『退職代行を使うのはありえない?非常識って本当?世間的にどう思われているのか詳しく知りたい!』
退職代行とは、労働者本人に代わって代行業者や弁護士が退職の意思を会社に伝えてくれるサービスです。
退職代行の認知度は年々高まっている一方で、「退職代行を使うのは非常識?」と躊躇している方も多いのではないでしょうか?
ですが、結論から言うと退職代行を使うのは非常識ではありません。
特に20代〜40代の多くは退職代行に対して好意的な印象を持っており、立派なサービスの1つとして普及しています。
そこで今回の記事では、退職代行に関する賛否の意見や体験談などを詳しく紹介していますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください!
・退職の権利は法律で定められているので、『あり得ない』という意見は古い価値観である。
・むしろ、退職を申し出しづらい職場自体にも問題があるので気にする必要はない。
・実際に退職代行を使った人ほど『もっと早く使えばよかった!』という人も多い。
・『辞めるんです』なら、弁護士監修で退職率100%、会社や上司への連絡も全て代行で安心!
・さらに、24時間対応、即日退職OK、後払いにも対応しておりサービスも充実!
退職代行はありえない?非常識?利用するのは普通のこと!
最近では退職代行を利用する方が増えていますが、「退職代行はありえない」とか「自分で伝えないのはクズ」などと考えている人も多いと思います。
しかし、今では『退職代行=ありえない』という考えは古く、必要であれば普通に利用していいのです。
そのように断言できるのは、以下のような根拠があるからとも言えます。
- 退職の権利は労働者にあるものだから
- 退職代行は違法ではないから
ということでここからは、退職代行を使ってもOKな理由をさらに詳しく見ていきましょう!
さらに、どの退職代行を使おうか迷っている方は、おすすめの退職代行をまとめた下記の記事を参考にしてみてください!
労働者には退職の権利があるから
退職代行の利用が非常識でない理由の1つ目は、労働者には『退職の権利』があるからです。
憲法では、奴隷的拘束の禁止(憲法18条)や職業選択の自由(憲法22条)が保障されていることから、労働者には、退職の自由があるといえます。
民法627条でも以下のとおり制定されています。
第627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
厚生労働省
とはいえ、近年では引き止めなどの退職時のトラブルによって、労働者が会社を退職できないというケースが増えているのです。
つまり、退職代行とは労働者の自由に退職できる権利を行使するためのサービスとも言えます。
だからこそ、「退職代行はありえない」というのは間違った認識であり、使うことに後ろめたさを感じる必要はありません。
法律的に退職代行は違法ではないから
退職代行を利用して会社を退職することは違法ではなく、もちろん合法です。
労働者に代わって退職の意志を伝える交渉する退職代行サービスですが、弁護士運営であれば違法性はありません。
労働組合が運営する退職代行サービスであっても、退職意思の伝達・依頼のみであれば合法的な行為です。
むしろ、労働者の退職を拒否することや残業代を支払わないような企業こそ「労働法違反」と言えるでしょう。
退職に関する悩みがある方も、退職代行に依頼することで、ご自身の状況に合わせて適切な対応をしてもらうことができるため、安心して退職することができます。
弁護士資格を持たない退職代行業者が交渉や請求もなどの法律事務を行うことは、違法になる可能性があるため注意が必要です。
退職代行はありえない?非常識なのか賛否の意見を紹介!
退職代行サービスは今では立派なサービスの1つですが、賛否の意見が分かれているのは事実です。
実際に、エンジャパン(本社:東京都新宿区)が実施された『退職代行に関するアンケート調査』では、以下のような実態がわかっています。
「退職代行サービスを利用したことがありますか?」と伺うと、93%が「ない」と回答。利用経験のない方に理由を伺うと「退職意向は自分で会社に言うべきだと思うから」(44%)が最多でした。一方で、「ある」は全体の2%。利用の理由トップは「退職を言い出しにくかったから」(50%)で、特に20代の回答が目立ちました。
7700人に聞いた「退職代行」実態調査ー『エン転職』ユーザーアンケートー
退職代行の利用を迷っているのであれば、それぞれの賛否の意見を参考にするのも一つの手段と言えるでしょう。
というわけでここでは、退職代行への賛否の意見や体験談について紹介していきます!
賛成意見①:会社への迷惑より自分の体調を優先すべき
精神的なストレスで心身に不調を感じているなら、会社への迷惑より自分の体調を優先すべきとの意見があります。
心身の健康を損ねてしまうと、働きたくても働けない状態になったり、治療に長期間要することもあります。
そうなった時に「会社の迷惑より自分を優先すればよかった」と後悔しても遅いのです。
このようなことを避けるためにも、心身に不調を感じている時はガマンせず退職代行を使うべきと言えます!
賛成意見②:自ら退職を言い出せないほど追い込む会社や上司が悪い
退職を伝えられないのは会社や上司にあるため、退職代行を使うべきという意見もあります。
辞められそうにない雰囲気があったり、上司のパワハラが横行していたりすれば、自ら退職を言いだすのはむずかしいはずです。
勇気を出して退職の意を伝えたとしても、無理に引き止められるかもしれません。
そういったことを考えると、退職代行に頼るべきという賛成意見があるのも納得です!
賛成意見③:会社との直接やり取りが減るので心的負担が小さい
退職代行を利用すれば、本人に代わって退職の手続きを進めてくれるので、会社とほとんどやり取りする必要がありません。
そのため、心的負担が小さくなるので使うべきとの賛成意見があります。
例えば、ブラック企業だと退職を聞き入れてくれなかったり、脅されたりするケースもあるんですね。
そういった目に遭いそうな時、退職代行を利用すれば会社から依頼人へ連絡がいかないようにしてくれます。
退職に関するやり取りを会社としたくない人にとって、退職代行は利用すべきサービスとも言えるでしょう!
反対意見①:会社に迷惑がかかる・社会人なら直接自分で伝えるべき
退職代行を使うことに対して「会社に迷惑がかかる」「自分で伝えるべき」といった反対意見があります。
しかし、これらは間違った考えだと思っていいでしょう。
前述したように、退職代行は合法な手段であり、労働者には退職の自由があるからです。
また、こういった意見を持つ人は、退職を伝えることを簡単だと思っているので根本的な考え方が違うんですね。
退職代行を使うほど追い詰められている時は、他者の意見に惑わされないようにすることも大切です!
反対意見②:代行費用が高いのでもったいない
退職代行は利用料がかかるので、使うべきではないという反対意見もあります。
実際に退職代行にかかる費用は、10,000円〜50,000円程度で決して安くはありません。
それでも、退職代行は費用を払ってでも使うべき以下のメリットがあります。
- 未払いの残業代や退職金の交渉
- 有休取得の交渉
このように、退職代行は退職の意を伝えて手続きを進めるだけではないんですね。
そのため、自分で退職を進めるよりも、手元に入ってくるお金が多く得をする場合もあります。
こういったことを考えると、退職代行を利用するのはお金の無駄遣いにはならないでしょう!
退職代行サービスはありえないは嘘!使ってよかった人の体験談
賛否ある退職代行サービスですが、「使ってよかった」と感じている人がたくさんいます。
まずは、退職代行を使って「スムーズに辞められた」「すぐに退職できた」という人の意見です。
退職代行はどんどん使ったほうがいい。
俺2回使ってるしめちゃくちゃスムーズに辞めれた— いそじん (@isojnnn) July 31, 2022
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無事退職しました!
病院ごめんな!退職代行連絡したのが朝の6時で3時間後の今、辞めれた!最高!
— 療養病棟ナース1年目🤮 (@000mvr000) June 23, 2022
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退職代行を使えば当日に辞めることも可能なので、今すぐ退職したい人にとっては大きな魅力でしょう。
また、「もっと早く使えば良かった」との体験談もありました。
退職代行をお願いして、退職完了いたしました!思っていたより何百倍もあっさりと。何も言われないし、電話もこないもっと早く使えばよかった!購入した制服もクリーニングして返却しろっていうのは最後までブラックでした
— きい (@Kiii_na0123) August 6, 2022
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■退職代行体験談
仕事が辛くてもう辞めたい…
会社に行きたくない新卒も、熟練も。本当に利用して良かった!
もっと早く使えば良かった…
各種トラブルと対策多くの人が頼るには理由がある。
後悔ない判断を。— 二階堂誠|退職代行で仕事辞めたい人を応援 (@MakotoNikaido) August 15, 2022
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この体験談からもわかるように、迷っているならすぐにでも退職代行を使った方が良いと言えるでしょう。
さらに、退職代行を使ってこれまでのサービス残業代をもらえたと言う人も。
【退職代行を利用して良かったこと】
・即日退社できた
・これまでのサービス残業代をもらえた
・上司と顔を合わせずに退社できた弁護士運営の退職代行なら、サービス残業代や退職金、有給の交渉ができますよ
そのお陰で、会社を辞めてからしばらくはサービス残業代だけで生活できました— makiko@退職代行で辞めたWebライター (@makikodesuyoo) December 14, 2021
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これは退職代行を使ってお得に辞められた良い例です。
ストレスを感じながらも退職をなかなか切り出せず、退職代行のおかげでやっと辞められた人もいます。
初めて代行を使ってしまいました。
ここ3年程辛くて寝れなかったりストレス感じまくってたのに辞めるも言いずらくてぼけーっと続けてたけど遂に退職代行のおかげで辞める事ができました。 しばらくニートです。すみません。
— 花札 (@APEX_hanq) August 15, 2022
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このように退職代行を使う人は多く、使って良かったと感じるケースが多いことがわかります!
退職代行を使わないのはありえない?退職代行を使うべき人の特徴を解説
退職代行の利用を迷うまでもなく、すぐに辞めるべきシチュエーションがあります。
- パワハラや過剰労働が日常茶飯事
- 社内の人間関係が悪い
- 精神的ストレスでうつ病になりかけている
- 退職を申し出てるのに全く受け入れてくれない
こういった状況にある場合、退職代行を使ってでもすぐに辞めるべきです。
ここでは『すぐに辞めるべきシチュエーション』についてそれぞれお話していきます!
パワハラや過剰労働が日常茶飯事
パワハラや残業・休日出勤が日常茶飯事になっている場合はすぐにでも辞めるべきです。
なぜなら、このような環境で働いていると、いずれ精神的・肉体的ストレスから健康を損ねる可能性があるから。
また、パワハラや過剰労働が当たり前になっているのは、会社の体質だったり、黙認されていたりするケースが多いです。
そのため、以下のツイートにもあるように、訴えてもなかなか改善されないんですね。
真摯に取り組んでるわけでもないし、残業残業って文句ばかり言われるし、パワハラは日常茶飯事、上司に訴えても改善されない
— 黒ねこ丸 (@runa_black) May 27, 2017
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改善も期待できないのであれば、心身の健康を損ねる前に今すぐ辞めるべきでしょう!
人間関係が悪く信頼・尊敬できる人がいない
「いじめがある」「足の引っ張り合い」など社内の人間関係が悪く、信頼・尊敬できる人がいない場合も今すぐ辞めるべき。
このような職場は仕事がやりづらく、成果もなかなか上げられないはず。
また、人間関係のストレスから精神を病んでしまうこともあるでしょう。
人間関係の改善は時間がかかるので、成果を上げにくい環境で頑張るよりも退職して別の場所で能力を生かすべきです!
精神的に辛い、うつ病になりかけている
精神的に辛くて体調が悪い、うつ病になりかけている場合は今すぐ辞めるべきです。
なぜなら、うつ病などの精神疾患は放っておくと悪化するので、ストレスの原因から離れるしか改善方法がないから。
うつ病を発症すると、働きたくても働けなくなったり、治療してもなかなか治らなかったりするんですね。
実際に、うつ病を発症して「もっと早く辞めれば良かった」と後悔している人もいます。
情けなくなんてないですよ。
パワハラする奴は仕事関係なく妬みなどでも攻撃してくるので逃げるのが賢明です。会社が守ってくれないのなら辞める選択が英断だと思います。
我慢して精神疾患(うつ病)になった僕が後悔しているのはもっと早く辞めれば良かったです。— るーく… (@Lukemikeneko) June 14, 2020
X(旧Twitter)
このように後悔しないためにも、心身に影響が出ている場合はすぐにやめるべきです!
退職を申し出ているのに受け入れてくれない
せっかく上司に退職の意思を自分から伝えても、聞く耳を持ってくれない場合は退職代行の利用を検討しましょう。
もちろん会社に退職を拒否する権利はなく、労働者には退職の権利が保障されています。
その場合、弁護士に退職代行を依頼すれば間違いなく退職することが可能ですが「そこまで大げさにしたくない」という方も多いです。
そういう方は一般企業の退職代行や労働組合が運営する退職代行サービスを利用することをおすすめします。
本人ではなく第三者からの申し出であれば、上司も全く相手にしないといった状況を避けることができます。
まとめ
今回は『退職代行を使うのはありえないのか』についてお話ししました。
「退職代行はありえない」という考えは古いので、スムーズに辞めたいのであれば使っても問題ありません。
そう断言できるのは、以下のような明確な根拠があるからです。
- 退職の権利は労働者にあるものだから
- 法律的に退職代行を使うのは違法ではないから
これらの根拠があるので、退職代行を使いたい時は堂々と利用しても大丈夫なんですね。
また、退職代行を使ってでも辞めるべきシチュエーションとして以下をご紹介しました。
- パワハラや過剰労働が日常茶飯事
- 社内の人間関係が悪い
- 精神的ストレスでうつ病になりかけている
- 退職を申し出てるのに全く受け入れてくれない
こんな状況に置かれている時は、心身の健康を損ねてしまう前に辞めるべきです。
退職代行を使うのはいけないことではないので、自身が後悔しない選択をしましょう!