- 40代障がい者の就労状況
- 転職を成功させるためのポイント
- 40代障がい者におすすめの転職エージェント
障がいの有無にかかわらず、転職するタイミングは若いほうが有利です。しかし、障がい者の雇用者数は年々増えており、40代の障がい者にも転職チャンスがあるので安心してください。
本記事では、40代の障がい者が転職で失敗しないために、押さえておくべきポイントを解説します。おすすめの転職エージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
40代の障がい者が転職を成功させるなら、ランスタッドチャレンジドを利用するのがおすすめです。障がい者向けの求人を専門に扱っており、40代の転職をバックアップしてくれます。
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40代障がい者の就労状況について
40代障がい者の就労状況について紹介します。
- 障がい者雇用の機会は年々増えている
- 働いている40代は精神障がい者の割合が多い
- 40代の障がい者の求職申し込み数は年々増えている
まずは雇用機会が増えていることを確認してみましょう。
障がい者雇用の機会は年々増えている
障がい者雇用の機会は年々増え続けている状況です。平成19~28年度までのハローワークにおける職業紹介状況を見てください。
平成19年度の就職件数は45,565件ですが、平成28年度には93,229件まで伸びています。平成20年度から8年連続で就職件数が増加しており、障がい者が転職しやすい状況です。
「障がい者だから仕事が見つからない」という状況ではないため、転職に積極的に挑戦するのが良いでしょう。
働いている40代は精神障がい者の割合が多い
働いている40代障がい者の割合で最も多いのは精神障がい者です。
厚生労働省が実施した調査によると、40代の障がい者では精神障がい者の割合が30%を超えています。
また、厚生労働省の障害者白書では、うつ病等の疾患が40歳以上で発生した方の割合は30.7%です。
このように、働いている40代障がい者に精神障がい者が多いのは、会社で責任が重いポストに就き大きなストレスを抱えているからと考えられます。
参考:内閣府「障害者白書」
40代の障がい者の求職申し込み数は年々増えている
厚生労働省の調査結果から、40代障がい者の求職申し込み数が年々増えていることがわかりました。
平成23年度と平成28年度を比較すると40~44歳では18.3%、45~49歳では33.1%も増加しています。障がい種別で見ると、精神障がい者の申し込み数が増加傾向です。
障がいの有無を問わず40代の転職需要は高まっており、多くの企業が人材を求めています。そのため、同時に求職数も増えているのでしょう。
40代障がい者が転職する前に考えておくべきこと
40代障がい者が転職する前に考えておくべきことを3つ紹介します。
- 一般枠と障がい者雇用枠のどちらで求人探しをするかを決める
- 一般枠の場合はオープン就労かクローズ就労かを検討する
- 自分の障がいをよく理解し、説明できるようにしておく
障がい者の転職について理解し、効率良く転職活動を進めましょう。
一般枠と障がい者雇用枠のどちらで求人探しをするかを決める
40代障がい者が転職する場合、一般枠と障がい者雇用枠のどちらで求人探しをするかを決めなければなりません。
一般枠とは通常の求人のことで、障がいの有無にかかわらず選考を受けられます。求人の選択肢が多く、昇給・昇進を狙えるのが魅力です。
障がい者雇用枠は、企業が障がい者雇用を行うために設けられています。障がいへの理解を得られやすいですが、一般枠よりも求人の選択肢が少ないのがデメリットです。
どちらの枠が自分に向いているのかを、しっかり判断しましょう。
一般枠の場合はオープン就労かクローズ就労かを検討する
一般枠で転職活動を進める場合には、オープン就労とクローズ就労の2種類があります。
オープン就労とは、障がいがあることを周りに開示して転職活動を行うことです。障がい者であることを前提に雇用してもらえるため、周囲の理解を得やすくなります。
ただし、自分だけで転職活動を進めると、障がいを理由に内定を獲得できない場合があるため注意してください。
また、クローズ就労は、障がいがあることを企業に開示せずに転職活動を行うことです。業種や職種の選択肢は増えますが、勤務形態や業務内容で配慮してもらえない可能性があります。
自分の障がいをよく理解し、説明できるようにしておく
40代障がい者は転職活動を始める前に、自分の障がいをよく理解し、説明できるようにすることが重要です。
企業側に理解してもらうには、自分の障がいや症状について詳細を述べられるようにしなければなりません。そのためには、自分ができること・できないことの整理が必要です。
自分の障がいについて深く理解していれば、面接で状況をきちんと伝えられます。自分を客観的に分析して、職場での希望についてもピックアップしておきましょう。
40代障がい者が転職を成功させるためのポイント
40代障がい者が転職を成功させるためのポイントを3つ紹介します。
- 企業側が障がいを配慮してくれるかどうか調査する
- 自分の強みを整理して会社にどう貢献できるのかをアピールする
- 障がい者向けの転職サービスを使う
ポイントをしっかり押させて、転職活動に活かしましょう。
企業側が障がいを配慮してくれるかどうか調査する
障がい者が転職活動を進める際は、企業側が障がいを配慮してくれるかどうかを調査してください。
障がい者が快適に働くには、周囲の理解やサポートが欠かせません。職場でサポートしてもらえるかどうかで、対応できる業務範囲も異なります。
障がいに配慮してくれる企業に転職するには、障がい者雇用に力を入れている企業を選ぶことが大切です。
応募企業を決める際は、すでに働いている障がい者がいるかどうかをリサーチしましょう。
自分の強みを整理して会社にどう貢献できるのかをアピールする
40代の転職では意欲や熱量よりも、経験や実績が重視されます。そのため、自分の強みを整理して、会社にどう貢献できるのかをアピールしてください。
転職で失敗してしまうのは、アピールの仕方が間違っているからです。40代は即戦力を求められるので、今までの経験や実績を適切に伝えなければなりません。
自身の経験や実績を具体的な数字やストーリー形式を用いて伝え、どのように活躍できるかをアピールしましょう。
障がい者向けの転職サービスを使う
40代障がい者が転職を成功させるには、障がい者向けの転職サービスを活用するのがおすすめです。
例えば、ハローワークは全国に設置されており、豊富な求人を取り扱っています。障がい者向けの転職・就職フェアは、一度に多くの企業とコンタクトを取れるのが魅力です。
また、障がい者向けの転職エージェントでは、障がい者雇用に特化した求人を取り扱っています。エージェントが選考対策から交渉まで対応してくれるため、転職が初めての方でも安心です。
さまざまな障がい者向け転職サービスがあるので、自分に合ったものを見つけましょう。
40代障がい者が転職する際におすすめの転職エージェント
40代障がい者が転職する際におすすめの転職エージェントを紹介します。
- ランスタッドチャレンジド
- dodaチャレンジ
どちらも障がい者の転職に特化しているため、自分に合った求人が見つかります。
ランスタッドチャレンジド
名前 | ランスタッドチャレンジド |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:378件 非公開求人:- (2025年1月7日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 全年代 |
対応エリア | 全国 精神障がい者の方: 現住所が東京・神奈川・千葉・埼玉の方のみ |
オンライン面談 | △(電話面談は可) |
得意分野・業界 | 身体障害の方の就労・転職支援 |
公式HP | https://www.randstad.co.jp/challenged/ |
詳細を見る
運営会社名 | ランスタッド株式会社 |
拠点 | 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 3
- ハイクラス求人
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 障がい者の転職支援に特化したエージェント
- オーダーメイドの求人制度
- 入社後のサポートにも対応
ランスタッドチャレンジドは、障がい者の転職支援に特化したエージェントです。身体・知的・精神障がいがある方を対象に、転職をサポートしてくれます。
正社員求人を豊富に取り扱っており、正社員への転職を目指す40代の障がい者におすすめです。求職者のキャリア・適性・希望を考慮して、オーダーメイドで求人を紹介してくれます。
また、ランスタッドチャレンジドのサービスは転職サポートだけではありません。転職先で定着できるまで、しっかりフォローしてくれるので安心です。
- 障がい者採用に理解がある企業の求人と出会える
- 専任コンサルタントが一貫してサポートしてくれる
- 求人紹介だけでなく入社後もサポートしてもらえる
- 首都圏の求人に偏っている
- 希望する条件によっては求人を紹介してもらえない
▼ランスタッドチャレンジドの口コミ
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dodaチャレンジ
名前 | dodaチャレンジ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人数:1,639件 非公開求人数:- (2025年1月7日) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 全年代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 障がい者への転職サポート |
公式HP | https://doda.jp/challenge/ |
詳細を見る
運営会社名 | パーソルチャレンジ株式会社 |
拠点 | 東京都港区芝5-33-1森永プラザビル本館19F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 5
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 4
- ハイクラス求人
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 障がい者の転職支援数でNo.1を獲得
- 非公開求人を含む多数の求人から適職を紹介
- 書類添削から面接対策までフォロー
dodaチャレンジは、障がい者の転職支援数でNo.1を獲得するエージェントです。身体・精神・知的など、障がいの特性に合わせて転職をサポートしてくれます。
他社の障がい者向けサービスと比べて求人数が多く、非公開求人を含む厳選した求人から適職を紹介してくれるのが魅力です。
また、登録すると専任コンサルタントが就き、書類選考から面接対策まで一貫してフォローしてくれます。
- 障がいの特性に合ったサービスを受けられる
- きめ細かなフォローで転職をサポートしてくれる
- キャリアコンサルタントの質が高い
- 地方向けの求人が少ない
- 求人数が豊富な反面、専門分野に弱い
▼dodaチャレンジの口コミ
引用:dodaチャレンジ
引用:dodaチャレンジ
\障がい者の転職支援数No.1/
40代障がい者が転職する際におすすめの就労支援サービス
40代障がい者が転職する際におすすめの就労支援サービスを紹介します。
- atGPジョブトレ
- LITALICOワークス
働き続けるための力をつけたい方におすすめのサービスです。
atGPジョブトレ
名前 | atGPジョブトレ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2024年11月19日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 全年代 |
対応エリア | 東京・大阪 |
オンライン面談 | ○ |
得意分野・業界 | 障害別のコースがある |
公式HP | https://www.atgp.jp/training/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
拠点 | 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング9階 |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 2
- ハイクラス求人
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 自分の障がいに合ったトレーニングができるサービス
- 5つの障がい別に特化したコースを用意
- スキル習得から職場定着までサポート
atGPジョブトレは、自分の障がいに合ったトレーニングができる就労支援サービスです。うつ病や発達障害など計5つのコースが用意されており、障がいと向き合いながら働く力を身につけられます。
事務職での就職率が94.5%のため、事務職への転職・就職に強みを持つのが特徴です。実際の職場を想定した模擬業務や企業実習で、実践力を養います。
また、求人紹介や選考対策などの就職サポートから、入社後の定着サポートまで受けられるのも魅力です。
- 自分の障がいに合ったコースでトレーニングを受けられる
- 事務職への就職・転職に強みがある
- サービスが充実しており、利用者満足度が高い
- 事業所が東京・大阪などの都心部に偏っている
- 交通費のサポートがない
▼atGPジョブトレの口コミ
\事務職の定着率94%/
LITALICOワークス
名前 | LITALICOワークス |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人数:- (2025年1月7日現在) ※今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 全年代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 身体障害、発達障害、精神障害など 障がい者手帳を持つ方対象とした就職支援 |
公式HP | https://works.litalico.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社LITALICO |
拠点 | 東京都目黒区上目黒2-1-1中目黒GTタワー15F/16F/20F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 2
- ハイクラス求人
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 就職支援数1万人以上の就労支援サービス
- 一人ひとりに合わせたサポートで安心
- 専門性の高いプログラムを提供
LITALICOワークスは、障がいの特性に合わせて働く準備から職場定着までをサポートしてくれる就労支援サービスです。
15年以上の支援実績があり、これまでに1万人以上の就職・転職を支援しています。一人ひとりに合わせたサポートで、利用者満足度が92%を超えているため安心です。
また、LITALICOワークスでは専門性の高いプログラムを提供しています。多様な障がいに対応しており、就職に必要な力を身につけられるのが強みです。
- 全国120ヶ所に拠点があり通いやすい
- 悩みやスキルに合わせたサポートを提供してくれる
- 4,500以上の企業と提携しており、職場の選択肢が多い
- 専門的なスキルを身につけられるわけではない
- 交通費のサポートがない
▼LITALICOワークスの口コミ
引用:LITALICOワークス
引用:LITALICOワークス
\1万名以上の就職支援実績/
障がい者転職に関するよくある質問
障がい者転職に関するよくある質問を紹介します。
- 精神障がい者手帳2級や3級持ちの40代でも就職できる?
- 障がい者雇用で採用される人の特徴は?
- 障がい者雇用の給料は安い?
疑問を解消してから転職活動に取り組みましょう。
精神障がい者手帳2級や3級持ちの40代でも就職できる?
精神障がい者手帳2級や3級持ちの40代でも就職を目指せるので安心してください。
一般的に、精神疾患は治療によって症状を改善し寛解も目指せます。そのため、認定時には就労できない状態であっても、治療次第では社会復帰が可能です。
また、障害者雇用法が改正されたことで、精神障がい者の採用が増えています。治療が順調に進み症状が改善されている方は、就職活動を始めるのがおすすめです。
参考:厚生労働省「事業主の方へ ~従業員を雇う場合のルールと支援策~」
障がい者雇用で採用される人の特徴は?
障がい者雇用で採用される人の特徴は以下のとおりです。
- 安定して働ける理由を根拠を用いて説明できる人
- 自分の障がいを理解し、できること・できないことが明確な人
- 素直で謙虚な姿勢の人
障がい者の転職では働き続けられる根拠が重要です。根拠を具体的に説明できれば、採用される確率が上がります。
また、自分ができること・できないことを詳しく伝えることで、任せられる業務や必要な配慮を判断してもらえるでしょう。
障がい者雇用の給料は安い?
障がい者雇用の給料は障がい種別によって異なります。
- 身体障がい者:258万円
- 知的障がい者:140万円
- 精神障がい者:150万円
- 発達障がい者:152万円
また、令和3年における給与所得者の平均年収は443万円です。一般雇用と比較すると、障がい者雇用の給料は安い傾向があります。
年収アップを目指す方は、一般雇用での転職・就職を検討してみてください。
参考:厚生労働省「平成30年度障害者雇用実態調査結果」
参考:国税庁「民間給与実態統計調査」
40代障がい者で仕事を探しているなら転職サービスを活用しよう
障がい者の雇用機会は年々増加しています。40代障がい者でも転職を成功させられるので、「仕事がみつからないのでは?」と焦っている方も安心してください。
ただし、40代障がい者が転職を成功させるには、転職サービスの利用が欠かせません。
ランスタッドチャレンジドは、障がい者の転職をサポートしてくれるサービスです。障がい者向け求人を紹介してくれるだけでなく、転職先での定着もフォローしてくれます。
転職を希望する40代障がい者は、ランスタッドチャレンジドで自分の特性に合った転職先を探しましょう。
\ 一貫したサポートで安心/