「広告代理店で学んだことを事業会社で活かしたい」「広告代理店よりも事業会社の働き方の方がよい」と思う方は非常に多いです。
ただ、事業会社に転職したいと思ってもどんな対策を取れば良いかわかりませんという方も多いでしょう。
本記事では広告代理店から事業会社への転職を成功させる方法や、事業会社に向いている人の特徴について、実際に広告代理店から転職経験のある筆者が紹介します。
- 広告代理店から事業会社への転職を成功させる方法
- 事業会社への転職におすすめの転職エージェント
- 広告代理店よりも事業会社に向いている人の特徴
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転職を成功させる方法やおすすめのエージェントサービスは「広告代理店からの転職は可能?おすすめのセカンドキャリアや転職成功を目指す方法を紹介」で詳しく解説しています。この記事と合わせてご覧になってください。
広告代理店から事業会社のマーケティング職への転職が人気の理由
近年、広告代理店から事業会社のマーケティング職への人気が高まっています。
マーケターの転職に関する実態調査によると「次に転職したい業種」として、アンケートに回答したマーケターのうち約7割が事業会社を希望していました。
広告代理店の仕事はマーケティング職と重なるため、広告代理店から事業会社のマーケティング職への転職を希望している人は多数いると考えられます。事業会社への転職が人気な理由はこちらです。
- ワークライフバランスを取りたい
- 販促にとらわれず商品・サービスの拡大に挑戦したい
- ノルマや入稿期限に追われる日々から解放されたい
- 裁量権のあるポジションに入りやすい
- サービスや商品の販促活動全般に携わりやすい
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
ワークライフバランスを取りたい
事業会社のマーケティング職への転職理由として、ワークバランスの取りやすさが挙げられます。
広告代理店では1人の社員が複数のクライアントを担当したり、クライアント基準でスケジュールが決まったりするため、長時間労働になりやすい業種です。
クライアントの要望に合わせて、休日出勤や深夜まで残業が続くこともあります。仕事の裁量を自分でコントロールするのが難しく、ワークライフバランスが取りづらい環境です。
事業会社のマーケティング職なら1人の社員が複数のクライアントを掛け持ちすることは少なく仕事のペースをコントロールできるため、プライベートの時間も取りやすくなります。
販促にとらわれず商品・サービスの拡大に挑戦したい
販促にとらわれずに、自社の商品やサービスの拡大に力を入れたい人が事業会社のマーケティング職に転職するケースがあります。
広告代理店の場合、クライアントの商品・サービスを売るための広告運用が主な業務となります。しかし、事業会社なら販促だけでなく商品・サービスの企画や開発、改善などに一貫して携わることが可能です。
商品・サービスの企画や開発ではより深くターゲットの心理を理解する必要があるため、広告代理店での経験を活かしてさらにマーケティングのスキルを伸ばせるでしょう。
ノルマや入稿期限に追われる日々から解放されたい
広告代理店はノルマが厳しい業種です。クライアントから予算を預かって広告運用するため、赤字を出さず成果を上げなくてはいけないプレッシャーがかかります。
また、広告代理店では納期厳守です。クライアントの指定する入稿期限までに高クオリティーの制作物を提出しなければならないため、長時間労働になることもあります。
こうしたノルマや入稿期限に追われて精神的に疲弊してしまい、事業会社のマーケティング職への転職を希望する人がいます。
裁量権のあるポジションに入りやすい
事業会社は広告代理店より裁量権のあるポジションに入りやすいことも、転職理由として挙げれられます。
広告代理店は、外部からクライアントをサポートする立場です。重要事項の決定や最終的な判断はクライアントになるため、広告代理店は決定権を持っていません。
事業会社であれば、企画から実行までの決定権を持ち主導となって仕事を進められます。大手企業だと難しいかもしれませんが、中小企業ならすぐに即戦力として裁量権を持って動ける可能性があります。
サービスや商品の販促活動全般に携わりやすい
事業会社のマーケティング職は、自社サービス・商品の販促活動全般に関わりやすくなります。
広告代理店はクライアントの依頼を受けて、クライアントの商品・サービスを広げるために広告の制作や運用を行います。
事業会社であれば販促の一部だけでなく、商品を売り出す戦略や集客、売上などの全体に携わることが可能です。
事業会社によっては1つのプロジェクトが数年続く場合もあるため、より深く商品・サービスの販促に関われるでしょう。
広告代理店と事業会社の働き方の違い
広告代理店と事業会社の働き方の大きな違いとして、「仕事のコントロールのしやすさ」があります。
広告代理店はクライアントの提示する納期やスケジュールに沿って動くケースが多いため、深夜までの残業や休日返上で働く場合があります。
さらに複数のクライアントを掛け持ちするとその分業務量も多くなり、自分で仕事量をコントロールするのが難しいでしょう。
一方で事業会社は、自社内でスケジュールを調整できるため、残業は少ない傾向がありワークバランスを大切にしやすい環境です。
広告代理店から事業会社への転職を成功させる方法
広告代理店から事業会社への転職を成功させるには、いくつかのポイントがあります。
- 実績や経験から即戦力人材であることをアピールする
- 事業会社で求められる役割と自分の価値観を擦り合わせる
- ターゲットとする事業会社の業界に強い転職エージェントを活用する
実績や経験から即戦力人材であることをアピールする
事業会社はマーケティングの知見があり即戦力として活躍してくれる人材を求めて、採用を行っているパターンが多くあります。
広告代理店で培ってきた経験や実績を棚卸しして、事業会社のマーケティング職でも直接活かせそうなスキルをアピールしましょう。
もしマーケティング職以外への転職でも、今までの経験から活かせるスキルをアピールすることが大切です。
物事をあらゆる角度から見て分析する力や課題発見力、新しいアイディアを提案する発想力はどのような職種でも役立つでしょう。
事業会社で求められる役割と自分の価値観を擦り合わせる
事業会社で求められる役割を十分理解しておきましょう。広告代理店と事業会社は「商品・サービスを広めて利益を出す」という点では共通していますが、求められる役割が異なります。
広告会社は多くの予算を使って広告運用するのに対して、事業会社は決められた予算内で成果を出すこと、広告に限らずさまざまな施策を実行して売上を出すことが求められます。
広告代理店から転職する際はそれぞれの立場や考え方の違いを理解しておきましょう。
ターゲットとする事業会社の業界に強い転職エージェントを活用する
事業会社への転職を成功させるなら、業界に特化した転職エージェントの活用が必須です。同じ事業会社であっても仕事の幅や求められるスキルが異なるため、自分で細かい情報を集めるのは難しいでしょう。
事業会社の転職に強いエージェントであれば、あなたの経験や希望を汲み取ってマッチする企業を紹介してくれます。
また、転職サイトでは出てこない優良な非公開求人に出会えたり、業界のリアルな情報を得られたりするため、効率的に転職活動を進められます。
入社後のミスマッチも防ぎやすくなるため、転職エージェントは必ず登録しておきましょう。
広告代理店から事業会社に転職したい人におすすめの転職エージェント
事業会社への転職を成功させたい人は、これから紹介する2つの転職エージェントを活用しましょう。
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
ビズリーチ
名前 | ビズリーチ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:141,063件 非公開求人:- (2024年11月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野 | スカウトによるキャリアアップ |
公式HP | https://www.bizreach.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ビズリーチ |
拠点 | 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F |
書類添削の有無 | ヘッドハンターによる |
面接対策の有無 | ヘッドハンターによる |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 5
-
- 取り扱い
業種数 - 5
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 4
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 一流のヘッドハンターからスカウトが届く
- 求人のクオリティーが高い
- 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
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大手エージェントに苦手意識を持ってる自分にとっては神ツールかも知れぬ。
— けんま (@kenma724) February 28, 2023
ビズリーチおすすめよ。
俺はビズリーチ経由で転職できた。— こじぱい675🇺🇦 (@TheEnd0fCentury) November 30, 2022
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JACリクルートメント
名前 | JACリクルートメント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:21,594件 非公開求人:- (2024年11月20日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 管理職クラス、外資系企業、海外進出企業など |
公式HP | https://www.jac-recruitment.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
拠点 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 4
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 4
- ハイクラス・ミドルクラス転職に強い
- 約1,200名以上のコンサルタントが在籍
- 約43万人の転職支援実績
JACリクルートメントはハイクラス・ミドルクラス転職に強いエージェントです。オリコン顧客満足度調査では、ハイクラス・ミドルクラス転職5年連続No.1の実績を誇っています。
各業界の専門性を備えたプロのコンサルタントが、求人紹介から書類添削、面接対策まで一貫してサポートしてくれます。また、コンサルタントは各業界に通じているため最新の情報を得ることが可能です。
事業会社への転職に不安がある方も、手厚いサポートを受けられるため安心して転職活動を進められるでしょう。
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その際エージェントの活用が良いと思っていて、
個人的にはビズリーチとJACリクルートメントがオススメです。
転職はリスクありですが、転職活動はリスクほぼ無しと思います♫— たつや@50歳までにサイドFIRE目指す (@fire_mezasuyo) March 7, 2023
【転職実践13日目】
JACリクルートメントさんからメールにて2社の求人案内をいただきました。本業が忙しくまだ企業者さんと面談できていませんが、2社とも誰もが知る企業さんでやはりJACさんの求人はハイクオリティだなと再認識。色んな方がおすすめしているのも納得ですね。
#転職#転職活動— とみぃ @転職ノウハウ情報発信 (@TensyokuTomy) January 13, 2022
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広告代理店よりも事業会社のマーケティング職の方が向いている人の特徴
自分は事業会社のマーケティング職が向いているのか気になる方もいるでしょう。事業会社で働きたいと考えている方は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 決定権を持って自分で事業を推進していきたい人
- 仕事とプライベートを両立させたい人
- 1つの企業で腰を据えてキャリア形成を図りたい人
決定権を持って自分で事業を推進していきたい人
決定権を持ちたい人や自分が主導となって事業を進めていきたい人は、事業会社が向いています。
事業会社では戦略を立てて企画を実行する中心人物として、プロジェクトに参画することが可能です。プロジェクトの全体を見ながらすべての工程に携われる点が事業会社の特徴と言えます。
また、自分のアイディアや企画が採用されれば商品として世の中にリリースされるため、大きなやりがいにつながるでしょう。
仕事とプライベートを両立させたい人
仕事とプライベートを両立させたい人は広告代理店よりも事業会社の方が向いているでしょう。
広告代理店ではクライアントへの利益貢献が最優先です。つねに仕事のことを考えたり、残業や休日出勤が必要になったりすることが多く、プライベートの時間をゆっくり取るのは難しいかもしれません。
事業会社は広告代理店ほど残業が多くなく、休日も取りやすい傾向があるため、プライベートも大事にしたい人は事業会社がおすすめです。
1つの企業で腰を据えてキャリア形成を図りたい人
1つの会社でキャリアを積みたい人は、広告代理店よりも事業会社が向いています。
広告代理店ではキャリアアップのために他の広告代理店に転職するパターンが多々あります。しかし事業会社の場合は、同じ会社の中で仕事の幅が広がる、ポジションが変わるなどしてキャリアアップできるでしょう。
1つの企業で自社の商品・サービスに向き合いながら長期的にキャリア形成していきたい人は、事業会社への転職がおすすめです。
広告代理店から事業会社に転職して後悔する可能性はある?
広告代理店から事業会社に転職する際に注意しておくことがあります。知らないと後悔するかもしれないので、よく理解しておきましょう。
- 給与体系の違いで待遇が下がるおそれがある
- 社内での立場が弱くなるおそれがある
- 事業会社特有の社内政治や組織体制に苦労しやすい
給与体系の違いで待遇が下がるおそれがある
広告代理店から事業会社に転職する場合、制度の違いによって給与が下がるおそれがあります。
広告代理店は成果主義の風潮があるため、大きな成果を出せばその分インセンティブとして給与に反映されます。
しかし、事業会社は年功序列やインセンティブが出ない可能性があり、成果を出してもなかなか給与に反映されないかもしれません。
社内での立場が弱くなるおそれがある
事業会社のマーケティング職の場合、社内での立場が弱くなるリスクが考えられます。
事業会社では直接売上に結びつく経営企画、販売、製造などの部門が重視される傾向があります。マーケティング部門はサポート的なポジションになるため、会社全体で見ると立場が弱くなるかもしれません。
また、会社によってはマーケティングに対する理解が得づらく、予算や体制などが不十分な可能性があります。
事業会社特有の社内政治や組織体制に苦労しやすい
事業会社特有の組織体制に慣れるまでは苦労しやすいでしょう。事業会社は他部署と連携しながら仕事を進める必要があります。
施策実行に数ヶ月かかることも珍しくないため、スピード感にもどかしさを感じる人もいるかもしれません。
さらに、社長交代に伴って社内体制が大きく変わったり、組織体制の変更によってマーケティング職以外に異動になったりする可能性もあります。
他部署との情報共有や社内体制の変更などに柔軟に対応するスタンスが求められるでしょう。
広告代理店から事業会社への転職先候補となる職種
広告代理店から事業会社に転職する場合、おすすめの職種はこちらです。
マーケティング職 | ・即戦力になりやすい ・市場調査や競合調査、 ターゲット設定などの経験 を活かせる |
営業・販売業 | ・コミュニケーション力 が活かせる ・企画提案力が活かせる |
広報 | ・サービスを周知させる 経験が活かせる ・クライアントのサポート 経験が活かせる |
企画管理職 | ・課題発見や戦略を立てる力 をさらに磨ける ・PDCAを回す経験 が活かせる |
どの職種も広告代理店で身につけたスキルを活かせるでしょう。職種を選ぶうえで大切なポイントは、目指しているキャリアプランから逆算して考えることです。
将来どのような仕事をしていたいのか、その目標を叶えるためにはどのようなスキルや経験が必要なのか整理してみてください。
広告代理店から事業会社への転職希望者からよくある質問
事業会社への転職を考える人によくある質問をまとめました。気になる項目をチェックしてみましょう。
- 広告代理店からの転職は難しい?
- 事業会社以外のセカンドキャリアとして考えられる転職先は?
- 事業会社への転職を希望する理由はどのように考えればよい?
広告代理店からの転職は難しい?
広告代理店から事業会社への転職は可能です。しかし、異業種の場合は即戦力としての転職が難しいケースもあります。
転職先でも活かせる課題発見力や分析力、コミュニケーション力などのスキルをアピールしましょう。
事業会社以外のセカンドキャリアとして考えられる転職先は?
事業会社以外のセカンドキャリアの主な候補はこちらです。
- 他の広告代理店
- Webマーケティング会社
- 起業
他の広告代理店に転職すれば、今のスキルをそのまま活かしながら仕事の幅を広げたり、より待遇の良い環境で働いたりすることが可能です。
Webマーケティング会社では、広告運用の経験を活かしてSNS運用、SEO対策、メディア運用など幅広い業務に携われるでしょう。
また、ベンチャー企業でさらに経験を積んでから起業する人もいます。
事業会社への転職を希望する理由はどのように考えればよい?
面接で事業会社への転職理由を伝える際は、前向きな気持ちが伝わるような内容にしましょう。
たとえ現職の広告代理店の仕事に不満があったとしても、ネガティブな転職理由は好ましくありません。
「キャリアアップをしたい」「より商品・サービスの販促に携わりたい」など事業会社だからこそできる業務内容やキャリアビジョンに目を向けてみてください。
広告代理店から事業会社への転職を成功させるなら転職エージェントを活用
事業会社では広告代理店の経験を活かして、自社サービスの販促や企画開発など全体の工程に携われます。また、ワークライフバランスを大切にしながら長期的にキャリアを築いていけます。
事業会社への転職を実現させたい方は、ビズリーチに登録しましょう。ハイクラス求人を数多く扱っており、転職サイトには載っていない優良企業からスカウトが届きます。
効率的に転職活動できるため、一度利用してみてください。
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