仕事に行こうと思っても、どうしても体調が悪かったり、しんどくて動けない日ってありますよね。
体調不良にも肉体的な疲労や病気、ストレスなど色んな原因がありますが、自分ではどうしようもありません。
ですが、体調不良であまりにも仕事を休みすぎると、一体どうなるのでしょうか?
やはり仕事をクビになってしまう可能性もあるのでしょうか?
そこで今回は、仕事を体調不良で休みすぎた場合にどうなるのか、詳しくご紹介していきます。
さらに、仕事を休みすぎた人の体験談もピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください!
・体調不良で仕事を休む場合、『出勤率80%』を下回るとクビの可能性が出てくる。
・日数で言うと『月に4日以上』休むと、自己管理責任を問われてクビになる可能性も出てくる。
・体調不良が重たい場合は診断書の提出がおすすめだが、医療機関に受診するほど辛いなら退職して休んだ方がいい。
仕事を体調不良で休みすぎるとクビになる?欠勤の基準は何日まで?
一般的に体調不良で仕事を休みすぎてしまうのは、社会人としてあまり良い勤務状況とは言えません。
というのも、社会人が休みを取りたい場合、事前に有給休暇の申請をしてから計画的に休むのが普通だからです。
そんな状況の中で、当日の朝に電話をかけて体調不良で休むことが何度も続いていたらどうでしょうか?
もちろん、1日や2日程度なら問題はないでしょう。
ですが、それが何度も続いてしまうと、きっと周りも良い印象を持つことはありません。
そこでまずは、体調不良で休みすぎるとクビになる可能性や許される基準についてご紹介していきます!
日数や頻度、理由によってはクビの可能性あり
体調不良とはいえ、あまりに頻繁に休みすぎてしまうと、やはり印象は悪くクビになってしまう可能性があります。
もちろん、本当に高熱が出たり、感染症の病気にかかって出社できない場合はこの限りではありません。
ですが、月に何度も休んでしまうと話は別。
仕事を休む日数や頻度、理由によってはクビになってしまう可能性も0ではありません。
では、クビになってしまうのはどれくらいの基準なのでしょうか?
結論、日数については、月に1~3回程度ならまだ許容範囲と言えるでしょう。
ですが、毎月それ以上に休んでしまうと、いくら体調不良とはいえ、健康への自己管理責任を問われることもあります。
また、自分が休んでいる間も周りの人は働いているわけなので、周囲の目も厳しくなってしまいがち。
もちろん、体調不良の原因がもともとの持病によるものだったり、重たい病気の場合、特例として認めてもらえる可能性が高いですね。
一方で、毎回ただの軽い風邪や腹痛などを理由に休むのは、マイナス評価が積み重なってしまいます。
場合によっては、仮病と思われてしまったり、別の理由を持ち出してクビにされてしまう可能性もあるでしょう。
そのため、仕事を休むのはなるべく月に1〜3日以内に収めて、毎月繰り返さないようにしてください。
クビになってしまう大きなラインは出勤率80%
では具体的にどれぐらい休んでしまうとクビになるのでしょうか?
結論、クビになる可能性がある一般的なラインは出勤率80%ほどが目安となります。
月に20日間働くとすると、出勤率80%は16日間ですね。
この場合、月に4日以上休むとクビになる可能性が高くなってしまいます。
月に4日休むのを12ヶ月に換算すると、年間で48日間の休みになるので、確かにこれは多すぎますよね。
持病や感染症、大きな病気など止むを得ない事業がない限り、1週間に1回休む社員は、会社をサボっていると思われるかもしれません。
なので、もし体調不良で仕事を休むとしても、出勤率80%以上は守って出勤することをオススメします。
休みすぎを注意された場合は改めよう
月に4日、週に1回ほどのペースで仕事を休んでいると、さすがに直属の上司や人事などから注意される恐れがあります。
もし仕事の休みすぎを注意されてしまったら、自分の健康管理や出勤状況をすぐに改めるようにしましょう。
すぐに出勤状況を改めれば、それ以上何も言われることはないでしょう。
ですが、注意された上で、それでも休みがちな状況を続けていると、減給・左遷・クビを言い渡されるかもしれません。
当然、会社の方針や決まりによって処遇は変わりますが、クビにならずとも居心地は悪くなってしまいます。
そのため、今の会社を辞めたくない場合は、体調管理を行い、仕事を休みすぎないことが大切です
仕事を体調不良で休みすぎた人の体験談!休みすぎるとどうなるのか紹介!
仕事を体調不良で休みすぎると、実際に上司や同僚はどんな反応をするのでしょうか?
そこでここからは、仕事を休みすぎたことがある人の体験談を3つピックアップしてご紹介していきます。
もちろん、会社や人間関係によって状況は変わりますが、仕事をたくさん休むと想像以上に面倒なことになると分かりますよ!
体験談①:毎月6回は必ず休んでしまうケース
まず1つめの体験談は、毎月6回も体調不良で休んでしまうという方の話。
この方は体調不良を理由に休んで翌日に会社に行くと、いつも上司から「休みすぎだ」と注意されてしまいます。
1ヶ月に6回は1週間に1回以上であり、さすがに多すぎるのは誰が見ても明らかです。
ですが、この方は、「体調不良は仕方ないことなのに、どうしてそんなに注意されなければいけないのか」と不満を感じています。
もちろん、重たい体調不良なら仕方がない面もあるでしょう。
それに上司に直接迷惑がかかっていないなら、注意されて腹立たしく感じるかもしれません。
でも、社会人として働いて給与をもらう以上、体調管理をしてきちんと仕事をするのは当然のことです。
この状況が続くともっと厳しい言葉で注意を受けたり、何かしらの処遇が言い渡されるかもしれませんね。
このように、出勤率80%を切り、週1日以上のペースで休んでしまうと『休みすぎ』と見なされてしまうでしょう。
体験談②:仕事がうまくいかないとストレスで体調不良になるケース
2つ目の体験談は、仕事がうまくいかないと体調不良になるという方の話。
この方は仕事でミスをすると、ストレスで体調が悪くなってしまい、仕事に行くのが辛くなって会社を休んでしまいます。
特に、仕事のミスをひどく叱られた時は完全に心が折れてしまい、自主的に2日間休みを取ることに。
すると上司から、翌日の仕事内容の確認、体調不良の詳細、病院の何科へ行くのかなど細かく聞かれ、気まずい思いをしたとのこと。
また、あまりに休む理由や体の症状などを聞かれるため、ズル休みだと思われているのだろうと感じ、ショックを受けたとのことです。
体調不良でしんどい中、ズル休みを疑われるのは悲しいし、余計仕事に行くのが辛くなりますよね。
ただ、上司によってはそれぐらい厳しく部下の休みをチェックしている人もいるのです。
この方も2日間の休みだけでもここまで追求されているため、もっと休むとさらに面倒な事態になってしまうでしょう。
『心と身体は繋がっている』と良く耳にするように、強いストレスは体調不良を引き起こしてしまいます。
そのため、今の仕事が本当に辛い、会社に行きたくないと思うのであれば、いっそ転職や退職するのもいいでしょう。
仕事内容はもちろん、会社の雰囲気や人間関係など、どうしても合わないことはあるものです。
合わない会社で無理をし続けると、体調不良どころかメンタルまで壊れてしまうので、本当にやばいと思ったら退職する勇気を持ちましょう。
今では上司の顔を見ることもなく、会社に行かずに即日で退職できるサービスもたくさん出てきています。
会社なんていくらでも代わりはありますから、そういうサービスも利用して自分を大切にしてあげてください!
体験談③:仕事を休む理由のほとんどが腹痛のケース
3つ目の体験談は、会社を休む理由のほとんどが腹痛だという方の話。
この方は過去にブラック企業で働いた経験があり、それから仕事に対してネガティブな感情を抱くようになりました。
その結果、今の職場は環境も悪くないのについサボりがちになり、自己嫌悪の感情が湧いて胃痛と腹痛を繰り返しているとのこと。
そして、ストレス性胃腸炎を発症しては会社を休む日々が続いています。
自分ではこのままではいけないと思いながらもどうしようもありません。
重い体調不良のため、会社から何か言われたわけではありませんが、クビにされるのではないかと不安な日々を送っているようです。
上司に注意されなくても、仕事を休みすぎているとやっぱり不安になるものですよね。
休みすぎてしまうと、周りからの印象も悪く、会社での居心地も悪くなってしまいます。
では、会社の休みすぎでクビにならないためにはどうすればいいのでしょうか?
続いては、クビにならないための対策をご紹介していきます。
会社の休みすぎでクビにならないための対策は?
先ほどの体験談でご紹介した通り、仕事を休み過ぎると、上司に注意されたり、追求されてしまうことが少なくありません。
そうでなくとも、自分自身で休みすぎの自覚がある分、不安になってしまう方も多いでしょう。
実際、仕事を休みすぎていると、上司や同僚など周りの反応が冷たくなっていると感じることがあると思います。
そこでここからは、会社の休みすぎでクビにならないための対処法についてご紹介していきます!
対策1:休むとしても誠実に!絶対無断欠勤せず早めに連絡を入れる
まず体調不良で会社を休む時には、大前提として無断欠勤は絶対にしてはいけません。
会社に連絡をしないで休むのは社会人としてあってはならないことであり、信用を失ってしまいます。
一度や二度は注意で済まされても、それが何度も続くようなら、まずクビになってもおかしくありません。
そのため、休む時ほど誠実に、少し面倒でも必ず直属の上司に連絡を入れるようにしましょう。
また、体調不良は当日の朝になってから分かる場合が多いかと思います。
朝起きて会社に行ける状態でないと判断した時は、就業開始時刻までになるべく早く連絡を入れることが大切です。
前日から明らかに体調が悪い時は、その段階で連絡をするのもOK。
休むと言いづらい時は同僚や後輩に伝言をお願いしたくなりますが、誠実に自分で上司に連絡を入れましょう。
会社に休む電話をかけるタイミングや伝えるべきコトを「仕事を休む電話が怖いときは?会社に休む電話をしたくない時の対処法」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
対策2:復帰したら一生懸命働いて信頼を回復する
仕事の休みすぎでクビにならないための対策、2つ目は『復帰したら一生懸命働いて信頼を回復する』こと。
というのも、会社や上司からの信頼を取り戻すには、実際の働きぶりで評価してもらうしかないからです。
実際、体調不良とはいえ、仕事を休みすぎていると『ズル休みなんじゃないか』と疑念の目で見られることが少なくありません。
その評価を覆すためには、自分自身の行動で信頼を取り戻すことが大切になるのです。
体調管理に気をつけて仕事を休まない、笑顔で元気よく働く、休んだ分を取り返す気持ちで真摯に仕事をする。
そういった姿を続けて初めて、上司や会社からの信頼は回復していきます。
それに、一度評価が下がっている分、一生懸命働くことで見直してもらいやすいという側面もあります。
なので、もし今の会社をクビになりたくないのであれば、周りからの信頼を取り戻すべく、体調に気を遣って真摯に働いてみてください。
対策3:体調不良が重たい場合、診断書を取得する
先ほどご紹介した体験談のように、上司が体調不良を信じてくれない時は診断書を取得した方が良いケースもあります。
診断書を取るのもお金がかかりますが、月に何回も休んでクビにされるよりはマシです。
それに医師の診断書があれば、重い体調不良の証明であり、ズル休みだと思われることもありません。
体調不良をサボりだと思われていたり、同僚の冷たい態度に耐えられない場合、状況に応じて診断書を取ることも考えてみてください。
もしくは、診断書が必要になるほど体調不良が重い場合、サッと退職して一度休むのもいいでしょう。
実際、仕事のストレスで体調不良になっている場合、無理して続けるともっと悪化してしまうかもしれません。
退職代行のサービスを使えば、会社に行く必要もなく、上司に会う必要もなく、即日で退職することができます。
なので、今の会社や仕事が辛いと感じる方は、根本の原因である会社を辞めるのも1つの解決策でしょう。
まとめ
当然ながら、体調不良で仕事を休みすぎるのは、社会人としてあまり良い状況とは言えません。
休みすぎると同僚や上司からは注意を受けたり、問題のある社員のように扱われてしまうこともあります。
そのため、体調に気を配って会社を休まないようにしたり、一生懸命働いて休んだ分の信頼を取り戻していきましょう。
もしくは、今の会社や仕事でのストレスが原因である場合、ダラダラと休みながら仕事を続けるより転職を考えてみてください。
会社によって雰囲気や人間関係は全然違うため、自分に合った会社が見つかれば、体調不良になることも減るでしょう。
そして、仕事へのやる気も生まれて充実した社会生活を送れるようになりますよ。
体調不良で休みすぎてクビにされる前に、自分にとってベストな会社へ転職することも検討してみてください!
転職活動をする際は企業の内情をよく知っている転職エージェントの利用をおすすめします。あなたの適性や性格とマッチした会社を紹介してくれので、ミスマッチを防ぐことができます。
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