「新入社員で入ったのにストレスで涙が出てきたんだけど、どうすればいいんだろう?」
新入社員の元気いっぱいなイメージとは裏腹に、会社が辛くて泣いてしまう人は意外と少なくありません。
同じ立場の人や、新入社員の教育係の人にとっては他人事ではないと思います。
- 新入社員なのにストレスで涙が出てしまうのはなぜ?
- 新入社員で涙を流してしまった人の体験談を知りたい!
- 新入社員がストレスで涙を流してしまった時はどうすればいい?
など、悩んでいるのではないのでしょうか。
そこで今回は、新入社員がストレスで涙が出てしまう原因をわかりやすくお話ししていきます。
さらに、実際に泣いてしまった人の体験談や対処法もご紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
・新入社員の頃は精神的にも不安定になりがちなので、ストレスで涙を流すのは珍しくない。
・心や体が疲れている証拠なので、『信頼できる人に相談』したり『病院で診察』すること。
・職場の改善が見込めないなら転職がおすすめだが、本当に辛いなら自分優先で退職した方が良い
新入社員がストレスで涙!仕事のことを考えると涙が出る理由とは?
では、新入社員が仕事のストレスで涙してしまう理由をわかりやすくご紹介していきます。
結論から言うと、以下のように新入社員が泣いてしまうのは、ちゃんとした理由があるんです。
なので、一時的に感情が高ぶっているだけだろうと考えて、何も対処しないのは良くありません。
なぜなら、もし問題を放置し続けていると、ストレスが溜まって鬱病などを引き起こす危険性があるから。
問題を解決するために、きちんと理由を把握しておくことが大切。
という事で、新入社員が思わず泣いてしまう主な理由を詳しくみていきましょう!
理由1:まだ仕事に慣れていない
新入社員が泣いてしまう主な理由は、まだ仕事に慣れていないことによるストレスが多いです。
何をするにも初めてで勝手が分からず、おそらく最初はミスの連発になるでしょう。
社内でのミスなら優しくフォローしてくれる先輩や上司もいるかもしれません。
しかし、お客さんや取引先相手からすれば職歴なんか関係ありませんので、ミスをしてしまうと辛辣な言葉をかけられることもあります。
場合によっては、理不尽に怒鳴られることもあるでしょう。
通常は社会人としての経験が長くなり、仕事に慣れるにつれてミスは減っていく人がほとんどです。
さらに想定外のいろんな状況にも対応できるようになりますが、新入社員の頃はその1つ1つが重くのしかかってきてしまいます。
その結果、「自分は仕事に向いていないのかも」と泣いてしまうこともあるのです。
仕事に向いていないサインを詳しく知りたい方は「仕事が向いてないサインとは?見切りをつけた方が良い場合や向かない仕事を続けるリスクについて徹底解説」を読んでみてください。
理由2:職場の雰囲気がピリついている
新入社員を歓迎してくれる職場は多いですが、そういった歓迎ムードは大体1ヶ月くらいまで。
新しい年度が始まる4、5月は業務が増えやすく、忙しい職場では雰囲気がピリついてくることも多いです。
そんな状況で何も分からない新入社員が仕事のことを先輩や上司に聞きに行くと、冷たい返事が返ってこないこともあります。
社会人になるとこのような光景は日常茶飯事ですが、人によってはショックを受けてしまうんです。
まるで自分が嫌われているかのような感じを受け、疎外感などから泣いてしまう人も出てきます。
さらに、いつもは和やかで和気あいあいとした雰囲気の職場であっても、トラブルが起こった時は空気が変わるものです。
一言も話せないほどのピリついた緊張感のある職場では、ストレスから無意識に泣き出してしまう人もいるでしょう。
それくらい新入社員にとっては職場の雰囲気や空気に対して、とても敏感なんです。
周りがピリついている状態でも平常心で仕事ができるようになるには、経験や時間も必要になることを忘れないでください。
理由3:まじめがゆえに自分を責めてしまう
新入社員は良い意味でも悪い意味でも一直線でまじめなタイプが多いです。
なので、自分のミスや失敗を許すことができず、いつまでも自分を責めてしまうパターンがあります。
トイレや更衣室でこっそり悔し涙を流してしまった経験はおそらく誰にでもあるのではないでしょうか。
でも言い換えれば、泣くほど自分を責めてしまうのは仕事に対して責任感を持っている証拠です。
何も考えずに与えられた仕事をしているならそこまで悔しい思いをすることはありません。
だからこそ、きちんと社会人としての自覚が芽生えていることを意味しているため、恥ずかしいと思わなくても大丈夫。
ただし毎日泣くほどストレスを感じてしまうのは、また違います。
ミスや失敗を反省することは大切ですが、もう少しだけ肩の力を抜いてみることをオススメいたします。
最初は誰でも失敗の連続であり、ミスを繰り返して知識や技術を身に付けていくもの。
自分だけが仕事ができないのでは?とネガティブに考え込まずに、次にその失敗を活かすことの方が重要です。
新社会人の涙が止まらない!入社したての体験談を紹介
続いては、実際に新社会人が入社したてで泣いてしまった時の体験談をご紹介していきます。
同じ境遇の新入社員の人が読むと思わず共感してしまう内容ばかり。
さらに、ストレスが大きくなりすぎてとんでもないことになった修羅場の体験談もあります。
なので、自分の状況と比較しながら1つずつ見ていきましょう!
体験談1:会社に近づいていくだけで涙が止まらない
1つ目の体験談は、仕事を始めて1ヶ月目の新入社員のお話です。
結論から言うと、毎日の通勤で会社に近づくだけで涙が止まらず、吐き気・頭痛・めまい・心臓の痛みまで感じるという深刻な状態になってしまったんです。
仕事は大企業の中の接客業務ですが、ミスも多くて非常にストレスがかかっていました。
泣いてしまう自分にも嫌気がさしており、即日で辞めたいというほど悩んでいたんです。
この新入社員の方はもともと自律神経失調症を患っていて、仕事中にめまいで倒れそうになったこともあったのだとか。
ストレスから生理不順にもなっているので心身ともに限界だったのかもしれません。
体験談2:休日に仕事のことを考えたら泣いてしまった
2つ目の体験談はコールセンターで働く女性のお話です。
クレーム対応の仕事で電話がつながった瞬間に怒鳴られたり、電話の受信件数で上司に嫌味を言われたり、たくさん嫌なことを経験しています。
また新入社員の頃は研修がたくさんあり、人前で話さなければいけないプレッシャーも非常に大きなストレスになっていたようです。
また、会社のトイレや帰宅途中に辛くて泣いてしまうことも珍しくありませんでした。
それだけでなく、休日も仕事のことを考えるだけで涙が出て止まらなくなってしまうと言います。
職場を離れても涙が出てしまうのは、よほど辛い状況だということでしょう。
休日に仕事のことを考えてしまうときの対処法は「休日も仕事の不安が消えない人の対処法5選|NG行動や筆者の体験談を紹介」で紹介しています。
体験談3:メンタルがやられて過呼吸で倒れた
3つ目の体験談は新入社員で通勤中、満員電車の中で過呼吸を起こしてしまった女性の話です。
この方は、新入社員研修で同期と一緒に職場に配属され、最初こそは楽しく仕事をしていました。
しかし、研修が終わって1人で配属されてから、わずか数週間しかたっていないのに憂鬱な状態が続いていたそうです。
そしてある日、通勤途中の満員電車の中で急に涙が止まらなくなってしまい途中下車してしました。
その後は過呼吸・動機・手の震えがあり、トイレに向かうこともできずに会社を休むことに。
上司が優しく気遣ってくれたことが救いだったようですが、今後のことを考えると非常に不安を感じているようです。
新入社員がストレスで涙が出てしまう時の対処法は?
ここからは、新入社員だけどストレスで泣いてしまった時のベストな対応方法をご紹介していきます。
結論から言うと、以下の方法がオススメです。
もちろん泣いてスッキリすれば良いのですが、仕事の不安や悩みがあるとなかなか気持ちを切り替えるのは簡単ではありません。
かといってそのまま放っておいてもっと症状がひどくなってしまうのも困ります。
という事で、それぞれの対応方法を詳しくみていきましょう!
対処法1:信頼できる人に相談する
まずは、涙が出てしまうほどツラい気持ちを信頼できる人に話すことが重要です。
新入社員の方であれば、身内の人や友人、パートナーが話しやすいと思います。
というのも、辛い気持ちや悩みを聞いてもらうことで気持ちが軽くなり、解決策も見つかる可能性もあるから。
もし話をしている時に自分が泣き出してしまっても、それを優しく受け止めてくれる相手にいろいろ相談してみてください。
対処法2:病院で診察してもらう
2つ目の対処法は、病院へ行って診察してもらう方法です。
もし涙が出るだけでなく、過呼吸や生理不順など深刻なストレス症状がでている場合は病院で診察してもらうようにしましょう。
また吐き気・頭痛・めまいなどの身体症状はただの体調不良に見えるかもしれません。
しかし涙が止まらない、憂鬱になるなどの精神的な症状もある場合はストレスが主な原因になっている可能性が大。
なので、病院を受診するなら心療内科などに行ってみてください。
病院できちんと診察を受けてカウンセリングや治療をすればツライ症状は軽くなっていきます。
また新入社員は、仕事や職場へのストレスから鬱症状を発症してしまう人も多いんです。
鬱症状は一度発症すると完治するまで時間がかかる上に、後々まで精神的なトラウマなどを抱えてしまうケースも少なくありません。
なので「食欲がない」「無感動」「表情がない」など、何か少しでも違和感を感じたら早めに病院を受診することをオススメいたします。
自分では気付かなくても、周りから異変を指摘されたら素直に聞き入れるようにしましょう。
対処法3:異動申請をする
職場や仕事があまりに辛い場合は、異動申請をするのも1つの対処法です。
仕事の内容が合っていなかったり、職場の雰囲気にどうしても馴染めなかったりする場合は、部署を異動することで驚くほど精神的にラクになるケースもあります。
小さな会社では難しいですが、規模の大きな会社なら人事や上司に相談することで異動の希望が通る可能性は高いです。
また相談する時は自分が感じている辛さや悩みをしっかりと伝えて理解してもらうことが大切。
控えめに遠慮して言うと深刻さが伝わらないので、言うべきことはしっかり言わなくてはいけません。
もし異動しても仕事をするのが辛い場合は、会社そのものが合っていない恐れもあります。
このような場合はたとえ新入社員であっても転職を考えてみるのもおすすめです。
職場に退職希望を伝えづらい人は、民間の退職代行サービスなどもあります。
事務手続きはすべてサービスに含まれていますので、泣くほど辛い職場に最後に出向く必要もありません。
基本的に新卒で入った会社を辞めるのは勇気がいることですから。
でも自分に合っていなければ辞めて次の会社へ転職するは今や普通のことです。
その職場だけがすべてではありませんので、ストレスのない職場に転職して、新たな再スタートを切るのもおすすめいたします。
対処法4:転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談するのも一つの手です。そもそも転職すべきか、自分に合う職場は他にないかを相談すると良いでしょう。
転職エージェントに登録したからと言って、必ず転職しなければならないわけではありません。良い求人が見つかれば転職するといった使い方でも問題ありません。
無料で利用できるため、気軽に相談してみましょう。新入社員におすすめの第二新卒向け転職エージェントは「第二新卒におすすめの転職エージェント26選!利用すべき理由やサービスの選び方についても紹介」で紹介しているので、自分に合うサービスを探してみてください。
まとめ
新入社員が仕事のストレスで涙を流してしまうのは決して珍しいことではありません。
社会人として活躍できるようになるまで、みんないろんな悩みを抱えて頑張っています。
だからと言って、頑張りすぎると涙が出てくるだけでなく、心や体が疲れきって様々なストレス症状が出てきてしまうんです。
なので、以下の対応策を取ることをオススメいたします。
もし、職場環境の改善が見込めない場合は、部署異動や転職をしてその辛い状況から離れることを考えてみましょう。
仕事を頑張るのは素晴らしいことですが、無理をしすぎないように上手に仕事と向き合ってみてください!