問題の多い職場では優秀な人がどんどん辞めていくことは少なくありません。
なぜなら、優秀な人は自分の会社の状況を見極め、まずいと思った職場はすぐに見切りをつけて退職をするからです。
それに危機意識も高く、常に色々な情報をキャッチしているため、状況が悪くなる前に颯爽といなくなってしまいます。
そして優秀な人が辞めた後、会社はドンドンやばい状況になっていくのです。
実際、仕事のできる人が辞めた後、会社はどうなるのでしょうか?
また、自分も優秀な人に続いて会社をやめたほうがいいのでしょうか?
そこで今回は、『優秀な人が辞めた後はどうなるのか』、『優秀な人がすぐに辞める理由』についてご紹介していきます。
さらに、自分も同じように転職や退職すべきかどうかもお話しているので、ぜひ参考にしてみてください!
・優秀な人が辞めると、『人手不足』や『業績悪化』が起こり、職場全体の士気が低下する。
・相談したくても優秀な人がおらず、切羽詰まった状況に追い込まれるので注意。
・まずは転職活動するのがおすすめだが、辞めづらくなる前に自分優先で退職した方が良い
優秀な人が辞めた後はどうなる?できる人がいなくなった後はやばい!
今まで大きな仕事をしていた優秀な人が急に辞めてしまった。
職場でエース級の人たちがどんどん辞めてしまうと、今の会社は大丈夫なのか心配になりますよね。
優秀な人が辞めてしまうと、残された人たちでその人の分をカバーする必要があり、より忙しく働くことになります。
それだけでなく、できる人が辞めた後は色々な問題が起こってしまうんです。
そこでまずは、優秀な人が辞めた後に起こりがちなことをご紹介していきます。
あなたももしかして、この取り残される社員の1人になっていませんでしょうか?
優秀な人ほど会社の状況が見えているので、本当にヤバくなる前に転職の準備など行動に移していきましょう!
優秀な人が辞めた後に起こること①:仕事が回らなくなる
まず優秀な人が辞めてしまった後に起こることは、『仕事が回らなくなること』です。
人がどんどん辞めてしまうことを「退職ラッシュ」と言いますが、退職ラッシュが起こった職場では人手が足りなくなります。
ギリギリの人数で仕事をしていた場合、1人辞めた時点でいつも通りの業務ができなくなることさえあるでしょう。
しかも、優秀な人はたくさんの仕事を引き受けていることもあり、その穴埋めをするのはかなり大変です。
このように、小さな職場にとっては、優秀な人が1人辞めただけでも死活問題になってしまいます。
辞めていく人数によっては、倒産してしまう可能性も0ではありません。
会社にとって従業員はとても大切な財産なのですが、その中でも優秀な人が辞めるのは大きな損失となるでしょう。
このように、優秀な人が辞めた後は仕事が回らなくなる可能性も高いので、やばいと思ったら早めに動き出すことをおすすめします。
優秀な人が辞めた後に起こること②:上手に指示を出す人がいない
優秀な人が辞めてしまった後に起こること、続いては『上手に指示を出す人がいなくなる』です。
実際、仕事ができる人はリーダーを務め、他の社員をまとめていることが少なくありません。
それに、明るいムードメーカーだったり、みんなのやる気を上げるモチベーターの役割も持っています。
そんな優秀なまとめ役がいなくなると、当然、職場は混乱に陥ってしまうのです。
積極的にチームを率いてドンドン仕事をこなす、仕事が円滑に回るように周りをサポートする存在がいなくなる。
言うまでなく、会社にとっては大ダメージとなるでしょう。
優秀な人が辞めた後に起こること③:困った時の相談相手がいなくなる
優秀な人が辞めてしまった後に起こることとして、『困った時の相談相手がいなくなる』ということも挙げられます。
実際、仕事ができる人は周りの人から相談されたり、新人教育をに行っているケースが少なくありません。
それに、優秀な人は冷静に物事を判断できるため、仕事の相談でも的確に返事ができ、とても頼りになる存在です。
そんな頼れる相談相手がいなくなると、当然、職場全体の士気や仕事の質が低下することになるでしょう。
また、優秀な人の後を追うように退職してしまう人も出てくるかもしれません。
このように、優秀な人が辞めた後は仕事面で深刻な問題が起こりやすくなってしまいます。
そのため、もし優秀な人が退職した後にやばいと思ったら、あなた自身もすぐに辞めれるよう行動し始めておきましょう。
人手不足になればなるほど辞めづらくなっていくので、早く動くに越した頃はありませんよ!
なぜ優秀な人ほど突然辞めるのか?優秀な人が会社を辞める理由!
「優秀な人ほど会社を突然辞める」
皆さんもこの言葉を耳にしたことはないでしょうか?
実際、これは事実であり、優秀な人ほど自分の将来や会社の将来から逆算してすぐに行動する傾向にあります。
そう、優秀な人がやめるにはちゃんとした理由があるんです。
そこで続いては、なぜ優秀な人ほど会社を突然辞めるのか、その理由についてご紹介していきます!
働いている会社に未来がないから
まず、優秀な人が辞めていく理由は、『働いている会社に未来がないから』というものが少なくありません。
成長がピタリと止まっていたり、逆に業績が悪化していたりする会社だと、優秀な人はすぐに見切りをつけます。
なぜなら、優秀な人は自分の会社の評価や業績を常にチェックしており、アンテナを広げて情報収集しているからです。
また、働き続けることでキャリアアップや成長に繋がらないと感じて辞めていく人も少なくありません。
とにかく優秀な人は、目の前のことだけでなく、会社の将来や自分の人生など長い視点で物事を考えているんです。
それに早く行動すればするほどうまくいくことを知っています。
そのため、少しでも将来に不安がある会社は早めに見切りをつけて退職することが少なくありません。
もし今の会社の業績が悪化しているなら、あなたも転職活動を始めたり、退職するなど早めに行動を移していきましょう!
会社から適正な評価を受けていないから
優秀な人は自分の能力の高さをきちんと把握しています。
そのため、会社から適正な評価を受けていないと判断した場合もすぐに見切りをつけて退職する傾向にあるのです。
自分の能力を正当に評価してくれない会社では、頑張って働いても貢献しようという気持ちにはなれません。
また、優秀な人が適正な評価を受けられないのは、上司が関係していることも多くあります。
直属の上司との関係が良くない場合は不当に低評価を受け、昇給やキャリアアップも望めなくなることもあるのです。
優秀な人からすれば、このような上司がいて、適正な評価をしてくれない会社は早く辞めてしまうのも当然の話。
他の会社へ転職すれば、重宝して評価してくれることが分かっているため、今の会社にこだわり続ける必要はないのです。
今の会社で働いていても昇給に限界があると気づいたから
さらに、優秀な人は「これ以上働いていても給与は上がらない」と気づいた時も、退職を決意する傾向にあります。
仕事は給料だけがすべてではありませんが、それでも給与が良いとモチベーションも上がりますね。
それに自分の仕事ぶりや能力を評価してくれてると感じやすいのも給与です。
歩合で評価してくれて、頑張った分だけ昇給する会社なら、もっと頑張ろうという気持ちになれるもの。
ですが優秀な人は、昇給が止まったり、年功序列で上のポストが空いていなかったりすると、もっといい会社で働きたくなるのです。
やってもやらなくても同じだと思うと、当然、やる気は上がりません。
そのため、「自分はもっと稼げる人材だ」と考える人は、今の会社に見切りをつけて次の会社を探し始めます。
業績が上がっていて勢いのある会社に優秀な人材が集まりやすいのは、昇給の見込みがあることも大きく関係していますね。
もしあなたも自分はもっとやれると思っているのであれば、自分を評価してくれる会社を探してみてください!
優秀な人が辞めた後はどうすべき?今すぐできる対処法をご紹介!
先ほどもご紹介したように、優秀な人が職場を辞めるのは誰もが納得するような理由があるからです。
行動も早いので、気づいたとしても止めることができなかったり、いつの間にか退職することも少なくありません。
では、もしも優秀な人が辞めてしまったら、その後に残された自分はどう行動すべきなのでしょうか?
仕事が回らなくなったり、相談相手がいなくなったり、会社が崩壊する前に動き出していきましょう!
対処法①:自分も将来について考える
優秀な人が辞めてしまった職場は、おそらく未来がない会社であることが少なくありません。
向上心があって成長したいから辞める人もいますが、結局それも「もっといい会社があるから」です。
そのため、自分もその会社にずっと居座って、果たして将来があるのか考えてみることが大切になります。
「その会社で定年まで働きたい」という信念を持っているならそれも良いでしょう。
しかし、そこまでの情熱やこだわりがないなら、早々に見切りをつけた方が良いかもしれません。
20代や30代でも、年齢を重ねるとドンドン自分の市場価値が下がってしまいます。
そう、年を取れば取るほど、何かしら能力がない限り、転職は難しくなってしまうのです。
なので、自分の将来について深く考え、今の会社ダメだなと思ったらすぐにでも行動した方が良いでしょう。
退職にも慎重になると思いますが、残された人生を有意義なものにしたいなら迷っている暇はありません。
優秀な人が辞めた職場では、この先もっと過酷な労働を強いられる可能性もあります。
そのため、よく考えつつも、早めに動き出していきましょう!
対処法②:自分の給料や仕事の適正を見直す
また、今の会社に留まるかどうか考える時は、自分の給料や仕事の適正について見直してみてください。
というのも、長く勤めていると今の会社が基準になりますが、他の会社と比べて給料が低すぎたり、仕事量が多すぎることも少なくありません。
これは当然、会社が教えてくれることはないのです。
そのため、色々な情報を集めて、今の会社と自分の立場などを考慮して、本当に健全な状態で働けているのか確認してみてください。
明らかにおかしい点が見つかった時は、働きながらでも転職活動をしてみるといいでしょう。
自分にとって良い会社で働くためには、じっくりと転職活動を行なって、納得いく会社を見つけることが大事ですよ!
対処法③:自分にあった転職先を探してみる
色んな事情を考慮して、やはり自分も会社を退職しようという結論に至ったら、とにかく早く行動することが大切です。
なぜなら、転職は1日でも早ければ早いほど、良い会社に巡り合えるチャンスが増えることになるからですね。
転職はタイミングが大切。
そのため、長く迷っていると、その間にも自分に向いている仕事の求人はどんどんなくなっていきます。
また、転職には年齢などを考慮する会社もありますので、少しでも若い人の方が採用率は高くなるでしょう。
自分の市場価値を下げないためにも、なるべく早く動き出した方がいいのです。
それに、今はネットでも会社の求人情報を見ることができます。
自宅にいながら転職活動ができるので、隙間時間を使うことで短期間で次の仕事を見つけることもできるでしょう。
世の中には色々な仕事があり、会社の雰囲気も職場によって全然変わってきます。
そのため、早くから転職に向けて動き出して、自分の納得いく会社を見つけ出してください!
転職活動をする際は企業の内情をよく知っている転職エージェントの利用をおすすめします。あなたの適性や性格とマッチした会社を紹介してくれので、ミスマッチを防ぐことができます。
おすすめの転職エージェントについては「転職エージェントおすすめ32選|人気の理由や独自調査した口コミなどをもとに徹底比較!」で紹介しているので、この記事と合わせてご覧になってください。
まとめ
優秀な人が辞めた後は、人手不足で仕事が回らなくなったり、単純に業績が悪化したりと、やばい状況になることが少なくありません。
そんな状況で最後まで職場に残ってしまうと、これらの弊害を一身に受けて、疲れ切ってしまうでしょう。
そして。相談したくても優秀な人がいないので、切羽詰まった状況に追い込まれることもあります。
このような事態にならないためにも、優秀な人が辞めた時点で自分も会社の異変をキャッチしてすぐに行動することが大切です。
さらに、別の会社に転職するなら、自分が働きやすくて能力を評価してくれる会社を選ぶようにしてください。
特に、今勢いに乗っている会社がおすすめです。
「転職したけど、次の会社も失敗だった」 なんてことにならないためにも、早く動き出して理想の会社を見つけ出してください!