MRを辞めたいときの対処法!経験を活かせる仕事についても紹介

MR(医療情報担当者)は年収が高く、バリバリと営業として活躍したい方からは人気の高い職業です。

しかしいざMRになると、かなりのハードワークや人間関係に悩んで辞めたいと感じている方も多くいます。

MRの仕事が辛くてどうしようもないなら、限界を迎える前に転職を検討すべきです。

本記事ではMRを辞めたい方が多い理由や、MRからの転職を成功させる方法について解説するので、ぜひ参考にしてください。

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MR職の現状と将来性|MRを辞めたい一因に?

MR職の現状と将来性|MRを辞めたい一因に?

実はテクノロジーの発展によってBtoBの営業職は人員削減が進むことが予測されており、MRも例外ではありません。

インターネットから情報収集する医師が年々増加していることが、MRが減少している大きな要因の一つです。

実際にMR認定センターの「2021年版MR白書」によると、MRの数は減少傾向にあります。

2021年3月31日時点ではMRの数は53,586名であり、前年と比べると約5,500名減少しました。

将来的にMRという仕事が全く無くなることは考えにくいですが、今後も減少していく可能性は高く、MRを辞めたいと思う方が増える一因となっています。

引用:2021年版 MR白書

MRを辞めたい人が多い理由

MRを辞めたい人が多い理由

なぜMRを辞めたい方が多いのでしょうか?その主な理由は以下のとおりです。

激務になりがちで勤務時間が長い

MRはどうしても激務になりがちで勤務時間も長いことが、辞めたい方が多い理由の一つです。

MRは基本的にノルマを設けられることが多く、日々達成に追われています。

たとえノルマを達成したとしても来季にはさらに厳しいノルマを設けられるため、なかなか気持ちが休まる暇がありません。

また、ノルマ達成のためには医師やMSとの関係構築に時間を取られることも多く、自ずと勤務時間も長くなりやすいです。

>>激務で辞めたいあなたへ。無理して壊れる前に転職を考えよう!

医師やMSとの人間関係がしんどい

MRとして活躍するためには、医師やMSとの人間関係を構築することが求められます。

しかし、MRは不遇な立場に置かれることがよくあり、理不尽に扱われることも多いです。

中には癖が強く、MRをストレスのはけ口として見ている方もいますが、ノルマを達成するためには我慢して付き合わなければなりません。

そのため、人間関係を構築する辛さに限界を感じて心が折れる方がたくさんいます。

>>人間関係が辛いあなたへ。退職理由が「人間関係」は転職でマイナス評価なの?

医薬品や病気に関する知識の勉強がつらい

当然ですが、MRは高い専門性とスキルを持つ医師を相手に営業するため、医薬品や病気に関する豊富な知識が必要です。

ただでさえ忙しい中でも、日々新しい情報を学んでいかなければなりません。

また、MRとはいっても薬剤師資格を持っているのは全体の1割未満にすぎず、医薬品の勉強を常日頃行うのはかなり大変です。

特にそこまで医薬品や病気に対して興味のない方は、勉強が苦になってMRを辞めたいと思うようになります。

将来的に続けられるか不安

MRは早朝から深夜まで働くことも多い上に、休日も説明会や学会に出席しなければならないこともあります。

当然体力との戦いになってくるため、この激務を将来的にも続けていけるか不安になることもMRを辞めたいと思う理由の一つです。

また、最近はネットから情報収集する医師も増えてきており、MRという職業自体が不要になるのではないかと感じている方も多くいます。

全国転勤が多い

MRは全国転勤が当たり前であり、いつ転勤になるかわかりません。急にかなり距離の離れた場所への転勤もあり得ます。

たとえ、結婚していたり家を購入していたりしても転勤は避けられません。

そのため生活がなかなか安定せず、MRを辞めたいと思うようになる方も多いです。

ほとんどの製薬会社は転勤があるため、どうしても転勤したくない事情があるなら違う職種への転職を検討しましょう。

>>全国転勤はやめとけ!全国転勤が辛くて後悔する5つの理由と3つの対処法

MRを辞めたいと感じる人たちの本音

MRを辞めたいと感じる人たちの本音

激務や人間関係などでMRの仕事が辛く感じている方は多くいます。ここからは実際にMRを辞めたいと考えている方の本音を見ていきましょう。

MRって医者と薬剤師の板挟みにあうよなー…「あなた達の問題では?」と思うのと同時に、仕事辞めたい病の発作が起きる。

引用:Twitter

あぁ、MR辞めたい😂
コロナ禍の仕事キツイ。
立ちんぼさせてくれぇ。
働き方改革のせいで、縛りがキツイ。

なんなんこれ。
誰得?仕事おもんない。。

だけど頑張る!
酒たりてないな…。

引用:Twitter

MRを辞めたいと感じている方からは、やはり医師や薬剤師との人間関係の構築が辛いとの声が多く挙げられていました。

いくら仕事とはいえ、理不尽な対応を取られることに頭を抱えている方が多いです。

また最近ではテクノロジーの発達に加えて、コロナ禍や働き方改革などによりMRの仕事内容も大きく変化してきています。

製薬会社の花形ポジションと言われることもありますが、イメージとの相違に悩んでいる方も多く見受けられました。

MRを辞めたいと考え始めたらやるべきこと

MRを辞めたいと考え始めたらやるべきこと

MRを辞めたいと考え始めても、思いつきで動くのは危険です。どうしても辞めたいと思うなら、まずは以下の行動を取りましょう。

辞めて後悔しないか一度冷静に考える

まずは本当にMRを辞めても後悔しないかを冷静に考えましょう。一時の感情で辞めてしまうと、後悔する可能性が高いです。

辞めたいと思う理由を明確にした上で、本当に辞めないと問題が解決しないのかをよく考えてみてください。

仕事上の悩みの中には、辞めなくても解決できることもあります。

冷静に考えてもMRが辛くてどうしようもないなら、心が折れる前に転職の準備を進めましょう。

MRで得た経験や知識を整理する

冷静に考えた上でMRを辞める決意が固まったなら、仕事の中で得た経験や知識を整理しましょう。

これまでの仕事の内容を振り返り、具体的に行ってきたことや達成したことを明確にします。

得た経験や知識を整理することで自分の強みや実績が言語化され、次の仕事選びや転職活動に役立ちます。

何も考えないまま転職すると、また辞めたいと思うリスクが高まるので注意してください。

セカンドキャリアで実現したい年収や働き方を考える

セカンドキャリアで実現したい年収や働き方など、転職の軸を決めておくことも大切です。

あなたが重視している基準や譲れない条件を明確にしておきましょう。

軸が決まっていないと、なかなか理想の転職先が見つからず転職活動が長引く恐れがあります。

また条件が定まっていないまま転職が決まってしまうと、入社後に後悔する可能性が高いです。

MRのセカンドキャリア|MRの資格や経験を活かせる

MRのセカンドキャリア|MRの資格や経験を活かせる

MRで得た資格や経験を存分に活かせる代表的な転職先は以下のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

医療機器メーカー

MRと同じく医療機関を取引先とする医療機器メーカーは、これまでに得たスキルや経験を活かせる転職先の一つです。

医療機器メーカーの営業職は、医療従事者に対して機器の特徴や使い方などの情報を提供します。

単に医療機器を販売するだけでなく、医療機関への経営アドバイスやオペのサポートなど、コンサルティング的な業務を行うのも医療機器メーカーの営業職の特徴です。

医療系コンサルティング会社

医療系コンサルティング会社とは、医療機関を専門に経営アドバイスや事業戦略の立案などを行う会社です。

医療分野に関する知識はもちろんのこと、MRで培ったコミュニケーション能力は医療機関の経営課題を解決するために役立ちます。

また、昨今では経営状態が悪化している医療機関が少なくないため、医療系コンサルタントの需要が拡大しているのもポイントです。

ただし、医療系コンサルティング会社への転職は難易度が高いので、志望するなら入念が対策を行う必要があります。

MS(医薬品卸販売担当者)

MS(医薬品卸販売担当者)とは、製薬企業から仕入れた医薬品や医療材料などの情報を医療機関に提供し、販売する仕事です。

MRは製薬企業の社員として自社の製品の情報提供と収集を行うのに対して、MSはさまざまな企業の製品の情報提供を行った上で販売にまで携わるのが大きな違いです。

そのため、MSは医薬品の価格交渉も行います。

MRとMSは仕事内容が似ており、MRで培った経験やスキルをそのまま活かせる場面が多いです。

CRA(臨床開発モニター)

CRA(臨床開発モニター)とは、新薬の効果や安全性をテストする治験(臨床開発試験)が適切に行われているのかをチェックする仕事です。

本来CRAは理系でなければまず採用されませんが、医療分野の経験や知識が豊富なMRであれば文系でも転職できます。

また、CRAは医療従事者と直接話す機会も多いため、MRの高いコミュニケーション能力も活かせます。

ただし、あくまでも未経験となるため、MRと比べて最初は年収が下がることが多いです。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は、治験(臨床開発試験)のスケジュール管理や被験者への対応など、治験を円滑に進めるための全般的なサポートを行う仕事です。

CRCは医療機関の治験事務局や、SMO(治験施設支援機関)から医療機関に派遣されて働くことになります。

MRで扱ってきた医薬品に関する知識を、新薬の開発に活かせるのがCRCの大きなやりがいです。

MRのセカンドキャリア|異業種に転職する

MRのセカンドキャリア|異業種に転職する

MRの経験を活かせる転職先は異業種にも多くあります。代表的な転職先は以下のとおりです。

MRの経験を活かせる異業種の転職先
  • 広告代理店
  • 転職エージェント
  • 生命保険会社
  • 戦略・経営コンサルティング企業
  • 医療系ベンチャー企業

MRは医療分野に関する知識だけでなく、難しい営業を行ってきた経験があります。

そのため異業種の営業職やコンサルタント職など、高いコミュニケーション能力と課題解決能力を求められる職種に転職することも多いです。

営業スキルをアピールできれば、未経験でも異業種への転職に成功するケースは少なくありません。

ただし、異業種への転職は知識が少ないことから自分にあった会社を探すことが難しいため、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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MRを辞めたい人におすすめの転職エージェント

MRを辞めて転職を目指すなら、自分にあった企業選びから選考対策まで全面的にサポートしてくれる転職エージェントに相談するのがおすすめです。

中でも評判の良い転職エージェントを2つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの転職エージェント

マイナビエージェント

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【公式】https://mynavi-agent.jp/
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リクルートエージェント

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対象年代20代~60代
対応エリア全国
オンライン面談
得意分野・業界全業界、全職種
公式HPhttps://www.r-agent.com/
詳細を見る
運営会社名株式会社リクルート
拠点東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー
書類添削の有無あり
面接対策の有無あり
スカウト機能の有無あり
連絡手段メール、電話
オプション【ス・オ・面・年】
  • 求人数の多さ
    5
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    5
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まとめ:MR辞めたいなら一度転職のプロに相談しよう!

MRはかなりのハードワークで、日々厳しいノルマに追われています。また、医師との人間関係に悩む方も多いです。

しかし、いくら辛いからといって何も考えずに辞めてしまうのは危険です。

MRを辞めたいと感じている方は、まずは転職のプロが1からサポートしてくれる転職エージェントに相談しましょう。

マイナビエージェントならあなたの悩みに寄り添った上で、本当にあった求人を紹介してくれます。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

杉田陸のアバター 杉田陸 キャリアクラス編集者

宮崎県宮崎市生まれ。福岡大学経済学部を卒業。新卒でVC工業株式会社に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。現在はキャリアクラスのディレクターとして、キャリアに関するニュースでの情報収集や転職成功者へのインタビューを行い、キャリアや転職への知見を増やしている。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。プロティアン・キャリア協会が行うプロティアン検定資格を取得
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