職業訓練のプログラミングは無駄?デメリットや就職先など徹底解説

本記事でわかること
  • 職業訓練のプログラミングコースを受けるメリット・デメリット
  • 職業訓練のプログラミングを受けた後の就職先
  • 職業訓練以外にプログラミングを学ぶのにおすすめな方法

近年、エンジニアを目指す人が急増しています。そのなかで、職業訓練のプログラミングコースを選び、スキルを習得する方が少なくありません。

職業訓練であれば無料で学べる、かつ給付金を得られるという利点があります。しかし、「なんとなく学びながら給付金を得たい」という理由で職業訓練を選ぶことはおすすめしません

そもそも、職業訓練を通じて受給できる給付金は10万円と、生活を送るにはやや不十分な金額です。また、職業訓練のプログラミングコースでは、基礎を教える講座がメインであり、現場で活かせるスキルが身につきにくくなっています。

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現場で通用するプログラミングを学びたい方は転職エージェントを活用し、未経験者を求めているIT企業へ転職することを視野に入れてみましょう。IT転職AGENT@PRO人を使えば、研修やOJTが充実したIT企業と出会えます。

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職業訓練のプログラミングコースで学べる内容は?

職業訓練のプログラミングコースで学べる内容は?

全国にある職業訓練校によって開講しているコースはさまざまです。

今回は、東京都で開講予定である情報分野のコースを例としてご紹介します。

コース例
  • ITリテラシー科
  • Javaプログラマー養成科
  • WEBシステム開発科
  • Linuxサーバと情報セキュリティ科
  • オフィスソフトITマスター科
  • WEB・スマホサイトデザイン科
  • Webクリエイション科
  • マークアップWebデザイン科
  • ITパソコンマスター科
  • ビジネスパソコン実践科
  • 実践オフィスソフト科
  • ITオフィス会計実務科

参考:東京都産業労働局「令和4年8月入校生 受講生募集のご案内

お近くの職業訓練校のコースについては、厚生労働省のHP(ハロートレーニング コース情報検索)で検索できます。

職業訓練のプログラミングコースが無駄と言われる理由

職業訓練のプログラミングコースが無駄と言われる理由として、次の5つが挙げられます。

以下では、5つの理由について詳しく解説します。

実務に直結するスキルが学べない

職業訓練のプログラミングコースでは、実務に直結するスキルをあまり学べません。プログラミングの概念や基礎的なスキルを学ぶことに重点を置いており、専門的な知識を学ぶ機会は少なくなっています。

例えば、高度なアルゴリズムやプロジェクト管理のスキルなど、現場で求められる能力はカリキュラムに含まれていないことがほとんどです。プログラミングコースを出たからと言っても、即戦力になれない恐れがあります。

即戦力として採用されるためには、自主学習をしたりクラウドソーシングサービスを通じて実務経験を重ねたりすることが大切です。

倍率が非常に高くそもそも受講すらできない可能性がある

デジタル社会が急速に進む中、プログラマーやエンジニアになりたいと考える人も急増しています。

そのため、職業訓練のプログラミングコースは他のコースと比較して応募倍率が高い点に注意が必要です。

例として、東京都の職業訓練(委託訓練)の応募状況をご紹介します。

 科目名応募倍率
 システム開発エンジニア養成科4.13
 Javaシステム科1.97
 WEBデザイン科3.29
出典:東京都TOKYOはたらくネット「令和4年度5月入校生応募状況

総務や観光ビジネス科など、定員割れするコースもある一方、情報系の科目はどれも応募倍率が高めです。職業訓練でプログラミングを学びたいと思っても、必ずしも希望のコースで学べるとは限らないというデメリットがあります。

なお、選考に落ちると次の募集が始まるまで、受講することはできません。給付金を得られるというメリットこそありますが、貴重な時間を失うことを考えると、職業訓練にこだわり過ぎる必要はないでしょう。

就職先が保証されているわけではない

職業訓練のプログラミングコースを受講したからと言っても、就職先が保証されているわけではありません。基本的には、プログラミングコースで学んだことを活かして就職活動をする必要があります。

厚生労働省が公開した「ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況(全体版)」によると、令和4年度におけるIT分野の職業訓練を受けた方の就職率は、次のような結果となっています。

訓練区分受講者数就職率
施設内訓練155人77%
委託訓練17,202人70.8%
出典:厚生労働省「ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況(全体版)」

令和4年度の実績で見ると、IT分野の職業訓練を受けた方の70%程度が就職できている状況です。とはいえ、10人中3人は就職できていない状況であることを知っておいてください。

職業訓練のプログラミングコースへ通うだけでは、企業が求めるスキルに達しにくいことから、就職できない方が一定数存在します。個人の努力や理解するスピードによって習熟度が変わるため、「職業訓練へ通う=就職できる」と安易に考えることは控えたほうがよいでしょう。

給付金をもらえたとしても質素な生活になる

職業訓練を受講する場合、給付金をもらいながら生活を送ることが一般的です。とはいえ、すべての方が給付金を受給できるわけではなく、次の要件を満たす必要があります。

給付金の支給要件
  • 本人の収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月30万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地や建物を所有していない
  • すべての訓練実施日に出席する
  • 世帯のなかに給付金を受給して訓練を受けている人がいない
  • 過去3年以内に不正行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
  • 過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けたことがない
    (出典:厚生労働省「就職支援・給付金などについて知る」

給付される金額は必要最低限に抑えられているため、職業訓練期間中は質素な生活になりやすいことを理解しておきましょう。特に、家族がいる世帯主や都市部で生活している方は、貯金を取り崩す生活が避けられません。

経済的な不安が大きくなりやすいことから、なんとなくプログラミングを学びたい温度感の方は、時間とお金を無駄にする可能性が高くなります。

スキルがなくても転職できる会社はたくさんある

実際のところ、プログラミングスキルがなくても転職できる会社はたくさんあります。特に、エンジニア不足に悩む企業は多く、入社後の研修やOJTなどの制度を整えて未経験者を積極的に採用している状況です。

IT企業へ転職すれば、現場レベルで求められるスキルを学びながらお金を得られます。そのため、スキルを身につけるよりも就職・転職が目的の方は、職業訓練へ通うよりも転職活動に力を入れるほうがおすすめです。

また、近年のIT業界では、コミュニケーション能力や問題解決能力などのヒューマンスキルを持つ人材を求める企業が増えています。これらの背景から、IT業界を目指す上で必ずしもプログラミングスキルが必要というわけではないことを知っておきましょう。

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プログラミングを学ぶこと自体は無駄ではない

あくまでも、職業訓練のプログラミングコースへ通うデメリットがいくつか見られるだけであり、プログラミングを学ぶこと自体はまったく無駄なことではありません。

むしろ、プログラミングスキルは現代社会において、今後さらに求められるスキルです。実際に、経済産業省の調査でIT人材の需要がさらに高まることがわかっています。

引用:経済産業省「参考資料(IT人材育成の状況等について)」

IT業界には、将来的に人手不足が加速するという問題があります。そのため、プログラミングスキルを取得しておけば、無職になる可能性が限りなくゼロに近づくでしょう。

また、キャリアを縦にも横にも伸ばしやすく、自分の可能性を広げるきっかけになります。プログラミングスキルを習得することは、キャリアを考える上でおすすめできる選択肢の一つです。

実務レベルでプログラミングを学ぶなら職業訓練よりも〇〇がいい!

職業訓練以外にプログラミングを学ぶのにおすすめな方法

実務レベルのプログラミングスキルを習得したい方は、職業訓練よりも次の選択肢をとることがおすすめです。

ここからは、実務レベルのプログラミングを学ぶ2つの方法について詳しく解説します。

未経験でも一人前のエンジニアになるために支援してくれる企業へ転職する

最近では、エンジニアの実務経験がなくても採用してくれる企業も増えています。

働きながらエンジニアとしての知識や経験を積めるのです。

未経験OKな企業へのエンジニア転職」のおすすめポイント
  • 働きながらエンジニアとしてのスキルや経験が身に付く
  • 周囲の人はエンジニアなので、疑問をすぐ解消できる
  • プログラミング学習をしながら給料がもらえる

ただし、自分一人で就職・転職活動をしていてもなかなか実務経験がない人をエンジニアとして受け入れてくれる企業は見つかりません。

後述する転職エージェントを利用することで、未経験OKの求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。

転職エージェントではエンジニア未経験者に対して研修を丁寧に行う、かつ実務で求められるプログラミングスキルを習得できる企業を中心に紹介します。現時点で、プログラミングの知識がなかったとしても、転職先を安心して探すことが可能です。

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仕事をしながらプログラミングスクールに通う

基礎から実務レベルまでしっかりとプログラミングの知識を学ぶなら、民間のプログラミングスクールに通うのがおすすめです。

プログラミングスクールのおすすめポイント
  • 希望のコースを必ず受講できる
  • 自分のレベルにあったコースを選択できる
  • 就職支援がセットになっている
  • 現役エンジニアなど、講師の質が高い
  • 職業訓練よりも確実に実務レベルのプログラミングが学べる

職業訓練と違って受講料を払うことにはなりますが、必ず希望のコースが受けられますし、就職支援も充実しています。

また、職業訓練では基礎レベルのみの学習になりますが、プログラミングスクールであれば自分のレベルや目標に合ったコース選択が可能です。講師も現役エンジニアなどがそろい、職業訓練よりも質の高いプログラミング学習ができるでしょう。

プログラミングスクールのなかには、給付金制度を利用してお得に受講できるものもあります。プログラミングスクールや講座によるものの、受講料が最大で70%お得になる場合もあるため、給付金の情報は入会する前に必ずチェックしておいてください。

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キャリア先輩

教育訓練給付金対象のプログラミングスクールは以下記事で詳しく解説しています!

プログラミング未経験向けの求人が多いおすすめの転職エージェント

未経験でもエンジニア転職が目指せる転職エージェントを2社ご紹介します。

ここからは、IT転職AGENT@PRO人とdodaの特徴を詳しく解説します。

ITエンジニア未経験者におすすめの転職エージェントをより詳細に知りたい方は、この記事と合わせて「IT未経験のエンジニア転職エージェントおすすめ30選」をご覧になってください。

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  • 求人数の多さ
    3
  • 取り扱い
    業種数
    3
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    利用者満足度
  • 5
    サポート
    対応
  • 利用実績
    5
IT転職AGENT@PRO人の特徴
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  • 利用者の年収アップした割合が高い
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いまひとつな点
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▼IT転職AGENT@PRO人の口コミ

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他社エージェントでは大量の求人票を渡され、多くの企業への応募を進められました。転職サイトで求人を探すのと変わらない、と感じてしまっていましたが、PRO人では、しっかりと私の話を聞いた上で、多数の求人から納得感のあるお勧め企業をご提案いただけたと感じました。コンサルタントの企業や技術への理解も一番よく、次の機会があればまた相談したいと思っています。

引用:IT転職AGENT@PRO人

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Bさん
希望の転職先をなかなか得る事ができず、気持ちが落ち込んでいるときにご相談にお伺いしましたが、「希望通りの仕事はあります。あきらめずに楽しんで活動しましょう!」と、力強い応援をしてくださり、本当に心強かったです。条件交渉などもかなりがんばっていただき、しっかりと私一人に対して、熱い気持ちでぶつかっていただけていたのが印象的でした。

引用:IT転職AGENT@PRO人

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とにかく求人数が多く併用におすすめの『doda』

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運営会社名パーソルキャリア株式会社
拠点東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
書類添削の有無あり
面接対策の有無あり
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連絡手段メール、電話
オプション【ス・オ・面・年】
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dodaの特徴
  • IT業界の求人を多く取り扱っている
  • エージェントサービスとスカウトサービスのどちらも利用できる
  • 転職に役立つコンテンツが充実している

dodaは、リクルートエージェント・マイナビエージェントに並ぶ業界大手の転職エージェントです。業界大手のほかの転職エージェントとは異なり、IT業界の求人を多く取り扱っているという特徴があります。

エンジニアやプロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなど、ITにまつわるさまざまな求人をチェックできます。未経験者から経験者まで自分のキャリアに合う求人を見つけやすいことも魅力の一つです。

dodaでは、エージェントサービスとスカウトサービスを併用でき、転職活動を効率化できます。また、自己分析ツールや書類作成ツールを活用すれば、転職活動を始めてから内定を得られるまでの期間を短縮できるでしょう。

さまざまな求人を比較したい、かつ転職活動を効率的に進めたい方は、dodaを利用することがおすすめです。

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おすすめポイント
  • 大手転職エージェントのなかでもIT業界の求人数が多い
  • ほぼ全年代の転職支援に対応している
  • 求人先に勤める方の口コミもチェックできる
いまひとつな点
  • 人気のある求人は倍率が高くなる
  • アドバイザーによってサポート力にばらつきがある
  • 情報量が多いため自分に合う求人が探しにくい

▼dodaの口コミ

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Cさん
第二新卒で初めての転職活動を始めた際、自身の経験や実績の不安を感じていましたが、dodaを利用して良いサポートを受けました。 担当者は親身になって相談に乗ってくれるだけでなく、論理的なアドバイスも提供してくれました。 求人紹介や面接練習なども手厚く、電話やWEBでの相談もしやすかったです。 また、LINEを通じてキャリアアドバイザーと連絡を取ることができ、コミュニケーションがスムーズでした。

引用:みん評

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Dさん
親身で寄り添ってくれる姿勢は断然dodaです。 質の高いハイクラス求人に関しては、リクルートやビズリーチに軍配ですが、カウンセラーの方の対応などを含めるとdodaが使いやすいですね。

引用:みん評

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給付金制度が使えるお得なプログラミングスクール

【公式】https://tech-camp.in/expert
スクール名TECH CAMP(テックキャンプ)
受講期間10週間〜6ヶ月
料金(税込)・短期集中スタイル(通学/オンライン):657,800円~
・夜間・休日スタイル(通学/オンライン):877,800円~
※給付金活用で最大70%OFF
(2024年11月14日現在)
運営会社株式会社div
設立2012年3月22日

TECH CAMPは、短期間でプログラミングスキルを習得できることで知られるプログラミングスクールです。プロの講師に質問し放題の環境や専属ライフコーチによる学習進捗管理など、受講生を挫折させないサポート体制が整っています。

生活スタイルに合わせて通学・オンラインから受講スタイルを選べるため、仕事の合間を縫ってプログラミングの勉強が進められます。

TECH CAMPの大きな特徴は、転職成功実績No.1の実績を誇っていることです。これまでに4,600人以上の転職を成功させています。受講生のなかにはTECH CAMPのサポートがきっかけで、大手SaaS企業に就職し年収アップを実現した方や独立して自由な働き方を手にした人が少なくありません。

サポート体制や転職成功実績だけでなく、給付金を活用できることもTECH CAMPの魅力です。給付金を使えば受講料が最大で70%OFFになります。例えば、70万円近くする短期集中スタイル(通学プラン)の場合、給付金が適用となれば実質20万円ほどで受講できます。

プログラミングを本格的に学び、自分のキャリアに活かしたい方は、給付金が適用されるTECH CAMPを選ぶことがおすすめです。

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職業訓練のプログラミングコースを受けるメリット

職業訓練のプログラミングコースを受けるメリット

職業訓練を利用してプログラミングを学ぶメリットを3つご紹介します。

無料でプログラミングを学べる

職業訓練のプログラミングコースは、テキスト代などを除き無料で受講できます。(ただし、在職者や学卒者を対象とした職業訓練は有料)

一方、民間のプログラミングスクールの場合、3ヶ月で約30万円ほどの受講料がかかることがほとんどです。

職業訓練のプログラミングコースを利用すれば、民間のプログラミングスクールを利用するよりもはるかに費用を抑えられます。

ただし、プログラミングコースは職業訓練のなかでも、人気があるコースです。受講希望者が多い分、倍率が高いため希望するタイミングに必ず受講できるとは限りません。そのため、退職後すぐに受講できなければ時間を無駄にする恐れがあります。

プログラミングスキルを無料で習得する点にこだわるのであれば、転職エージェントを活用し、未経験者を育成する環境を整えたIT企業へ転職することがおすすめです。

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お金を貰いながらプログラミングの勉強ができる可能性がある

職業訓練では、一定の条件に該当する場合、訓練に通いながら給付金を受け取ることができます。

受け取れる給付金
  • 公共職業訓練の場合
    雇用保険の支給に加えて、基本手当+受講手当(500円/訓練日)+通所手当+寄宿手当が支給される(※受講期間のみ)
  • 求職者支援訓練の場合
    受講手当(月10万円)+通所手当+寄宿手当を支給(※受講期間のみ、その他条件あり)

参考:厚生労働省「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像

受講料金は基本的に無料なので、お金をもらいながら就職に必要なスキルや知識を身につけられるということです。生活費を気にせずに、職業訓練に集中できる仕組みが整っています。

とはいえ、給付金で得られるお金は生活費を賄う程度の金額にしか過ぎません。勤めていたときよりも、生活水準を落とさなければ貯金を取り崩すことになります。

もし、お金目当てで職業訓練を受けるべきか検討している方は、転職するほうを選びましょう。IT企業へ転職すれば、給料を得ながら現場で求められるプログラミングスキルを身につけられます。今と同水準の生活を送ることも可能です。

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自宅でプログラミングの勉強ができる

職業訓練のプログラミングの中には、オンライン受講ができるコースもあります。

そのため、自宅にいながらプログラミングの勉強が可能です。

オンライン受講であれば、通学時間も短縮できるため、より職業訓練に集中できますし、浮いた時間で自習や就職活動に励むこともできます。

また、訓練時間は基本的に10時頃〜17時頃までと決まっているため、自宅でのオンライン受講でも生活リズムを崩すことなく勉強が可能です。

とはいえ、自宅でプログラミングの勉強ができる点は、スクールを選んでも同じことです。時間を重視するのであれば、好きなタイミングで勉強できるスクールを選ぶほうが満足度は高まるでしょう。

職業訓練のプログラミングを受けた後の就職先はハローワークが紹介する企業

職業訓練のプログラミングを受けた後の就職先はどこ?

ほかの民間サービスなどを利用せず、職業訓練のみを利用した場合、就職先はハローワークが紹介する企業となります。

厚生労働省のHPによると、職業訓練を利用する際の就職の流れは以下のとおりです。

訓練受講中から訓練終了後3カ月間、原則として月に1回、ハローワークに来所し、職業相談を受けていただきます。ハローワークが、就職活動をサポートします

引用:厚生労働省「求職者支援制度のご案内

ハローワークと職業訓練校が連携して、受講者に対し、履歴書の作成指導や求人の紹介などをおこなってくれます。

しかし、ハローワークが紹介する企業は、ブラックが多いことを知っておいてください。IT業界に関係なくどの業界の求人であったとしても、労働環境と給料が見合わないものが多くなっています。

実際に、ハローワークを利用した方のなかには、「求人と面談で提示された条件が違った」と口にする人が少なくありません。ブラック企業を選んでしまうと、再び転職する必要があり、時間と労力を費やすことになります。

転職することを前提にプログラミングを学ぶのであれば、未経験者を募集する企業を転職エージェントで探す、もしくは高レベルのスキルを身につけられるプログラミングスクールへ通うほうがおすすめです。

プログラミングを学ぶなら

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スクール(TECH CAMP)がおすすめな人

  • お金を出して本気でプログラミングを学びたい人
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職業訓練のプログラミングコースで取得できる資格は?

職業訓練のプログラミングコースで取得できる資格は?

職業訓練のコースを受講しただけで取得できるプログラミング関連の資格はありません。

ただし、コースによっては「受験できる関連資格」というものが列挙されていることもあります。(受験資格が得られるという意味ではありません)

今回は、東京都で開講予定のコースを参考にご紹介します。

受験できる関連資格の指定があるコース(東京都で開講予定のコースの場合

Javaプログラマー養成科

【受験できる関連資格】※受験料等は自己負担
・オラクル認定Javaプログラマ(OCJ-P)Bronze SE
・ JavaTMプログラミング能力認定試験

●Linux サーバと情報セキュリティ科

【受験できる関連資格】※受験料等は自己負担
・情報セキュリティマネジメント試験(国家試験)
・ Linux Essentials証明
・ LPIC-1認定
・ LPIC-2認定
・ITパスポート試験(国家試験)

参考:東京都産業労働局「令和4年8月入校生 受講生募集のご案内

将来どのような仕事に就きたいか、その仕事には何の資格が必要かを考えてコースを選択する必要があります。

職業訓練のプログラミングコースの申し込み方法

職業訓練のプログラミングコースの申し込み方法
STEP
制度説明を受ける

お近くのハローワークにて、職業訓練の相談をしたいと伝え、制度説明を受けます。

STEP
訓練コースを選ぶ

どのコースを受講するかを選択します。

STEP
職業訓練の申し込み

ハローワークにて、職業訓練の申し込みを行います。

STEP
訓練実施機関による選考を受ける

訓練実施機関において、面接や筆記試験などの選考を受けます。

STEP
職業訓練の受講

選考に合格したら、ハローワークにおいて受講のあっせんを受け、受講を開始します。

職業訓練の利用に際しては、ハローワークでの手続きと職業訓練実施機関における手続きが必要です。

まずはお近くのハローワークに相談することから始めましょう。

職業訓練のプログラミングコースが向いている人

職業訓練のプログラミングコースが向いている人
職業訓練のプログラミングコースが向いている人
  • 今すぐに働くつもりはない人
  • 職業訓練のメリットに魅力を感じる人

先ほどご紹介したとおり、職業訓練を利用したからといって必ずしも就職に成功するとは限りません。

そのため、すぐにプログラマーやエンジニアとして就職するつもりがない人であれば、職業訓練でじっくりとプログラミングの基礎知識を習得するのも一つの手です。

また、給付金など職業訓練のメリットに魅力を感じる人も、職業訓練に向いているでしょう。

職業訓練のプログラミングコースが向いていない人

職業訓練のプログラミングコースが向いていない人
職業訓練のプログラミングコースが向いていない人
  • 早く就職したい人
  • お金に余裕がある人
  • 本格的にプログラミングを学びたい人
  • 良い就職先にいきたい人
  • 転職・就職のサポートを受けたい人

上記に該当する人は、民間のプログラミングスクールを利用してプログラミングを学ぶほうが、短期間で本格的なプログラミングスキルが身に付くためおすすめです。

また近年では、未経験でもエンジニアやプログラマーとして採用する企業も増えています。そのような優良求人を紹介してもらうためには転職エージェントの利用が欠かせません。

転職エージェントを利用すれば、ブラック企業を避けることもできるため、職業訓練やハローワークのデメリットも解消できます。

\未経験からIT業界へ転職できる!/

職業訓練のプログラミングコースを受講する前に今一度考えよう!

職業訓練のプログラミングコースへ通えば、無料でプログラミングを学べます。しかし、必ず就職できるとは言えない・倍率が高く受講できない可能性があるため、すべての人にプログラミングコースが合っているわけではありません。

プログラミングを学ぶ動機が転職・就職する・お金を得るという場合、職業訓練よりもIT企業で現場レベルのスキルを学ぶほうがよいでしょう。未経験からIT業界へ飛び込みたい方はIT転職AGENT@PRO人、数ある求人から自分に合うIT企業を探したい人はdodaへ登録することから始めてみてください。

ハイレベルのプログラミングスキルを身につけたい方は、給付金を活用できる民間のIT・プログラミングスクールに通うことを推奨します。なかでも、TECH CAMPはカリキュラムが充実しているだけでなく、転職成功実績が豊富にあるため、プログラミング未経験者におすすめです。

▼未経験からエンジニア転職を成功させて方へインタビュー

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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