現在、飲食業界で働いて、別の業界へ挑戦してみたいと考えている方は多いでしょう。
新しい業界に飛び込むとなると、未経験でも採用してもらえるのか、自分に合った仕事が見つかるのかが気になるところです。
本記事では、飲食業界からの異業種への転職について解説します。おすすめの業界や転職成功のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 飲食の経験が活かせる異業種の仕事
- 異業種への転職成功のポイント
- 飲食からの転職におすすめのエージェント
自分の強みや、向いている業界を知りたい人にはマイナビエージェントの利用がおすすめです。キャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれるので、飲食業しか経験が無い人でも転職成功を目指せます。
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飲食から異業種へ転職したいと考える理由
飲食から異業種への転職を考える理由には、次のようなものがあります。
長時間労働がきつい
一般的な飲食店は、昼食と夕食の時間がピークタイムになるため、準備や片づけを含めるとどうしても拘束時間が10時間以上になってしまいます。
さらに、お酒を提供する店舗や24時間営業のところでは深夜勤務も発生するため、生活リズムも乱れがちです。
労働基準法を守るため、半日シフトや中抜けを作って週の合計時間は調整されることもありますが、通し勤務がきついと感じる人が多いです。
他業種と比べて給与水準が低い
飲食業は、他業種と比べて給与水準が低い傾向にあります。飲食業は人件費だけでなく、店舗の家賃や食材費がかかるうえ、他店との競争も激しく利益が少なくなる傾向があるためです。
将来に対する不安を抱きやすい
飲食業で働く人は、将来に対する不安を抱きやすいです。
飲食業で必要とされるスキルには、調理や盛り付け、メニュー考案など、飲食業界でしか通用しないものがあります。
そのため、営業スキルのように業界や商材が変わっても応用できるスキルに比べると、転職先の選択肢は狭くなりがちです。
この先も飲食業でずっとやっていくのか、どのように収入を増やしていくのかと考えると、不安になることがあります。
体力仕事で年齢を重ねるほどつらくなる
飲食店の仕事は体力仕事でもあります。長時間に及ぶ立ち仕事、重い物の持ち運び、高温になる調理場での作業などは、かなり体力を消耗します。
さらに、時間帯による忙しさの波も激しく、ランチ・ディナー時には息つく暇もありません。また、腰痛や腱鞘炎になってしまうと、出勤しても他にできる業務が少ないため、勤務自体を休まざるを得なくなってしまうケースもあります。
スタッフ同士やお客の対応が大変
飲食業では、人間関係に苦労する人も多いです。店舗の立地によっては、マナーが悪いお客に悩まされることがあります。
また、飲食業のスタッフはアルバイトの比率が高いです。そのため、正社員はアルバイト教育やシフト管理もしなければなりません。
アルバイトが急に休んでしまったり、クレームを起こしてしまった際に対応を迫られたりするなど、ストレスを感じやすい仕事です。
飲食業から異業種転職が可能な理由
結論を述べると、異業種転職は可能です。飲食業から異業種転職が可能な理由として、次の2つが挙げられます。
異業種でも活かせるスキルをもっている可能性が高いから
飲食業で身に付く次のようなスキルは、異業種でも役に立ちます。
- 基本的な社会人マナー
- 協調性
- コミュニケーション力
- マルチタスクをこなす力
- 在庫・売上管理スキル
飲食業では、忙しい時でも視野を広くして、自分で考え動く力が養われます。そのため、いわゆる「指示待ち人間」になりにくく、他の業界でも活躍できることが多いです。
人手不足により採用に積極的な企業が多く存在するから
近年、少子高齢化や雇用の流動化によって、人手不足に悩む企業が増えています。今までは新卒採用しか実施していなかった大企業で、中途や第二新卒の採用を始めたという話もあります。
特に20代のような若年層では、実績よりもポテンシャルを重視される傾向があるため、異業種転職を希望する人にとっては有利な状況です。しっかり情報収集すれば、未経験でも大手・優良企業への転職を目指せます。
飲食業から転職するのにおすすめの仕事
ここからは、飲食業からの転職におすすめの仕事を紹介します。
接客・販売業
人と接する仕事が好きな人には、接客・販売業がおすすめです。飲食業で培ったコミュニケーション力や接客マナー、クレーム対応のスキルなどを活かして働けます。
また、ひと言で接客・販売業といっても、さまざまなジャンルがあります。アパレルや家電のようにモノを売る仕事、旅行や教育のようにサービスを売る仕事などがあるため、自分の興味があるものを見つけやすいのもメリットです。
営業職
コミュニケーション力に自信がある人には、営業職もおすすめです。顧客のニーズを聞き出したり、細かな気配りをしたりする点が飲食業と共通しています。
飲食業と違うのは、営業成績が収入に直結しやすいという点です。飲食業も売上目標を追うことはありますが、それによって年収が大きく変動することはなかなかありません。
一方、営業職は自分の頑張りが成績につながりやすく、給与や賞与もアップしやすいのがメリットです。
事務職
体力仕事やお客のクレーム対応などに疲れてしまった人には、事務職がおすすめです。
事務職ならデスクワークが多いため体力的に楽ですし、コミュニケーションをとる相手はほとんどが社内の人になります(営業事務などクライアントワークを含む業務を除く)。
また、経理や人事のような職種はどの企業にも存在するため、知識と経験を身に付ければ長期的なキャリアアップを目指せるのもメリットです。
IT業界
IT業界に興味がある人には、エンジニアやWebデザイナーなどの仕事がおすすめです。
IT業界は人手不足が特に深刻な業界の1つで、新卒の初任給でさえ30万円以上で募集する企業も存在します。
もちろん専門性の高い仕事ではありますが、20代~30代前半であれば、未経験者向けの社内教育を完備した企業が増えています。今後もIT人材の需要は高い状態が続くと予想されているため、若いうちにキャリアチェンジするにはぴったりの業界と言えます。
介護業界
求人が多いという意味では、介護業界もおすすめです。未経験でも採用されやすく、実際にいろいろな業界から転職してきた人たちが活躍している業界です。
人と接することが好きな人や、誰かの役に立つことで喜びを感じられる人に向いています。
ただし、体力仕事であることや、給与水準が低いことなどは飲食業と共通するため、条件の良い企業を選ぶことが重要です。
飲食業から異業種転職を目指す方法
飲食業から異業種転職を目指す方法は、以下の通りです。
異業種・未経験転職に強い転職エージェントに相談する
飲食業以外への転職を決めたら、まずは異業種・未経験転職に強い転職エージェントに相談しましょう。1人で求人情報を検索しても、業界の特性や相場、ホワイト企業の選び方などが分かりません。
そのため、行きたい業界が決まっているかどうかに関わらず、転職のプロから情報を仕入れることは大切です。エージェントには非公開の優良求人もあるので、ぜひ積極的に活用しましょう。
飲食業で得たスキルを明確にし、自己PRに役立てる
転職活動では、求人を探すのと同じぐらい自己分析をすることも大切です。
特に異業種を目指す場合、飲食業の職歴だけでは直接のアピールになりません。そのため、自分が身に付けたスキルや経験を細かく棚卸したうえで、次の仕事でどのように活かせるのかを分析し、説明することが必要です。
職歴以外の部分で、自分を採用するメリットをアピールできるようにしましょう。
希望条件を絞り込みすぎず、できるだけ多くの仕事と出会う
未経験の場合、経験者に比べれば最初から好条件で転職できる可能性が低くなります。求人を選ぶ際は、給与・仕事内容・勤務地・労働時間などさまざまな要素がありますが、全てを求めるのは現実的ではありません。
希望条件は「絶対に譲れないもの」だけにして、なるべく幅広く情報を集めることが大切です。特に未経験の人は、仕事内容について自分のイメージだけでジャッジしてしまう傾向があるので、注意しましょう。
飲食からの転職の失敗談
SNSでは、飲食業からの転職で失敗した人から次のような声があがっていました。
「給料が仕事に見合わない」「新しい職場も長時間労働だった」などの投稿が見受けられます。実際に働いてみなければ分からない部分はありますが、正しく情報収集をすることでリスク回避ができます。
転職エージェントなら、実際の残業時間や職場の空気感など、求人には載っていない情報を持っていることもあるので、ぜひ積極的に利用しましょう。
飲食業界から異業種へ転職したい人が利用すべき転職エージェント
飲食業から異業種へ転職したい人におすすめのエージェントを3つ紹介します。
ハタラクティブ
名前 | ハタラクティブ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人: 3,372件 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | LINEビデオ面談可 |
得意分野・業界 | フリーター・既卒・ 第二新卒の支援に特化 |
公式HP | https://hataractive.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | レバレジーズ株式会社 |
拠点 | 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア24F・25F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 4
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- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
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- 5
- 利用者満足度
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- 4
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 20代未経験者向け転職エージェント
- 約8割の企業が未経験OK
- 親身なサポートで内定率は80.4%!
ハタラクティブは、第二新卒をはじめ若手・未経験者の転職支援に強いエージェントです。
3,000件近い求人のうち、8割以上を未経験OKの仕事が占めています。学歴や職歴に自信が無い人でも安心して相談ができ、自分に合う企業を一緒に探してもらえるのがメリットです。
実際に利用した人からは「未経験でもこんなに求人があるのかと驚いた」「登録して話をするだけで不安が減った」などの声が寄せられています。
▼ハタラクティブの口コミ
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ジェイック就職カレッジ
名前 | ジェイック就職カレッジ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 18~35歳 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 20代、女性、中退者の転職支援 |
公式HP | https://www.jaic-college.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ジェイック |
拠点 | 東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 4
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- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
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- 5
- 利用者満足度
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- 4
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 未経験・キャリアなしの転職サポートに強み
- 就職した企業への定着率は91.5%
- 書類選考なしで企業と面接できる
ジェイック就職カレッジも、未経験の若手人材の転職支援を得意とするエージェントです。累計23,000名以上の支援実績があり、就職成功率は81.1%という高さを誇ります。
さらに「就職カレッジ」の名の通り、無料の就職講座が受けられるのもメリットです。具体的には、ビジネスマナーや履歴書の書き方、面接対策などを教えてもらえます。
そのため、社会経験が浅くて書類の書き方やマナーに自信が無い人にもぴったりです。
▼ジェイック就職カレッジの口コミ
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マイナビエージェント
マイナビのプロモーションを含みます
名前 | マイナビエージェント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~30代の若手向け求人が多い ※年齢制限なし |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://mynavi-agent.jp/ |
企業情報を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビ |
拠点 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
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- 求人数の多さ
- 5
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- 取り扱い
業種数 - 5
- 取り扱い
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- 5
- 利用者満足度
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- 4
- サポート
対応
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- 利用実績
- 5
- 第二新卒・未経験の転職に強い
- 大手マイナビグループだから安心
- 女性の転職支援も得意
マイナビエージェントは、2023年オリコン顧客満足度調査で第1位に輝いているエージェントです。大手マイナビグループという立場を活かして、多くの求人と転職ノウハウを持っています。
マイナビエージェントに登録すると、専任のアドバイザーが希望条件のヒアリングから企業紹介、応募書類の添削、面接対策、条件交渉まで手厚くフォローしてくれます。
プロのサポートを受ければ、個人で求人に応募するよりも格段に内定率アップが期待できること間違いなしです。丁寧なサポートに定評があるので、転職活動に不安を抱いている人はぜひ登録してみてください。
▼マイナビエージェントの口コミ
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【年齢別】飲食業から異業種転職を目指す際のポイント
飲食業から異業種転職を目指す際のポイントについて、年齢別に解説します。
20代 | 自分の強みを把握したうえでポテンシャルをアピールする
20代の場合は、今後の成長に期待した「ポテンシャル採用」が期待できます。ポテンシャル採用では、現時点での実績よりも意欲やコミュニケーション能力、人間性などが重視されます。
そのため、「努力家である」「協調性がある」のように、職歴とは別の視点で長所をアピールすることが効果的です。気になる求人には積極的に応募しましょう。
30代 | 飲食業で得たスキルを応募企業で活かせることをアピールする
30代というと、一般的には社会人経験が10年ほどになる頃です。そのため、転職時にはポテンシャルだけでなく経験や実績も重視されます。
異業種転職の場合、調理スキルのような飲食業に特有のものよりも、汎用スキルのアピールが効果的です。例えば、売上管理やスタッフのマネジメント、マルチタスクのスキルなどがあります。
自分が飲食業で身に付けたスキルを整理して、転職先でどのように活かせるのかを論理的にアピールしましょう。
40代以上 | マネジメント経験をアピールor人手不足の業界をチェックする
40代以上の人は、マネジメント経験をアピールすることが選考において有効です。具体的には、店舗スタッフのリーダーとして目標達成に取り組んだことや、課題を分析して解決したことなどが挙げられます。
ただし、40代になると未経験者の募集はぐっと減るのが現状です。そのため、人手不足の業界の中から、興味が持てる仕事を探すと採用される可能性が高まります。
いずれにしても、新しい業界でも柔軟性をもって、イチから勉強する姿勢を見せることも大切です。
よくある質問
異業種転職を希望する人からよくある質問にお答えします。
飲食から異業種転職を目指すなら転職エージェントを利用すべき?
異業種転職を目指す人は、エージェントを利用すべきです。理由は大きく2つあります。
- 異業種に関する知識が乏しいため
- 同業での転職に比べてアピール方法が難しいため
転職エージェントを利用すれば、転職のプロが企業情報や業界のトレンド、収入の相場などを教えてくれます。さらに、企業に対してあなたをどのように売り込むかを一緒に考えてくれるのもメリットです。
飲食からの転職は難しいって本当?
飲食からの転職は難しいですが、そもそも「簡単な転職」はありません。たとえ同業種の転職であっても、より良い条件の仕事を求める限り、比例して高いハードルがあるものです。
「飲食業は潰しがきかない」と聞いて悲観している人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。これまで頑張って身に付けたスキルを整理して、うまくアピールすれば異業種転職は可能です。ただし、選考対策はしっかり行いましょう。
飲食から異業種へ転職するなら資格があったほうがいい?
転職の際、資格はあった方が有利です。業界を問わず重宝される資格としては、TOEICや簿記などがあります。例えば、介護なら介護福祉士や社会福祉士、事務職なら秘書検定やMOSなども有効です。
そのほか、資格ではありませんがプログラミングやWebに関するスキルも、身に付けておくと転職活動時に有利に働きます。
飲食業から異業種へ転職を目指すなら転職エージェントに相談しよう!
飲食業から異業種に転職するなら、戦略的に活動することが大切です。転職エージェントを利用すれば、あなたの強みや適性を一緒に考えてくれます。
マイナビエージェントに相談すれば、非公開求人を含めた豊富な求人の中から、自分に合ったものを紹介してくれます。個人で応募すると書類選考で落ちてしまうような場合でも、エージェントがあと押ししてもらえる点も魅力です。
登録から内定まで、無料でサポートが受けられますので、ぜひ気軽に相談してみましょう。
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