学生でも起業できるなら、ちょっと挑戦してみたいかも。
学生起業家として成功した経営者について、知っておくといいよ。
多くの人が知っている業界大手の大企業の経営者は学生起業家だったということも少なくありません。
学生起業家には以下のイメージがあるかと思います。
- 壮大なビジョンを持っている
- 並々ならぬ情熱を持っている
- 才能がある
しかし、学生起業家は、裏では泥臭い努力を積み重ねています。
今回は、学生起業で成功した経営者や、学生起業家になるためにしておきたいことをご紹介します。学生起業に興味のある人はチェックしてみてください。
学生起業で成功した有名な経営者
まずは、学生起業で成功した有名な経営者をご紹介します。これから学生起業をしようと考えている人にとっては夢が広がるでしょう。
株式会リクルート:江副浩正
株式会社リクルート創業者の江副浩正氏は、東京大学在学中に企業に対する広告事業を始めています。きっかけは、東京大学の掲示板に貼ってある求人募集を目にしたことです。この求人を東大新聞に載せられないか?と考えました。
このビジネスが起点となって、リクナビが誕生します。新聞からWEBへと、時代に合わせて形は変化しましたが、50年以上経った今でも、大学生に活用されています。
「就活を始めたから、とりあえずリクナビとマイナビに登録しとこう」と言われるくらいメジャーなWEB媒体だ。その基盤を作った江副浩正氏の功績は大きいね。
ソフトバンクグループ株式会社:孫正義
ソフトバンクグループ株式会社の孫正義氏は、現役で活躍している最も有名な経営者の一人です。
孫正義氏は、カリフォルニア州のホーリーネームズ大学在学中に毎日1つ発明をしていました。毎日1つ発明するのはなかなかできることではありません。並々ならぬ努力が伺えますね。
その発明品の一つが音声装置付きの多国語翻訳機の試作機です。それをシャープの専務に直談判で売り込み、1億円で買い取ってもらったようです。
孫正義氏は、すさまじいバイタリティを持っていたんですね。
株式会社リブセンス:村上太一
株式会社リブセンス村上太一氏は、史上最年少の25歳で上場を経験した学生起業家です。村上太一氏は、高校生のときに起業を意識して簿記の勉強をしていたようです。
今では、大学生だけではなく高校生の学生起業家がいますが、村上太一氏もジョブセンスの原型を考えたのは高校生のときだといいます。
ビジネスコンテストで優勝をして、大学1年生の終わりにリブセンスを設立しました。
大学の学部選択のときも、より起業のために時間を使える文系学部を選択したそうだよ。実に計画的だね。
2019年時点で学生で有名な学生起業家
次に、2019年時点で学生で、有名な学生起業家をご紹介します。WEBメディアに取り上げられている二人です。
HUNT BANK株式会社:晒名駿
HUNT BANK株式会社の晒名駿氏は、明治大学の現役学生で、学生と経営者の出会いを提供するマッチングプラットフォーム「HUNT BANK株式会社」を作りました。
HUNT BANK株式会社には、上場企業経営者や大手法律事務所代表、大学教授など39名が発起人株主として出資しています。大きな期待が寄せられているというわけですね。
ちなみに、晒名駿氏は、関東圏の大学生を中心とした国内最大級の学生団体「AGESTOCK実行委員会」の代表を務めた経験を持っています。
AGESTOCK実行委員会は、関東圏の学生が500人ほど集まって、イベントの企画やフリーペーパーの作成をするサークルです。東京ドームシティホールといった大規模な会場を借りて、年間1万人くらいの学生を集客するイベントを運営していました。
企画力や実行力を鍛えてから、起業をしたんですね。
株式会社Nextarium:古鍜冶賢
株式会社Nextariumの古鍜冶賢氏は、青山学院大学在学中に株式会社Nextariumを立ち上げ、現在も学生起業家として活躍しています。
事業内容は、バズるコンテンツ制作で、さまざまなアイディアを発信しています。
「世の中にウケる企画は売れる」ということを証明しているんだ。
学生起業家になるには?起業する前にやっておきたいこと
それでは、学生起業家になるには、どんな準備をしたら良いのでしょうか。資金集めや知名度を高める、ビジネス感覚を極めるなどが必要です。
ビジネスコンテストで投資と注目を集める
どうしても社会人経験がない学生は投資を受けにくい傾向があります。そこで、ビジネスコンテストに参加して成績を上げると良いでしょう。
ビジネスコンテストに参加することで、世の中のニーズを満たした現実性のあるビジネスづくりができるのではないでしょうか。
また、自身のビジネスのプレゼンテーションを行って、そのプランに対する客観的な評価が下されるので、今後の戦略を練りやすくなります。
また、ビジネスコンテストによりますが、優勝した場合は資金援助を受けられることがあります。さらに、「〇〇のビジネスコンテストで優勝した」ということで知名度が広がることがあります。
資金面や知名度の面でメリットがあるから、ビジネスコンテストに参加してみる価値はあるよ。
交流会に参加する
ビジネス交流会に行って、良い出会いを探すというのも大切です。縁というのは不思議なところでつながっています。一人で黙々と作業するのも良いですが、共に働くパートナーや出資者を見つけるために行動するのも大切です。
例えば、池袋や大阪梅田、札幌などでビジネス交流会は開催されています。「e-venz(イベンツ)」や「こくちーずプロ」などで探すことができますよ。
参加料は2,000円ほどで、年齢制限がないケースが多いようです。学生でも参加できますね。
長期インターン
ビジネス感覚を磨くために、ベンチャー企業で長期インターンをすることをおすすめします。「長期インターンは意味ない!」なんてことも言われますが、私は否定したいです。
ベンチャー企業での長期インターンには、以下のメリットがあります。
- レベルの高い業務を任せてもらいやすい
- 経営陣との距離が近い
- 独立・起業に役立つ経験を得られる
「今すぐ起業したい!」というわけではなかったら、まずは1年ほど長期インターンを経験してから学生起業家になるほうが、失敗が少なくなるのではないでしょうか。事業をまわすということをリアルに体験できます。
ベンチャー企業で長期インターン先を探すには、求人サイトを使うのがスタンダードです。
意外と、多くのインターン先があります。
関連記事:ベンチャー企業で長期インターンをするメリット・デメリットや探し方
まとめ
業界大手の会社創業者のなかにも、実は学生起業家だった経験を持つ人は多くいます。2019年の時点でも、夢ある学生起業家は多くいるので、期待が膨らみますね。
しかし、やみくもに行動しても事業が失敗してしまうでしょう。そのため、学生起業家になるための準備を怠らないようにしましょう。
現実味のあるビジネスプランを武器に戦ってください。