ITベンチャーが気になっています。どんな仕事をするのでしょうか。
これからの時代を引っ張っていくような仕事に取り組む企業もあるよ。
「時代は10年もすれば変わる」と世間では言われています。
金融業が最大勢力の時代から、自動車や家電といったものづくり産業が最大勢力へと移り変わり、今ではサービス業界が最大勢力となっています。そしてこれからは、ITの時代が刻々と迫ってくると言われ、すでに続々と企業が誕生しています。
また、株式会社の設立障壁が下がったことにより、起業のハードルも下がり今では毎年約10万もの新企業が誕生しています。
昨今の日本社会では多くのIT×ベンチャー企業が誕生している一方で、イマイチこれらの企業への理解が深まってはいないのではないでしょうか。
本記事では、このようなIT×ベンチャー企業について解説していきます。
\ 学生利用率が非常に高い /
※93%の学生がオファーを獲得
ITベンチャーとは?意味、定義について
ITベンチャーとは、その名の通りIT業界におけるベンチャー企業のことを指しています。ではITとは何か、ベンチャーとは何かについて確認してみましょう。
ベンチャー企業とは
ベンチャー企業に明確な定義はありません。もう少し正確に言うと、「資本金○○円以上」「従業員数△△人以上」といったような、大企業と中小企業のような区別がないのです。
ベンチャー企業の語源はアドベンチャーと言われています。
アドベンチャー=冒険、ですから、ベンチャー企業はワクワク感や未開拓領域への挑戦というイメージを持つことができます。
事実、ベンチャー企業と呼ばれる多くの企業は、ある特定の領域において高度な専門技術や知識を用いて大企業では行いにくい短いスパンでの改善のサイクルを回し、技術革新や業界の革命を起こしていこうとしています。
ある領域における、業界のリーディングカンパニーを目指すベンチャー企業が多いよ。
IT企業とは
IT企業の事業内容を簡単に分けると、以下のようになります。
事業内容 | 企業例 | 説明 |
---|---|---|
ソフトウェア事業 | スマートドライブ | 主にシステムの部分を指し、脳として情報処理などを行う領域です。あまり目に触れない部分ではありますが、ソフトウェアのおかげでコンピューターや電子機器が動いていると思ってもらって大丈夫です。 |
ハードウェア事業 | Robit | 皆さんが手に触れるような画面やキーボードといった外組の領域です。ハードウェアが改善されていくことで、ユーザーの使い心地が変わり、ソフトウェアと組み合わさることで電子機器が完成します。 |
Web系事業 | サイバーエージェント | インターネットを通してあったらいいなというサービスを提供します。Web系の中にまた、マーケティングや広報など複数の領域があります。 |
その他事業 | Uber.Technologies Inc. | 回線やプロバイダなどに携わる領域等です。電子機器が機能するための、ネット回線のサポートや、これらに当てはまらない企業が分類されます。 |
なお、Web系企業とIT系企業は厳密には同じくくりではありませんが、最近では混合されてしまっていることが多く、Web系ベンチャーもITベンチャーと称されることが増えてきました。
ITベンチャーとは企業年齢が若く、電子の力を用いてイノベーションを起こそうとしている、とイメージするといいかもしれませんね。
ITベンチャーの特徴・風土
ここからは、ITベンチャーの風土や特徴について言及していきます。
チャレンジ精神旺盛
ITベンチャー企業は特に他社よりも社員のチャレンジやアイデアを応援する傾向にあります。会社自体が若く、上司や代表も若いことが多いため年齢による上下の壁が大きくないことや、中核事業が確立しきれていないことが多い、という理由が挙げられます。
また、IT業界の特徴としてテクノロジーは絶えず進歩しているため、常に新しいビジネスチャンスが転がっていますし自らで生み出すことも可能です。
ITベンチャーでは若手をプロジェクトリーダーやプロダクトの責任者として公募・抜擢することで人材の育成や発掘を目指したり、若手からのアイデアを積極的に採用することでイノベーションを起こし、自社の発展を目指したりしています。
チャレンジをどんどん企業が受け入れてくれるからこそ、チャレンジ精神旺盛な風土が生まれるんだ。
実力主義
ITベンチャー業界は実力主義が中心です。ベンチャー企業ではチャレンジ精神で誰もがどんどんチャレンジしていきますし、チャレンジが結果に結びつけば昇進や昇給、裁量権の一気に受け持つことができます。
このシステムは見方を変えると実力主義ともいえるでしょう。
昔の日本のような年功序列で給料や役職が上がっていくのではなく、実力の有無によって昇給や昇進が決まっていきます。
つまずいてしまうと立場が苦しくなるかもしれませんが、頑張って結果を残すとトントン拍子に進めるんですね。
良くも悪くも安定感に欠ける
ITベンチャーは毎日のように企業が生まれています。つまり毎日のように競合が誕生しています。
また、IT業界は技術革新が頻繁に起こるため、経営や主観事業の転換などが頻繁に起こり、会社の方向性が変わることや売上の上がり下がりの幅が大きいのがITベンチャーの特徴です。
売り上げが不安定だから、お金や生活の不安がつきまとうこともあるんだ。
ITベンチャーの仕事内容。大手との違いって?
ここまでITベンチャーの特徴についてお伝えしてきました。ここからは、大手との違いについて説明していきます。
業務幅が広い
ベンチャー企業では様々な業務に取り組め、幅広い経験ができるよ。
大手企業の場合、専門職の人数も多く受注する仕事の規模が大きいため社内で分業制が図られ、ずっと同じ業務をこなす場合が多くあります。
ですが、ベンチャー企業の場合少数精鋭のことが多く、一人に対して様々な種類の案件が振ってくるため、多様な業務を経験することができ個人としてのスキルアップや自分に合った業務を見つけることができるでしょう。
専門技術以外の能力が身につきやすい
ITベンチャーに入ることで、ITに関するスキルだけでなくその他のビジネススキルが身につきますね。
大企業はやはり分業制で、他の部署に干渉しないことや上司からの指示を受けて行動することが多いです。
一方ITベンチャーになると、自らでIT関連の業務を行いつつプロジェクトに入れば、他のプロジェクトメンバーのマネジメントや、他の領域との調整スキルなど大企業にいると身につきにくいスキルを得ることができると言えます。
ITベンチャーの有名企業
今日の日本には、「え?あの有名企業もITベンチャー企業なの⁉」と、思わず思ってしまうほど多くのITベンチャー企業が存在しています。
ここではその中から数社ピックアップして紹介します。
- 楽天株式会社
- 株式会社DeNA
- 株式会社メルカリ
楽天株式会社
1997年創業のITベンチャー企業です。
創業して20年程度ですが、世界30か国にサービスを展開し、テクノロジーを駆使したオンラインサービスだけでなく、野球やサッカーのチームのスポンサーとしても有名です。
「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」をmissionに置き、絶えず常識を覆し新しい時代を創っていこうという企業の方針があります。
常に新しいものを創造しようとする姿勢こそ、ITベンチャー色が見えると言えますね!
株式会社DeNA
1999年創業のITベンチャー企業です。
事業内容はAI等のテクノロジーを用いて、ケータイのアプリや自動車のサービス、さらにはヘルスケア領域と様々な領域にサービスを展開しています。
「インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける」をvisionに置き、常に世の中に新たな価値を届けることを目指しています。
企業のvisionから、ベンチャーを全開に押し出し、常に新しいものにこだわっています。
DeNAは自らITベンチャーという存在にこだわる企業といえるね。
株式会社メルカリ
2013年創業のまだ、10年もたっていない企業です。
株式会社メルカリは社名のサービスでもあるメルカリを主観事業として行い、一躍有名企業になりました。
「Go Bold、All for One、Be a Pro」の3つのvalueを企業として設けており、世の中にイノベーションを起こし価値を生み出すために一人一人が自覚を持ち、チャレンジをし、成果を残そうというものです。
ITベンチャー色が強く出ている企業だね。
ITベンチャーあるある
ここからは、ちょっとした小ネタとして、ITベンチャーのあるあるをご紹介します。
上司が兄弟姉妹と同い年
特に小さなITベンチャー企業は、起業したばかりで社長や上司が若いことが多くあります。
場合によっては自分のお兄ちゃんやお姉ちゃんと同い年だなんてこともあります。
大企業ではあまり考えられないけど、上司や社長から当然のようにSNSをフォローされることもあるよ。
いきなり仕事を任される
小さなITベンチャー企業は新卒だって即戦力であることを求めます。
大企業では当然のように数か月イントロダクション期間が設けられ、座学でのインプットが行われます。
ですがITベンチャーは一味違います。少々座学で勉強した後はいきなりOJTです!
OJT…実務経験を通してノウハウや技術の伝承を行うこと
すぐにプロジェクトに配属され、最初はしんどい思いをするかもしれませんが、入社してすぐにスキルを学べるのは魅力ですね。
ITベンチャーへの就活は就活サービスで効率化しよう
ここまで、ITベンチャーの意味や定義、特徴、仕事内容などについて解説してきました。
なかなか向かなそうだと思った方もいれば、とても自分に合っている!と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
この章では、ITベンチャーに就職したいと思った方向けに、効率的に就活する方法をお伝えします。
就活サイトに登録して自分で探すのも良いですが、おすすめは就活エージェントの活用です。二人三脚となって就活のサポートをしてくれるだけでなく、自分に合った企業の紹介もしてもらえます。
就活エージェントが取り扱う求人は多岐に渡りますが、ITベンチャーが多い傾向があるので、一度は登録してみるのがおすすめです。
特にITベンチャーに強いサービスを紹介しよう。
キャリアチケット
名称 | キャリアチケット |
運営企業 | レバレジーズ株式会社 |
対象学年 | 25卒 |
強み | 内定率は業界トップレベル、スピード内定も多数 |
利用しやすさ | LINEを使って手軽に連絡、丁寧なサポートも |
求人 | 実際に企業に足を運んでホワイト企業を厳選 |
紹介実績 | 学生の特徴に合わせて活躍できそうな企業だけを厳選紹介 |
サポート | 「量より質」のサポートで大手からベンチャーまで幅広くカバー |
総合得点 | 17.0/20.0点 |
公式HP | https://careerticket.jp/ |
キャリアチケットは、IT・WEB業界のベンチャーを多数抱える就活エージェントです。ITベンチャーを志望する学生からの人気が高く、最近口コミでよく耳にします。
ただ内定を得るための就活でなく、自分の市場価値をあげるために適した企業を共に探してくれます。成長意欲が高い人には特におすすめのエージェントです。
\就活大成功の声多数 /
※内定まで2週間
まとめ
これまでITベンチャーについて紹介してきました。
ITベンチャーはジェットコースターのような激しさがある一方で、自らの能力として帰ってくるものも多くあります。
ITベンチャーを全く考えていなかったという人も今一度、ITベンチャーを見直し今後の進路の選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか?