履歴書でしっかりとアピールしたいです!
趣味・特技欄はきっちり書けたかな?うまくアピールに活用しよう。
履歴書は、自分の人生を左右するイベントで使う大切な書類です。完璧な状態で仕上げたくなりますよね?
そんな履歴書ですが、様々な記入欄があり特に趣味・特技なんて「何書けば良いんだよ!」と、なってしまいがちです。
そんな悩める就活生のために、今回は「履歴書における趣味・特技欄の書き方」についてまとめました!
趣味・特技は何でも良い、アピールできる内容であるかが大切
結論から言うと履歴書に書く趣味・特技は何でも良いです。
具体的に言うと趣味・特技の欄には、あなた自身をアピールできる内容を書くようにしましょう。
そもそもなぜ履歴書を提出しなければいけないのでしょうか?
履歴書はあなたがどのような人物であるかを簡潔にまとめた資料です。会社側は履歴書を読むことによってどんな人であるかをおおよそ把握し、もっと知ってみたいと思った人を次の段階である「面接」に進ませるわけです。
例えばお酒・パチンコが履歴書に書く趣味に向かないのは、相手に「先のことを考えてなさそう」とか「お金の管理が悪そう」と言ったようなマイナスのイメージが真っ先に浮かび上がってくるからです。
履歴書は自分が会社に与える第一印象だと思っていいよ。
そもそも趣味と特技の違いってなに?
趣味が高じたものが特技、という風に考えてもらえれば大丈夫です。
例えば音楽を聴くのが趣味だとすれば、その曲の名前を全て当てられるというのは特技になります。
このような区別の仕方で趣味と特技を記載しましょう。
趣味・特技の使われ方
履歴書の項目は全て何らかの方法で会社側に活用されています。
写真だったら本人確認、経歴であれば本人の基礎学力を測る判断材料となっています。
では趣味・特技はどのような使われ方をしているのでしょうか。
就活生を深掘りする
就活生がとのような人であるかを確かめるための判断材料の一つとして、用いている会社が多いです。
趣味・特技について面接の場で話させることによって、一つのことに熱中できることができる人か否かを判断しています。
SPIなど、記述式の検定で発見出来ない能力を見つける材料にもなるんだ。
アイスブレイク
面接官と就活生の間の緊張をほぐすために使われることも多いです。
ガチガチに緊張している状態だと、本人が話したかった内容や本来であれば答えられるはずの質問に回答できない可能性があります。
趣味・特技の書き方
書く内容は上で記したことを意識すれば問題ないですが、いくつかの注意点があります。
浅い趣味は書かない方が良い
軽く知っている程度のものだったり、就活に向けて即席で作った趣味を履歴書に書くのは避けましょう。
面接では履歴書に書かれていた内容を問われることが多いです。履歴書の内容をより深く探ってくるので、「何で好きなの」「魅力は何」「どういうものなの」という質問をされます。
そこで浅い趣味であると、返答の仕方に困り、内容があやふやなものになってしまいます。面接官に「コミュニケーション能力が低い」だとか「考え方が浅はかな人」と思われてしまうかもしれません。
履歴書に記述するために、嘘をつくなんていうのはもってのほかだよ。
アピールしたい内容に沿って文を構成する
上記で述べたように履歴書とは会社に与えるあなたの第一印象です。
ですので自分が何をアピールしたいかを考えて文を構成するようにしましょう。
受けた企業のビジネス内容と、関係のあるものだとより良いですね。
文章は分かりやすく簡潔に
基本的に趣味・特技を記載する欄は他の項目と違い狭くなっています。
その狭い枠の中に長文を書かれたら採用担当者も大変ですし、読む気も失せてしまいます。
自分で細かい項目内容を書き、簡潔な文を書くことを心がけよう。
書くのを避けた方が良い趣味・特技
最初の方にアピールでき、第一印象で悪いイメージを待たれないものであれば良いと言いましたが、履歴書では書くのを避けた方が良い項目もあります。
ギャンブル
パチンコやスロットなどの遊技機、競馬や競艇などの公営ギャンブルを趣味を記載するのは避けた方が良いでしょう。
ギャンブルを趣味欄に記載する事で「計画性」、「堅実性」といったポイントにおいてマイナスイメージを持たれてしまう可能性が高くなります。
趣味にする事は悪い事ではないけど、記載は避けよう。
犯罪を連想させる
ハッキング、動物の解剖、エアガンのコレクトなど、法律に触れてしまう可能性が大きい趣味・特技を履歴書に書くのはやめておいた方が良いでしょう。
倫理遵守の観点からこのような趣味を持つ人を会社に迎え入れるのはリスクが大きいと捉える企業も多いです。
履歴書や面接といった限られた時間の中で、自分を相手に伝える場面で扱うのは得策ではないですね。
政治・宗教
人によって考え方や価値観が異なるものを記載するのも良いとは言えません。
思考の根底にあるものの違いは対立を生みやすく、社内での大きなトラブルにつながってしまうことを懸念して、採用を避けられてしまうことが多いです。
ゲーム・アニメ・アイドル・漫画
これは受ける企業にもよります。
今では日本のサブカルチャーは世界に発信される産業になり人々の見方も変わってきましたが、関連の企業やよっぽどその趣味に対しての熱量がなければ履歴書には記載しない方が良いでしょう。
文の記入例
以上を踏まえた上で、履歴書での趣味・特技の書き方をいくつかのパターン別にまとめてアピールポイントを記していきます。
スポーツ
バスケ(小学校の頃からずっと続けていて、現在はチームの代表をしています)
- 小学校から続けているということで「継続力」をアピールすることができる
- 体力面やコミュニケーション力があることを示すこともできるので評価されやすい
勉強系
洋画(英語圏の映画を週末に見ていて、200本以上の映画をすでに見ている)
- 英語に対して前向きであることを示せる
- 一つのことに対して注げる熱量の大きさを示せる
鑑賞系
ライブ(ストレスを発散させたり、新しい出会いに繋げています)
- 独自のコミュニティーがあることを証明
- 面接にてどのようなことにつながるかを発表できるかが重要
特殊系
座禅(毎日就寝前にやっていて、リセットの意味でやっている)
- 「精神力」の保持をアピールできる
- 面接での話題につなげることができる
趣味がない人はどうすれば良いの?
上記の理由で書ける趣味・特技が無くなった、そもそも趣味・特技がない人はどうすれば良いでしょう。
「特になし」と書くことも間違えではありませんが、得策とは言えません。そんな人は、最近の自分や自分の生活リズム・出来事を振り返ってみましょう。
小学生の頃から毎日欠かさず新聞を読んでいるのであれば、「継続力」や「情報量」のアピールにつなげることができます。人を助ける(席を譲る、道案内をしてあげるなど)であれば、「観察力」や「行動力」をアピールすることができます。
趣味・特技がない人は自分を振り返り、アピールに繋げられそうな習慣や行為を記載しよう。
まとめ
趣味や特技は他の項目と比べるとあまり触れられず、軽視されがちです。しかし、趣味・特技を書く理由や書くことで得られるメリットを見直してみると、意外と大切な項目である事がわかります。
就活まで時間にまだ余裕がある方は趣味を再度見直したり、新しく見つけてみるのも良いかもしれません。