転職サイトへ登録すると、職務経歴書・履歴書をアップロードする必要があります。企業からスカウトが来るタイプの転職サイトなら、職場にバレるか心配してしまいますよね。
実は、注意せずに登録してしまうとバレる可能性はあります。
そこで今回は、勤務先に転職サイトの登録がバレない方法をご紹介します。勤務先に絶対情報が漏れない転職サイトも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職サイトで会社側が見れる情報
アップロードした職務経歴書・履歴書の情報のなかで、どの項目を企業側は閲覧できるのでしょうか?
会社側が見れる情報を公開します。
- 年齢
- 性別
- 現住所(都道府県のみ)
- 最終学歴
- TOEICの点数・資格
- 会社の規模
- 勤務期間
- 職務内容
- 転職理由
- 希望職種・勤務地・年収
すなわち、以下の情報は企業は閲覧できません。
- 氏名
- 正確な住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 会社名
ただし、決定的な情報がなくても複数の要素から特定は可能です。注意しましょう。
転職サイトに登録して会社にバレる可能性が高い情報・低い情報
転職サイトに登録する際、さまざまな情報を登録する必要があります。情報によって会社にバレやすい情報とそうでない情報がありますので、あらかじめ把握しておきましょう。
会社にバレる可能性の高い情報
会社にバレる可能性の高いのは、職務経歴書に記載する、個人情報を除く以下のような情報です。
- 年齢
- 性別
- 現住所
- 最終学歴(学校名)
- 現職の会社規模
- 在職期間
- 職務内容
- 転職希望条件(職種、勤務地、年収など)
個人が特定されることはないものの、おおよその人物像は掴めます。特にニッチな業界であれば、上記の情報だけで企業を特定される可能性が高いといえます。
あるいはその業界だけしか使わないような、専門用語を用いることによって企業を特定されるケースもあるようです。
もし会社バレを防ぎたい場合は、企業名が特定されやすい専門的な情報の記載は控えるほうがいいでしょう。
会社にバレる可能性の低い情報
では逆に会社にバレる可能性の低い情報は以下のような、個人を特定できる情報です。
- フルネーム
- 現住所
- 電話番号
- 現職の会社名
転職サイトの登録がバレる原因
氏名・勤務先・詳細の住所が分からなくても、企業側が複数の要素から特定をすることは可能です。
転職サイトへの登録がバレてしまう原因は、主に以下の3つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
勤務期間と資格情報、学歴でバレる
企業は確信情報は見れませんが、見れる情報が多すぎます。
例えば、2015年入社の早稲田大学卒業で、TOEIC700点持ちのAさん。ここまでの経歴が被っている人が、同じ会社に2〜3人としていません。
特に、勤務先の会社で受けたTOEICの点数を記載している人は要注意です。全従業員のTOEICの情報は、人事部が抑えている情報です。
職務内容でバレる
職務内容を詳細に記載している人は要注意です。社内でも専門的な職種についている方は、特に気をつけて記入しましょう。
職務内容の記載で個人情報がバレたというパターンが一番多いので、細心の注意が必要です。
都道府県と会社の規模でバレる
東京や大阪など、大都市で勤務している方は注意の必要はありません。
しかし、大企業が数えるほどしかない都道府県で住んでいる方は要注意です。会社の規模とその他の内容で、簡単に個人が特定できてしまいます。
転職サイトへの登録がバレるデメリット
転職サイトへの登録、さらに活発に転職活動をしていることがバレたら、以下のデメリットがあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
上司からの残業指示・嫌がらせ
人事が転職サイトへの登録を発見すると、直属の上司に連絡がいくかもしれません。
部下の転職を知った上司は、転職活動をさせまいと残業の指示をしたり、嫌がらせを行ったりする可能性があります。
悲しいことに転職に対してネガティブなイメージを持つ会社は、まだまだ多いです。絶対にバレないようにしましょう。
(最悪の場合)異動の対象などに上がる
都会に住んでいる人は、最悪の場合異動の対象に上がることもあります。
地方の方が転職がしにくいので、いわゆる会社からの嫌がらせです。
自身がキャリアにおいて大切にしたいことは何かを考えたうえで、判断しましょう。一度転職を決意したのなら、まずは転職活動をやりましょう。
一度会社やキャリアに感じた違和感は、行動をしないと一生そのまま残るだけです。
転職サイトへの登録がバレない方法
転職サイトへの登録がバレると、多くのデメリットがあります。転職サイトの登録が絶対にバレない方法は、以下の4点です。
それぞれ詳しく解説していきます。
特定の企業を非公開にするブロック機能を活用する
企業側にバレないために有効なのが、ブロック機能を活用し、現職の企業など特定の企業へ情報を非公開にする方法です。
非公開にすれば企業へ情報が渡ることがありませんので、バレる可能性を大幅に減らすことができます。
少し情報収集しているだけで、本気で転職する気持ちがまだない人でも、現職の企業にバレると何かと面倒な場合も多いでしょう。
バレることで会社に居づらくなるのは困りますよね。
色々なリスクを避けるためにも、まずはブロック機能を使い、特定の企業へ情報を非公開に設定しましょう。
同僚に話さない
転職活動をしていることがバレる原因として、意外と多いのが同僚経由で話が広がることです。
ついうっかり同僚に口をすべらせてしまったばかりに、転職したいことが社内の人にバレてしまい、場合によっては処遇が悪くなる人も。
もちろん全ての同僚がそうではなく、信用できて口が堅い人もいるでしょう。しかし、同僚に話したら確実に漏れない保証はありません。
会社にバレるのを恐れている人は、必要のないリスクはできるだけ避けて転職活動を行うのが賢明です。
もし誰かに相談したい場合は、なるべく社外の人に相談するか、転職エージェントの専属スタッフなど、利害関係のない第三者に相談するのをおすすめします。
会社のパソコンやスマホで転職サイトを開かない
会社のパソコンやスマホで転職サイトを開いていると、履歴などが記録され、会社にバレるケースがあるので避けましょう。
会社から貸与されているパソコンやスマホは、企業側が通信ログなどを確認できる仕組みが組み込まれているケースが多いです。
忙しい場合はつい会社のパソコンやスマホで気軽に情報収集したくなりますが、バレた場合に給与が下がったり、重要な仕事を任せてもらえなくなる可能性が高くなります。
いくら時間がなくても会社のパソコンでは転職サイトの閲覧は控えましょう。
転職サイトへの登録がバレない職務経歴書のつくり方
職務経歴書は、自分の魅力をアピールするために、ついつい細かい内容を書いてしまいがちです。
特に、転職サイトにアップロードする職務経歴書は注意しましょう。
以下では、アップロードする職務経歴書に書いてはいけない内容をピックアップしました。
取引先の企業名・サービスを出さない
取引先の企業名・サービス名は出さないようにしましょう。特に営業の方は、それだけで個人を特定できる情報になります。
記載する情報は、大まかな情報に留めておきましょう。
- 大手電機メーカー
- 広告代理店A
専門用語を使わない
業界の中だけで一般的な用語には、入れないようにしましょう。
知らず知らずのうちに、職務経歴書に入れてしまうこともあるので要注意です。
数字はあいまいな数字にする
プロジェクト・案件・営業ベースで仕事をしている方は、要注意の項目です。
案件規模や売上規模などを、特定できる端数まで含めてしまうのは危険。大まかな数字で記載しましょう。
- NG:売上3億4560万円
- OK:売上3億円強
登録がバレない転職サイト
登録が絶対にバレない転職サイトは、以下の3つがおすすめです。
サービス名 | 特徴 | 対象年代 | 求人数 |
リクナビNEXT | ・ここにない求人はない ・エージェントと連携 | 年代、職種問わず全転職者 | 約46,000件 |
doda | ・スカウトで即内定 ・目から鱗のアドバイス | 年代、職種問わず全転職者 | 約50,000件 |
リクナビNEXT
名前 | リクナビNEXT |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:80,000件以上 非公開求人数:- (2023年12月14日現在) ※今の求人数:公式HP参照 |
対応年代 | 全年代 |
対応エリア | 全国 / 海外 |
オンライン面談 | – |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://next.rikunabi.com/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社リクルート |
拠点 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
書類添削の有無 | なし |
面接対策の有無 | なし |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | – |
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名前 | doda |
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求人数 | 公開求人:228,221件 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代~60代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界、全職種 |
公式HP | https://doda.jp/ |
企業情報を見る
運営会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
拠点 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
dodaも、リクナビNEXTと同じく、転職する人は全員使っておくべきサービスです。
求人数もリクナビNEXTとほぼ同等、ベンチャー企業の求人が多いのが特徴です。
ただし、かなりの求人がエージェントサービスを利用しないと応募できないのがデメリット。転職サイトのみの利用を考えている方は、注意しましょう。
転職エージェントサービスとしては、評価の高いサービスです。
\ 目からウロコの転職アドバイス/
絶対バレなくない場合は転職エージェントを使おう
転職サイトで網羅的に求人を見たいこともあり、スカウト機能も活用していきたいので、必ず注意して求人を探しましょう。
しかし、転職サイトへの登録がバレない方法で一番確実なのは、転職エージェントを経由することです。どちらも上手に活用して、効率的に転職活動を進めていきましょう。