「面接に何を着ていけば良いの?」「服装自由ってどこまで自由なの?」と、転職面接の服装に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
転職の面接では、面接官からどう見られるかを考えることがとても重要です。服装選びのポイントを押さえないと、残念な印象を与えてしまう恐れがあります。
本記事では、転職の面接に適した服装マナーを男性・女性それぞれ細かく解説します。
- 転職面接にふさわしい服装のマナー
- 男女別!転職面接の基本的な服装
- 転職面接の身だしなみの注意点
面接で好印象を持たれて転職を成功させたい方は、ぜひ服装選びの参考にしてください。
転職面接で服装は大切な評価基準
中途採用の担当者1,000人を対象に行なったdodaのアンケートによると、転職面接では「第一印象」が最も重視されることが分かりました。
身だしなみや受け答えから受ける印象だけで合否が決まるわけではありません。しかし、面接官に良い印象を持ってもらうためには、適切な服装選びが重要です。
面接対策については下記記事を参考にしてみてください。
転職面接にふさわしい服装のマナーとは?
転職面接で押さえておくべき服装のマナーはこちらです。
面接の服装に自信がない方は、参考にしてみてください。
清潔感があるか
転職面接において「清潔感」は最も大切なポイントの1つです。
スーツにシワがある、シャツがよれている、ネクタイが曲がっている、髪をセットしていない、靴が汚れているといった状態は、だらしなく清潔感がない印象を与えてしまいます。
面接前にスーツやシャツに汚れがないか確認し、クリーニングに出したりアイロンがけをしたりして綺麗な状態にしておきましょう。
TPOや会社の雰囲気に合っているか
TPOや会社の雰囲気に合わせた服装で面接に臨みましょう。転職面接ではビジネススーツが基本です。
また、応募先の社風に合わせた服装選びも大切です。かっちりした服装が求められる企業にカジュアルな服で臨んだり、服装のセンスを見られる企業にスーツで行ったりするのは好ましくありません。
スーツやシャツの色、靴やバッグのデザインなど、後ほど詳しく紹介していきます。
全体のバランスが取れているか
全体のバランスが取れた服装にすることも大切です。ビジネススーツスタイルなのに派手なバッグやカジュアルな靴を合わせていると、ちぐはぐした印象を与えてしまいます。
また、自分の体型に合わない服装も、だらしなさや違和感につながります。全身の統一感やバランスを意識してコーディネイトしましょう。
男女別!転職面接の基本的な服装・コーディネート
転職面接には「清潔感」「TPOや会社の雰囲気に合う服装」「全体のバランス」が重要であると説明してきました。この3点を踏まえながら、男性・女性別の服装を紹介します。
男性の服装・コーディネート
男性の服装のチェックポイントはこちらです。
- スーツはダークグレーやネイビー
- ネクタイは派手なデザインは避ける
- シャツは白無地を選ぶ
転職面接では上下セットのビジネススーツを選びましょう。色は真っ黒だと冠婚葬祭の印象を与えてしまう場合があるため、ダークグレーやネイビーがおすすめです。
ネクタイは派手な色やデザインは避けましょう。柄は無地やストライプ、小紋がコーデになじみます。
シャツは白無地が無難ですが、淡い水色も爽やかな印象になるため問題ありません。
スーツを持っていない人や自分のサイズに合ったスーツを持っていないからはオーダースーツを作ることをおすすめします。オーダースーツはあなたが求めるデザインやサイズ感に合わせて作ってくれるので、綺麗にスーツを着こなすことが可能になります。
オーダースーツを作るなら、「オーダースーツSODA」がおすすめです。多くの著名人がSODAでオーダースーツを作っています。全国に46店舗あるのでお近くの店舗に来店してみましょう!
女性の服装・コーディネート
女性の服装のチェックポイントはこちらです。
- セットアップのスーツ
- デザイン性が高いものは避ける
- 明るい印象になるインナーを選ぶ
基本はセットアップのスーツです。色は落ち着いたネイビーやグレーが一般的ですが、柔らかい印象を与えるライトグレー、キャメル、ベージュもおすすめです。
また、トレンド感のあるものや派手な色は避け、きっちりした印象につながるベーシックなデザインにしましょう。
インナーは、シャツ・ブラウス・カットソーいずれもOKです。色は白か淡いピンクや水色を選ぶと、顔の印象が明るくなります。
ケース別!転職面接で迷ったときの服装選びのポイント
面接の服装指定は企業によって異なります。服装指定がない企業もあれば、「私服OK」としている企業もあるでしょう。ケース別に適切な服装を説明します。
私服や自由な服装でOKと言われたケース
企業から「私服OK」「服装自由」と指示があっても普段の私服を着るのはNGです。面接はビジネスの場なので、マナーを押さえた服装が求められます。
男性女性ともに上下セットのビジネススーツである必要はありませんが、落ち着いたカラーのジャケットを羽織りましょう。
男性の場合は白シャツとジャケットに合うパンツ、女性の場合は白や淡い色のトップスと綺麗めのパンツ・スカートがおすすめです。
スーツ以外のカジュアルな服装を指定されたケース
スーツ以外のカジュアルな服装を指定された場合も、カジュアルすぎるスタイルは好ましくありません。
ジャケットや清潔感のあるシャツ、シワのないパンツ・スカートなど、ビジネスカジュアルな服装を選びましょう。
デニムやサンダル、スニーカーなど面接の場にふさわしくない服装は避けてください。
クールビズでOKと言われたケース
夏場の面接では「クールビズOK」とする企業もあります。
男性の場合、ノーネクタイで問題ありません。ただ、カジュアルすぎないように襟付きの長袖シャツを着用しましょう。
女性の場合、汗対策として吸水性が高いシャツがおすすめです。また、クールビズでもストッキングは必須なので注意しましょう。
服装以外も大切!転職面接の身だしなみの注意点
服装以外にも髪型やメイク、小物も第一印象につながります。
項目ごとにチェックしておきましょう。
髪型・ヘアスタイル
髪型は第一印象を決める大切なポイントです。寝癖がついていたり、髪が顔にかかりすぎていたりすると、だらしなく見えてしまいます。
男性は以下のポイントに注意しましょう。
髪色 | 落ち着いた色なら カラーリングしてもOK。 根元がプリン状態に なっていないか注意する。 |
髪の長さ | 前髪が目にかからないように セットする。 |
整髪料 | ワックスで適度にまとめる。 |
その他ポイント | 後頭部の髪も整っているか チェックする。 |
女性が注意すべきポイントはこちらです。
髪色 | 落ち着いた色なら カラーリングしてもOK。 根元がプリン状態に なっていないか注意する。 |
髪の長さ | 肩にかかる場合は結ぶ。 |
整髪料 | 顔周りの髪は、 ワックスやスプレーでまとめる。 |
その他ポイント | パサついた髪は清潔感がなく 見えるので注意する。 |
眉毛・メイク・ネイル
眉毛は顔の印象を左右する大切なパーツです。男性の場合、清潔感が出るように眉毛の形や毛流れを整えます。細く整えすぎると、キツい印象を与えてしまう可能性があるので注意してください。
女性は眉毛だけでなく、メイクやネイルにも気をつけましょう。
眉毛 | 余分な毛はカットする。 パウダーやペンシルで色味や形を 調整する。 |
メイク | ファンデーションで肌の色を整える。 リップやチークは血色感があり 肌になじむ色味を選ぶ。 |
ネイル | 派手なネイルは控える。 ワントーンのピンクや 淡いベージュが好ましい。 |
腕時計・アクセサリー・香水
腕時計やアクセサリーなどの小物も、選ぶものに気をつける必要があります。
男性のチェックポイントはこちらです。
腕時計 | シンプルなデザインを選ぶ。 |
アクセサリー | 結婚指輪以外は外す。 |
香水 | 香水は控える。 |
女性のチェックポイントはこちらです。
腕時計 | 華美なデザインは控える。 |
アクセサリー | シンプルで目立たないものならOK。 ピアスは揺れないものを選ぶ。 |
香水 | 香水は控える。 |
カバン・バッグ
バッグはシンプルなデザインで自立する形を選びましょう。応募書類を持参したり企業から資料をもらったりする可能性があるため、中身が見えないように口が閉まりA4サイズが入る大きさがおすすめです。
男性の場合、黒・ネイビー・ブラウン系の色でスーツに合うデザインを、女性の場合もスーツに合わせやすく素材が革や合皮のものが良いでしょう。
ブランドのロゴが大きく入ったデザインや奇抜な色のバッグは、ビジネススーツに合わないため控えてください。
靴・ヒール・パンプス
靴・パンプス選びも大切です。男性は黒や暗いブラウンの革靴がおすすめです。つま先が尖っている、靴の表面に装飾があるといった、個性的なデザインは避けましょう。
女性の場合、黒のパンプスが一般的です。ヒールの高さは5〜7㎝のものを選ぶと良いでしょう。
年代別!転職面接で取り入れたい服装のテーマ
男性のスタイルは基本的にどの年代でも変わりませんが、女性の場合は年代ごとに合う服装が異なる傾向があります。
年代別に合わせやすい服装や選ぶポイントを紹介するので、面接の服装選びに迷っている方は参考にしてみてください。
20代 | ・ネイビー、ベージュ、グレーなどのビジネススーツ。 ・インナーは白や淡い色のブラウスやシャツ。 ・リボンやフリルなどのデザイン性が高いものは避ける。 |
30代 | ・ネイビーやチャコールグレーなどのビジネススーツ。 ・シンプルなアクセサリーもおすすめ。 ・入学式や卒業式などで着用するセレモニースーツはNG。 |
40代 | ・落ち着いた色味のビジネススーツ。 ・上品で明るい印象を与える淡い色味のインナーもおすすめ。 ・体型にぴったり合うサイズを選ぶ。 |
転職面接の服装に関するよくある質問
転職面接の服装によくある質問をまとめました。
服装で転職活動していることが周囲にバレないようにする方法は?
転職面接は平日に行われることが多いため、現職の上司や同僚に転職活動していることがバレてしまわないか不安な方もいるかもしれません。
事前に会社のロッカーや駅のコインロッカーなどに面接用の服を用意し、着替えてから面接に行くと良いでしょう。
冬の転職面接でコート選びのマナーは?
冬用のコートも、全身のコーデに合うデザインを選びましょう。ベージュやネイビー、黒などベーシックな色のトレンチコート、チェスターコートがおすすめです。
また、コートは会社に入る前に脱ぎ、屋内では裏返しにして畳んで手に持つのがマナーです。
転職面接でリクルートスーツは使える?
転職面接ではリクルートスーツは避けましょう。就職活動で着用するリクルートスーツはキャリアが浅く頼りない印象を与える可能性があるため、転職面接にはふさわしくありません。
転職面接でスーツやジャケットがない場合はどうすればいい?
スーツやジャケットを持っていない方は、新しく購入するかレンタルして対応しましょう。
転職面接ではビジネススーツが基本です。服装自由といった指示がある場合もジャケットが必要になります。
ビジネススーツは生地や素材によって価格に幅がありますが、2〜4万円で購入できます。レンタルなら1回あたり5,000〜1万円が相場です。
好印象の服装で転職面接に臨もう
転職面接では「清潔感」「TPOや会社の雰囲気に合う服装」「全体のバランス」を踏まえた服装選びが重要です。第一印象が良ければその後の選考も進みやすくなる可能性があります。
もちろん、面接は服装や身だしなみだけでなく話す内容も重視されます。転職エージェントでは、企業研究や自己分析、面接対策などを一貫してサポートしてもらえるため、必ず登録しておきましょう。
なかでもリクルートエージェントがおすすめです。プロのキャリアアドバイザーから的確なアドバイスが受けられます。
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