今回の面接、反応が悪かったので不採用かもしれません…。
手応えがなくても、がっかりするのはまだ早いよ。
私は過去の面接で、「なんか反応が悪くて手応えなしだなぁ…」と考えた経験が1度や2度ではありません。
もちろん手応えなしと感じて、実際に不合格だった面接もありますが、中には手応えなしと思った面接で合格通知をもらったこともあります。つまり面接で感じた手応えなし・手応えありでは合否が決まらないということです。
そこで今回は、面接の際に感じる手応えなしの理由と、面接で手応えなしでも合格・内定がもらえる理由、さらには面接で手応えなしフラグが立った際に、行うべきことについて解説していきます。
面接で手応えなしと感じる理由
まずは面接で感じる手応えなしの正体とは何なのでしょうか?
考えられる理由は以下の3つなので、1つずつ確認していきましょう。
質問に対してスムーズに回答できなかった
まず面接で手応えなしと感じる理由の1つに、質問に対してスムーズに回答できず、沈黙が続いた時というものがあります。
あなたは面接で質問された際に、「ヤバイ…なんて答えればいいのか分からない…」「短い言葉でしか話せなかった…」といった経験はありませんか?
私も質問に対して「はい」や「そうです」としか答えられずに、後々落ち込んだ経験があります。
やはり面接は面接官とのキャッチボールがあって良い雰囲気になるので、返答がスムーズにできないと手応えなしと感じてしまうでしょう。
面接では返答の内容で良し悪しを判断するから、沈黙が続いたり端的な回答しかできなかったりしても、すぐに不合格になる訳ではないよ。
ありきたりな質問しかされなかった
ドキドキしながら面接に行って、いざ面接が始まると、
「自己紹介をしてください」
「志望動機は何ですか?」
「あなたの長所と短所は?」
こんなありきたりな質問しかされず、「あれ….あんまり興味ないのかな?」と感じた経験はありませんか?
ましてや他の応募者に対しては、趣味やアルバイトの体験談などを聞いていると、手応えなしと感じてしまいますよね。
名前や自己PR、志望動機といった無難な質問しかされずに合格した人もいるようです
面接が短時間で終わった
面接において手応えなしと思う理由の1つに、面接時間の短さが考えられます。
面接があまりに短時間で終わってしまうと、
「自分に興味がないのかな?」
「自分のことを覚えてもらえないのでは?」
「返答が良くなかったのかな?」
などと考えてしまい、手応えなしと感じますよね。
しかし面接が短時間であっても、そもそも会社側が設定していた時間が短いだけかもしれません。
時間が長くなっても不合格になるケースもあるから、時間の長さだけで判断しない方がいいよ。
面接で手応えがなくても内定・合格するパターンとは
面接で手応えなしだとしても、内定・合格をするパターンがあります。ここでは以下の3つのパターンについて、詳しく解説していきます。
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しっかりと内容が伝わって合格
手応えなしだったにも関わらず合格した場合、面接官にしっかりと答えた内容が伝わっていた可能性があります。
そもそも面接で大切なことは、話が盛り上がることでもスラスラ話すことでもなく、言いたいことが面接官に伝えることです。
伝えたい内容が明確に伝わってれば、仮に面接時間が短くても、ありきたりな質問ばかりされていても内定はもらえるでしょう。
ちなみに私が学生時代に就活をしていた時、自己PRや志望動機は、
問題点 ⇒ 転機 ⇒ 解決 ⇒ 行動と結果 ⇒ 将来の展望
上記の流れに沿って書くと伝わる文章が作れると、就職サポートの方から教わりました。
伝えたい内容はしっかり伝えないといけませんね。
質問に対する返答がユニークで合格
面接で無難な質問ばかりで手応えなしと思っても、企業側は明確な意図があってその質問をしています。
というのも、ありきたりな質問は応募者の独創性をチェックする目的があります。そのため、ありきたりな質問に対してユニークな返答ができれば、内定がもらえるでしょう。
例えば趣味などを聞かれた際にも、
NG:「私は5年間、野球をしています」
OK:「私は5年間、野球を愛し続けました」
OK:「5年間、野球一筋です」
といったように「愛している」や「一筋」など、普通では使わないような言葉を入れて、回答すると良いでしょう。
機転を利かせて、独創性のある回答をしてみよう。
よほどの理由がない限り採用が決まっていた
最後はアルバイトの面接などでよくあることですが、面接をした時点でよほどの理由がない限り、採用しようと考えているケースです。
この場合は時間が短くても、ありきたりな質問であっても、返答に困ったとしても、よほど変な人や危ない人などと思われなければ合格するでしょう。
下手なウソを付かずに、真摯に回答するのが大事ですね。
面接で手応えなしフラグが立った際に行うべきこと
前の項目では手応えなしと感じても合格するケースについてお伝えしました。そして、それに対するポイントも併せて見てきました。
しかし、そのポイントは事前に準備があってこそできることです。では、面接の最中に手応えなしフラグが立った場合には、どのように対処すれば良いでしょうか?
対処法は以下の3つがあるので、1つずつ確認していきましょう。
落ち込んでも無駄なので気持ちを切り替える
面接中に手応えなしフラグを感じても、その時点で対策を講じるのは難しいでしょう。また面接が終わってしまえば、後は結果を待つだけなので落ち込んでも意味がありません。
私も手応えなしと感じた面接から数日間は、「何であの時、こう答えなかったんだろう…」と失敗の原因を考える訳でもなく、無駄に落ち込んだ経験があります。
しかし落ち込んでいるだけでは何も解決はしないし、今さら面接の結果が変わる訳でもありません。
もちろん手応えなしフラグが立っていても合格することもあるから、あまり気落ちせずに結果を待ちながら、次の面接に備えよう。
次の面接に向けて問題点を洗い出す
手応えなしフラグが立ったからといって、落ち込んでばかりもいられません。失敗は次の成功のヒントが隠されています。
手応えがなかった面接を見直して、問題点を洗いだしましょう。
考えるポイントは以下の2点です。
- 人間性に不備はないか?
- 能力が劣っていないか?
人間性というと難しく考えがちですが、身だしなみや表情、声の大きさや話すスピードなどです。
次に能力に関してですが、よくある失敗として質問に対する返答がズレていて、会話が成立していないケースです。この場合も変な雰囲気になって手応えなしフラグが立ちます。
企業の求めている人材を明確にして、知識を深めておこう。
就活のプロに相談して対策を講じる
手応えなしのフラグが立ったとして、自分自身でその原因を洗いだして、改善策を講じたとしても、なかなか上手くいかないケースがあります。その場合は1人で考えこまずに、誰かに相談して一緒に解決策を考えてもらいましょう。
気軽に相談できる相手としては家族や友人でしょう。大学生ならキャリアセンター、ハローワークを活用しているなら、そこの職員に相談するのも効果的です。
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まとめ
このように面接で手応えなしと感じても、それがすぐに不合格となる訳ではありません。
しっかりと伝えたいことが伝わっていたり、人間性の良さを分かってもらえたりしていれば、手応えなしフラグが立っていても十分に合格の可能性はあります。
万が一不合格となった場合でも、失敗は次の面接をより良いものにするヒントが隠されています。
自分だけでどうしようもないと感じたなら、誰かに相談すると良い解決策を考えてくれるだけでなく、精神的な負担を軽減できます。
就活エージェントならスタートからゴールまでサポートしてくれるので、活用してみるのも良いでしょう。