷つけない!/
退職が切り出せない人は多い
退職を切り出せない人は、かなり多いのが現状です。転職者に取ったアンケートだと、実に4人に1人が、退職の切り出し方で困っています。(引用:enジャパン 退職者アンケート)
自分に勇気がないだけと悩まずに、みんなが経験することとして安心しましょう。
1ヶ月も退職が切り出せなかった私の体験談
筆者は内定が出てから約1ヶ月間、退職を切り出せずにモヤモヤしていました。
上司が怖かったのもありますが、単純にボクがビビりでした。来る日も来る日も「今日は言おう」と心に決めて出社しますが、「やっぱり言えなかった」と後悔する日々です。
ビビりの自分が実践した方法は、「言わざるを得ない状況をつくること」。メールで事前にアポを取って強制的に環境をつくりました。
退職を切り出す当日は、早起きしてめちゃくちゃ予行練習を実施しました。今でも忘れません。
ただ実際に切り出せた後の開放感は、他に変え難い幸せの境地。現職の楽しさと相まって、後悔したことは1度もありません。
ぜひ本記事を参考にして、退職という同じ幸福を味わっていただきたいです。
退職は最大の幸せである。
上司に退職を切り出すタイミング
退職を切り出す際は、最初に直属の上司に言いましょう。一番緊張するのは間違いないですが、ここさえ乗り越えれば意外にラクになります。
しかし、退職を切り出すタイミングは重要です。おすすめのタイミングは、下記の4つです。
- 金曜日の朝イチ
- 昼休み後
- 切り出す前日にメール
- いっそのこと退職代行を使う
それぞれ詳しく解説していきます。
金曜日の朝イチ(休みの前の日の朝イチ)
金曜日の朝イチ(休みの前日)は、退職を切り出す絶好のタイミングです。退職が受理された後に休みに入るので、とりあえず気まずくなりません。
ただし休みに入るからと、「一旦週末で考え直してほしい」と言われることも。その際は、月曜にまた言わなければいけなくなるので、きっぱりと断ることが大切です。「決めたことなので。」と、確固たる意思を持ちましょう。
昼休み中・後
退職に限らず、多くの人はご飯を食べた後は機嫌が良いと言われています。相談事は飯の後の方が通りやすい傾向も。
さらに、昼休み中であれば同僚もまばらなことが多く、周りの目を気にせずに退職を切り出せます。
昼休み後に上司の予定が入っていないかなどを確認したうえで、退職を切り出しましょう。
1時間ほどかかるかもしれないので、予定がなるべく詰まっていない日がおすすめです。
切り出す前日にメール
いきなり言うのが怖い人は、切り出す前日にメールを上司に送りましょう。なるべく退職を匂わせる文面が効果的です。上司は「まさか?」という気持ちで構えてくれますし、余計なびっくりをさせずに済みます。
下記は、私が送ったメールの文面です。参考にしてみてください。
件名:面談のお願い
◯◯課長
お疲れさまです。××です。
突然申し訳ございません。明日、折り入ってお話をさせていただきたいことがあり、個別面談をお願いしたく、ご都合つくお時間ございますでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
以上です。
送信ボタンを押すのは緊張しますが、とりあえず送ってしまえば、後に引けない状況をつくれるのでおすすめの方法です。
退職代行を使う
できれば直接上司に退職を切り出すのが良いでしょう。しかし、以下の場合は、いっそのこと退職代行を使うのがおすすめです。
- どうしても勇気が出ず、しんどすぎる
- 退職を考えるだけで吐きそう
- パワハラ・セクハラを受けている
退職代行サービスは、自分が一切交渉をせずに退職ができるサービスのこと。退職交渉で精神がしんどくなるくらいなら、使ったほうがおすすめです。
退職代行ガーディアンでは、退職代行成功率100%の退職代行サービスです。LINEで無料相談ができ、最短で翌日には辞められることで評判があります。
特に今の会社に思い入れがない場合は、退職代行を使ってラクになりましょう。相談自体は無料で受けられるので、料金は発生しません。
\職歴を傷つけない!/
【相手別】退職の切り出し方
退職を切り出す相手のは、上司だけではありません。両親・同僚・恋人などに切り出すことも必要になるでしょう。
実際に私が実践した方法をご紹介します。
両親
両親がよほど厳しい方でないかぎり、切り出すタイミングは最後で良いでしょう。実家暮らしでない場合は、なおさら最後でも構いません。
しかし、まだまだ転職や退職に不安を感じる世代なので、安心感を与えてあげれるのがベストです。
- 最近は転職・退職も普通の時代
- 給料は下がらないから安心してほしい
- 伸びる業界・やってみたい業界だから安心してほしい
安心材料を少しでも提示して、両親に安心させてあげることで退職を切り出しましょう。
同僚
同僚に切り出すタイミングは、上司への報告のあとがおすすめです。しかし、上司に切り出して、すぐに噂が広まるので別に言わなくても問題ありません。
同僚への退職の切り出し方は、現職の不満を漏らさないことが大切です。
留まる同僚のことを想って、どんなに「この会社はダメだ、終わりだ」といったことは言わない方が良いでしょう。
恋人
恋人との関係性にもよりますが、事前に知らせておきましょう。恋人への事後報告は100%詰められます。やはり信頼関係を保つという面でも、内緒で退職はせずに報告をしておくことをおすすめします。
恋人への退職の切り出し方も、安心感を与えましょう。
- 給料面は変わらない・良くなる
- 将来性のある会社
とにかく安心させてあげることで、すんなりトゲを立てずに退職を切り出せます。
退職を切り出す上でやってはいけないこと
退職を切り出す上で、やってはいけないことは以下の4点です。
- 上司の上司に先に切り出す
- 同僚や先輩に先に切り出す
- 現職にとどまる
- 音信不通でバックレる
もしやってしまうと、円満退職が難しくなったり、退職交渉が滞る可能性があったりするので、注意しましょう。それぞれ詳しく解説します。
上司の上司に先に切り出す
上司の上司(例えば課長や部長)に先に退職を切り出すのはNGです。もし、先に切り出してしまうと、直属の上司は部下の管理不足というレッテルを貼られてしまいます。
上司に恨みがあって、ひと泡吹かせたい場合なら止めません。しかし、「先に上司に報告した?」と聞かれる場合もあるので、注意しておきましょう。
同僚や先輩に先に切り出す
同僚や上司でない先輩に先に切り出すのもNGです。噂が先に広まってしまって、上司の耳に入ってしまうとややこしくなります。
上司に「退職するって聞いたけど?」って切り出す前に聞かれると、気まずくなってしまいます。
信頼できる同僚や先輩であっても、会社内のゴシップは早く広まるので、必ず上司に先に切り出しましょう。
現職に留まる
退職交渉をするうえで、必ずといっていいほど引き止められます。そのうえで、給料アップや条件交渉をされたとしても、退職の決意は崩さないようにしましょう。
仮に一時的に条件アップを提示されても「一度、退職意思を示した人」というレッテルを貼られてしまいます。まだまだ日本の会社でも出世に影響する項目なので、良いことは1つもありません。
一度決めた退職の意思は、最後まで貫き通しましょう。
バックレる(音信不通になる)
退職をするうえで、音信不通になってバックレるのはNGです。音信不通になってしまうと、両親に連絡いったり、最悪の場合警察に連絡がいったりと、面倒なことがたくさん起きる可能性があります。
ただし、実は音信不通にならなければバックレるのはあまりリスクではありません。筆者の友人の正社員バックレに成功した体験談は、こちらで紹介しています。(※推奨はしていません)
退職を切り出す勇気を出す方法
退職を切り出すには、結局勇気を出すか出さないかが大切です。いろいろな文言を考えたとしても、一言目を発する勇気がなければ、退職は切り出せません。
仕事を辞める際の勇気を出す方法は、こちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
勇気を出して退職を切り出そう
なかなか切り出すことができない退職の意思ですが、ハードルが高いのは最初だけです。スキーで山を下るように、最初の一歩を踏み出せば、あとは滑り落ちるだけ。あっという間に退職ができます。
ぜひ勇気を出して、最初のひと言を口に出してみましょう。
\職歴を傷つけない!/
退職のタイミングについては『キャリア図鑑』というサイトの「退職のタイミングはいつがいいの?退職時期・仕方・あるあるについて徹底解説します!」も参考になるのでぜひ見てみてください。