医師を辞めたいと思う理由5つ|メリット・デメリットや辞めた後の選択肢を徹底解説

医師の仕事は非常にやりがいのあるものですが、同時に、多くのストレスを抱えやすい仕事でもあるといえます。そのため、「医師として働くのを辞めたい」と考える人もいます。

ただ、仕事を辞める前に一度、転職を考えてみることには意味があります。そしてそのときの力強い味方となるのが、エムスリーキャリアなどの転職エージェントです。

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医師を辞めたいと思ったことがある人はどれくらいいる?

医師を辞めたいと考えたことのある人の割合は、2018年に全国医師ユニオンが取った「勤務医労働実態調査2017」で発表されています。

このデータでは、「辞めたいと思ったことはない」と答えた人の割合は、おおよそ40%程度です。残り60%のうち、「やめたいといつも思っている」という人は8%、「時々そう思う」が24%、「まれにそう思う」と答えた人が28%となっています。

この「今の仕事を辞めたいと思っている医師の割合」は、一般的な労働者に比べて明らかに高い割合です。日本労働調査組合が調査したところ、会社員528人のうち64%は「退職・転職を希望していない」と答えていて、「転職の意志がある」と答えた人の割合は36%に留まっています。

上記の日本労働組合の「一般的な労働者のなかで、辞めたいと思っている人の割合」を調査したデータは、「辞めたいと考えているか、考えていないか」の二者択一で聞いたときの返答割合です。そのため、「辞めたいと思ったことはない」「辞めたいといつも思っている」「時々そう思う」「まれにそう思う」の4段階で医師の意思の統計を取った全国日本ユニオンのデータと、単純に対比して見ることはできません。

ただそれでも、「辞めたいか、続けたいか」の割合が、医師と会社員で真逆になっていることは、医師という職業がそれだけ過酷であることを示しているといえます。

※上記数字は、小数点以下は四捨五入

出典:
2018年に全国医師ユニオン「勤務医労働実態調査2017」
日本労働調査組合「仕事を辞めたい10の理由|約1,800万人の悩みを徹底調査!」

医師を辞めたいと思う理由5つ

それでは、医師は何が理由で「辞めたい」と考えることが多いのでしょうか。

その理由を、民間医局が2020年に取ったアンケートのなかから紹介していきます。

医師を辞めたいと思う理由5つ
  • 人間関係
  • ライフスタイルの変化
  • 給与面での不満
  • 激務であること
  • 将来性の不安

それぞれ見ていきましょう。

人間関係でつらい思いをしている  

医師が辞めたいと思う理由の1位に来ているのが、「人間関係」です。

民間医局が取ったデータは、「ここ1年で転職したいと思った医師502人」を対象としていますが、そのうちの15%程度にあたる76人が人間関係を理由として挙げています。

人間関係を理由に仕事を辞めたいと考えている医師の多くは、、「上司や同僚、スタッフとの関係に悩んでいる」と答えています。しかしそれ以外にも、患者さんやそのご家族との関係に悩み、医師の職を辞したいと考える人もいます。

特に大学病院では関わる医師の数も多くなるため、「合わない人」が出てくる可能性も高くなるでしょう。

また、「自分自身についてというよりは、医師同士の陰口の叩き合いに摩耗した」という人もみられます。

給与面の不満がある

データによって異なりますし、どの科を担当しているかによっても異なりますが、医師の年収は勤務医であっても1,500万円程度、開業医の場合は2,500万円程度とされています。この数字は、ほかの職業と比べると明らかに高く、約3倍程度にもなります。

しかし「医師を辞めたい理由」として、11%程度が「給与面の不満」を挙げています。

この場合の「給与面の不満」は、「給与の絶対的な数字が低い」というよりも、「給与を下げると言われた」「自分はしっかり労働して時間外労働もこなしているのに、それをしていない他の医師の方が給料が高い」などのような理由によるところが大きいといえます。

激務でプライベートの時間がない

科目によって異なりますが、医師はその特性上、「緊急対応」を求められることが多いものです。たとえば、「自分1人しか医師がいない状態で、今まさにクリニックを閉めようとしていたときに、緊急対応を要する患者さんが駆けこんできた」などのような場合は、医師は当然その対応にあたることになります。

病院に勤めている場合もオンコールで呼ばれることが多く、プライベートの時間を確保しにくい状況にあります。

ここにさらに「ライフスタイルの変化」が加わり、「これ以上医師として働くことは難しい」と悩むようになる医師も多く見られます。

将来性に不安がある

「医師」という資格は非常に強く、安定かつ高い報酬を資格保持者に担保します。「医師」の職業の需要は、決して絶えることはありません。

ただ、「職場の経営陣に信頼が置けない」「ここに勤めていた場合、自分自身の進める道やその到着地点が見えてしまう」などを理由に、転職を考える人もいます。

職場の将来性や上層部に疑問が合った場合その職場で働き続けることは難しいものですし、「自分自身の未来が予測でき、頭打ちになる未来が見える」という「安定感」は時に医師として働くモチベーションを下げてしまうものです。

「医師が転職したいと思った理由」で、10人に1人以上が挙げている理由は「人間関係」「ライフスタイルの変化」「給与面の不満」「激務」「将来性が不安」の5つです。

それ以外にも「キャリアアップができない」「健康上の理由」「転勤」なども挙げられていますが、これらはいずれも10%を超えません。そのため、医師の辞めたい理由は、基本的には上記5つのうちのいずれかに当てはまることが多いといえるでしょう。

【出典】
民間医局「医師の主な転職理由8つと、「もう無理」と思った瞬間は?【アンケート結果】」
厚生労働省「勤務医の給料」と「開業医の収支差額」について」

医師を辞めるメリット

医師という職業を辞めることには、いくつかのメリットがあります。

医師を辞めるメリット
  • ストレスが軽減される
  • 激務から逃げられる
  • 人間関係を断ち切れる

それぞれ見ていきましょう。

精神的なストレスが軽減される

医師は、ほかの仕事に比べてストレスを抱えやすい仕事だといえます。

日本でうつ病を患っている人の割合は3%~7%程度ですが、医師の場合は「抗うつ剤の処方が見当される段階にある中度以上のうつ状態にある人に限ってさえ、その割合は7%を超える」という調査結果が報告されています。また、医師27人のうちの1人以上は自殺のリスクがあるとされています。

このように医師はストレスフルな仕事です。しかし医師の仕事を辞めれば、このような精神的なストレスから逃れることができます。心が仕事に押しつぶされそうになっている人は、自身の命を守るために、「辞める」という選択肢を取った方がよいといえます。

【出典】
日本医師会 勤務医の健康支援に関する検討委員会「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書」
リクルートドクターズキャリア「医師のためのメンタルヘルス」
中央区「うつ病とは」

激務から逃れられる

医師は激務に陥りがちな職業ですが、医師の仕事を辞めればこの激務から逃れられます。

ただ、「激務から逃れたい」という気持ちだけが辞職の理由である場合は、「医師の仕事自体は続ける、しかしほかの 職場に移る」といったやり方で対応することもできます。転職エージェントでは「残業なし、オンコールなし」の求人情報も非常に多く取り扱われています。

また、高齢者施設や美容外科など、その性質上、残業やオンコール対応が発生しにくい職場もあります。そのため、残業やオンコールが「医師という職業を辞めたいと考えるもっとも大きな理由である」といった場合は、まずは「職場を変えてみること」をおすすめします。

人間関係を断ち切ることができる

「病院内の人間関係に疲れた」「非常にやっかいな患者さん(やその家族)がいて、精神的に疲れている」という場合は、その職場を辞めることで問題のある人間関係をリセットすることができます。

新しい職場に移れば一から人間関係を構築できるため、「特定の職場に由来する人間関係の問題」を完全にクリアにすることができます。

ただ、人間関係は相互の関わりによって生まれるものです。そのため、新しい職場に移れば人間関係は一度はリセットできるものの、新しい職場でも人間関係のトラブルが起きる可能性はゼロではありません。

医師を辞めるデメリット

医師という職業を辞めることにはメリットもありますが、デメリットもあります。

医師を辞めるデメリット
  • 収入面でのマイナスが大きい
  • キャリアが途絶える
  • 人間関係を一から構築し直す必要がある

それぞれについて解説していきます。

収入面でのマイナスが大きい

医師は、日本でもトップクラスの「高収入を獲得できる仕事」です。

医師の収入はほかの仕事の収入に比べて2倍~6倍程度もあります。医師の仕事を辞めるということは、このような「高収入」を捨てることに他なりません。

なお、医師の場合は「忙しさ」と「年収」が必ずしも比例するわけではありません。労働政策研究所・研修機構の統計では、「科で比較したとき、もっとも年収が高いのは、脳神経外科の1,489万円であり週に53.3時間働いているのに比べて、外科医は1,370万円程度の収入で週の平均稼働時間は54.0時間となっている」とされています。

どちらも高い水準であることには違いはありませんが、「忙しい科でなければ稼げない」「年収が低いのであれば、そこは忙しい科ではない」と考えるのは誤りです。

【出典】
労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」

キャリアが途絶えると復職が難しくなることも

医師の就職・転職事情は常に売り手市場であり、就職先に困ることはありません。ただ、キャリアが途絶えると復職を行う際のネックになることはあります。

現在は「未経験可」として求人広告を募集しているクリニックも見られます。しかし2人の医師が面接に訪れ、1人がキャリアを着実に積み上げていった人であり、後者が数年のブランクのある人だった場合、前者を採用したいと考えるのはある意味では当然のことです。

一度ブランクを作ってしまった場合、復職すること自体は可能でも、ずっと医師として働いてきた人に比べて低く評価される可能性があるのはたしかなことです。

人間関係を一から構築し直さなければならない

医師になるには、最短でも8年の時間が必要です。医学部で6年間学んだのちに国家資格試験に合格し、その後さらに2年間の研修期間を積まなければなりません。

裏を返せば、この8年間で、医師は志を同じくする人と関わり、人間関係を構築していきます。「臨床研修医として働いていた病院にそのまま採用された」という人の場合は、さらにその関係性は濃密なものとなります。

このような状況で医師・医局を辞めた場合、それまでに培った人間関係がリセットされてしまいます。以前親しく付き合っていた人とも顔を合わす機会が少なくなり、孤立感を覚える可能性もあります。

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医師を辞めたい人が考えておくべきこと

「医師という職業自体を辞めたい」と考えている人は、辞意を伝える前に、まずは「次に行く業界を考えておく」「収入面・貯蓄面での不安をなくす」「『医師自体を辞める』ではなく、『職場を変える』という選択肢で対応はできないのか」を考える必要があります。

このようなことを考えずに仕事を辞めてしまうと、後々まで悔やむことになりかねないからです。

次に行く業界を考えておく

医師を辞めた後のキャリアは、人によって大きく異なります。たとえば、医療職とも関わりのある医療技官の仕事を選んだり、研究の道に進んだりすれば、医師としての資格を生かしつつ、臨床医とは異なった働き方ができます。

また、「医者の資格を生かして、コラム記事などの監修を務めたり、自分で本を書いたりする」という方向に進む人もいますし、「レストラン経営」などのようにまったく違う分野に足を進める人もいます。

このような「医師を辞めた後のキャリア」に、明確な答えはありません。ただ、「自分がこれから先どのような道を進んでいきたいか」をしっかり考えたうえで仕事を辞める必要があります。

そうしなければ、「仕事を辞めて、何をすればいいのか何をしたいのかが分からず、生きがいが持てなくなった」という状況に陥る可能性が高いといえます。

収入面・貯蓄面の不安をなくす

仕事を辞めると決める前に、「辞めた後の生活の算段」をつけておきましょう。収入面や貯蓄面を見直し、不安や無駄があればそれを解消しておかなければなりません。

一般的に、「仕事を辞める場合は、月収の3倍程度の貯金がなくてはならない」と考えられています。医師は売り手市場の業界ではありますが、次の職場が決まるまでの間は現金が入ってこないからです。

ちなみに、日本には「失業手当」の考え方がありますが、これは自己都合で辞めた場合は辞めてから3か月以上経たないと適用されません(※ほかにも条件はあります)。

また、養うべき家族がいる場合は、さらに多くの余裕を見ておいた方がよいでしょう。

「本当に医師を辞めなければならないか」をしっかりと考えよう

「医師の仕事を辞めたい」と考えた場合、「自分の仕事の悩みは、本当に『医師の仕事自体』を辞めなければ解決しないのか」に目を向けて見ましょう。

たとえば、「オンコールや残業があるのがつらい」という理由であれば、医師の仕事自体をやめなくても「オンコールなし・残業なし」の仕事を辞めれば済みます。

また、「経済面で不満がある」ということであれば、より多くの給与を提示してくれる転職先を見つけるとよいでしょう。

さらに、「プライベートとの両立が難しい」「ライフスタイルが変わり、今まで通りには働けなくなった」などの場合は、常勤から非常勤に変わることである程度対応できるようになります。幸い医師は時間当たりの給与も高いため、一般的な企業で働くよりもずっと多くの給与を貰うことができます。

辞めることはいつでもできます。しかし一度辞めて現役を退いてしまうと、キャリアをずっと積んでいる人に比べて転職・就職面で不利になってしまいます。

そのため、判断は慎重に行う必要があります。

 医師を辞めたいなら転職・非常勤という選択肢もある!

医師を辞めたいと考えた場合は、「職場を変えること」「働き方を変えること」「非常勤でになること」を一度は考慮してみるべきです。

職場を変えたり働き方を変えたりすることで、今の悩みから解放され、医師という職業を続けることができるようになるケースも多いからです。

転職すれば人間関係はリセットできる

「医師が、仕事を辞めたいと考える原因」のうちのひとつである「人間関係の問題」は、その職場を辞めることで解決します。

同僚の医師や上司の医師との相性が悪い場合であっても、辞めてしまえば彼らに関わることはほぼなくなります。病院に勤めているほかのスタッフ(看護師など)との仲が悪い場合でも、その仕事先を辞めれば関係はリセットされます。

「患者さんやその家族との関係性に悩んでいる」という場合でも、辞めれば解決できます。新しい転職先に移ったにも関わらず、前の職場の人間関係が追いかけてくる……ということはほぼありません。

人間関係は相互の感情によって成り立っているものですし、「自分は絶対に悪くない」と言い切れる関係性はそれほど多くありません。ただ、こじれてしまった人間関係や、抱いてしまった嫌悪感は、なかなか解消することが難しいといえます。

そのため、人間関係で疲れたのならば、今の職場を思い切って辞めて、新しい職場に入るのもひとつの手です。

この転職の際に、「自分は前の職場で問題を起こしていなかったか」などをきちんと振り返るようにすると、新しい転職先で同じ問題が起きる可能性を低くすることができます。

ライフスタイルの変化によって辞めなければならない場合は「非常勤」の選択肢で解決できることも

  • 「ライフスタイルが変わって、常勤で勤めることが難しくなった」
  • 「介護や育児のタスクが新たに発生したので、残業やオンコールに対応しきることが難しい」
  • 「結婚して収入が安定したので、あとはお小遣い程度に稼げれば良い」
  • 「がむしゃらに働いてきたが、50歳を過ぎてからプライベートも大切にしたくなった」

というように、人の考え方や働き方は、ライフスタイルや年齢、周りの状況の変化によって変わります。

ライフスタイルの変化によって、常勤で勤務したり、残業などに対応できなくなったりすることはよくあります。ただこの場合も、短絡的に「医師を辞める」という選択肢をとる必要はありません。

常勤よりも自由の利く働き方である非常勤の働き方を選べば、医師を続けられる可能性はあります。またそれも難しい場合は、スポットでの働き方を探すとよいでしょう。

産業医などに代表される別の選択肢で、プレッシャーから解放される道を模索する

「オンコールがいつ鳴るのかが分からず、どきどきしている」「時間外労働の押しつけが苦しい」「救急対応が求められるかもしれないと思うと、非常にプレッシャーである」という人は、産業医などの選択肢を考える良いでしょう。

産業医とは、企業に所属している社員の健康管理を行うことを生業としている仕事であり、オンコールで呼ばれることがほとんどありません。

また、「現在の科に未練はない」「新しい境地にチャレンジしたい」という人は、美容外科などへの転科を検討するのもよいでしょう。美容外科はそのほとんどすべてで「完全予約制」の制度をとっていますし、手術などもすべて予約に基づいて行われます。

このため、「救急対応しなければならない」というプレッシャーからは解放されます。医師の働き方は無数にあります。「自分の今抱えている不安や不満」を解消できるような求人情報も数多くあります。

もちろん、「一度医師免許を取得したら、一生医師として働き続けなければならない」という法はありません。ただ、医師自体の職を辞める前に、「自分の抱えている不安や不満は、本当に医師を辞めなければ解決できないものなのか」を考える必要はあるでしょう。

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医師を辞めたいと考える人におすすめの転職サイト・エージェント

「今の職場が辛いので、転職をしたい」「臨床医として働くのをやめたい」「新しい分野に挑戦したい」と思っている人は、転職エージェントを頼るのがおすすめです。

特に医師向けの転職エージェントは、「医師の転職」をサポートし続けてきた実績があり、非常に頼りになります。

おすすめの転職サイト・エージェント
  • エムスリーキャリアーエジェント
  • 医師転職ドットコム
  • リクルートドクターズキャリア

ここでは、医師向けの転職エージェントとして、下記の3つを紹介します。

エムスリーキャリア

【公式】https://career.m3.com/
エージェント名エムスリーキャリアエージェント
求人数公開求人:45,489件
非公開求人:-
(2024年11月14日現在)
今の求人数:公式HP参照
対応雇用形態常勤・非常勤
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス
公式HPhttps://agent.m3.com/
※2023年10月30日現在

エムスリーキャリアエージェントは、関東圏の約40%の医師向け求人を取り扱っている医師向けの転職エージェントです。また、愛知県や大阪府の求人情報も積極的に取り扱っているため、都市部で働きたいと考えている医師にとっては強い味方となるでしょう。

件数は少ないながらも、「産業医(企業)」「製薬企業」などでソートがかけられるようになっています。なお、「オンコールなし」「残業なし」に関しては、チェックボックスが存在しないため、自分でフリーワード欄に打ち込んで検索する必要があります。

\医師登録実績11年連続 No1!/

医師転職ドットコム

エムスリーキャリア
引用:https://www.dr-10.com/
エージェント名医師転職ドットコム   
求人数常勤医師求人:28,771件
非常勤医師求人:23,000件以上
非公開求人:20,000件以上
(2024年11月14日現在)
今の求人数:公式HP参照
対応雇用形態常勤・非常勤
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地興銀ビル9F(本社)
公式HPhttps://www.dr-10.com/

豊富な求人数を誇っている「医師転職ドットコム」は、「当直なし」「救急指定なし」「オンコールなし」「製薬会社」で検索をかけることができるサイトです。

また、「託児所あり」「女性医師歓迎」の項目もあるため、「子どもができたことが理由で、医師として働き続けることが難しくなった」などのライフスタイルの変化による離職を考えている人にとっても使いやすいサイトだといえるでしょう。

「お子さんがいる場合は、保育所の入園申し込みに合わせるかたちで、内定通知書も手配する」としていることも、安心材料のうちのひとつです。

会員限定の非公開求人多数!

リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリア
引用:https://www.recruit-dc.co.jp/
エージェント名リクルートドクターズキャリア
求人数公開求人:17,332件
非公開求人:10,000件以上
(2024年11月14日現在)
今の求人数:公式HP参照
対応雇用形態常勤・非常勤・スポット
対応診療科目美容外科や美容皮膚科、内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点東京都千代田区九段北1丁目14-6 九段坂上KSビル
公式HPhttps://www.recruit-dc.co.jp/

リクルートドクターズキャリアは、医師向けの転職エージェントのなかでも老舗中の老舗です。40年間に渡って医師向けの求人情報を紹介してきた実績があり、その実績に裏打ちされた確かな「医師の転職をサポートするだけの技術と知識」が蓄えられています。

大手のリクルートエージェントである「リクルート」が運営している医師向けの転職サイトだということもあり、安心感もあります。

また、リクルートドクターズキャリアでは、「登録後には、オンコールや当直、また勤務時間の実態について詳細に説明する」としています。

>>その他おすすめの医師転職サイトを見る

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医師を辞めるときの伝え方・ポイント

最後に、「医師が、自分の勤めている病院(クリニック)を辞めるときの伝え方のポイント」を紹介していきます。なおこの「辞めるときの伝え方」は、「医師という職業自体を辞めるとき」も、「ほかの病院(クリニック)に移るとき」も、どちらでも知っておきたいものです。

医師を辞めるときの伝え方・ポイント
  • 伝える時期はいつがよいか
  • 家庭の事情などを相談することの意味
  • 辞めるときはポジティブな理由を告げるのが吉

ひとつずつ丁寧に見ていきましょう。

伝える時期について

「今の職場を辞めたい」と考えた場合、最低2週間前には辞意を伝えなければなりません。これは民法で定められた期限であり、厳密に定められています。

なお、就業規則に「辞める場合は3か月以上前に知らせなければならない」としていても、就業規則よりも法律が優先されるため、法律上は2週間前での辞意表明をすれば問題ありません。

ただ、病院(クリニック)側の事情を考慮するのならば、3か月前程度前までに言っておいてあげるのが望ましいといえます。そうすれば病院(クリニック側)も、引き継ぎに動けるからです。

なお、医師はその職業上、辞める場合は早めに告知しておくことが望ましいといえます。このような考え方に従えば、半年程度前までに辞意を表明しておくとより良いでしょう。

【辞めるタイミングについて】

  • 2週間前…法律で決められた範囲。この期間よりも前に辞意を表明しなければならないと定められている
  • 3か月前…病院(クリニック)の事情を踏まえた範囲。社会通念上はこれくらいの余裕をもって辞意を表明するべきと考えられている
  • 半年前…医師としての職業上、この程度の余裕を持って告知するとより望ましいと考えられている範囲

家庭の事情などやむを得ない場合は相談もする

「自分自身は今の職場で働き続けたいが、家庭の事情などのやむを得ない事情で辞めざるを得ない」という場合は、事前に一度その事情を上司に相談しましょう。

場合によっては、「それならば非常勤で勤められるように調整する」「勤務時間を調整できるようにする」といった対策をとってもらえるかもしれません。

また、このような事情を説明することにより、たとえ別の職場に移らなければならなくなっても、円満に前職を辞すことができます。

基本はポジティブな理由で話す

「人間関係に嫌気が差した」「人事のやり方が不透明であると感じている」などのように、病院(クリニック)側に不満がある場合でも、ネガティブな理由は言わない方が賢明です。

「スキルアップのために」「ライフスタイルが変わったので」などのように、ポジティブな理由を挙げましょう。ネガティブな理由を退職理由にしてしまうと、退職までの期間でトラブルが起こりやすくなります。

医師を辞めたい人は転職を視野に入れよう

医師という職業は、ストレスが溜まりやすいものです。そのため、さまざまな理由で医師の職を辞めたいと考える人もいます。しかしその場合でも、働く先を変えたら状況が変わる場合もあります。  

なお、転職を考えている場合は、エムスリーキャリアエージェントなどの転職エージェントの利用がおすすめです。

編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

杉田陸のアバター 杉田陸 キャリアクラス編集者

宮崎県宮崎市生まれ。福岡大学経済学部を卒業。新卒でVC工業株式会社に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。現在はキャリアクラスのディレクターとして、キャリアに関するニュースでの情報収集や転職成功者へのインタビューを行い、キャリアや転職への知見を増やしている。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。プロティアン・キャリア協会が行うプロティアン検定資格を取得
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