「退職代行ってあまり良いイメージないけど、退職代行を使うのはやっぱりクズ人間なのかな…?」
退職代行を知っている人は多いけど、利用に対してあまり前向きなイメージを持っている人は少ないという実情があります。
株式会社マイナビが行った2020年の調査によると、退職代行に意欲的な人の割合は30%未満です。
参考:株式会社マイナビ
ですが結論から言ってしまうと、退職代行を使うのは決してクズではありません。
今回の記事をご覧いただくことで、退職代行を使うことはクズではないと断言できる理由をわかりやすくご紹介していきます。
さらに、退職代行に関する肯定的な意見もピックアップしていますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください!
・退職代行サービスは最近ではメジャーなもので、クズではなく肯定的に受け止める人も多い。
・むしろ、退職を申し出しづらい職場自体にも問題があるので気にする必要はない。
・退職すると決めたならプロに依頼して、時間をあまりかけずに退職手続きをすべき。
退職代行を利用することがクズ・非常識と言われるワケ
退職代行を利用することが「クズ」「非常識」と言われる理由として、次のような理由が挙げられます。
退職代行の利用が「クズ」「非常識」と言われる理由は、会社側の一方的な都合によるものがほとんどです。したがって「退職代行=悪い」という言葉を鵜呑みにしすぎる必要はありません。
ここからは、退職代行の利用が「クズ」「非常識」と言われる理由を詳しく紹介します。
急に辞めるのが社会人として無責任
会社を辞めるときは、「退職したい旨を伝える→退職日を話し合う」という流れが一般的です。退職代行を用いて仕事を急に辞めることに対して、無責任だと感じる方は一定数存在します。
「すぐに辞められると穴埋めできない」「周囲に迷惑がかかる」などを正当な理由として突きつける会社もありますが、これらの問題は社員とって関係のないことです。
会社側が不測の事態に備えて人員確保などを怠ってきた結果のため、急に仕事を辞めることに対して無責任だと言われる筋合いはないでしょう。
直接伝えてこないことが非常識
会社のなかには、退職する旨を直接伝えてこないことに対して非常識だと考えている会社もあります。基本的にはお世話になった会社に対して、辞めることを直接伝えることがマナーです。
仕事を辞めることを直接伝えられない職場は、上司・部下との信頼関係が構築できていないと考えられます。
社員の信頼関係が構築できていない会社で退職したい旨を直接伝えると、「退職の相談に応じてもらえない」「退職までの期間に嫌がらせを受ける」など、別のトラブルに発展する恐れがあります。
退職する話し合いでこじらせないためにも、退職代行を利用することは賢明な判断だと言えるでしょう。
育ててきた会社への恩義がない
退職代行の利用が「非常識」「クズ」だという側の声として、「育ててきた会社への恩義がない」という意見もあります。
感謝したい同僚や上司がいる場合は退職代行を利用せず、直接仕事を辞める旨を伝えることが重要です。
恩義を押し付けてくる会社で退職したい気持ちを直接伝える場合、人情に訴えかけるような引き止めが行われます。
辞めるタイミングを逃す可能性が出てくるため、今の仕事に耐えられないのであれば退職代行の利用がおすすめです。
人材の採用にかなりのお金をかけている
人材の採用にかなりのお金をかけている会社も、退職代行を使った辞め方に対して「クズ」「非常識」と声を上げます。
採用にお金をかけている会社は、慢性的な人手不足を抱えていることがほとんどです。急に抜けられると困るため、退職代行を使うことを非難します。
人手不足を課題としている会社で退職したい旨を伝えると、ほぼ間違いなく仕事を辞める時期が延ばされます。
会社側の都合で働かされることになり、仕事を辞めたい社員側には何のメリットもありません。
今の仕事を続けることがストレスになるのであれば、退職代行を使って仕事をすっぱりと辞めたほうが自分のためになります。
退職代行を使うのはクズじゃないと断言できる3つの理由とは?
退職代行を使うのは決してクズではない理由についてわかりやすくご紹介していきます。
結論から言うと、以下です。
画期的なサービスがあるのですから、退職に悩んでいる人は積極的に利用すればいいんです。
ということで、それぞれの理由を詳しくみていきましょう!
労働者には民法によって「退職の自由」が認められているから
労働者が会社に雇われて働く時は、入社の際にお互いに労働条件に合意して労働契約を交わします。
そしてこの中で退職に関する規約なども盛り込まれており、基本的にはその内容に従うこととされています。
たとえば「退職する時は1ヶ月前に報告する」などの取り決めがある会社が多いです。
しかし、民法627条1項では『労働者には退職の自由がある』と明記されているため、会社の規約に従う必要はありません。
第627条
- 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用:厚生労働省
つまり、労働者が退職を希望したら会社が了承していなくても退職の意思を伝えることで、2週間後には退職することができるということです。
また、民法は国が定めた法律になるので会社規約よりも優先されます。
たとえ会社側が人手不足などを理由に退職させてくれないとしても、2週間後には退職することが可能なんです。
とはいえ、実際に退職する際は退職届の提出や有給休暇の消化の問題などもありますよね。
この辺りは詳しい知識がないと、どのように立ち回ればいいか分からない人も多く話がこじれてしまい、なかなか手続きしてくれない会社もあるでしょう。
だからこそ、専門家である退職代行の利用するのは賢い選択なのです。
会社を退職するのは労働者の自由なので、退職代行を利用するのもまた「個人の自由」であることを忘れないでください。
そもそも退職を言い出しづらい会社側にも問題があるから
退職を言い出せない時は自分の弱さを憂いてしまう人が多いですが、退職を言い出せない職場にも大きな問題があります。
なぜなら、会社や上司と従業員の間で信頼関係がまったくできていないことになるからです。
普段から信頼関係を築けている職場であれば、退職を考えた際に多少億劫だとしても、信頼する相手に相談することができますよね。
ですが、気軽に話せない雰囲気を作っているのであれば、退職を申し出るのも苦労してしまいます。
実際に株式会社マイナビの調査によると、退職代行を利用しようと思う理由として、「上司に退職意向を伝えるのが億劫」と回答した人が53.5%と最多でした。
参考:株式会社マイナビ
次いで、「会社に引き留められるのが面倒」、「会社に申し訳なくて言い出せない」という理由が続きました。
ご覧のように、気軽に退職意向を伝えづらいという人たちが多い実情があるということですね。
先ほども軽く触れましたが、会社が人手不足を理由に退職させてくれない事例も少なくありません。
しかし、これは会社が必要な人材を確保できていないのが問題であり、労働者の退職の自由を制限することはできないのです。
いずれにしても、退職を言い出せない会社でストレスを受けながら居残る必要はありません。
退職を言い出しにくい時や話がこじれた時に退職代行を使ってでもさっさと会社を辞めるのは、クズどころか賢明な判断だと言えるでしょう。
もっと適性のある仕事で社会貢献できるかもしれないから
退職代行を使ってさっさと会社をやめるメリットは他にもあります。
その一つに、自分に合わない職場でくすぶっているよりも、転職することで適性のある仕事に就職できる可能性が高まるということです。
そもそも、最初から自分にベストな会社で働けるという人の方が少ないと言えます。
様々な会社を経験していくうちに自分の特性を活かした仕事や会社が見つかれば、今よりもずっと充実した人生になっていくはずです。
ストレスばかりの会社で働き続けることと比べれば、どちらが良いかは一目瞭然ですよね。
だからこそ、1日でも早く退職できるように退職代行を使うのは「とても賢い生き方」ではないでしょうか。
さらに退職代行を使えば、早い人だとなんと即日退社などが出来るケースも珍しくありません。
第三者による事務的な対応だけに、仕事がとても早いのが特徴であり魅力なのです。
面倒な後始末もすべて代行してくれるので、時間をムダにせずに転職活動に励むことができます。
今の仕事を退職して早く理想的な仕事を始めたいと考えている人は、退職代行を利用するのが非常におすすめいたします。
退職代行を利用する人が増えている理由!クズという考えは古い価値観
利用はクズと思われがちな退職代行サービスですが、2018年頃から急増し、NHKに取り上げられたことにより一気に話題になりました。
今では利用者もどんどん増えて注目を集めています。
もともと退職代行は、ブラック企業を辞めたい人を中心に広まったサービスと言われていますが、年々その傾向も変わりつつあるんです。
具体的には上述したような社会的背景をはじめとした、社会的・環境的な要因が関わっています。
ということで、これらの理由について詳しくご紹介していきます。
インターネットの普及と社会的コミュニケーション能力の低下
インターネットの普及によって、社会的なコミュニケーション能力の低下し、人との関わり合いが希薄になったことも退職代行の利用者が増えた要因と考えられます。
実際、世界的に行われたある調査で2020年は職場でのストレスが最も高い年と言われました。
その調査の中で、従業員が人よりもロボットに頼りたいと感じている人が多いことが判明したのです。
また、「仕事上のストレスや不安を上司よりもロボットに相談したい」という人の割合が68%であることがわかりました。
そしてインドでは92%の従業員がメンタルヘルスや仕事のストレスについては、人間の人事担当者や上司、産業医よりもロボットに相談したいと回答。インド人の回答者数は1000人以上。この調査は米国、英国、中国、日本、インド、ブラジル、ドイツ、フランス、イタリア、韓国、UAEで実施し世界中の平均では68%だったが、インドでは圧倒的に高く92%とほぼ全員が人間よりもロボットにメンタルヘルスの相談をしたいと回答。
引用:Yahoo!ニュース
さらに、近年ではリモートワーク化が進んでいることもあり、より職場でのコミュニケーションが取りづらい環境になっていると言えます。
その結果、今後もますます退職代行の利用者は増えていくと考えられるでしょう。
会社が何かしらの理由をつけて退職を認めてくれない
退職代行の利用者が増えている理由は、退職を相談しても辞めさせてくれないことが挙げられます。
例えば、いざ退職を申し出たものの「就業規則」や「会社の承認が必要」などの何かしらの理由をつけて、結局辞めさせてもらえなかった事例は多いです。
毅然とした姿勢で交渉するのが苦手な人だと、その隙に付け入ってくる会社も少なくありません。
最悪の場合、「人間は根気強く続けることが大事」だとか「他の人に迷惑がかかる、社会人の常識を考えて」など説教されてしまう事態になるでしょう。
ですが、退職代行サービスを利用すれば不当な拘束を防ぐことができます。
このように退職が難しい会社で働いているからこそ、退職代行を使ってでも会社を辞める人が増えているということですね。
会社や仕事に対する帰属意識の低下
退職代行を利用する人が増えている理由3つ目は、会社や仕事に対する帰属意識の低下です。
近年になって注目されている「帰属意識」は、特定の組織や集団に属しているという『意識』のことを指します。
会社であれば、この帰属意識が高いほど組織における問題を「自分ごと化」して捉えるようになる傾向があります。
その結果、会社や従業員に対して愛着を持つことに繋がるのです。
そして以前までは、日本は終身雇用制度が一般的で企業に入社すれば、定年までその会社に所属することが当たり前でした。
しかしながら、近年では転職活動をして複数社で働くことも珍しくありません。
そのため、この意識が低くなると「自分の居場所がない」と感じるようになってしまいます。
すると先述のように、積極的に従業員間でのコミュニケーションを取らなくなったりすることが考えられるでしょう。
こうした状況は、退職することへの抵抗感を小さくする作用があるため、退職代行サービスを利用する人が増えていく可能性もあるということです。
退職代行を使うのはクズじゃない!賛成する人の意見や世間の評価は?
ここからは、退職代行サービスに対する世間の肯定的な評価をご紹介していきます。
実際、最近の若い人たちの間では当たり前のように受け入れられているので、心配する必要はありません。
それでは早速みていきましょう!
バックレるよりマシ!退職代行の利用は社会人としての責務を果たしている
退職代行に賛成する人の意見には、「バックレるよりマシ」という声が多いです。
黙って会社に行かなくなるよりも、退職代行サービスを使ってでも最後の手続きをするほうが常識があると考える人の方が多いのです。
どうしもて会社が退職させてくれない時は、労働者もやむを得ずに出社拒否してそのままの状態で放置する人も少なくありません。
しかし、中途半端なやり方では会社も本人も後々困った事態に陥ってしまいます。
自分で手続きしなくても、費用を支払って退職代行を利用することは社会人としての責任をきちんと果たしていることになるでしょう。
メンタルが崩壊する前に利用した方がいい!うつ病になってしまう人も多い
賛成意見には「メンタルが崩壊する前に退職代行を利用したほうがいい」という声もあります。
仕事の精神的なストレスが大きくなると鬱病などを発症してしまう人も多いです。
そうなる前に退職代行を使ってでもその仕事を退職することは、自分自身を守ることに繋がります。
メンタルが崩壊して鬱病になると簡単には社会復帰できないかもしれません。
その後の転職や人生にも大きく影響してくるでしょう。
そんなことになるぐらいなら、会社に義理を立てて時間をかける必要はまったくないという考え方の人もたくさんいます。
感情的に揉めなくて済むのでおすすめ!淡々と退職できるのは双方にプラス
さらに賛成の意見には「感情的に揉めることがないのでおすすめ」という声もあります。
会社や上司と揉めて退職できないケースは意外と多いんです。
本来ならすぐに辞めることができる場合でも、お互いに感情的になれば話はこじれてしまいます。
しかし、当事者ではない第三者の代行サービスを間に入れることで、事務的に淡々と手続きを進めてくれます。
無駄な言い争いにもならず、最短で退職できるのでこれは双方にとって良いことなんです。
会社と揉めている時は1人で頑張る必要はありません。
退職手続きのプロである代行サービスを使うことに「後ろめたい気持ちを感じる必要はない」という意見も正当な意見と言えるでしょう。
退職代行を使うメリットとは?これから利用したい人必見!
ここからは「クズ」という評価を受けやすい、退職代行を利用するメリットをご紹介していきます。
結論から言うと、退職代行を使うメリットは以下です。
これから退職代行サービスを利用したい人は、これらの内容をぜひチェックしてみてください。
それでは1つずつ詳しくみていきましょう!
上司とやり取りしなくていい!退職理由を詮索されることもない
退職代行を使うことで、本人は会社に出社しなくてもすべての面倒な手続きを代理で行ってくれます。
本来であれば直属の上司とやり取りしなくてはいけませんが、その必要がなくなるのが最大のメリットです。
- 会社への出社や連絡は必要なし
引用:退職代行Jobs
嫌な上司に退職することについて嫌味を言われることもなく、理由を詮索されることもありません。
ただ淡々と事務的に話を進めてくれるため、話もスピーディーに終わります。
すでに上司との関係がこじれてしまって、面倒なことになっている人も退職代行を使うことでスッキリ退職することができるでしょう。
どう伝えたらいいか悩む必要がない!退職代行業者が代わりに伝えてくれる
上司との関係が特にこじれていない場合でも、退職理由の伝え方で悩んでしまうことはあります。
大きなトラブルが起こっている訳ではないけれど、「他にやりたい仕事がある」などとは言いづらいものですよね。
今まで良くしてくれた会社なら、なおさら言いにくいと感じてしまうのではないでしょうか。
そこで退職代行を利用すれば、あらかじめ退職理由を設定しておくだけで代わりにその理由を伝えてくれるんです。
一般的に退職を切り出しにくい理由の1つとして、最後まで会社や上司に気を遣ってしまうというのがあります。
でも退職代行サービスなら正直な理由を伝えても、上司と直接顔を合わせる必要がないので、あなたが気まずい思いをすることもありません。
家でゆっくり休養したり、転職活動をしている間に退職手続きは完了するのは本当に便利ですよ。
100%退職させてくれる!万が一退職できなくても返金保証あり
さらに退職代行サービスのメリットと言えば、100%退職させてくれるところです。
退職代行サービスはいろんな会社がありますが、基本的にどこの代行サービスでも100%退職を保証しています。
※ 過去の退職率は100%。必ず退職できるので返金保証制度の適用は一度もありません。
引用:退職代行Jobs
もし話がこじれて退職できなかった場合は、支払った費用を全額返金するというところが多いです。
ブラック企業など、まともに話が通じない会社であっても問題ありません。
必ず退職させてくれると保証しているのは心強いのではないでしょうか。
個人で話し合いをすることが難しい厄介な職場の場合は、話が面倒な事になる前に代行サービスを使うのをオススメいたします。
最後の最後に大きなストレスを受けることがないように、上手に退職代行を使ってみてください。
言い出せずに無駄な時間を過ごさずに済む
退職代行を利用すると最短で即日退職できるため、仕事を辞めたいことを言い出せずに無駄な時間を過ごさずに済みます。
特に、20代後半から30代前半は今後のキャリアを定める上で重要な時期です。退職したいことを言い出せずに時間が過ぎると、キャリアとして無駄な時間を過ごすことになります。
退職する時期が遅くなると年齢が足かせとなり、転職先の選択肢が狭まることが否めません。「仕事を辞めたい」と言い出せずに過ごすことは無駄な行為です。
退職代行を利用してトラブルになった事例はある?
悪質な退職代行を利用すると、会社側とトラブルになるケースがあります。たとえば、「会社が退職を認めてくれない」「会社側から必要書類が送られてこない」などは、悪徳な退職代行へ依頼した際に起こりやすいトラブルです。
仕事を円滑に辞めたい方は、実績のある退職代行を選ぶことがポイントです。「退職代行支援数が多い」「メディア掲載実績がある」などの特徴が見られる退職代行は、実績があると判断できます。
まとめ
退職代行サービスはスムーズに退職をさせてくれる非常に便利なサービスです。
たとえ自分で話をすることはなくても、社会人としてケジメをつけて退職するわけなので、決して「クズ」ではありません。
使えるサービスは堂々と使って良いんです。
退職代行サービスは今やとてもメジャーなものになっており、肯定的に受け止める人も増えています。
それに退職する時は感情的になりそうな場面をやりすごし、ドライに対応したほうが良いケースも多いんです。
また、仕事を退職すると決めたなら時間をあまりかけずに退職手続きをするべきです。
退職のプロにすべてを任せて、希望ある転職活動をスタートさせましょう!