ITコンサルタントは企業戦略に対して情報技術の観点から提言する職種です。平均年収は他のIT職と比較すると高い傾向です。
ITコンサルタントは年収が高い分、幅広い知識や経験が求められます。IoT・AIなどのトレンドを追わなければ、顧客に的確なアドバイスができません。
本記事ではITコンサルタントへの転職を目指す人に向けて、未経験から内定を獲得する方法を解説しています。
ITコンサルタントに興味がある人は当記事を参考にしてください。
- ITコンサルタントの転職に必要な経験やスキル
- ITコンサルタントに向いている人・向いていない人の特徴
- ITコンサルタントへの転職におすすめのエージェント
ITコンサルタントへ転職したいなら、マイナビITエージェントがおすすめです。IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、徹底的にサポートしてくれます。
\転職後の定着率が97.5%/
ITコンサルタントとは?
ITコンサルタントの内容について解説します。
ITコンサルタントに転職したものの、「思っていたのと違う」と辞めてしまう人は一定数います。事前にITコンサルタントの内容を把握し、ミスマッチを防ぎましょう。
ITコンサルタントの種類・仕事内容
ITコンサルタントは、クライアントとなる企業に経営戦略をヒアリングしたうえで、事業内容に合わせたIT投資の計画・策定・導入支援などを行います。
費用対効果やスケジュールを含めたうえで、システムの分析・選定をする場合もあります。
ITコンサルタントは業務内容や扱う製品によって職種名が細分化されるため、具体的な名称や業務内容を確認しておきましょう。
SAPコンサルタント | SAP社のERP(企業資源計画)パッケージを専門とするITコンサルタントです。SAPとはヨーロッパ最大のソフトウェア企業です。 |
ERPコンサルタント | ERPソフトの導入支援を行うITコンサルタントです。ソフトの導入だけでなく、運用に関する知識も求められます。 |
SCMコンサルタント | SCM(供給連鎖管理)の観点で経営課題を解決したりコストを削減したりするITコンサルタントです。IT以外に流通に関する知識も必要です。 |
CRMコンサルタント | CRM(顧客関連管理)関連のツールに特化したコンサルタントです。顧客との関連性作りに重点を置いている企業から需要があります。 |
ITコンサルタントの平均年収
ITコンサルタントの平均年収は590万円です。技術系の職種における平均年収が442万円なので、ITコンサルタントは高給取りです。
会計・監査・人事などの専門職コンサルティングファームと比較しても、ITコンサルタントは高めの年収が設定されています。
参考:年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】
ITコンサルタントの将来性
ITコンサルタントの将来性は高いです。国内のビジネスコンサルティング市場は拡大傾向にあり、2021年の時点で規模は前年比11.4%を記録しました。
2022年以降もDX推進を積極的に行う企業からの需要は高く、今後も高成長を維持する見込みです。
ITコンサルタントになるには資格が必要?
ITコンサルタントになるために資格は必須でありません。しかし未経験者の場合、資格を持っていれば意欲や一定の知識レベルがあることを証明できます。
ITコンサルタントで有利になる資格は以下の通りです。
- ITコーディネーター
- ITストラテジスト
- 中小企業診断士
いずれの資格も経営者側の立場からITの利活用について学べます。しかしITコンサルティングに活かせる資格は難易度が高く、取得までに長期的な時間が必要です。
資格取得に時間をかけすぎず、まずはITコンサルタントへの転職活動を優先しましょう。
ITコンサルタントになるにはどのようなスキルが必要?
ITコンサルタントになるためのスキルも確認しておきましょう。
ITコンサルタントで求められるスキルはIT関係の幅広い知識だけではありません。
コミュニケーション力や論理的思考など、他の業界・業種でも求められる能力が多いです。
ITに関する知識と経験
ITコンサルタントにおいて、情報技術に関する知識と経験は必須です。最新技術に関する知識があれば、顧客の課題に対して適切な提案ができます。
IT導入コンサルタントでは、複数の製品の中から適切なITツールを提案しなければいけません。最新技術だけでなく製品情報もインプットしておきましょう。
論理的思考力
ITコンサルタントは知識が前提として必要です。他のITコンサルタントも博識のため、知識だけでの差別化はできません。
知識だけでなく論理的思考力があれば、今までの常識を覆し大きな業績改善につながるケースがあります。
常識にとらわれず、自分で考える論理的思考力も伸ばしましょう。
コミュニケーション力
ITコンサルタントは経営の中枢を担うトップ層から、企業内で働いている一般社員まで幅広く接する機会があります。
お互いの主張をしっかりと聞き取れるコミュニケーション能力があると各担当者レベルでの課題が見えてきます。
また、規模が大きい組織ではスケジュールを立てることが難しいです。マネジメント能力も伸ばしておくと、大きな強みとなります。
経営やクライアントの業務知識
ITコンサルタントになる場合、自身の専門分野だけでなく経営やクライアントの業務知識もあると良いです。
ITの知識だけでは経営コンサルティングをするにあたって判断材料が足りません。
経営の知識として具体的に財務会計・人事管理・販売管理・資産管理などが挙げられます。
未経験からITコンサルタントになるには?
未経験からITコンサルタントになるためのポイントを紹介します。
ITコンサルタントの求人に応募してスムーズに内定をもらうためにも、各ポイントは事前に押さえておきましょう。
技術営業、もしくはSEからキャリアを積む
ITコンサルタントはさまざまな専門知識や経験が求められます。したがって、完全未経験からの転職は難しいです。
技術営業やSEなどの現場を経験して、基礎知識を付けてからITコンサルタントに転身する方がスムーズです。
ただし、いずれにしても時間がかかることは覚悟しておきましょう。
コンサルティングファームに転職する
ITコンサルタントになるには、一旦コンサルティングファームに別の職種で転職し、内部異動をする方法もあります。
コンサルティングファーム自体は「未経験」や「学歴不問」の求人が多く、比較的見つけやすいです。
コンサルティングファームに転職してからITコンサルタントの知識や経験を積んでみましょう。
転職エージェントに登録して、ITコンサルタントの求人を紹介してもらう
転職エージェントを活用すると求人検索・面接対策・履歴書添削など、さまざまなサポートを受けられます。結果として未経験でも転職しやすいです。
また、ITコンサルタントになるために身に着けておくべきスキルや、現時点でアピールポイントになる経験などもアドバイスしてくれます。
自分で求人を探したり対策したりするよりもはるかに効率的です。
未経験からITコンサルタントになりたい人が利用すべき転職エージェント
未経験からITコンサルタントになりたいなら、以下の転職エージェントに登録しておきましょう。
それぞれの転職エージェントの特徴を紹介します。求人に出会える確率を上げたいなら、複数の転職エージェントに登録しておきましょう。
マイナビITエージェント
名前 | マイナビITエージェント |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人数:- (2023年12月14日現在) ※今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 20代のIT転職 |
公式HP | https://mynavi-agent.jp/it/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビ |
拠点 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 4
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 大手人材企業のサービスで安心
- 入社後定着率は97.5%と高水準
- 希望に合った非公開求人が多数
マイナビITエージェントは、大手人材企業マイナビが運営するIT業界に特化した転職エージェントです。
IT業界の知識が豊富なキャリアアドバイザーから徹底したサポートを受けられます。
応募書類の添削や面接対策があるため、未経験からITコンサルティングへの転職も安心です。
未経験からITコンサルタントに挑戦したかったりキャリアアップしたかったりするなら、マイナビITエージェントに登録してみましょう。
\転職後の定着率が97.5%/
ワークポート
名前 | ワークポート |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人: 105,467件 非公開求人:非公開 (2024年9月17日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代〜30代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 未経験職 (特にIT・WEB・ゲーム業界) |
公式HP | https://www.workport.co.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ワークポート |
拠点 | 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー9F・6F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- IT業界の求人に特化
- eコンシェルで未経験からでもスムーズに転職活動ができる
- 無料でエンジニアスキルを学べる「みんスク」が人気
ワークポートは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。ITコンサルティングの求人も多く保有しています。
未経験者向けの転職にも力を入れており、経歴やスキルに自信がない人でも安心して利用できます。「みんスク」といったエンジニアスクールに参加できる点も魅力です。
また、ワークポートでは「eコンシェル」と呼ばれる専用アプリがあり、面接のスケジュール管理や転職に関する相談ができます。
\ITコンサルの求人多数!/
ITコンサルタントに向いてる人・向いていない人の特徴
ITコンサルタントに向いている人と向いていない人の特徴について紹介します。
ITコンサルタントとして活躍できるかどうか、事前に確認しておきましょう。
ITコンサルタントに向いてる人の特徴
ITコンサルタントに向いている人の特徴は以下の通りです。
- IT分野に興味がある人
- 数字や物事を論理的に考えることが好きな人
- クライアントの課題解決に対してやりがいを感じられる人
ITコンサルタントは最新技術や製品情報の知識を豊富に持ったうえで、クライアントに提案をして課題解決する必要があります。IT分野のトレンドを追いたい人は適性が高いです。
経営に関するアドバイスをするためには、数字の分析や論理的思考を備えていなければ説得性を持たせられず聞き入れてもらえません。
そのため、分析力が高く論理的に考えることが好きな人は、ITコンサルタントに向いています。
ITコンサルタントに向いていない人の特徴
次に、ITコンサルタントに向いていない人の特徴も確認しておきましょう。
- ITや情報分析が苦手な人
- 論理的に考えるのが苦手な人
- コミュニケーションが苦手な人
ITコンサルタントは情報分析能力や論理的思考が必須条件です。論理的な分析を伝えられなければクライアントも満足せず、結果にもつながりません。
クライアントとコミュニケーションを取り信頼関係を築くことも重要です。人と話すことが苦手な場合、ITコンサルタントへの転職は避けた方が無難です。
ITコンサルタントはやめとけ?知っておくべき注意点
ITコンサルタントに転職するなら、知っておくべき注意点もあります。具体的には以下のような注意点が挙げられます。
- 激務になりがち
- 常にITに触れる
- 業界知識をアップデートする必要がある
- 責任が重大でプレッシャーがかかる
- クライアントとのコミュニケーション負荷が多い
ITコンサルタントは高い給料をもらえる分、激務になりがちです。また、最新のIT動向や業界知識をアップデートしなければ、顧客に適切なアドバイスができません。
間違った指導をすると責任を取らなければならず、プレッシャーも大きいです。顧客とのコミュニケーションを密に取りつつ、業務を進める必要があります。
大手ITコンサル企業一覧
大手ITコンサル企業は以下の通りです。
- アクセンチュア株式会社
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- アビームコンサルティング株式会社
- KPMGコンサルティング株式会社
- PwCコンサルティング合同会社
- 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
- 株式会社日立コンサルティング
いずれも大手で、コンサルティング業界に詳しくない人でも耳にしたことがある企業ばかりかと思われます。
ITコンサルタント企業は外資系も多く、年収も就職難易度もハイクラスな職場ばかりです。
よくある質問
ITコンサルタントに関するよくある質問をまとめました。
疑問を残したままITコンサルタントに転職すると後悔につながります。
ITコンサルタントのキャリアを築くうえで戸惑わないように、事前に疑問は解消しておきましょう。
ITコンサルタントになるには学歴が必要?
ITコンサルタントになるためには多少学歴も求められます。ただし経営コンサルタントほど学歴重視ではありません。
特に未経験からITコンサルタントに挑戦する場合、学歴よりも過去の経歴・実績・スキルなどが求められます。
ITコンサルタントは激務って本当?
ITコンサルタントは激務です。クライアントとの打ち合わせに加え、情報分析・資料作成など業務量が多いです。
ただし激務な分、高給だったり直接クライアントから感謝されたりするのでやりがいもあります。
ITコンサルタントとSEの違いは?
ITコンサルタントとSEはともにシステム開発プロジェクトに従事する職種です。しかしITコンサルタントはSEの上位職として位置づけられています。
SEはシステムの要件定義・設計業務・運用保守がメイン業務です。ITコンサルタントの場合は経営課題に関する作戦立案・提案が主になるため、業務範囲が異なります。
ITコンサルタントになるには転職エージェントに相談するのがおすすめ!
ITコンサルタントは豊富な知識と高いスキルが求められますが、やりがいのある仕事です。
IT・経営に関する幅広い知識をつけるのはもちろん、経営者へ提言するためのコミュニケーション能力も求められます。
ITコンサルタントへ転職を考えている人は、業界特化のマイナビITエージェントを利用すれば、的確なアドバイスがもらえるのでおすすめです。
選考対策を徹底的に行って、ITコンサルタントへの転職を成功させましょう。
\転職後の定着率が97.5%/