仕事から逃げたい！本当に辛いなら我慢は危険？対処法は？

「仕事が本当に辛くてもう逃げたいときはどうすればいい？辞める前にできることや正しい逃げ方は？」

仕事でストレスや疲れが溜まって辛い状態が続くと、いっそ辞めてしまえたらどんなに楽だろうと感じますよね。

毎日仕事へ行くのが本当に辛く、もう逃げたいと感じている人は多いのではないでしょうか？

• 仕事が辛くて逃げたいときでも無理して働くべきなのか？
• 仕事が辛くて逃げたいときにできる対処法とは？
• 仕事から逃げたいときときの正しい逃げ方とは？

など、仕事が辛くて逃げたいときの対処法について知りたいことは多いはずです。

そこで今回は、仕事から逃げたいときにどうしたらいいのかについて中心にお伝えしていきます。

無理して働き続けてはいけない理由やストレスなく辞める方法もお話ししていくので、ぜひ参考にしてみてください！

仕事から逃げたいなら絶対に心の声を無視してはいけないワケ

仕事から逃げたいと感じていても、「辞めるなんて甘えなのでは」「本当に逃げてもいいのか」と行動に移せない人は多いはずです。

しかし「仕事から逃げたい」と感じたら、心の声を無視して無理に働き続けることはおすすめできません。

なぜなら、仕事から逃げたいと感じるほどの心理状況は、かなり追い詰められた状態だと言えるからです。

「辛い」という言葉が出た時点で、深刻な状況だと考えられるでしょう。

仕事が辛い、逃げたいという気持ちに自分で蓋をしたまま無理して働き続けると、以下のような精神疾患を発症するリスクがあります。

仕事から逃げると今後のキャリアに響くのでは……という懸念から無理をする人もいますが、健康を害して働けなくなっては本末転倒です。

精神的な疾患は慢性化することも多いため、ともすれば今後の人生にまで影響を及ぼすことさえ考えられます。

このようなリスクを鑑みると、辛い仕事から逃げるのは自分の将来を守るために必要な判断だと思えるのではないでしょうか？

家族がいる人は、辛い仕事から逃げることが家族を守ることにもつながるのです。

仕事のことを考えると「逃げたい」「消えてしまいたい」などの感情が湧いてくる状態は、精神的なバランスを崩す一歩手前です。

健康を損ない取り返しのつかない事態になる前に、自分の心の声に耳を傾け自らのために行動することをおすすめします。

無理して仕事を続けようとするのではなく、仕事からどう逃げるかを考えていきましょう！

すでに精神疾患の疑いがある人は以下の記事を参考にしてください。

 甘えじゃない！ 仕事から逃げたいと感じる主な理由は？

仕事から逃げたいと感じたら無理して働き続けるのではなく、状況に応じた逃げ方を選択することが大切です。

自分に合った適切な対処法をとるためにも、まずは仕事から逃げたいと感じる原因を振り返ってみましょう。

「仕事から逃げたい」と感じる主な理由は4つあります。

ここからはそれぞれの理由について詳しく説明していくので、自分に当てはまるものはどれなのか考えてみてください！

仕事量が多すぎる・労働時間が長すぎる

まず考えられるのが、仕事量が多すぎたり労働時間が長すぎたりなどでキャパオーバーになっている状態です。

仕事の量が多いと必然的に残業が増え、時間外労働が多くなるとプライベートな時間が確保できなくなります。

残業や早朝出勤、休日出勤当たり前のような状況が続けば、誰でも疲労困憊になって当然でしょう。

家に帰って寝たと思ったらすぐ出社では疲れも取れません。

家族との時間も取れない、趣味に費やす時間もないなどとなればストレスも溜まっていきます。

その結果仕事のために生きているかのような状態になり、人生に楽しみを見出せず「逃げたい」と感じるようになるのです。

毎日残業で苦しんでいる人は「毎日残業なのはおかしい？疲れてストレスが限界に達したときにおすすめの行動を紹介」を参考にしてください。

自分にかかるプレッシャーや責任が重い

プレッシャーや責任が重すぎることも、仕事から逃げたいと感じる要因の一つです。

適度なプレッシャーや責任感のある仕事はよい刺激になりますが、重すぎると重圧に感じられ精神をすり減らす原因となります。

プレッシャーや責任を重すぎると感じる具体的な状況には、以下のようなものがあります。

これらは、読んだだけでも気が重くなるような状況ではないでしょうか。

このような重圧を日々感じ続けることで、「何もかも放り出して仕事から逃げたい」という気持ちが膨らんでいくのです。

 職場の人間関係や上司との関係性が悪い

職場の人間関係が原因で、仕事から逃げたいと感じるようになることも多々あります。

多くの人にとって職場は、1日のうち長時間を過ごす場所です。

そんななかで人間関係が悪いと職場の居心地も悪くなるので、仕事で感じるストレスがとても大きくなりますよね。

とくに、上司など自分よりも上の立場の人との関係性が悪いと、仕事を辛く感じやすくなります。

というのも自分より立場が上の人からの叱責や嫌味は、たとえ理不尽でもその場では甘んじて受けねばならない場面が多いからです。

「無視をされる」ことも非常に辛い状況になるでしょう。

苦手な人や自分のことを嫌っている人と一緒に過ごすのは、想像よりも心へ負担がかかります。

そのような状況で毎日働いていては、「逃げたい」という気持ちになるのも必至だと言えるでしょう。

疲労・体調不良が原因で毎日心身が辛い

疲れが溜まっていたり体調不良が続いていたりすることも、仕事から逃げたいと感じる理由の一つです。

体調がすぐれないと仕事の生産性が落ちてミスしやすくなるので、より仕事から逃げたい気持ちが大きくなるでしょう。

ミスをしてカバーをするために、残業や休日出勤をする羽目になり、結局疲労回復する時間もなくなってしまいます。

そしてまたミスをするという悪循環にもなりかねません。

疲労感や体調不良は、十分に休息が取れない職場環境やストレスの多さが原因となっています。

頭痛や吐き気などの体調不良が続く場合は、メンタルからきている場合も多いので注意しましょう。

仕事から逃げる前に考えておくべきこと

仕事から逃げる前に考えておくべきことを紹介します。

ひとつずつ考えてから、今後の結論を出しましょう。

一時的な感情ではないか

仕事から逃げる前に、まずは今の気持ちが一時的なものではないかを考えてみてください。

もし一時的な感情で逃げたいと思っているなら、退職してから後悔する可能性があります。辞めてから戻りたいと願っても、また同じ職場で働けるのは稀なケースです。

例えば、繁忙期で仕事量が増えているなら、今を乗り越えさえすれば不満は解消されます。

仕事から逃げて後悔しないためにも、自分の気持ちをしっかり整理しましょう。

今の職場での改善が難しいか

今の職場での改善が難しいかどうかを考えることも大切です。今の会社から逃げたい原因に改善の余地があるなら、逃げる前に試してみましょう。

職場の人間関係が苦手と感じていても、接し方を少し変えるだけで改善できるケースがあります。仕事量が多くて辛い場合は、上司に相談して調整してもらうのがおすすめです。

まずは自分の努力で改善できないかを考えてから、仕事から逃げるべきかどうかを決断してください。

仕事から逃げた後どうするのか

仕事から逃げる前に、退職した後はどうするのかを考えておかなければなりません。

もし退職を決意したのであれば、次が決まっていない状況は危険です。仕事を辞めてから転職活動を始めると、スムーズに次が決まらず焦りが生じる可能性があります。

今すぐ仕事から逃げたい場合でも、まずは転職活動を始めて次の職場を決めることが大切です。

仕事を辞める前にやるべきことについては「仕事を辞めたいけど次がない…。辞めても問題ない場合や辞める前にやるべきことを紹介」を参考にしてください。

 仕事から逃げたい人が辞める前にできる対処法

仕事から逃げたいと感じたときに、まず思いつくのは退職の選択肢ではないでしょうか？

しかし、状況によっては仕事を辞めることなく今の状況から逃げられる場合もあります。

仕事から逃げたい理由に応じて、以下の対処法を試してみましょう。

どのような人におすすめの対処法なのかも併せてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください！

上司・人事に仕事量や職場環境について相談する

仕事から逃げたいくらい辛いときは、まず上司や人事部へ相談してみるのがおすすめです。

今の状況を伝えて上の立場から適切に対処してもらうことで、仕事を辞めずとも働きやすくなる可能性があります。

「大変そうだけどこなしているので大丈夫だろう」と周囲は思い込んでいることもあるので、まずは自分の現状を相談してみましょう。

上司や人事部への相談は、以下のような理由で仕事から逃げたいと考えている人に効果的です。

「相談して何も変わらなければ辞めたらいい」と考え、思い切って相談してみましょう。

どの内容も基本的には直属の上司へ相談するのがおすすめですが、上司との関係性が悪い場合は人事部にも相談できます。

社内での部署異動を願い出る

仕事から逃げる方法は、転職だけではありません。

社内での部署異動を願い出るのも、環境を変えるきっかけとなるおすすめの対処法です。

同じ会社であっても、部署が違えば雰囲気や仕事内容は大きく異なります。

以下の条件に当てはまる人は、部署異動を願い出ることを検討してみるとよいでしょう。

部署異動で問題が解決すれば、転職活動に時間や労力を使わなくて済みます。

特に自分に合っていそうな部署がある場合は、おすすめです。

勤続期間が短いなどの理由で転職に不安がある人も、積極的に部署異動を考えてみてください。

有給休暇や休職制度を使って心身を療養する

疲労感や慢性的な体調不良があって仕事が辛い場合は、しっかり休みをとることをおすすめします。

有給休暇を取得したり休職制度を利用したりして、とにかく心身を休ませることを優先しましょう。

有給休暇の付与日数は最大でも20日間なので、まとまった期間休んで療養したい場合は休職するのがおすすめです。

休職制度を利用するためには医師の診断書が必要になるので、病院を受診して相談してみるとよいでしょう。

「職場がみんな忙しいのに」など気を使う必要はなく、思い切って休む方が自分を守ることになりますよ。

もし会社が有給を取らせてくれないのであれば「有給が取れない会社はおかしい？転職すべき？」の記事を参考に対処してみてください。

パワハラや労基違反は第三者機関に相談する

社内の体制に明らかな問題がある場合は、第三者機関へ相談するという手段もあります。

以下のような職場環境に当てはまる場合は、然るべき機関への相談を検討してみましょう。

相談先は労働局や労働基準監督署となります。

相談するときは、相談内容を証明できるものを持参するとスムーズに進みやすいでしょう。

第三者機関に相談することで会社が指導を受けて職場環境が改善され、働きやすくなる可能性は十分にあります。

会社の体制自体に問題がある場合は、我慢し続けることなどせず第三者機関を頼ってみてください。

パワハラ上司に仕返しがしたいという人は以下の記事も参考にしてみてください。

仕事から逃げる前にまずは辞めるべきか転職エージェントに相談しよう

仕事から逃げるべきか悩んでいるなら、まずは転職エージェントに相談するのがおすすめです。

転職エージェントではプロから客観的なアドバイスをもらえるので、本当に辞めるべきかを判断できます。また、今後のキャリアを考えるうえでもプラスになるのが強みです。

仕事から逃げたいと悩んでいる方におすすめの転職エージェントを紹介します。

自分の属性に合った転職エージェントを利用しましょう。

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30代以上のキャリアチェンジに強みを持つ『doda』

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対応エリア	全国
オンライン面談	可
得意分野・業界	全業界、全職種
公式HP	https://doda.jp/

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転職活動を始めた後に考えるべきポイント

転職活動を始めた後に考えるべきポイントを紹介します。

次の職場をスムーズに決めるために、ポイントを押さえておきましょう。

新しい職場に対して妥協できない点を決めておく

転職活動を始めたら、新しい職場に対して妥協できない点を決めることが大切です。そのために、まずは仕事から逃げたいと思った理由を明確にしましょう。

このように妥協できない点を決めたら、キャリアアドバイザーにも伝えてください。具体的な希望を伝えることで、自分に合った職場を紹介してもらいやすくなります。

無理のないペースで転職活動を進める

転職活動を始めたら、無理のないペースで進めていきましょう。

転職にかかる期間は平均3ヶ月～半年が目安です。転職を急ぐあまりスケジュールを詰め込むと、日程調整が難しくなります。

特に仕事をしながらの転職活動では、思うように進まないこともあるでしょう。無理のないペースで進めるためにも、転職エージェントでサポートしてもらうのがおすすめです。

できるだけ早く転職を成功させたい方は、短期間での成功実績があるエージェントを選んでみてください。

>>おすすめの転職エージェントはこちら

複数の転職サービスを並行して活用する

転職エージェントを利用する際は、複数のサービスを並行して活用するのがおすすめです。

転職エージェントはサービスごとに取り扱う求人が異なります。希望を満たしたうえで悩みを解決できる求人と出会うには、サービスの併用が大切です。

また、複数のサービスを併用していれば、キャリアアドバイザーと相性が合わないと感じてもすぐに利用するエージェントを変えられます。

自分に合った求人と出会う確率を上げるためにも、複数のサービスを並行して利用しましょう。

複数の転職エージェントを利用するメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は「転職エージェントは複数掛け持ちした方がいい？複数の転職エージェントを使うメリット・デメリットを紹介」を参考にしてみてください。

仕事から逃げる場合でもマナーは守るべき！円満退職のコツを解説

仕事から逃げる場合に円満退職するコツを解説します。

マナーを守って、次のキャリアへの準備を進めましょう。

円満退職のコツについて詳しく知りたい方は「円満退職するにはどうすればいい？「おすすめの退職理由」と「伝え方の例」を紹介」を参考にしてください。

退職を言いづらいのであれば「退職代行」を使うのも1つの手

今の職場を辞めたくても自分から言いづらいのであれば、退職代行を使うのがおすすめです。退職代行に相談すれば、会社とのやり取りをすべて任せられます。

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心身が限界で仕事を辞めた後にするべきこと

心身が限界で仕事を辞めた後にするべきことを解説します。

転職活動に取り組むには体力がいるので、まずは自分の健康を最優先にしましょう。

まずは自分の健康状態を今一度チェックする

心身が限界で仕事を辞めた後は、自分の健康状態をチェックしてみてください。

過労が辛くて辞めた方は、ストレスで体調に悪影響が出ている可能性があります。また、ストレスを我慢し続けた結果、うつ病や適応障害になっているかもしれません。

すぐにでも転職活動を始めたいところですが、まずは自分の健康が第一です。健康状態が悪いと、転職活動でパフォーマンスを発揮できません。

万全な状態で次の行動を起こすために、自分の健康状態を今一度チェックしておきましょう。

一旦心身を休めて転職活動を始める準備をする

心身が限界て仕事を辞めた方は、ストレスが溜まって疲れ切っている状態です。次の職場について考えるのも大事ですが、一旦心身を休めましょう。

仕事が忙しくてできなかったことや自分の好きなことに取り組んで、気持ちをリフレッシュさせるのがおすすめです。

また、休息するだけでなく、転職活動に向けた取り組みを始められるとスムーズに進められます。

気持ちをリフレッシュさせて余裕が出てきたら、自己分析や希望のリストアップを始めてみましょう。

ただし、暫く休むことには一定のリスクがあります。詳しくは「仕事辞めてしばらく休むのはアリ？無職期間のリスクを考えよう」を参考にしてください。

まとめ

今回は、「仕事が辛くて逃げたいときにどうしたらいいのか」という内容についてお話ししました。

「仕事から逃げたい」と感じたら、まず自分の心の声にしっかりと耳を傾けることをおすすめします。

無理して働き続けると心身への影響が心配なので、辛くて仕方ない場合は逃げる方法を考えるのがよいでしょう。

仕事を続けるにせよ辞めるにせよ、何よりもまず自分の心身の健康を第一に考えて行動してみてください！