SPI3ってSPIと一緒なんですか?
基本は一緒だけど、違う部分もあるんだ。詳しく解説するよ!
就活をしていれば常識のSPIですが、同時にSPI3という言葉を耳にする機会があるのではないでしょうか。
これはSPIと同じような試験であるということは推察できると思いますが、どちらの内容も理解していなければ、違いがあるのかどうか不安になるかもしれません。
本記事では、SPI3と従来のSPIの違いを詳しく解説していくので、最後までチェックして不安を解消しておきましょう。
また、SPI3の特徴についても深掘りするので、ぜひ対策の参考にしてください。
SPI3とは?従来のSPIとの違いも解説
SPI3は人材業界大手のリクルートが提供しているサービスで40年以上の実績で蓄積されたデータをもとに「面接だけでは確認しにくい基本的な資質」を測るテストです。
以下に、従来のSPIとSPI3の違いをまとめました。
変更時期 | 前バージョンとの変更点 | |
SPI | 初期バージョン | – |
SPI2 | 2005年~ | ・性格適性検査の一部変更 |
SPI3 | 2013年1月4日~ | ・性格適性検査の測定内容の『性格特徴』に「社会関係的側面」が追加 ・性格適性検査の測定内容に『組織適応性』が追加 ・テストセンターの性格適性検査の予約をPC・スマートフォンに対応 ・WEBテスティングの「問題毎の制限時間」が追加 |
SPI3はSPIのアップグレード版で、特筆すべき変更点はSPI3のアップグレード時に追加された性格適性検査の『組織適応性』・『性格特徴』の「社会関係的側面」です。
また、テストセンターで受験する際はオンライン予約に対応した点、Webテストはテストセンター受験と同様「問題ごとの制限時間」ができたことは頭に入れておきましょう。
それぞれの試験を別々に対策しなければいけないというほど大きな違いはないので、安心してください。
SPI3の問題構成
SPI3の問題構成は、知的能力検査・性格適性検査の2つに分かれ、さらに知的能力検査は言語分野と非言語分野に分かれます。
知的能力検査で測られるのは、職種の違いに関わらず実際に仕事で求められる課題解決能力です。
具体的に言語分野では話の理解力、非言語分野では論理的思考力が問われます。
また、性格適性検査で測るのは人との接し方、仕事の取り組み方です。
検査をする意図がわかれば取り組みやすいですね!
SPI3の制限時間
SPI3には知的能力検査、性格適性検査にそれぞれ制限時間が設けられています。
Web受検・テストセンターとペーパーテストでそれぞれ制限時間が違うので、選考を受ける企業によって必要な対策をしておきましょう。
知的能力検査 | 性格適性検査 | |
Web受検・テストセンター | 35分 | 30分 |
ペーパーテスト | 70分 | 40分 |
また、Web受検・テストセンターの場合は各設問に制限時間があるため、問題を早く正確に解く練習もしておきましょう。
ペーパーテストは設問ごとに制限時間はないので、問題を解きながらどの問題に時間をかけるか判断するのも重要です。
それぞれ制限時間が違うから、実際に問題集を解いてみよう
SPI3の難易度
SPI3の難易度は中学高校レベルなので、大学受験を突破した就活生の方ならそれほど苦にせず解けるでしょう。
ただし、SPIの難しいところは問題数の多さです。
受験者は制限時間の中で、多くの問題を正確に解いていかなければいけません。
高得点を求められるため、ほんの少しのミスでさえ命取りになる場合もあります。
大学で4年間もやらないと忘れますよね…
SPI3を受験できる場所
以下では、SPI3を受験できる場所をそれぞれご紹介していきます。
場所によって環境が大きく違うので、事前に知っておけばそれほど緊張せずいつも通りの姿勢で受験に臨めるはずです。
- Webテスティング
- テストセンター
- ペーパーテスト
- インハウスCBT
Webテスティング
Webテスティングは、文字通り自宅などでパソコンを使ってSPIを受験します。
普段通りの環境や好きな場所・好きなタイミングで、リラックスして受けられるというメリットがあります。
一方、SPIは長時間の受験になるため、集中力が切れてしまう可能性には注意が必要です。
テストセンター
テストセンターでは、指定されたテストセンターに行き専用のPCでSPIを受験します。
また、テストセンターの問題は受験者ごとに違い、正答率によって難易度が上がるので対策がしにくいという点にも注意しておきましょう。
ペーパーテスト
最近はWebテストやテストセンター方式が人気ですが、ペーパーテストを好んで採用する企業も多くあるので、自分の受ける企業をチェックして対策しましょう。
テストの全体を把握できるメリットがある一方、企業に訪問して受験するため緊張してしまうというデメリットもあります。
インハウスCBT
インハウスCBTは、応募者が企業に訪問して受験する形式です。
インハウスCBTを採用している企業を受ければテストを受けて結果の確認から面接までを1日で完了できるので、選考期間が短くて済むメリットがあります。
企業がSPI3を就活生に受けてもらう理由
以下では企業がSPI3を就活生に受けてもらう理由をご説明します。
SPI3を対策するの重要性を理解するためにも、まずは企業側の意図をしっかりと確認しておきましょう。
自社との相性が知りたい
性格適性検査を受けてもらうことで、自社との相性が知りたいという企業は多いでしょう。
社風に合う人柄なのか、職種や業務内容に適性があるのかといったことを知りたがるのは、就活生にできるだけ長く働いてほしいからです。
社風に合わなかったり適性がないと新卒社員にとってはストレスになり、早期離職の原因になってしまいます。
新卒採用にも大きなコストがかかるため、企業としてはこのようなリスクを事前にできるだけ減らしておきたいというのが本音です。
企業側は長くいてくれそうな人を採用したいよ
現状の知識・能力レベルが知りたい
現状の知識・能力レベルが必ずしも仕事の適性につながるとは限りませんが、それでもSPIを通して知識量やタスクをさばく能力は測れます。
そういった「地頭の良さ」は入社後に求められる仕事量をこなせそうか判断する材料にもなるので、企業側もよく見ています。
当然学歴の良い人の方がSPIの点数は高い傾向ですが、SPIは中学高校レベルの簡単な内容なので、企業にとっては「学歴はなくても実は地頭の良い人」を発掘できるチャンスです。
学歴では判断できない優秀な人を見つける意図もあります
入社後の配属を決める参考にしたい
SPIの結果を受けて「この就活生はどんな性格をしてどんな能力があるのか」を総合的に見極め、入社後の配属を決める参考にする企業もあります。
もちろん本人の希望や面接でも判断しますが、SPIの結果はデータで示される客観的な能力です。
面接はどうしても選考対策の上でアピールする場なので、就活生の深層心理や本音は見えにくくなります。
本人に合った配属をして活躍してもらいたいんだ
SPI3には特別な対策が必要?
現在主流になっているのはSPI3なので、大半の問題集でも対応しています。
対策としては、ネット上の無料問題や市販の問題集を繰り返し解けばOKです。
Webテストなのかペーパーテストなのか、自分の受ける試験を想定して対策しておきましょう。
ただし、過去問集で対策する場合はSPI3の問題なのかチェックする必要があります。
SPIとSPI3では性格適性検査の内容に違いがあるため、対策を間違えて焦らないように注意してください。
納得の就活にするためのSPI3対策のポイント
自分の志望した企業に入りたいなら、SPI3は最低限クリアしておきたいレベルの選考です。
入念に対策しておけば、それほど苦労せず突破できるでしょう。
ここからは、納得の就活にするためのSPI3対策のポイントを3つご紹介していきます。
受検する2~3か月前には対策を開始する
「どれくらい対策したらいいの?」というのは多くの就活生が持つ疑問でしょう。
SPI3の対策に余裕を持つなら3か月前に始めるのがおすすめです。
というのも、あまり早く対策をし始めてしまうとモチベーションが続かない可能性があり、良い状態で本番に臨めません。
心配でもっと前にやりたい人は、軽くコツをつかんでおく程度にしましょう。
3か月で十分間に合いますよ!
常に解くときは時間を意識する
過去問やインターネット・市販の問題集でも、常に解くときは時間を意識しながら行いましょう。
SPI3の試験は時間との戦いで、とにかく時間が足りなくて解ききれないという就活生が圧倒的に多いのです。
特に各問題で制限時間のあるWeb受験・テストセンターは悩んでいる時間がありません。
ペーパーテストでも、わからない問題は考えすぎないことも重要です。
必ず制限時間をつけて練習しよう
SPI3対策のやり過ぎに注意する
就活の対策はバランスが大切です。
大切な就活ですから失敗したくない気持ちはわかりますが、SPI3の対策ばかりに時間を割いて、その他の就活準備や学業に影響が出てしまっては意味がありません。
ES練習やes添削が足りていないなら、そこを優先しましょう。
どれくらい対策したらいいか自信がない場合は、就活エージェントに頼って就活のプロに手伝ってもらうのも有効です。
悩んだらプロに相談してみましょう
SPI3の効率的な対策方法
就活はSPI3以外にもESや面接対策も必要になるので、SPI3の対策はできるだけ効率よく行いたいところです。
以下では、効率的な対策方法を詳しく解説していくので、ぜひチェックして実践しましょう。
インターネットにある無料の問題集を解く
まず初めにインターネットにある無料の問題集を探して解くところから取り組みましょう。
SPI対策で何からすべきかわからないなら、これを解いて判断するのがおすすめです。
インターネットの無料の問題集には各問題集ごとに特徴があり、ランダムに問題を出題してくれるものやレベルごとに受けられるものなどさまざまです。
無料の問題集を解いて対策の方向性を決めよう
市販の問題集・過去問を繰り返し解く
インターネットの無料問題集でSPI3のだいたいの流れや対策方法をつかんだら、次は市販の問題集・過去問を繰り返し解いて知識を確かなものにしていきましょう。
以下では、特におすすめの問題集をご紹介します。
- 2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
- これが本当のSPI3だ! 2024年度版
2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
名前 | 2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集 |
おすすめ度 | |
著者 | オフィス海 |
出版社 | ナツメ社 |
発売日 | 2021年4月20日 |
ページ数 | 352ページ |
価格 | 1,430円 |
特徴 | Webテスト&テストセンターの対策ができる |
詳細 | 購入はこちら |
この1冊でWebテストとテストセンターの対策ができるよ
過去の選考データを分析し良問を厳選したSPI対策本で、この1冊でWebテストとテストセンターの両方の対策が可能です。
本番を意識した模擬テストは実際のものよりも難易度が高く、この問題集を解けるようになっておけば本番で困ることはありません。
頻出問題に確実に対応したい人は、テスト当日までに繰り返し解いておきましょう。
これが本当のSPI3だ! 2024年度版
名前 | これが本当のSPI3だ! 2024年度版 |
おすすめ度 | |
著者 | SPIノートの会 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2021年1月21日 |
ページ数 | 446ページ |
価格 | 1,650円 |
特徴 | 頻出問題を中心に対策できる |
詳細 | 購入はこちら |
問題・解説・答えが見開きなので使いやすいです!
こちらは1冊でWebテスト・テストセンター・ペーパーテストの主要3方式に対応した、446ページからなる大容量の問題集です。
受験生の声をもとにした再現度の高い問題や「出る順」の出題表もあるので、この本だけで効率よくテスト対策が行えます。
解説は講義形式の丁寧なもので、数学や英語から遠ざかっていて苦手意識を持っている人も理解しやすく安心です。
志望度の低い企業で実際にSPI3を受けてみる
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SPI3を適切に対策して就活をスムーズに進めよう
SPI3は、企業側が面接ではわからない就活生の能力や性格を、客観的に可視化して判断するための材料です。
就活は一度きりで失敗できないので、自分の受けるSPIと受験方法は事前に確認して適切に対策しましょう。
特に知的能力検査では、大学の4年間数字や英語の勉強から遠ざかっていた人も多いため、受験の3か月ほど前から対策し始めるのがおすすめです。
ぜひ本記事でご紹介したやり方を参考にして、SPI3の通過を目指しましょう!