「なんだか仕事への気持ちが切れてしまった…いっそのこと退職しようかなあ」
毎日のように会社と自宅を往復する日々の中で、ふと今の仕事がどうでもよくなってしまう時ってありますよね。
そんな風に、ある日急に気持ちが切れてしまうのは何も珍しいことではありません。
では、仕事へのやる気が完全になくなってしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、仕事への気持ちが切れてしまった人の体験談や、限界を迎えた時のサインをご紹介していきます。
さらに、仕事に絶望感を感じた時の対処法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
・『仕事のミスや激務』、『キャパオーバー』で気持ちが切れてしまう人は多い。
・また、『突然涙が出てくる』、『仕事中に吐き気がする』、『無気力な日がずっと続く』場合は限界のサインなので注意。
・本来なら転職活動がおすすめだが、本当に辛いなら自分優先で退職した方が良い
気持ちが切れた退職希志願者は多い!完全にやる気を失った仕事人の体験談
仕事に対する気持ちが切れてしまうのに年齢や性別は関係ありません。
ある日急に「もうイヤだ」と切れてしまうことは誰にでもあることなのです。
そこで、まずは仕事に対して完全にやる気を失ってしまった人のリアルな体験談をご紹介します。
同じような境遇の人の体験談を読むと、「自分だけじゃないんだ」と安心できますよ。
ぜひ肩の力を抜いて読んでみてください!
①:ミスをきっかけに一気に無気力状態になってしまった
中途採用で入社して1年目だった男性の体験談です。
この男性は中途採用ながら最初はやる気があり、バリバリ仕事に励んでいました。
職場は新人でも積極的に発言できるような自由な雰囲気で居心地も悪くなかったようです。
仕事は忙しく身心ともに疲れてはいましたが、充実感を感じて楽しく仕事をしていました。
しかしある日、仕事中にミスをしてしまったことから一気にやる気が低下…。
仕事に対する意欲がどんどんなくなっていき、最後は最低限の業務を単調にこなすだけの無気力な状態になってしまいました。
②:激務で心身ともに疲れて鬱状態になってしまった
希望の職種の職場に入社して頑張っていた女性の体験談です。
その職場は人間関係があまり良くない上に、質問すらできないような殺伐とした雰囲気だったそうです。
なんとなく息苦しさを感じていましたが、やりたかった仕事に就けたことで何とか頑張っていました。
しかし頑張るほど仕事の量を増やされ、睡眠不足と食欲低下、そして鬱状態になってしまうことに…。
その結果、1ヶ月の自宅療養をすることになってしまったそうです。
その後は職場に復帰したものの理不尽に解雇されてしまい、完全にやる気を失ってしまいました。
③:ワーキングマザーが仕事・家事・育児で心身共についに限界に…
決算時期に激務になる仕事に就いていた20代のワーキングマザーの体験談です。
日中は朝早くから仕事に行き、帰ってから家事と育児、さらに子供が寝た後も仕事をするという過酷な生活をしていました。
仕事・家事・育児がどれもうまくできない自分にイライラし、時間に追われる生活で「もう何もしたくない」と考えてしまうように。
そしてある日、子供の前で感情が爆発して大泣きしてしまいました。
その後は一気に無気力になり、仕事もムダなものだと考えるようになってしまったようです。
これらの体験談を読むと、気持ちが切れてしまう原因として「仕事のミス」「激務からの心身の疲れ」「キャパオーバー」などが挙げられます。
最初はやる気にあふれている人でも、些細な仕事のミスから自信を失うことはよくあります。
また、真面目な人は激務でも何とか頑張っているうちに心と体が疲弊してしまう人もいます。
さらに一人でいくつもの仕事や家事、育児をこなしている人は、キャパオーバーで気持ちがプツンと切れてしまうこと少なくありません。
こちらの体験でも鬱症状で自宅療養になった人がいますが、無気力状態から鬱になる人も多いです。
そうなると仕事だけでなく私生活にまで良くない影響が出て、悪循環にハマってしまいます。
基本的に鬱症状は治療を受けても症状が改善するのにとても時間がかかります。
その後の生活のことを考えると、そこまで悪化してしまう前に対処することが重要だと言えますね。
退職の前兆!仕事のやる気なくなった時の注意すべきサインとは?
仕事に対して気持ちが切れてしまった時は、心と体にさまざま症状が表れます。
最初は「あれ?おかしいな?」という違和感から始まり、次第に症状が悪化していく場合が多いのです。
具体的には、以下のような症状がサインに当てはまります。
- 突然、涙が出てくる
- 仕事中に吐き気がする
- 無気力な日がずっと続く
もし、仕事へのやる気が切れた時に上記のような症状が出ている場合は要注意。
かなり追い詰められている状態なので、一日でも早く対処すべきかもしれません。
という事で、サインを1つずつ詳しく見ていきましょう!
サイン1:突然、涙がでてくる
精神的に疲れて我慢の限界が来ると、何の脈絡もなく突然涙がでてくることがあります。
勤務中は普通に仕事をしていたのに、休憩時間にボーっとしている時に涙が出てきたりすることはありませんか?
また、帰宅して家に入った瞬間に急に大声で泣き出してしまったことがある人は、頑張りすぎているサインです。
そう、急に涙が出てくるというのは感情をコントロールできていない状態になります。
深刻な鬱症状の一歩手前だと言えるでしょう。
また些細なことで感情が高ぶってヒステリックになる、悲しくて涙が止まらなくなるなどの症状も要注意。
このような感情の不安定さは、周りの人から指摘されて初めて気付くケースも多いんです。
職場で以前よりも涙もろくなった、イライラして感情が抑えられないなど何か違和感を感じる時は、十分な休養が必要かもしれません。
サイン2:仕事中に吐き気がする
精神的にツラい状況が続くと、そのストレスによる弊害が体の不調となって出てくることも多いです。
例えば、仕事中に吐き気がする場合など。
風邪や病気であれば仕事以外の時間も症状がありますが、仕事によるストレスの場合は勤務時間中だけ症状が現れます。
または朝の出勤前や、休日が終わる夜になると決まって吐き気がする場合なども同様です。
他にも吐き気以外に腹痛や頭痛の症状が出る人もいます。
これは「仕事に行きたくない」「仕事を辞めたい」と心と体が悲鳴を上げているサイン。
それでも無理をして仕事を続けていると、職場で吐いたりめまいがして倒れてしまうことも。
しかし吐き気を我慢してまで仕事をしても、おそらく周りの同僚や上司はその大変さを理解してくれないでしょう。
ここまで症状が出ているなら、その職場に長居するのは考えた方が良いかもしれません。
その仕事だけが全てではありませんし、他にも自分の能力を活かせる仕事はたくさんあるはずです。
なので、まずは大きなストレスの原因となっている職場・仕事から離れることを第一に考えることをおすすめいたします。
サイン3:無気力な日がずっと続く
また鬱症状の一例として、無気力な日がずっと続くというケースもあります。
例えば「いやだな」「仕事に行きたくないな」「なんで自分ばっかり」などいろんな気持ちがある間はまだ少し余裕がある状態。
しかし、感情がなくなって無気力になると、急に自宅に引きこもったり、一気に鬱になったりすることも少なくないのです。
このようなストレスから無気力になってしまう状態を「無気力症候群」「燃え尽き症候群」と呼びます。
当然ですが、無気力な状態が続いていると仕事も最低限しかできなくなり、内容や質は大幅に下がります。
職場によってはやる気の低下で収入にまで悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
さらにプライベートや私生活でも何もやる気が起こらなくなると、いよいよ深刻な状態です。
完全に鬱を発症してしまう前に、仕事を退職することも視野に入れてみた方が良いかもしれません。
やる気が出ない仕事に絶望!モチベーションが全くないときの対処法は?
仕事に対して完全に絶望してしまうと、自分の中で「何か」が切れたように感じるものです。
仕事へのモチベーションがまったく上がらず、身心ともに限界が来ている時はどう対処すべきなのでしょうか。
そこで結論から言うと、以下の3つの方法で自分を守ることをおすすめいたします。
- カウンセラーや身近な人に相談する
- 思い切って仕事を休む
- 転職して仕事の環境を変える
という事で、それぞれの対処法を詳しく見ていきましょう!
対処方法1:カウンセラーや身近な人に相談する
今すぐに仕事を辞める決心がつかない人は、まずカウンセラーや身近な人に相談してみましょう。
というのも、悩みは1人で抱え込んでいるのは一番良くないから。
例えば、大きな会社なら社員の悩み相談窓口、心療内科などで専門医のカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
気心の知れた同僚や上司がいるなら、仕事の悩みを一緒に解決してくれるかもしれません。
職場の人には話せない人間関係の悩みなどの場合は、家族や友人に聞いてもらうのが良いでしょう。
親身になって相談に乗ってもらうと、気持ちが楽になることもあります。
また、転職エージェントに相談に乗ってもらうのも1つの手です。転職エージェントは、仕事が嫌で辞めている人を何人も見てきています。そのため的確なアドバイスが貰えるかもしれません。
なんとなく転職を考えているという人でも利用できるサービスなので、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。
対処方法2:思いきって仕事を休む
自分の中で仕事に対する気持ちが切れてしまった時は、思い切って仕事を休んでしまうのもおすすめ。
真面目で律儀な人は仕事を休むことに罪悪感を感じてしまう人が多いです。
とはいえ、どれだけ責任ある立場の人だとしても、自分がいなくても仕事は進んでいきます。
多忙な職場なら周りの同僚に仕事のシワ寄せがいくかもしれませんが、自分自身のために割り切ることも必要です。
精神的、肉体的に限界を迎えている時は、まず仕事から少し離れてみましょう。
そして時間と心に余裕ができたら、今後の仕事をどうするか冷静に考えてみてください。
仕事を休んでいる間にいろんな人に話を聞いてもらうのも良いかもしれませんね。
対処方法3:転職して仕事の環境を変える
一度気持ちが切れてしまうと、そこからモチベーションを復活させるのが難しいケースも多いです。
そんな時は「転職」をして仕事を変えることも検討してみましょう。
環境が変わると人間関係も変わり、仕事へのやる気が出る人はたくさんいます。
世の中には様々な仕事があるので、今の職場にこだわり続ける必要はありません。
たとえ何歳であっても、自分を大切にしながら能力をもっと活かせる仕事は他にいくらでも見つかるはずです。
それに、仕事を辞めて転職することは決して恥ずかしいことではありません。
より良い職場を求めて転職するのは今や普通のこと。
転職するタイミングに年齢も関係もないんです。
もし職場や上司に退職を切り出しづらいなら、「退職代行」サービスを利用する方法もあります。
これは自分に変わって退職の手続きをすべて行ってくれる代行サービスです。
最近は退職代行サービスを使う人は増えて、周りから嫌味を言われることもありません。
退職や転職はとても勇気のいる決断になりますが、自分の人生を大切にするためには必要な場合もあります。
便利なサービスを上手に使って、楽しく仕事ができる職場を探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
現代社会では、仕事のストレスからやる気が急に切れてしまう人は少なくありません。
今は何とか緊張感を保っている人も、すでにストレス過多になっている場合があります。
具体的には、以下のようなサインに身に覚えがあれば要注意。
- 突然、涙が出てくる
- 仕事中に吐き気がする
- 無気力な日がずっと続く
無気力状態や心身の変調は、ある日突然やってくることもあります。
仕事を頑張ることは素晴らしいですが、倒れてしまっては元も子もありません。
そもそも仕事とは、生活を豊かにするために頑張るものですよね。
今の職場に不満がある場合は、もっと快適な職場を求めて今から少しずつ転職活動を進めていくのもおすすめです。
自分らしく楽しく仕事ができる環境が見つけていきましょう!