職務経歴書の自己PRが思いつかない人必見!実績なし・フリーターでも書けるポイントを例文付きで紹介

転職するなら、職務経歴書の自己PRは非常に重要です。しかし、実績がなかったりフリーター期間が長かったりすると、なかなか文章が思いつきません。

自己PRがしっかりしていないと採用担当者の目に留まりにくく、転職成功が困難になります。実績がなくても書ける方法はあるので、職務経歴書が思いつかない方はこの記事を参考にしてください。

本記事でわかること
  • 職務経歴書の自己PRが思いつかないときの対処法
  • 職務経歴書の自己PRの例文
  • 職務経歴書の自己PRの添削におすすめの転職エージェント

なかなか職務経歴書が書けない人は、転職エージェントを利用して書き方を教えてもらいましょう。マイナビエージェントでは、職務経歴書の書き方についてもレクチャーしてもらえます。

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採用担当者の3割以上が「職務経歴書の自己PRの内容が不足している」と回答

採用担当者の3割以上が「職務経歴書の自己PRの内容が不足している」と回答

採用担当者の3割以上は、「職務経歴書の自己PR内容が不足している」と回答しています。
参考:ミドルの転職

一方で転職希望者は「職務経歴書の自己PRが全然思いつかない!長所がない!」と悩んでいるようです。

https://twitter.com/Punachi11/status/1443259237778395137?s=20
https://twitter.com/1525gaw/status/1645050759900434432?s=20

採用担当者が職務経歴書の自己PRで見ているポイントとは?

採用担当者が職務経歴書の自己PRで見ているポイントとは?

採用担当者は、職務経歴書の自己PRで以下の2点を見ています。

それぞれのポイントについて、確認していきましょう。

会社の社風や価値観と合うか

会社によって社風や価値観は異なります。転職者にスキルがあっても、社風が合わなければ長続きしません。結果、せっかく採用しても退職されてしまうリスクが高いです。

中途採用の場合は、とくに前社の社風や価値観に染まっている人が多く、新しい雰囲気に馴染めないケースが考えられます。

そのため、採用担当者は職務経歴書を通して、転職と自社の社風が合うか検討してるのです。

求めているレベルのビジネススキルはあるか

専門性の高い求人の場合、一定以上のビジネススキルや資格が求められます。求められているビジネススキルに満たない場合は、選考通過は難しいでしょう。

例でいえば、求人情報に「営業経験必須」と記載しているにもかかわらず、事務職経験しかない人は「求めている人材ではない」と判断されてしまう可能性が高いです。

「職務経歴書の自己PRが思いつかない」と悩む人が知っておくべきこと

「職務経歴書の自己PRが思いつかない」と悩む人が知っておくべきこと

職務経歴書の自己PRが思いつかないと悩んでいる場合、以下の点を頭に入れておくとよいです。

実務経歴書に書くべき内容は一般的なことで問題ありません。難しく考えると何も書けなくなってしまいます。

企業は華々しい実績ばかりを求めているわけではない

企業は華々しい実績ばかりを求めているわけではありません。職務経歴書を通して、経歴だけでなく転職者の人柄や適性を総合的にみているためです。実績や資格がない方でも安心してください。

失敗談があってもよいです。「失敗を通して学んだこと」「これから活かしていきたい」をアピールすれば、採用担当者に好印象を与えられます。

内容のインパクトよりも読み手を意識した「読みやすさ」を重視すべき

必ずしも「すごい実績」でインパクトを与える必要はありません。要点をまとめて簡潔に、わかりやすく伝えることが重要です。

場合によっては、採用担当者は何枚もの職務経歴書をみています。長々と書かれた職務経歴・自己PRよりも、すっきり簡潔に書かれた内容のほうが好印象です。シンプルで読みやすい文章や構成で書くことを意識しましょう。

自己PRを考える時は企業のニーズとすり合わせることが大切

自己PRを考えるときは、企業のニーズに合わせた文章を組み立てることが大切です。企業が知りたいのは「自社の業務で活躍してくれそうかどうか」であり、たとえ秀でたスキルがあっても、企業が求めているものでなければ意味がありません。

自己PRを考えるときは企業の求める人材を把握し、入社後に活かせる実績やスキルを優先してアピールしましょう。

職務経歴書の自己PRが思いつかないときの対処法

職務経歴書の自己PRが思いつかないときの対処法

職務経歴書の自己PRが思いつかない場合は、以下5つの対処法を試してみてください。

それぞれの対処法について、詳しく確認していきましょう。

過去の経歴と経験を洗い出す

自己PRを書くためには、自分の経歴と経験を洗い出す必要があります。これまでの経験を紙やエクセルなどに書き出し、自身がもつスキルを把握しましょう。

「自分では難しい…」という場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。ヒアリングを通して、過去の経験を把握できます。

楽しかったこと・興味をもって取り組めたことを明確にする

自己PRでアピールできる実績がない場合、これまでの仕事で楽しかったことや興味を持って取り組めたことを深堀りしていきましょう。

「なぜ?」を繰り返すことで、得意なことが明確になります。

仕事をするうえで意識していたことを書き出す

具体的な実績や結果がない場合は、どのようなプロセスを意識していたか洗い出してみてください。結果にこだわらず、プロセスを重視する企業も多いです。

「売上拡大を目指した」という抽象的な内容よりも「売上を増やすために、日々の営業活動をイチから見直し取り組んだ」という具体的な部分まで深堀りするとよいでしょう。

短所から長所を見つける

短所はときに長所になります。長所が見つからないときは、まず短所を挙げてみましょう。例えば「考えるのが苦手で体を動かしたい」という短所は「行動力がある」という長所になります。

「自分の長所がわからない」という場合は、家族や友人、キャリアアドバイザーに客観的な意見を聞いてみるのもおすすめです。

適性診断ツールを活用する

自己PRが書けない場合、適性診断ツールを活用すると良いです。適性診断ツールでは自分自身で把握していなかった強みが見つかります。

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【職種別】職務経歴書の自己PRの例文

【職種別】職務経歴書の自己PRの例文

職種別の職務経歴書の自己PR例文を用意しました。

各職種の例文とポイントを確認していきましょう。

営業職

営業職における自己PRの一例は以下の通りです。

営業職の自己PR例

私は10年間、文房具メーカーで営業をしてまいりました。各店舗に製品を卸すさい、コラボ商品を考えたり店のコンセプトに合った製品を紹介したりしました。提案営業に注力したところ、2年連続で営業成績トップを維持できました。私の強みである提案力を生かし、御社の売上増加に貢献したく思います。

具体的な数字や例を提示すればより魅力的に伝わりやすいです。特に期間や成績は積極的に盛り込んでいきましょう。

事務職

次に事務職の自己PRを見てみましょう。

事務職の自己PR例

私は化学メーカーで4年間、経理業務に充実してきました。経理業務では正確さが求められるため、ミスをしないようエクセルで計算した後は検算を行っていました。また、実務経験に加え業務に関する体系的な理解をしたいと考え、日商簿記2級を取得しました。実務経験と資格の知識を活かし、御社でも活躍したいと思います。

事務職は売り上げに直接関与しない業務のため、数字を出しにくく「自己PRが思いつかない」と悩みがちです。実績を書きにくい場合は、取得した資格もあわせて書くと良いでしょう。

また、事務職には経理以外にも総務や営業事務があります。事務職の種類によって求められる人材像が異なるため、事前に求人内容を深く読み込み、アピールポイントを絞っておくことも大切です。

企画・管理職

企画・管理職の自己PR文を確認しましょう。

企画・管理職の自己PR例

私は季節感を取り入れた新製品の開発を企画しました。企画するにあたって、10人で6か月の工数がかかりましたが、結果的にプロジェクトは成功しました。部門長からも「新製品は売上げが良くて評判だ」との評価を頂けました。御社でも新製品の開発に貢献したいと思います。

企画・管理職は、新製品の開発やマネジメント経験があると有利です。新製品の開発の場合、どのようなコンセプトで考えたかを伝えるとより好印象を与えられます。

マネジメントの場合は、「何人をまとめたのか」「どれだけの期間や費用でプロジェクトを進めたか」などの具体的な数値を書くことが重要です。

ITエンジニア職

ITエンジニア職の自己PR文を紹介します。

ITエンジニア職の自己PR例

私は製造業のITエンジニアとして3年間、セキュリティの担当をしました。インシデントが発生した時はすぐに業務を再開できるよう、ITベンダーと連携して対応に当たりました。結果として短期間で通常業務を再開できました。御社のネットワーク構成もいち早く理解し、インフラ基盤の構築に貢献したいと思います。

ITエンジニア職では技術力の高さやコミュニケーション能力が問われます。

具体的な数字だけでなく「どのような困難にぶつかったか」「どうやって解決したか」というプロセスも非常に重要です。

また、ITエンジニア職も業務内容が幅広いため、開発系エンジニアとインフラエンジニアでもアピールポイントは大きく変わります。

未経験転職の場合

未経験への仕事の場合、以下のような自己PRが考えられます。

未経験転職の自己PR例

私は学生時代、PCショップの店員として多くのお客さんと関わってきました。私自身、PCが好きだったこともあり、PCに関しては他の定員よりも詳しかった自信があります。御社製品についても詳しく学び、お客さんに提案できるよう、頑張ります。

未経験だと今までのスキルや経験が活かせない場合もあります。スキルや経験について深堀するのではなく、学ぶ姿勢・やる気をアピールする方が効果的です。

また直接的なスキルでなくても、「接客業のアルバイトで得たコミュニケーション能力」「好きなことにのめり込める性格」などもアピール材料になります。

職務経歴書の自己PRの添削におすすめの転職エージェント

職務経歴書の自己PRは、第三者に添削してもらうことで完成度が上がります。そこで、自己PRの添削サービスが充実している転職エージェントを紹介します。

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よくある質問

よくある質問

職務経歴書の自己PRについてよくある質問をまとめました。

各質問に確認していきましょう。

自己PRと長所の違いは?

自己PRと長所はどちらも「個人の強み」ですが、視点が違います。

自己PRと長所の違い
  • 自己PR:企業へのアピール
  • 長所:自分視点での強み、人柄

自己PRは、企業に「活躍できそうな人材だ」と判断してもらうための要素です。一方、長所は「自分のよさ」を伝えることです。

自己PRを書くうえでは、「自分のよさ」よりも企業にとっての魅力・メリットを伝える必要があります。

フリーターで実績がない、書くことがない場合はどうすればよい?

フリーターで実績がなくても問題ありません。アルバイトの経験を書き出して、企業ニーズに合うポイントを探してみましょう。

例えば、接客業で培った「マルチタスクをこなるスキル」「コミュニケーション能力」などは、営業職で求められる要素です。フリーター20代向けの転職エージェントもあるので、活用してみてください。

職務経歴書の自己PRで嘘を書いたらバレる?

職務経歴書での経歴詐称は、離職票などでバレる可能性が高いです。嘘がバレて解雇されても文句は言えません。

自己PRで嘘をついてもメリットないため、正直な内容だけ書きましょう。

職務経歴書の自己PRが思いつかないときは転職エージェントにアドバイスをもらおう!

職務経歴書の自己PRが思いつかないなら、転職エージェントにアドバイスをもらいましょう。

転職エージェントなら、自己PRの添削も可能です。また、おすすめの求人も教えてもらえるので、スムーズに転職活動を進められます。

とくに、職務経歴書の添削・面接練習・カウンセリングなど、サポートが手厚いマイナビエージェントを利用するのがおすすめです。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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