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休学してインターンをする必要ってある?メリットとデメリットとその後【25卒】

後輩ちゃん

本当に身のある長期インターンのためには、休学した方が良いのでしょうか?

キャリア先輩

じっくりと業務に取り組めるから、得られるものは多くなるね。

休学してインターンに参加するとなると、なかなか大きな決断なので悩みますよね。簡単に結論は出せない問題です。「休学なんて思い切ったことしちゃって大丈夫かな?」「そこまでして長期インターンをする意味あるのかな?」という迷いも生じるでしょう。

休学してもしなくてもメリットとデメリットはあります。この記事では休学をして長期インターンをした場合のメリットとデメリット、その後の進路について書いていますので、ご自身の将来を考えた時にどちらが良いのか比較してみてください。


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休学してインターンをやるメリット

この章では休学して長期インターンをした場合のメリットをお伝えします。こちらの内容が休学をしなくても達成可能と思えば休学はする必要がないかもしれませんし、近道だと思えば休学を選択することが有効といえます。

時間をかけて社会人になる練習ができる

インターンをすると、普通に学生生活をしていたらなかなか関われないような近い距離感で社会人と過ごすことが多くなります。

社会に出ると「思っていたのと違った」と感じることがよくあるのですが、長期インターンを行うと業務を実際に体験できるので、社会人についてある程度理解することができます。

中でも休学インターンですと、その他の学生と比べコミットする時間も仕事に臨む覚悟のレベルも違います。そのため社員が指導してくれる熱量は大いに上がります。

経営陣が重要なことを教えてくれることもあるでしょう。入社前に会社はこういうところだということを知れるのは大きなメリットです。

キャリア先輩

学生時代に当然と思って行っていた言動を新入社員になってからもそのまま続けてしまうと、常識外れととらえられてしまうよ。

社会人としてのコミュニケーションの取り方を学べる

日常的に社会人と触れ合うことで、ビジネスの場で行われているコミュニケーションが自然とできるようになります。

特に休学して長期インターンを行う場合は、社員と同じような業務を任されることも珍しくないので、ビジネスで必要なコミュニケーションスキルを身につけられます。

指示を受けたり確認をお願いする時など、ひとつひとつに対してインターン生の側が社会人らしいコミュニケーション方法に合わせなくてはなりません。例えば、まず結論を話してから補足をする、相手からの質問の芯をとらえて適切な返答をするなどです。

学生のうちのコミュニケーション能力というのは、知らない人とでも交流できたり、自分について流暢に話せたりするということを指すことが多いかもしれません。しかし社会人になってからは同じコミュニケーション能力と言っても意味が変わります。

こういった職場でのコミュニケーションの取り方が自然にできるようになると、就活にも有利になります。面接の時に意識しなくても大人の対応ができるでしょう。

後輩ちゃん

組織内でのコミュニケーション方法は、大学では教えてもらえませんよね。
一度でも長期インターンとして社会に出てみることは長い目で見ても大きなプラスといえそうです。 休学をする場合、求められることが多いだけに更に大きな成長が見込めますね。

自分を見つめ直す時間を持てる

多くの就活生は、周りの人達がやっているからそろそろ自分も……という気持ちで就活を始める場合が多いと思います。

将来やりたいことがある訳でもなく、自分の軸も固まっていない中で何とかそれなりに志望動機を捻出して就活に臨んだ結果、すぐに退職してしまうという人もいるのではないでしょうか。

その点、休学して1年間という時間を手に入れて実際に長期インターンをしてみることで、「人と話すことが好きだから営業を志望していたが実際はきつくて無理だ」と気付いたり、「マーケティングにはあまり興味がなかったが自分のクリエイティブに対して反応が来るのが嬉しい」と魅力を知れたりする機会に恵まれます。そういった経験を経て、自分の本当にしたいことが見付かる可能性も高まります。

またインターン先の社員さんなどから客観的に「君は○○に向いているね」と言われるなど、自分では思ってもみなかった才能を見出してもらえることもあるかもしれません。

キャリア先輩

実際に会社で働いてみたという経験は、自分のやりたいことを明確にし、就活へのスタートダッシュを何倍も早くかけてくれるよ。

休学してインターンをやるデメリット

向かい合う人

ここからは休学してインターンをやるデメリットについてお伝えします。勢いで休学してしまう前に一度目を通してみて下さい。

お金がかかる

大学よっては休学中も費用がかかります。国公立大学なら無料ですが、私立大学の場合は大学で何もしていなくても5万円~25万円程度の休学費用が必要です。

例えば都内で一人暮らしをしていた場合、休学中の収支モデルはおおむね以下のようになると思います。

<収入>
給与 160000
※週5日、1日8時間、時給1000円の場合

<支出>
家賃 70000
食費 30000
水道交際費 8000
休学費用 50000
合計  158000

他にも趣味に使いたいお金などあると思いますが、かなりかつかつになってしまう可能性があることは頭に入れておきましょう。

また学部によってはすんなり休学させてもらえないところもあると聞きます。自分の通う大学の休学制度がどのようになっているのか、事前にしっかりと調べましょう。

最も気を付けてほしいのは奨学金を受けている場合です。休学している期間は休止しなければならないので、長期インターンで給与が入るとはいえある程度しっかりと計画をしておく必要があります。

キャリア先輩

家族に対しても、サポートが受けられるか相談しておこう。

休学を終えた後に同学年の友達が居ない

当然のことですが、1年間休学をしたら復学後は同学年の友達がほぼ居なくなります。1年下の人達と過ごすことが主になり、寂しさを感じる人も居るかもしれません。卒業旅行などに一緒に行ける仲間も居ない可能性が高くなります。

自分の居場所となりそうな集団を探すか、あるいはサークルなどを作って自ら居場所を作るなど、普通に同学年の友達と過ごしていた日々よりは自ら動くことが必要になります。

後輩ちゃん

自分がさみしがりやと自覚のある人には、把握しておいた方が良い点かもしれません。

休学してインターンをした学生のその後

ゴール、プラン、サクセス

ここまで休学して長期インターンをすることによるメリットとデメリットを書いてきました。この章では、休学して長期インターンを行った人がその後にどのような進路をたどるのかをご紹介します。

休学してインターンをした学生のその後

就活

がやがや

長期インターンを終えた後、多くの人は就活を選びます。そもそもの長期インターンの動機も「自分が本当に働きたい業界を見付ける」「就活の時に有利にしたい」などが多いので当然かもしれません。

休学して長期インターンをすることの一番のメリットは、他の就活生と大いに差別化できることです。

多くの就活生が「サークルで○○しました」「ゼミで○○しました」「アルバイトで○○しました」という話をする中、「休学して長期インターンをしており、そこで○○しました」という話ができれば面接官も「この学生は一味違うぞ」と思うに違いありません。

ただし、「なぜ休学してまで長期インターンをしたのか?」という点についてはしっかりと答えられるようにしておきましょう。何となくやったとしか言えないとかえって不利になる可能性もあります。

キャリア先輩

長期インターンで何をして、どんなことを身に付けたのかを説明できなければ強みにはならないよ。学んだり気付いたりしたことをこまめにメモしながら、自分の中でしっかりと練っておこう。

起業

会話

長期インターンシップでは、社員と同じような重い仕事を学生であっても与えられることがあります。業務内容によっては自分の動きが企業の業績に影響を与えることもあるでしょう。

起業したい人にとっては、企業の経営戦略とそれに基づく施策を打っているさまを間近に見られるということは大いなる学びのチャンスです。

働く人々の姿を見ていると、起業することの喜びや苦悩が見え、理想を描くだけでは気付かなかった実情を知ることができることもあるはずです。社長はいいなぁと何となく思ってしまいますが、実際は頭を下げて回るなど泥臭い仕事をしなければならないこともあります。

後輩ちゃん

長期インターンで経営者と触れ合うことにより、良いところも悪いところも理解した上で地に足の着いた起業が出来るかもしれませんね。

個人事業主

個人事業主

エンジニアなどの、いわゆる「手に職を付ける」職種の場合、個人事業主となって独立して仕事をするというのも良いでしょう。

復学して卒業してから独立するというのはもちろんのこと、学生のうちに独立してしまうのもアリです。まず独立して、軌道に乗ったら退学し、また学びたいと思ったものができた時に大学に行き直すということもできます。

逆に学生時代に独立して仕事をしてみた後に、その経験を引っ提げて就活に臨むというのもおすすめです。Webデザイナーとして応募してきた学生から在学中に受注をもらってデザインしたWebサイトのポートフォリオが提出されれば、それだけで企業の食い付き方は変わりますよね。

起業したいと考えた時、もともとの特技を生かすというのも手段ではありますが、何で起業するかまで決めていない人については長期インターンを通して身に付けるのも良いでしょう。

キャリア先輩

個人で出来る仕事は、プログラミング・動画編集・デザイナー・広告運用・ライターなど色々あるよ。将来こんなことをしたいと先に描いて、それに基づいたキーワードで長期インターンを検索してみよう。

おすすめのITエンジニア向け就活エージェントについて詳しく知りたい方は「ITエンジニア就活におすすめのエージェント10選!失敗しない選び方や注意点を紹介」も合わせてご覧ください。

まとめ

休学をして長期インターンをするメリットとデメリット、そしてその後の進路についてここまで書いてきました。選択肢として大いにありうる一方で、何となく就活に役立ちそうだからという気軽な理由ですと期待していた成果を十分に得ることは難しいでしょう。

休学するというのは勇気のいる選択だと思います。そこまでしたのですから、将来になって後悔をしないような過ごし方をしてほしいと思います。

上にも書きましたが、「何のためにインターンをするのか」「インターンをした結果何を得たいか」など目的をしっかりと描くことが重要です。裏を返せば、そういった目標がなければ充実した長期インターンは送れないともいえます。

一度きりの自分の人生です。メリットとデメリットの両方をしっかりと理解した上で最適な結論を出してください。休学をするにせよしないにせよ、最も納得のいく1年の過ごし方をしましょう。

編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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