金融業界への就職はやめとけって言われたんですけど……
やめとけと言う意見もあるけれど、銀行の人気は今でも高いよ!
「金融業界への就職はやめとけ」と言われて、卒業後の進路に悩む方もいるでしょう。
確かに金融業界の仕事には向き不向きがあり、入社してからツライと感じる方もいます。しかし、仕事への目標とガッツがあれば、自分を成長させられる業界です。
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金融業界へ新卒就職するのはやめとけと言われる理由
金融業界へ新卒就職するのはやめとけと言われる理由には、以下の7つがあります。
ブラック企業が多いと言われている
金融業界にはブラック企業が多いという意見があるよ。
華々しいイメージの金融業界ですが、ブラック企業が多いというイメージもあります。一般的に以下の特徴に当てはまるのがブラック企業です(参考:厚生労働省)。
- 労働者に対して極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行している
- 上記の状況下で労働者に対して過度な選別を行う
ただし金融業界の企業すべてが、ブラック企業の特徴に当てはまっているわけではありません。ブラックだと決めつけてしまうと、就活の選択肢を制限してしまいます。
数値目標が厳しくプレッシャーが常にかかる
金融業界は常にノルマに追われているという話も聞きますよ。
金融業界ではほかの業界と比べて、社員に対して厳しいノルマが課せられます。ノルマのせいでプレッシャーが常にかかり、仕事がツライと感じる方は多いです。
特に銀行員は証券や保険、カードローンなど多くの販売ノルマがあります。ノルマを達成できないときには、人前で叱責されることもあるでしょう。
厳しいノルマに耐えられない場合があることも、金融業界はやめとけと言われる理由のひとつです。
銀行は特に激務だと言われている
ドラマなんかでも銀行員が激務な様子は描かれているよね。
金融業界の中でも銀行は特に激務だと言われています。銀行を舞台としたドラマで、銀行員が深夜まで残業している姿を見たことがある方は多いでしょう。
銀行員の仕事は保険商品の販売から事務作業まで多岐にわたります。若手のうちは膨大な作業に追われて、遅くまで残業しているのも事実です。
激務には耐えられないと思う方は、金融業界への就職はやめておきましょう。
プライベートの時間が激減する
金融業界に就職すると、土日も資格の勉強で潰れてしまいますよ。
金融業界の休日はカレンダーどおりではありません。土日に顧客向けの相談会を行っているため、担当部署では休日出勤が当たり前です。
また金融業界では1年目から大量の資格取得を命じられます。平日に残業が多い場合は勉強する時間が取れず、休日を勉強に充てるしかありません。
プライベートの時間を大事にしたい方は、金融業界に進まないほうが良いでしょう。
メガバンク含めて将来性がない
銀行の収益は年々下がっていっているみたいだよ。
銀行といえば将来安泰なイメージがありますが、右肩下がりの業績が続いています。銀行に入社して長期的に働くことを考えると、将来性がないと言われるほどです。
多くの銀行ではAI導入が始まっており、人員削減のために大規模なリストラが起こる可能性があります。
激務でプライベートな時間がないうえに、将来性までないと言われる状態です。同じ企業で長く働き続けたい方は、目指す業界を見直したほうが良いでしょう。
転勤(異動)が多い
転勤が多いので、環境に適応できる方じゃないとついていけませんよ。
ほかの業界と比べて銀行は転勤が多く、2~3年に1回の頻度で異動させられます。
金融業界で転勤が多い理由は、横領や不正融資などを防止するためです。顧客と仲良くなりすぎて、冷静な判断ができなくなるのを避ける側面もあります。
金融業界の中でも銀行に入社する場合、頻繁な転勤は避けられません。特にメガバンクでは都道府県をまたいだ転勤があることも覚えておきましょう。
離職率が高い
金融業界はせっかく就職したのに辞めてしまう方が多いんですね。
金融業界では離職率が高い傾向があります。離職率の高さは、金融業界がブラックと言われる理由のひとつです。
実際に新卒入社から3年以内での離職は3割、5年で5割というデータが出ています(参考:厚生労働省)。
離職率の低さを知っている方にとって、「金融業界はやめとけ」という意見が出てくるのは当たり前でしょう。
金融業界に入って後悔した先輩のリアルな声
金融業界に入って後悔した先輩のリアルな声を見てみよう。
年末の地元の集まりにも入れない、お盆休みもない、まじで金融業界辞めたい
引用:X
たまに前職のことを思い出す。もう金融業界には戻りたくないし、戻れない。よく7年も頑張ってたよな…わたし。今の仕事のが何倍も楽だよ…。肩こりと眼精疲労はつらいけど。前職と給料変わらないのに😥なによりお昼の時間がちゃんと取れるのがありがたい…✨
引用:X
口コミにもあるように、金融業界は激務で休日が少ない傾向があります。年末年始だけでなくお盆の休みもほとんど取れないため、仕事を辞めたいと後悔している方が多いです。
また金融業界から転職した方からは「もう金融業界に戻りたくない」との声もありました。
実際に入社してから後悔した先輩が多いので、金融業界を目指すかどうかは慎重に決めましょう。
やめとけと言われる銀行は今でも就職人気ランキング上位って本当?
銀行は今でも就職人気ランキングの上位に入っているんですね。
まずは25卒の人気ランキングを確認してみよう。
- 1位:三菱UFJ銀行
- 2位:みずほフィナンシャルグループ
- 3位:三井住友銀行
参考:キャリタス就活2025
- 2位:三菱UFJ銀行
- 3位:みずほフィナンシャルグループ
- 5位:三井住友銀行
参考:キャリタス就活2024
- 5位:三菱UFJ銀行
- 6位:三井住友銀行
- 21位:みずほフィナンシャルグループ
参考:キャリタス就活2023
- 15位:みずほフィナンシャルグループ
- 25位:三井住友信託銀行
- 33位:りそなグループ
参考:東洋経済オンライン
- 69位:三菱UFJ銀行
- 121位:三井住友銀行
- 124位:みずほフィナンシャルグループ
参考:Rakuten みん就
21卒~25卒までの人気ランキングを見てみると、銀行の順位が年々上がっています。
21卒ではコロナ禍の影響でランクが落ちていますが、25卒では三菱UFJ銀行とみずほファイナンシャルグループ、三井住友銀行、が上位3位を占める結果となりました。
新卒就活で銀行が勝ち組と言われていた理由
新卒就活で銀行が勝ち組と言われていた理由には以下の3つがあります。
安定した給料と長期雇用が約束されていた
安定した給料と終身雇用で、入社すれば将来安泰と言われていたんだよ。
以前は銀行に入社すると、安定した給料と長期雇用が約束されていました。安定した給料には大きなアドバンテージがあり、銀行の給料は今でも高い傾向です。
しかし、銀行でも急なリストラや早期退職募集があり、終身雇用という神話は崩壊してしまっています。
近年は銀行の業績不振から、年功序列で出世できるわけでもありません。銀行に入社しても将来安泰ではないことを覚えておきましょう。
高給でホワイトなイメージがあった
高給取りでホワイト企業の代表は銀行という時代もあったんですね。
高給でホワイトなイメージがあったことで、銀行に就職すれば勝ち組と言われていました。確かに銀行は高給であり、メガバンクに入社できれば年収で周りを大きく引き離せます。
しかし、高額な年収を得る代わりに多くの犠牲があることを忘れてはいけません。
激務のためにプライベートの時間を確保できず、心の余裕がなくなる可能性があります。年収だけでなく、仕事のやりがいについても考えて就職先を選びましょう。
社会的な地位が高い印象がある
銀行員というだけで、優秀な人間として見られる面があったよ。
銀行員は社会的な地位が高い印象があり、新卒入社すると勝ち組と言われていました。
特にメガバンクには誰もが知る有名企業が多く、「何の会社?」と聞かれることはありません。ブランド力を持っているため、世間体はかなり良いでしょう。
実際に部屋を借りる際に審査に通りやすい、金融企業からの融資を受けやすいなどのメリットがあります。
このように一部では世間体の良い企業に勤めること自体が、勝ち組とされているのです。
金融業界(銀行)への新卒就職が向いている人
金融業界に興味があるけれど、自分が向いているのかわかりません。
ガッツやチャレンジ精神があれば、金融業界でもやっていけるよ!
金融業界(銀行)への新卒就職は以下のような方におすすめです。
- ノルマ達成のプレッシャーに耐えられる自信がある
- とにかく働いて稼ぎたい
- 営業スキルを身に付けたい
- 大きな規模で経済やお金を動かす仕事がしたい
- さまざまな業界の人々と関わりを持てる仕事がしたい
金融業界で働き続けるには、プレッシャーに耐えられる強い精神力が必須です。営業スキルを身に付けながら、しっかり稼ぎたい方も金融業界に適しています。
また銀行の仕事はさまざまな業界の経営者と関わり、大きなお金を動かすものです。向上心のある方であれば、やりがいを感じて仕事を続けられるでしょう。
銀行以外で新卒就活におすすめな金融業界の企業一覧
金融業界には銀行以外のさまざまな企業が存在しています。金融業界に興味がある方は、広い視野を持って自分に合った企業を探してみてください。
外資系投資銀行
外資系投資銀行は積極的に働いて稼ぎたい方におすすめです。
外資系投資銀行は法人向けの証券業務に特化した銀行です。具体的には一般企業や機関投資家に対して資金調達などのサポートを行います。
外資系投資銀行の有名企業は以下のとおりです。
- ゴールドマン・サックス証券株式会社
- JPモルガン証券株式会社
- シティグループ証券株式会社
外資系投資銀行は年収が高く、成果を上げた分だけ実績を評価してもらえます。スキルを身に付けて、ガンガン稼ぎたい方におすすめです。
VC(ベンチャーキャピタル)
ビジネススキルを上げたい方はVCを検討してみよう!
VC(ベンチャーキャピタル)は、今後の成長が見込めそうな未上場の企業に対して投資を行う企業です。投資先を成長させるために、人材紹介や経営支援を行うことも業務に含まれます。
VCの有名企業は以下のとおりです。
- ジャフコ グループ株式会社
- フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
- SBIホールディングス
VCでは投資先の選定に経営やマーケティングに関する知識が必要です。働きながらビジネススキルを上げたい方は、VCもチェックしておきましょう。
FinTech系企業(金融×テクノロジー)
FinTech系企業への投資は活発で将来性に期待できますよ!
FinTech系企業は金融機関向けにITを活用したサービスを提供する企業です。例えば、クラウド会計サービスや資産運用ロボット・アドバイザーなどは、FinTech系企業により生み出されました。
FinTech系の有名企業は以下のとおりです。
- freee株式会社
- Quoine株式会社
- テックビューロ株式会社
これからの金融業界にはFinTech系サービスが必須です。成長に期待できる企業への入社を目指すなら、FinTech系企業も検討してみてください。
仮想通貨系企業(取引所・投資)
仮想通貨はどんどん市場を拡大している分野だね!
仮想通貨系企業は、個人や法人投資家に対して暗号資産取引の場を提供する企業です。主な業務内容にはカバーディーリング業務や市場分析などがあります。
仮想通貨系の有名企業は以下のとおりです。
- Coincheck
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
仮想通貨は比較的新しい金融分野であり、その多くはベンチャー企業です。自分のスキルで仕事に貢献したい方は、仮想通貨系企業も視野に入れておきましょう。
金融業界に就職するか迷った時のおすすめ就活法
金融業界への就職で迷ったら以下の方法を試してみてください。
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- キャリアエッセンス
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金融業界志望の就活生によくある質問
金融業界志望の就活生によくある質問を紹介します。
金融業界への就職は学歴(出身大学)が重要?
銀行への就職を目指す場合、学歴を重視されることがあります。しかし、金融業界でも外資系やFinTech系は実力主義であり、スキルや人柄がマッチすれば就活を成功させられるでしょう。
地方銀行・信用金庫など他の銀行への就職もやめとけって本当?
地方銀行・信用金庫などへの就職もやめとけと言われています。メガバンクと比べて規模が小さくなるだけで、業界全体の流れや業務内容はほとんど変わらないからです。
相当な思い入れがない限りは、志望業界を見直したほうが良いでしょう。
メガバンクと地方銀行では同じ銀行でも対策が異なる?
メガバンクと地方銀行では、選考対策の内容を変えなければなりません。銀行ごとに特性があり、「ほかの銀行ではなく、なぜうちを志望するのか?」という質問が必ずあります。
就活のプロに相談して、企業ごとの対策を行ってください。
金融業界はなぜ給料が高い?
金融業界の給料が高いのは、国から規制を受けた業種であり参入障壁が高いからです。
規制業種が事業を拡大するには国の許可が必要になります。ほかの業種ほど競争環境が厳しくないため、獲得した利益を給料に還元できているのです。
まとめ:金融業界は企業選びで決まる!自己分析と企業研究を極めよう!
金融業界は就職人気ランキングの上位に入っていますが、新卒就職はやめとけと言われています。なぜなら、想像している以上に激務であり、場合によってはプライベートな時間がなくなってしまうからです。
それでも金融業界に興味があるなら、まずは金融業界への適性をチェックしてみてください。JobSpringに相談すれば、金融業界に合っているかを判断してくれます。
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