就活をうまく進めるには業界を絞った方がいいと聞きましたが、本当なのでしょうか?
業界を絞ることでさまざまなメリットが期待できるからおすすめだよ!
就活はある程度志望する業界を絞って、業界・企業研究を行うことが大切です。
幼い頃からの夢を持ち続けている人などであれば、おのずと志望する業界も決まっています。しかし多くの場合、就活を始めた当初は志望の業界が明確になっていません。
24卒の方が就活を始め出した3年生の11月時点での調査では、「明確に決まっている」と答えたのは31.5%のみでした。
(出典:【2024卒】11月1日時点の就職意識調査 キャリタス就活2024 学生モニター調査(2022年12月))
自分がどのような業界に進めばいいのか分からず、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では業界の効率的な絞り方や、それぞれの業界について解説していきます。
- 業界を絞ることはメリットが多いです
- 業界を絞るにはどのような業界が存在するのか知っておく必要があります
- 業界を絞る際にはいくつかの基準や注意点があります
- 特に自分や業界についての理解が必要となります
- 自己分析や業界理解を手伝ってくれるJobSpringの利用がおすすめです!
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そもそも就活では業界を絞るべきなのか?
就活を始めると、これまで知らなかった魅力的な業界や企業がたくさん見えてきます。
そのような中で、業界を絞るのは選択肢を狭めることにつながると思う方もいることでしょう。
しかし、正しい方法で志望業界を絞ることは複数のメリットが存在します。志望業界を絞り、より深く業界研究を行うことで、就活に成功する確率も高くなります。
3〜5業界に絞るのがおすすめ
1つだけに絞ってしまうのは危険です!
志望業界を絞ると言っても、1つだけに絞るわけではありません。3〜5業界に絞って、就活を進めることをおすすめします。
1つだけに絞ってしまうと、視野が狭くなるデメリットがあるからです。
業界を絞るメリットとして、まず志望業界への一貫性が生まれることが挙げられます。
より多くの時間を特定の業界への研究に費やせるため、志望動機の説得力が増します。
また、選考の対策が立てやすいこともメリットの一つです。業界を絞っている分、1社1社にかけられる時間も多くなります。
就活で業界を絞る前に知っておくべき業界一覧
業界を絞るには、まず社会にはどのような業界が存在するのかを知っておく必要があります。
それぞれの業界の特徴や仕組みを理解した上で、自身の志望する業界を絞りましょう。
メーカー
メーカーは0→1を作り出す業界だよ
- 食品・農林・水産
- 建設・住宅・インテリア
- 繊維・化学・薬品・化粧品
- 鉄鋼・金属・鉱業
- 機械・プラント
- 電子・電気機器
- 自動車・輸送用機器
- 精密・医療機器
- 印刷・事務機器関連
- スポーツ・玩具
- その他メーカー
メーカーとは、モノを開発・生産する業界です。
食品から機械まで、製造している製品の種類はメーカーによってさまざまです。食品なら食品メーカー、機械なら機械メーカーと呼ばれます。
IT・ソフトウェア・情報処理
IoTやビックデータの活用など、今後もさらなる発展が見込まれている業界だよ
- ソフトウエア
- インターネット
- 通信
IT・ソフトウェア・情報処理は、コンピュータやインターネットなどの情報技術を駆使したサービスを提供している業界です。
コンピュータソフトやスマホアプリの開発を行うソフトウェア系、企業のシステムの企画・開発・運用保守などを行う情報処理系の企業などが含まれます。
サービス・インフラ
企業が持つ人材やモノを活用したサービスを提供する業界です!
- 不動産
- 鉄道・航空
- 電力・ガス・エネルギー
- フードサービス
- ホテル・旅行
- 医療・福祉
- アミューズメント・レジャー
- その他サービス
- コンサルティング・調査
- 人材サービス
- 教育
サービス・インフラは、メーカーとは対照的に無形のサービスを提供している業界です。
消費者に対して直接サービスを提供することが多いため、一般的な知名度が高いことが特徴です。また、電気・ガスなどの社会インフラもこの業界に含まれます。
商社
- 総合商社
- 専門商社
商社は、取引を円滑に行うために買い手と売り手のマッチングを手掛ける業界です。具体的には商品の販売、貿易、仲介、物流などを行っています。
商社の中でも、さまざまな分野の商品を扱う「総合商社」と、特定の分野に絞った「専門商社」に分かれます。
買い手と売り手を結ぶビジネスモデルを「トレーディング」と呼ぶんだ
金融
金融業界は昔から人気の高い業界の一つだよ
- 銀行・証券
- クレジット
- 信販・リース
- 生保・損保
- その他金融
金融業界は、お金に関する取引・サービスを提供している業界です。資金の需要と供給の調整をさまざまな形で行っています。
銀行が代表的な例ですが、そのほかにも証券会社やクレジット会社などが挙げられます。
広告・通信・マスコミ
メディアの主な収益源は広告収入だから、多くの人の目に留まるために日々試行錯誤してるよ
- 放送
- 新聞
- 出版
- 広告
広告・通信・マスコミはさまざまなメディアを通じて、情報を提供する業界です。
メディアは価値のある情報を提供することで多くの人を集め、広告を出すことで広告主から収益を得ています。
また、その広告枠の企画・販売を行っている広告代理店もこの業界に含まれます。
小売・流通
- 百貨店・スーパー
- コンビニ
- 専門店
- 運輸・物流
小売・流通は、製造された商品を仕入れ、消費者に販売する業界です。また、販売するために商品を店舗などに運ぶ運輸・物流もこの業界に含まれます。
コンビニ、スーパーといった身近な店舗などが含まれるため、サービス業界同様に一般の方からの知名度が高い業界になります。
誰もが一度は利用したことのある企業が多く含まれています!
官公庁・公社・団体
- 公社・団体
- 官公庁
官公庁・公社・団体は、公共のサービスを提供する業界です。具体的には中央省庁や役所が挙げられます。
行っていることはさまざまですが、共通しているのは国民の生活を支えるということです。民間企業ではできないような、公共の福祉に貢献するサービスを提供しています。
主に公務員などがこの業界に属します!
就活の業界を絞る基準【志望業界がわからない人向け】
ここからは実際に志望業界を絞るための基準について解説します。
一つの基準ではなく、さまざまな業界を絞ることが良い業界選びにつながります。
それぞれの基準について詳しく見ていきましょう。
3Sで業界を絞る
3Sとは業界選びに役立つフレームワークです。
- 「製」品から業界を選択
- 「成」長力、決算チェック
- 「職」種は長期的視野
上記3点の頭文字をとって3Sと呼ばれています。
「製品から業界を選択」とは、自分が好きなモノやコトを扱っている業界から絞っていくという意味です。
「成長力、決算チェック」では、利益の伸び方や市場規模などを調べることで業界にくわしくなります。上場企業であればホームページで決算を公表しています。
「職種は長期的視野」とは、自分がどのような働きたいのかという職種で業界を絞ることです。また新卒は総合職採用が多いので、長期でキャリアを見ていきます。
実際に書き出してみることで業界への理解が進み、志望業界を見つけることにつながります。
3Sはさまざまな視点から業界を絞っていくフレームワークだよ
過去の経験や大学の専門分野をもとに絞る
これまでの人生を振り返って、自分の強みを見つけよう!
これまで経験してきたことや、大学で学んできたことをもとに業界を絞るのもおすすめです。
経験や学んだ専門分野はあなたの強みとなります。その強みを発揮できる業界に絞れば、就職した先でも活躍できる可能性が高まります。
また経験や学んだことから業界を絞れば、そのまま志望動機に活かすことができるので、面接やエントリーシートの対策としても有効です。
理想とする働き方やなりたい将来像で絞る
仕事には多くの時間を費やすことになるから、プライベートとのバランスが大切なんだ!
近ごろ、世間的にワークライフバランスの充実が重視されています。
業界選びの際にも、仕事とプライベートのバランスを考えて絞ることをおすすめします。
業界にはそれぞれ特徴があり、働き方やキャリアステップもさまざまです。
自分は将来どのように働きたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかを考えた上で業界を絞りましょう。
【絞れない人必見】就活での効率的な業界の決め方
就活生の中には、どうしても業界を絞れない方もいるのではないでしょうか?
そのような方に向けて、ツールなどを用いた効率的な業界の決め方をご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
適性診断ツールなどを使って、自己理解を深める
なかなか業界が絞れない方は、自己分析がうまく出来てない可能性があります。
自分の価値観や強み・弱みなどを把握していないと、進路を選択することがむずかしくなります。
この場合には適性診断ツールやモチベーショングラフなどを使って、自己理解を深めることが有効です。
まずは自分について理解することが大事なんですね!
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業界地図など書籍を使って、業界全体を理解する
業界を絞るためには、まず各業界について理解する必要があると解説しました。しかし、個人で各業界を分析するのは限界があります。
この際に使えるのが「業界地図」や「四季報」といった書籍です。
これらの書籍には各業界の詳しい情報や主要企業などが記載されており、業界全体の理解につながります。
また毎年発売されているので、新しい情報が手に入るのもポイントです。
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就活エージェントを使って、自己分析を深める
業界を絞る上では自己分析が大切ですが、主観的な分析と他者から見た分析は結果が異なります。
他者から客観的に見てもらうことで、自分では気付かなかった価値観や強み・弱みが見つかります。
就活のプロが在籍しているJobSpring(ジョブスプリング)では、相談に乗ってもらいながら自己分析を一緒に進めることが可能です。
プロに相談できるのは心強いです!
また自己分析だけでなく、選考の対策まで一貫して行えるのでおすすめです。
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合同説明会に参加して、業界・企業を知る
書籍やインターネットを使って業界について調べることも大切です。しかし、実際に企業と出会うことで理解が進み、志望業界が定まることもあります。
さまざまな業界を知るには、多くの企業が出席する合同説明会に参加することが効果的です。
実際に企業と出会うことも大切なんだ!
優良企業も多く参加する就活イベントMeetsCompany(ミーツカンパニー)では、一度のイベントでたくさんの企業と出会えます。
業界を選ぶのに困ったら一度参加してみて、効率的にさまざまな業界・企業と出会うことをおすすめします。
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逆求人サイトに登録してスカウトが来た企業を調べる
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届くという仕組みの求人サイトです。
逆求人サイトでは、全く見ていなかった業界・企業からスカウトが送られてくることも多いので、視野を広げることができます。
プロフィールを登録しておくだけで多くの企業を知ることができるよ
1万社以上の企業が使っている逆求人サイト「OfferBox(オファーボックス)」では、さまざまな企業からスカウトをもらうことができるので、意外な発見にもつながります。
ただし、頼りすぎると受け身な就活になってしまいます。前提として他の手段も用いたうえで逆求人サイトを使うようにしましょう。
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就活で業界を絞るうえでの注意点
ここまで志望業界の絞り方を解説してきました。しかし、業界を絞る上で注意しなければならない点もあります。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
就活の軸が曖昧なまま業界を絞る
就活の軸が曖昧だと、業界も絞るに絞れないよ
業界を絞るには自己分析が必須です。自己分析を怠ると就活の軸が曖昧になり、業界もうまく絞ることができません。
しっかりと自己分析を行なった上で、まずは就活の軸を定めましょう。そうするとおのずと進むべき業界が見えてくるはずです。
憧れやイメージだけで業界を絞る
憧れやイメージだけで業界を絞るのは危険です。
過度な期待をもちすぎると、入社後に「こんなはずではなかった…」とギャップが生まれることがあります。
理想もたしかに大切なポイントですが、それだけで絞るのではなく、さまざまな視点から慎重に業界を絞るようにしましょう。
現実をしっかりと見て業界を絞ることが大切ですね!
就活で業界を絞るのが早すぎる・遅すぎる
業界を絞ることはメリットも多いですが、あまりにも早期に絞りすぎると、選択肢が狭まってしまいます。
逆に絞るのが遅すぎても、選考に向けた対策が間に合わなかったり、志望動機を固めきれなかったりするのです。
まずは自己分析を行い、適切な時期に業界を絞るようにしましょう。
絞るのが早すぎても遅すぎてもダメですね!
いつから就活で業界を絞ればいい?
適切な時期に業界を絞るべきだと上述しましたが、適切な時期とは一体いつなのでしょうか?
いくつかのケースに分けてそれぞれ解説します。
大学3年の4月ごろ(外資系志望の場合)
外資系は就活のスケジュールが早いことで有名です。なので外資系を志望する際には他よりかなり早く動き出すことが必須となります。
外資系では大学3年生の6月ごろからインターンが開催され、そのまま内定に直結するケースも多々見受けられます。
そのために大学3年の4月ごろに業界を絞るようにしましょう。また業界を絞るために、4月以前までに自己分析を進めておく必要があります。
外資系は3年生の間に内定が出ることも多いよ
大学3年の9月ごろ(ベンチャー志望の場合)
ベンチャー志望の場合も業界選びは早めに行う必要がありますね!
外資系ほどではありませんが、ベンチャー企業もスケジュールが早い傾向があります。ベンチャー企業では10月ごろから説明会を開催することが多いです。
そのため、ベンチャー企業を志望している場合には、大学3年の9月ごろに業界を絞るようにしましょう。
大学3年の12月ごろ(その他の企業を志望する場合)
外資系やベンチャー以外の一般的な企業では、経団連が定めたルールに則り、大学3年生の3月から説明会を一斉に開催しはじめます。
説明会が開催されてから業界を絞ると出遅れるので、大学3年の12月ごろに業界を絞るようにしましょう。
志望業界を明確にしてから説明会に臨もう!
まとめ:業界を絞るためには「理解する」ことが大事
業界を絞るためには自己分析や業界の全体像の把握、各企業を知るなどの「理解」が非常に大事になります。
これらを一人で行うのが難しいと感じた場合は、就活エージェントを利用して就活のプロと一緒に自己分析から業界研究、企業の選定まで行うのがおすすめです。
困った際はあなたに本気で向き合ってくれるJobSpring(ジョブスプリング)で相談してみてください。
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